先週はイヤイヤお見合いをし結婚を断られ続ける寅子に胸躍る法曹界への道が見つかりました。
最後の難関だった母にも理解してもらい、翼を手に入れるためにいよいよ明律大学女子部法科へ進みます。
今回は虎に翼第2週の内容をさくっとわかりやすい相関図でネタバレ解説していきます。
簡単に知りたい方のお役にたてたらうれしいです。
虎に翼の基本情報
放送局 | NHK |
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放送時間 | 毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15 |
出演者 | 伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智 |
主題歌 | さよーならまたいつか!/米津玄師 |
あらすじ | 昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。 |
公式HP | https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/ |
虎に翼第2週「女三人寄ればかしましい?」の相関図
寅に翼第2週で関係ある人たちを相関図にしてみました。
虎に翼第2週「女三人寄ればかしましい?」あらすじ
虎に翼第2週「女三人寄ればかしましい?」のあらすじです。
昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)は女子の憧れの的の華族令嬢・涼子(桜井ユキ)、最年長の梅子(平岩紙)、留学生の香淑(ハ・ヨンス)らと出会う。「女性に弁護士資格が認められる法改正はまもなく」という学長の言葉や、穂高(小林薫)との再会もあり、やる気に胸を膨らませる寅子に、山田よね(土居志央梨)は「ヘラヘラしてうっとうしい」と言い放つ。新聞が女子部の存在を面白おかしく取り上げる中、人一倍熱いよねの言動にひかれた寅子は、思わずよねを尾行。初めて本物の裁判を傍聴する。
NHK虎に翼公式HP
虎に翼第2週「女三人寄ればかしましい?」6話~10話までのネタバレ
女が3人集まるとおしゃべりでたいへんやかましいこと。
女が3つあわさってできている「姦」という字は「かしましい」と読みやかましいの意味。
この漢字からきていることわざ。
虎に翼第2週のネタバレです。
虎に翼(6)4月8日(月)放送のネタバレ
昭和7年(1932年)の春、寅子は明律大学女子部へ入学。
優三さんは司法試験に落ちてしまって司法浪人2年目に突入したんだそうです。
明律大学の女子部入学生は全員で60人。
新入生代表の言葉は雑誌でも特集が組まれるほどの有名人、華族のご令嬢・桜川涼子。
流ちょうな英語も交えて年齢も生い立ちも違う私たちですが志は皆同じと挨拶するのだった。
入学式へ帝都新聞の記者が穂高とたまたま居合わせた寅子に話を聞きいてきた。
寅子の扱いにはなんとも粗雑な感じの記者竹中。
翌日、教室までの道がわからず迷子になってしまった寅子は同じく女子部のスーツ姿の山田よねに出会う。
彼女は時間の無駄だから入学式には出ていないというちょっと扱いにくい生徒だった。
女子部の先輩が寅子たち新入生に学校案内をしに来てくれた。
最初は80人いた先輩たち一期生も今では7人になってしまったという。
学校案内を受けている間、男子学生にからかわれたりする寅子たち。
女子部に戻ると泣いてしまう中山先輩。
先日これ以上法律を学び続けるなら別れると言って婚約を解消されたのだった。
その空気を断ち切るため自己紹介をしようという寅子、好きなものは歌劇と歌うことといって歌い始めた。
すると、山田よねがうっとうしい!お前みたいなのがいるから女はいつもなめられると厳しく言い放つ。
そして泣いている中山先輩に向かって、それくらいで泣くなら今からでもやめた方がいいと言い立ち去って行った。
家に帰ってから自分はうっとうしいのか家族に聞きまわっている寅子。
さらに、自分はうっとうしいのか法律とはルールですよねと夜学に行こうとする優三を足止めしてしつこく聞きまくる寅子だった。
