2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。
第6週では弁護士を目指す女子部の仲間からやむを得ない事情でどんどん試験を受けられない人がでてきました。
そして、そんな仲間の思いも背負って寅子がついに難関試験に合格し、初の女性弁護士になりましたね。
第7週目は寅子のプライベートに変化がありそうです。
虎に翼の基本情報
虎に翼の基本情報です。
放送局 | NHK |
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放送時間 | 毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15 |
出演者 | 伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智 |
主題歌 | さよーならまたいつか!/米津玄師 |
あらすじ | 昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。 |
公式HP | https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/ |
虎に翼第7週「女の心は猫の目?」の相関図
虎に翼第7週に関係する人たちを相関図にしてみました。
虎に翼第7週「女の心は猫の目?」あらすじ
虎に翼第7週「女の心は猫の目?」のあらすじです。
優三(仲野太賀)は弁護士の道を諦め、直言(岡部たかし)の工場で働くことを決めて猪爪家を出る。一方の寅子(伊藤沙莉)は雲野(塚地武雅)の事務所で弁護士実務を学び始める。寅子の一年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。お祝いのための二人きりの食事の席で、寅子は花岡から故郷に帰ると告げられる。昭和15年、晴れて弁護士になった寅子だったが、女性だということを理由になかなか依頼をしてもらえない。悩んだ寅子は、社会的信用を得るために再びお見合いをしようと決意する。
NHK虎に翼公式HP
虎に翼第7週「女の心は猫の目?」31話~35話までのネタバレ
猫の目は光の当たりあたり方によって変わることから、女性の心は気まぐれで猫の目のように簡単に変わってしまうという例え。
虎に翼第7週のネタバレです。
虎に翼(31)5月13日(月)放送のネタバレ
昭和14年春、優三は直言の工場に住み込みで働くことに。
猪爪家を出る時の挨拶、相変わらず思いが強すぎて頭を机に思い切りぶつけてしまう優三。
直明は本当に行っちゃうんですねと寂しそう。
直言はずっとここに住めばいいっていったんだよと。
はるはいつでもご飯食べにいらっしゃいねと言うのだった。
優三はとらちゃんも今日から修習だもんね、お元気でといい手を差し出す
寅子は優三もとその手を取りぶんぶんと握手をかわした。
近所の人に激をもらい、張り切って家をでる寅子。
寅子はこれから1年6ヶ月、雲野法律事務所で弁護士修習を受けることになった。
事務所に入るなり大きな声で「おはようございます!本日より修習生としてお世話になる猪爪寅子です」と元気よく挨拶。
うん、声が大きくてよろしいという雲野。
岩井も常盤もよろしくお願いしますと快く寅子を向かえてくれる。
そして雲野、男とか女とか関係なく1人の弁護士として鍛えていくから覚悟しておくようにと言い、寅子は元気よくはい!と答えた。
昭和14年7月
公園でランチタイム中にあくびをする寅子と轟。
それをあきれた顔で見る花岡。
寅子はここ三か月判例の写しばかりさせれられていてというと、俺もだ、昨日は事務所に泊まったという轟。
轟が修習を受けているのは共亜事件で若島大臣の弁護を引き受けていた錦田先生の事務所。
久保田も同期としてともに配属された。
中山も横浜の事務所でがんばっている様子。
花岡は修習をのりきったらお祝いしようと言うが、それを言うなら残りの修習と試験が終われば晴れて裁判官なんだから花岡さんが先でしょうという寅子にうんうんとうなずく轟。
花岡はそんな轟にもがんばれよ、早く法廷で会おうと言うのだった。
寅子が事務所に戻ると何やら白熱している様子。
雲野にどうしても弁護をしてほしいという依頼人。
私にはもうあなたしかいないという依頼人にわかりました、やれるだけやってみましょうと承諾する雲野。
依頼人は帝大経済学部教授である落合洋三郎。
彼の著書数冊が出版法第27条、安寧秩序を妨害する疑いがるとして検察から起訴されてしまったのだ。
寅子は該当する本を数冊渡され、内容を深く理解するようにと雲野に言われる。
事務所には東京帝大は落合先生を罷免しようとしています、帝大の菜も地に落ちたと言わざを得ないと助教授の方々が事務所にやってきて熱く語っていた。
寅子たち事務所のメンバーも総動員で弁護の準備をするが、雲野はつぶやく、お国のどこかが因縁をつけてきたということなんでしょうなぁ~と。
このころの日本は中国との戦時下にあり、一件平穏そうな日常に思えるが、お昼などのラジオでは戦争の為金属資源提供が呼びかけられていた。
また、轟もお国のため質素倹約とし日お丸弁当をほおばる。
落合洋三郎教授の公判第一回目、裁判は非公開に切替られた。
傍聴席に香淑の時の特高も座っている。
裁判は言った言わないの水掛け論になってなかなか進まないでいた。
寅子はあらためて教授の著書全てにあらためて目を通すことに。
去っていった仲間たちのために少しでも貢献して力を証明しないとと思う寅子だった。
その日は徹夜をしてしまった寅子は机で眠っていた。
雲野がおはよぉとやってきて寅子がまとめたノートに目を通し、そうか、そういうことか!と何か思い立つ。
雲野は法廷で主張した。
初版は昭和7年から昭和12年、現在流布されている版と一字一句違いありません。出版法第33条では控訴の期限は1年。出版法違反が初版の時点で発生したとするならば既に時効が成立し、罪に問うことができないはずと。
第一審は無罪となった。
家に帰り雲野のすばらしさを熱く語る寅子にはるからは思った反応がかえってこない。
不完全燃焼の寅子は優三がいてくれたらなと優三の部屋の前でたたずむ寅子。
すると電話がなる。
花岡からだった。
修習後2回目の試験に合格し裁判官になったと報告してきた花岡。
寅子に早く伝えたかったと言う。
そしてお祝いをできれば2人でやらないか、それがいいんだと寅子に言う花岡だった。
優三さんも新たなスタートをきったのですね。それにしても、花岡さんはいつも言葉が思わせぶりだと思うのは私だけでしょうか(笑)
虎に翼(32)5月14日(火)放送のネタバレ
猪爪家1階では子供たちが直道らとにぎやかに遊んでいる。
2階の寅子の部屋では花江が寅子から花岡との電話のやりとりを聞いて、きゃっきゃっはしゃいでいるが、しれっとしている寅子にとらちゃんって本当に殿方のことがわかってないわねぇと言う不満げな花江。
そんな2人の会話に襖の外から聞き耳をたてていはる。
寅子ははると花江に教わりながら食事に着ていくためワンピースを手作りするのだった。
花岡との食事当日、出来上がったワンピースを着て事務所に出勤し、雲野や岩井に少しアピールしてみるも2人とも何も気が付かない様子。
常盤は気が付き今日何かあるのと聞いてきた。
寅子は花岡をお祝いする話をしたところ、常盤がはぁだからねぇとにこっとする。
場所は変わってかしこまったレストラン。
先に到着していた花岡はすぐに寅子のワンピースに気がつき、とってもよく似合ってるよとほめてくれた。
寅子はあまりお店を知らなくてと謝るが、自分同様花岡もこのレストランで食事をしてみたかったと知りうれしくなる寅子。