虎に翼(7)4月9日(火)放送のネタバレ
法律とは何かについて優三にしつこく聞く寅子。
優三は法律とは自分で見つけるもの、自分なりの解釈を得ていくものと言う。
大学では涼子、梅子、香淑と一緒にいることが多い寅子。
特に話すことはなくお昼を一緒に食べても盛り上がることもない日々。
そして、山田よねは扱いにくい存在として常に1人で誰とも群れない。
明律大学の女子トイレは女子部校舎と図書館にしかなかったためいつも長蛇の列。
寅子が学校から帰ってくると近所の人たちの様子がどうもおかしい。
なぜなら、先日の記者の記事が「女に法律?全国の変わり者乙女たち一同会す」というタイトルで新聞に掲載されていたからだった。
先日のインタビューが違う解釈で掲載され、やはり女に法律は無理なのかと締めくくられていて、寅子は憤慨するのだった。
学校でお昼を食べながらその話をする寅子だったが、みんななぜか女子部に入る時にそういったことは予想していたと平然としていているのだった。
すると鳴き声が聞こえてきた。
また中山先輩。
先ほど法改正が延期になるという先生たちの話を聞いたのだった。
今回の議会で女性の弁護士資格が法律上でもが認められる予定だったが、それが消えてしまったのだ。
そんなことだと思ったという梅子。
そんな女学生たちんにめそめそへらへらうっとうしいと出ていくよね。
そんなよねが心配で後をつける寅子。
行きついた先は生まれて初めての裁判所だった。
勝手がわからない寅子に近づいてきた笹山という男が手続きについていろいろと助けてくれて寅子は裁判を傍聴することに。
虎に翼(8)4月10日(水)放送のネタバレ
傍聴する裁判はある夫婦の民事訴訟だった。
夫による数々の暴力により離婚を申し立てた妻。
離婚裁判は勝訴したものの、嫌がらせのように夫はすぐさま控訴し、まだ正式には離婚にはいたってない夫婦だったが、妻は夫に対して亡き母の形見など嫁入りに持参した品々を返してほしいと別の裁判を起こしていたのだ。
しかし、結婚中は妻の財産を管理するのは民法が定めた通りだから、まだ離婚が成立していない夫が返す義理はないということでひとまず閉廷。
裁判を傍聴していたよねを追いかけ、気を落としてないか心配していたという寅子に対して、よねは女は常にしいたげらればかにされている、その怒りを忘れないためにもここにきていると言うのだった。
家に帰った寅子は優三からも今回の裁判では着物を取り返せないと言われ憤慨する。
寅子は晩酌をしている父直言、母はる、兄直道、兄嫁花江のところに行き、「結婚って罠だよ、罠。結婚すると女は全部男に権利を奪われて、離婚も自由にできないって誰かに教えてもらった?教えてもらってないよね?」と言い放って出ていき、寝室で枕を床にたたきつけるのだった。
翌日、穂高が女性の弁護士資格が延期になったことで、女子部の新入生たちをなだめに来た。
よねが女性の弁護士資格が認められるのが20年後30年後では話にならないと言う。
それを聞いた穂高は自分もその協議に参加しているからどうか信じてくれと。
他に何か質問はないかと言う穂高に、寅子は昨日傍聴した裁判の事を話しだし、どうしても納得できないと言う。
すると穂高は法廷に正解というものはない、自分達ならどう弁護するか・どういう判決がでると思うか考えてみてはどうだろうと提案する。
虎に翼(9)4月11日(木)放送のネタバレ
判例集を一緒に読んで一緒に考えようということで、甘味処で寅子、涼子、梅子、よね、香淑の個性的メンバーが集まっていた。
男と同じ土壌にすら立っていないと最初からあきらめムードになってしまう寅子たち。
女性の人権について考えれば考えるほど「はて?」としか言いようがない寅子。
これが現実だというよね。
みんなは無力な事を悔しがるかのように無言であんみつをほおばった。
その後もどうやったら着物が取り返せるか話を重ねる寅子たち。
全力でこの裁判にむきあっている寅子だが、いざどう弁護するのかと尋ねられるとなかなか難しくあっという間に期限の1週間がたってしまった。