そして、ここでの初めての食事が花岡さんとでとっても嬉しいという満面の笑みで言う。
そんな寅子に花岡は、ずるいよな猪爪はそういうことさらっと言ってのけるからと。
そして続けた。
実は、春から佐賀地裁に赴任することになったと。
寅子は、お父さん様と近くなってよかったというが、なかなか会えなくなるわねと少し寂しそうに言った。
店を出て帰路に着く2人。
昼休みが寂しくなるわという寅子に駅まで送っていこうかと花岡は言うが、ちょっと事務所によってから帰ると寅子はお断りする。
沈黙でたたずむ2人。
ちょっと気まずそうな寅子。
寅子が口を開く。
じゃ、気を付けてね、お互いがんばりましょうねと手を差し出す。
花岡はその手をそっと優しく包み込むように握り、ありがとな、猪爪。と他にも何か伝えたいことがあるような表情で言う。
去っていく花岡の背中にまたね、身体気を付けてねと少し大きな声で言う寅子だった。
昭和15年春
成績優秀な直明は帝大入学を目指し、岡山にある進学校に入り寄宿舎生活をすることになった。
直言と直道はさみしくなるなとめそめそするが、直明は涙することもなく寅子におねえちゃんもがんばってねと言い元気に旅立って行った。
そして事務所に行くとよねがいて、寅子びっくり。
雲野が依頼人に連れて行ってもらった上野のカフェーで出会い、勉強がてら手伝ってもらうことにしたのだった。
いつもの昼休みはよねも加わってにぎやかに。
寅子は花岡が佐賀に行った話をするとそうだったのかと少し寅子のことを気にする様子のよね。
そんなよねの様子を見て轟も何かを察知。
もういい、この話は終わりだと気遣って花岡の話をやめにしようとするよね。
しかし、当の本人寅子ははて?ときょとんとする。
相変わらずラジオ放送では戦争のことが流れていた。
昭和15年10月
残りの修習を終えて晴れて一人前の弁護士になった寅子。
事務所の皆にお祝いされる寅子の様子を扉の外から寂し気に聞いていたよねだった。
猪爪家では寅子が一人前の弁護士になりスクラップブックに「でかした」とうれしそうに書きこむ直言がいた。
しかし、弁護士になったものの、修習の時と状況はあまり変わらず。
雲野弁護士はお金がなくて困っている人の弁護をどんどん受けてしまい、給料が先延ばしになってしまうこともしばしばあった。
寅子は私がしっかりし事件を担当し法廷に立たなくてはと強く思う。
が、寅子が弁護しますと雲野が紹介するも女性ということが理由で依頼は断られた。
竹もとで怒りまくるよねにきっと私が頼りなさそうに見えたんだよという寅子。
その後も依頼人には断られまくり途方に暮れる寅子だった。
寅子の出方次第では花岡との関係も進みそうなだけに、あぁ、もぉっとじれったくなってしまいますが、今の寅子には一人前の弁護士になることが最優先事項なんでしょうね。恋愛が締めるスペースはなさそう。
虎に翼(33)5月15日(水)放送のネタバレ
昭和15年、ラジオからは日独伊の軍事同盟・三国同盟が成立されたと流れる。
町では日本人なら贅沢は出来ない筈だという看板が掲げられ、軍人や子供たちも軍隊行進をしているかのように歩く。
寅子帰宅する。
猪爪家には、花江の実家で長年働いていた女中のいねが田舎の新潟に帰ることになり、挨拶に来ていた。
いねは寅子に言う。
すべては、手に入らないものですよ。今おかかえになっているものが女の幸せより大事なものなのかどうかここいらで一度振り返ってみてはどうでしょうかと。
昭和16年9月、新聞では金属特別回収の記事が掲載されている。
寅子は相変わらず依頼人から断られ続けていた。
その日もまた依頼人が事務所へ来ていたが、男性の方にお願いしたいのですがと言われてしまい岩井が担当となる。
寅子は雲野に私ってそんなに頼りないですかと聞く。
雲野は、まぁ結婚前のご婦人に頼みたいのは弁護よりおしゃくだろうな、そのうち機会がくるさ、君は優秀だしと答えた。
寅子は行き遅れた私には信頼がないと?