着物が取り返せないという判断が多いなか、寅子も判断は同じだが、民事訴訟法第185条からあらゆる方面から自由なる心証のもとに裁判官の判断に希望を託すのはどうかと言う。
そして裁判を見に行ってみようと提案した。
穂高は無理強いはしないがせっかくだから時間がある人は見に行ってみようと言うのだった。
女学生がぞろぞろと裁判所に入っていく異様な光景におお!?と声をあげてしまう笹山。
そしてそれを見た桂場も目を丸く見開く。
傍聴席は寅子たち女学生で埋め尽くされる中、裁判が始まった。
原告・被告それぞれの弁護士の最終弁論が終わり、休廷。
いざ判決へ。
虎に翼(10)4月12日(金)放送のネタバレ
裁判長は判決を下す。
「主文、被告は原告に対し、別紙目録記載の物品を引き渡すべし。」
着物は返してもらえることになったのだ。
寅子たちは喜んだ。
穂赤の顔利きで裁判長は特別に判決の趣旨を言ってくれた。
「夫婦生活が破綻している事情において妻が形見の品かつ日常生活に必要な生活の品々の返却などを請求することに対し、夫がそれを拒絶することは法に記述されている権利の乱用と言わねばならず、夫としての管理ばかり主張するのは明らかに妻を苦しめる目的を持ってのことに他ならない。」
穂高は、人間の権利は法で定められているがそれを乱用、悪用することがあってはならない、新しい視点にたった見事な判例だった。こういう小さな積み重ねがゆくゆくは世の中を変えていくのではないかと言うのだった。
しかし、それを聞いたよねは甘すぎる、あの男は彼女への非道な仕打ちの償いをすることもなく反省もしない。また他の人に繰り返す。本来法律は力を持たない私達がああいうクズをぶん殴る唯一の武器、そうであるはずと言うのだった。
こんな空気の中、穂高は知り合いとの待ち合わせがあるといってひょうひょうと帰ってしまった。
寅子たちも帰ろうとするが、おい!という大きな声が聞こえる。
裁判に負けたあの夫だった。
一生離さないからな、お前だけ幸せになるなんて絶対許さないと妻に暴力をふるおうとしていたのだ。
寅子がちょっとまったぁ~!ととっさに飛び込み夫と妻の間に入り妻を守る。
警備員がかけつけ夫は逃げていった。
妻は寅子に法廷にいてくれてありがとう、心強かった、最後まで戦いますと力強く言うのだった。
それを見ていたよねは殴らせれば暴行罪で逮捕できたのにと残念がる。
寅子はよねに言う、法は悪い人を殴る武器ではなく、法は弱い人を守るもの・縦とか傘とか暖かい毛布そういうものだと私は思うと。
そんな寅子によねは分かり合えないなお前とはと静かに言った。
しかし、寅子はみんな明律大学の学生、地獄の道を行く同士、考えが違っても共に学び共に戦う、だから私はもっとよねさんを知りたい、よねさんのことわりと好きよと言う。
そう言われたよねはあほか!と照れくさそうに去っていくのだった。
その様子を陰から見ていた桂場のもとに穂高がおまたせおまたせ~♪とやってきた。
穂高の待ち合わせの相手は桂場だったのだ。
桂場はどこまでが先生の思惑だったんですかと穂高に聞く。
穂高はあの光景がすばらしかったと思わないか、あれが当たり前にならなくちゃならんと言うのだった。
寅子たちが家に帰るころ、よねはカフェ燈台でアルバイトをしていた。
虎に翼第2週「女三人寄ればかしましい?」の感想
明律大学で寅子と関わる人たちはどの人も個性的ですね。
でも、皆弁護士を目指すという目的はみな一緒。
よい刺激を与えあえる仲間になっていくのではないでしょうか。
そして、ある夫婦の裁判では、明律大学女子部が裁判を傍聴しに行ったことが判決に影響したのかと思うと胸が震えました。
今は性別関係なく言いたいことが言えてつきたい仕事につける。
給与だって女性でもバリバリ仕事してたくさん稼いでいる人がいる。
こういう世の中って当り前じゃなかったんですよね。
今回の裁判での出来事のように小さな行いが積み重なって女性の権利が認められていったのかなと思うと、時代を切り開いてくれた女性たちに感謝です。
今回は寅子と優三のテンポの良いやりとりがとてもおもしろくてほほえましかったな~。
優三さん、優しくてあたたかい人ですよね。司法試験受かってくれ~(笑)