誰もそんなことは言ってないだろと雲野。
竹もとに集まる寅子とよねと轟。
案の定よねは怒りまくり、雲野のことをあのおやじ呼ばわりしている。
すると轟がこんな時に言いにくいが久保田先輩が法廷にたつことになったと。
日本で初めて法廷に立つ婦人弁護士。
大きな話題となり多くの記者が久保田の写真を撮っていた。
寅子は良かったという気持ちとうらやましいと言う気持ちがごちゃまぜだった。
久保田が担当した訴訟は代議士ヤスオカカズトヨが妾に産ませた子を実施として戸籍に入れたことに関することだった。
久保田が代議士を呼び捨てにするのがおもしろいのか裁判官たちはいちいち笑ったりにやにやしたりしていた。
笹山もなんだか面白味のないさいばんだったのぉといって去っていった。
記者の竹中も来ていた。
そしてあんたらもさすがに感じてんだろ、世の中の流れに自分が血が利用されているって、男どもは徴兵されてどんどん戦争に行く、社会機能を維持していくにはこれから女性がさまざまな役割を担わなくてはならなくなる、挙国一致の総動員体制、お国のために輝かしく法廷デビューしたご婦人弁護士様、あははと失笑し立ち去る。
そして寅子は記者たちのやりとりで、なんと久保田は結婚し妊娠していたことを知った。
錦田は事務所一丸となり今後も弁護士としても、そしてよき妻であり母としての久保田くんを支えていく所存でありますと記者に答えていた。
寅子たち3人はどっと疲れた様子で裁判所の階段を下りる。
するとよねが団子でも食って帰るかと言い、寅子はそうねと答えた。
すると後ろから女性を気遣う声が聞こえた。
振り返るとそこには花岡と見知らぬ女性。
三人とも意表を突かれびっくりした様子。
花岡もまたびっくりした表情。
花岡は久しぶり、どうしたんだい3人そろってと寅子たちに声をかけた。
寅子は久保田が初めて法廷にたったから見に来ていたことを説明。
すると花岡は隣にいる女性のことをおだかなつこさん、僕の婚約者だと皆に紹介する。
寅子たちに初めましてと会釈をしながら挨拶するその女性はしとやかでとても礼儀正しい素敵な人。
花岡はその女性とは父の知り合いの紹介で出会い生まれたところも近くすぐに意気投合したと話す。
今日は仕事で東京に来ることがあったから先輩たちに彼女を紹介に来たところだったと。
轟の花岡を見る目つきはどこか厳しく、よねは寅子を心配そうに見ていた。
寅子は花岡さんご婚約おめでとうございますと祝福の言葉をかけた。
花岡は、ちらっと寅子を見るがすぐに目をそらしありがとうと答えた。
竹もとでおしるこを食べる寅子たち3人。
よねは、だから佐賀についていけばよかったのにとぼそっという。
寅子は私は別に、私には私のやりたいことがあると言う。
そんな寅子にじゃぁそんな顔しないで食えと言うよねだった。
会計時。
竹もとは戦時下の影響でメニューを減らさなくてはならないと店主夫妻は言い、品書きが減ったことを謝りながらも、この店は私たちの生きがい、できるだけ続けられるようできることはなんでもやるつもりだからまた来てねという。
もちろんまた来ますという寅子たちだった。
家では久保田さんに先を越されてきっとしょげてるだろうなと心配する直言。
はるもどうでしょう、順位を競うものでもないでしょうと言いながらも寅子の好物ばかりを作っている。
そのことを直言に指摘されるが、たまたたですよたまたまと言うのだった。
その様子を後ろで聞いている寅子。
それに気が付く2人。
帰ってきたら挨拶くらいしなさいとはるは言うがだまったままの寅子は突然土下座をする。
そしてお願いします!私にお見合い相手を探していただけないでしょうかと懇願する。
直言とはる、2人同時にはぁ!?
はるはあなた今なんて?と聞き返す。
寅子、ですから私にお見合い相手を探してきていただけないでしょうかと再度お願いする。
直言、ずっとつらかったんだなと。
寅子、まぁ今日がいろいろととどめの一撃ではありました。
直言、うん、わかった!とぉさんが見合い相手を探してくる、だから明日にでも事務所に辞表をだして。
寅子、はて?辞表?
直言、だからやめるんだろう、弁護士、だから見合い相手を探してほしいって
寅子、私弁護士をやめる気なんてありませんよ
はる、でもあなたお見合いするって
寅子、わかったんです、ほんとに心底くだらないとは思いますが、結婚しているかしていないかということを人間の信頼度をはかる物差しとしてお使いになる方々がひじょぉぉに多いということを、だから、立派な弁護士になるために社会的信頼度、地位をあげる手段として私は結婚がしたいんです、お願いします。
それを聞いたはるはあきれ顔。
直言は、はるさん、どうかとらを怒らないでくれ、こんなに思いつめていたんだよ、かわいそうにぃと相変わらず寅子溺愛。
はるは寅子にあなた花岡さんはどうなったのと。
寅子は花岡さんはとってもおきれいな方とご婚約されましたと答える。
直言とはる、同時によろけて壁に手をついてしまう。
そ、そうとはるはふりしぼるように言った。
寅子はどなたでもかまいませんのでと頭を下げる。
するとはるは、どなたでもいいわけがありますか!、親として寅子にとって最大限の良い方を探します、理由はともかくあなたが結婚を決意してくれたことは親として非常にうれしい、私達だっていつまでも生きていられるわけじゃない、生涯を支えあう相手があなたにだって必要ですと言う。
寅子は少し目をうるませながらはいと答えるのだった。
久保田先輩は弁護士の仕事プラス結婚も赤ちゃんもで今でいえば勝ち組女性な感じ。そしてショックすぎる花岡の婚約。とらちゃんがかわいそすぎてなんかもう見てられなかったけど気持ちを切り替えてすぐお見合いと考えるところがさすがです。
虎に翼(34)5月16日(木)放送のネタバレ
よねと轟は花岡を呼び出していた。
なんだよ話って花岡がやってきた。
轟は座れ、いいから座れと花岡に言う。
そして、轟はあんな仕打ちがあるかと言った。
すると花岡は猪爪とは別に将来の約束をしていたわけじゃないと言う。
それを聞いたよねはおい!と怒り任せにつっかかりそうになるが轟がそれを制した。
そして轟は続ける。
だが、もっと誠意がある伝え方があっただろう、俺の知るお前はもっと優しい男のはずだと。
花岡は、なつこさんは女学校を卒業次第家庭に入ってくれるそうだ、俺の赴任先にはどこにも来てくれるそうだし、いずれは父の面倒を見るとも言ってくれている。
轟は嘘だろと言う表情で言葉もでない様子。
よねは、だから?あいつを捨てたか?と怒る感情を殺しながら花岡に言った。
花岡にも思うことがあるようで、2人に自分の思いを打ち明ける。
猪爪にやっとつかんだ弁護士の道をあきらめて嫁にきてほしいと言えと!と。
するとはなおかぁ~!と轟が花岡の胸ぐらをつかみそれで猪爪に言わず婚約を!?きちんと話もせずにかぁと怒鳴る。
花岡は、もしついてくると言われたら大勢の人の思いを背負った彼女の夢を奪うなんて俺にはできないといい、轟の手をはらいのける。
それを聞いていたよねは、責任を追う勇気がないだけだろと言い、立ち上がる。
そして、一発なぐってやろおかと思って待っていたが、やめた、どうせお前などあいつとは到底つりあわないと言い、花岡を睨み出ていった。
ふぅっと息を吐きながら椅子に腰掛ける花岡。
轟はしゃがみこみ花岡を下から見上げるようにし、本当にそれでいいのか、それで本当に幸せになれるのか、お前のやっていることは猪爪もなつこさんも侮辱する行為なんじゃないのかと心配そうに語りかける。
花岡は、ありがとな轟、でももう決めたんだ、こんな俺が言っても何も信じてもらえないかもしれないが、ここからはなつこを誠心誠意愛して何も間違わず正しい道を歩むと誓うよ、ごめんなと言った。
轟は納得できないけど仕方ないのかと少しすらそうな表情でなんだよそれと言うのだった。
花岡はそんな轟の肩に何も言わずに手を乗せた。
ごちそうさまでしたと自分が食べたお皿を台所に下げる寅子。
寅子が席をたつと、直言とはるはこそこそ話。
直言、しかしどういうことだい花岡くんが婚約とは、とらにほのじだったんじゃないのか?
はる、苦々しい顔で、もぉ全く男ってやつはどいつもこいつもと言う。
直言、そこは男でひとくくりにしないでおくれよちょっと不満げ。
そんな直言にはかまわずはるはあのきざったらしいいけ好かない若者なんかよりももっともっといいお相手を見つけて見せますからと悔しそうに言のだった。
ほぼ10年ぶりとなる寅子の見合い相手探しが始まる。
手始めに写真撮影。
振袖の素敵なお着物に髪には大きな花飾りですまし顔の寅子だった。
しかしお見合い相手探しは苦戦。
花江も25過ぎてお相手探しは難しいと、と苦言を呈す。
直言は職場でも聞いて回るがなかなかうまくいかない。
そんな様子を優三が聞いていた。
寅子は雲野にも聞いてみるが岩井が同期に聞いてみるのがいいんじゃないのかと言うも、寅子はよねさんには言えません、どんな罵詈雑言がくるか、どうか内密にお願いしますと言うのだった。
帰宅する寅子にはるたちが意気揚々と出迎え見合い相手が見つかりましたよと。
相手は直言の取引先の知り合い。
妻に先立たれ後添えを探しているとのこと。
医者をやっている優しい人で洋菓子が好きらしい。
写真を見る寅子、少し複雑そうな表情、でも医者なら自分の仕事に理解があるかもと受けることにする。
早速はるにクッキーの焼き方を教わる寅子。
直言が帰ってきて言いにくそうに実は先方に断られたと言う。
弁護士をする女性はなんだか怖そうということが理由だった。
はるはこれがおかあさんが言っていた地獄かと感じていた。
その後も相変わらず依頼人には断られじわじわどんどん自尊心が傷ついていく寅子。
とぼとぼと肩をおろして家に向かって歩く寅子にご近所のおばさんも声をかけてきた。
ごめんなさいね、おかあさんからお願いされてた親戚の子なんだけど相手が決まったんだってと。
大ダメージの寅子。
通りでは金属類出納簿を持った軍人さんが金属類を家庭から集めていた。
やっとの思いで家に入り玄関にため息をつきながら座り込みしょげまくっている寅子。
すると背中越しにおかえりなさいと声がする。
はて?の寅子。
階段横の部屋が開くと星座をした優三がいた。
ぱっと笑顔になり元気な声で優三さん!と言う寅子。
今日はどうしたの?お父さんのおつかい?もしかしたら夕飯一緒に食べられるとはしゃぐ寅子。
優三はまじめな顔で、とらちゃんお見合い相手を探してるんだってと。
寅子、お父さんから聞いた?
優三、うん、お見合いしたい理由も含めてね。
寅子、今になって痛感してるところ、お父さんとお母さんが早くお見合いしろ早く結婚しろって言っていた意味が、でもおかしいと思わない、男性は身の回りのお世話をしてもらいたくて結婚するのが許されるのに社会的地位がほしいっていう私の理由が許されないなんて。
優三、とらちゃん
寅子、花江みたいにお互い好きあってというのはさておき、お見合いだって多かれ少なかれお互いの利害が一致して契約をしあうわけで
優三、話しまくる寅子に再度とらちゃん、と一呼吸つかせようとする。
しかし寅子は話し続ける。
もしかして優三さんも結婚するなら本当に愛する相手となんて説教する気ですか?
優三、そおじゃなくて、お腹がぎゅぅとなる。
優三はがんばって言う。
それ僕じゃダメかな
寅子、はて?
優三、だから見合いっていうか社会的地位を得るための結婚相手、僕じゃだめでしょうか?
眉間にしわをよせて怪訝そうな寅子は、つまりそれは優三さんも社会的地位がほしい?と聞く。
そして優三、はい。です。はい、そうです。独り身への風当たりの強さは男女ともに同じですから。
それを聞いた寅子はうなずきながらなるほど。
優三、つまり、あの、それは?
寅子、はい!
優三、へ?
笑顔で優三の前にするするぅっと正座し、はい!といって手を差し出す寅子。
優三は驚くがすぐによかったぁ~よかったぁ~と大喜びして一目さんにおトイレへ駆け込む。
寅子はうなずきながらこの手があったか、ふんっと鼻から息をはき満面の笑みを浮かべた。
よねも轟も花岡もみんながとらちゃんのことを思っていての行動。今日の放送は最初から目が充血モードのおばちゃんでした。年とると涙もろくなっていけない。そして優三と結婚することになるなんて、優三ファンとしては喜ばしすぎる(笑)
虎に翼(35)5月17日(金)放送のネタバレ
目をまんまるく見開いているはる。
結婚!?とわけがわからない直言。
寅子と優三が直言とはるに結婚することを告げている。
直言はつまり2人は前から互いを想いあってぇ~と言うが、即座に寅子は違いますと答える。
直言は頭が追いつかないと額に両手をあて、急に優三くんがうちに来たいといいだして、とらが帰ってきたら突然結婚するって?と混乱している様子。
寅子は社会的地位を得るための結婚ということを説明するがなかなか理解してもらえない。
そしてさらに寅子は優三さん以上のお相手がいますか?優しいし私の事も家族のことも良く知っていると力説。
優三も話す。
お父さんのご不安はごもっともです。寅子さんが求めるお相手の水準に自分が達していないこと、頼りないと思われることも重々理解しておりますと。
それを聞いた直言は、いや、優三君はとても素敵な青年だと思ってるよ、でも、なぁ、とはるの方を向く。
はるは目をつぶりながらしみじみとその手があったかと言った。
そして言う。
優三さん、寅子の求める結婚がいわゆる普通のものとは違っていることは理解されていますか?と聞く。
優三ははいと答える。
そしてはる、そのうえで寅子を嫁にもらうことの優三さんにとっての旨味って何なのかしら?とさらにはるは聞く。
旨味ってと寅子口をはさむ。
はるは私は優三さんと話しているのと寅子に言う。
優三答える。
僕の両親は既に他界しています。僕に家族はおりません、とらちゃんと猪爪家の皆さんと家族になれることはこれ以上にない旨味ですと。
はるはうんうんとうなずきながら真剣な表情で聞いている。
ですって、優三さんはずっと前から家族みたいなもんだし、家族になるのも簡単なんじゃないかしらと寅子は言う。
それを聞いたはるは、寅子、あなたは少し黙ってなさいとぴしゃり。
はるは、ご存じのようにうちの娘はこんな感じです。とんでもない理由で結婚しようとしていることもわかってます、でも私達2人にとってはかわいい娘です。
直言も背筋を伸ばしはると目くばせをする。
そしてはるは続ける。
いい年をして子離れ親離れできていない私達ですが家族ともどもよろしくお願いしますと、はると直言は優三にそろって頭を下げた。
優三は大きな声でありがとうございますと頭を下げようとするところ、さすがの寅子、ナイスタイミングでさっとちゃぶ台の湯呑を取り上げる。
優三、案の定ちゃぶ台に頭を思い切りぶつけた。
こうして寅子と優三の婚約が成立。
寅子は事務所にも報告。
南雲弁護士も喜ぶ。
そこへ10時から予約していた依頼人がやってくる。
南雲が月末には結婚して佐田になる猪爪寅子が弁護を担当すると紹介した。
最初依頼人は少し不安そうだったが事務所の皆の圧もあってか、観念しよろしくお願いしますと返してくれた。
寅子は初めて依頼を引き受けることができたのだった。
寅子は法服を着て、弁護士として裁判所の階段を登りながら女子部の仲間を思い出していた。
傍聴席にはよねと笹山。
笹山は涙をぬぐいながら傍聴している。
裁判終了後、笹山は涙を拭きながら寅子のどうどうとした姿や結婚した話を聞けてもう思う残すことはないと言う。
ご時世がら米もネタも入って来なくて商売やっていけず、笹寿司をたたんで田舎に帰ろうと思っている、ごめんねおいしいお寿司届けたかったんだけど、と嗚咽する笹山。
寅子はそのお気持ちだけで充分ですと感謝した。
とらちゃん、幸せになるんだよと笹山は去っていった。
寅子は笹山に向かって深々頭を下げた。
そして言う、紙切れ一枚でこれだけ立場が良くなるなら結婚も悪いものじゃないわねと言う。
よねの方を振り向き、もしかしてよねさんは結婚にはやっぱり愛が必要だと思うと聞く。
よねは答える。
いや、結婚自体がくだらないと思う、だが、社会的地位のためだけで婚姻関係が続けられるか疑問だな。
寅子、私と優三さんなら問題ないわ、優三さんはとっても優しい人だし。
よね、逃げ道を見つけると人間弱くなるものだぞ。
寅子、逃げ道じゃないんだって、この結婚はと説明するが、よねは何も言わず歩き出した。
結婚の記念撮影の日、猪爪家には皆が集まっていた。
直道はだからいったろぉ~俺にはわ・か・あ・って・い・た、いずれ2人は結ばれるようになるってとニコニコ顔で優三に言う。
優三もニコニコしながらありがとうございます!と答える。
そこへ着物姿にベールをつけた寅子がやってきて、おにいちゃんいい加減なこと言わないでと。
花江がとってもきれいでしょぉと言うと寅子を見た優三は目を見開き、そのあとうなずきながら満面の笑み。
直言はやっぱりお式あげた方がよかったんじゃないとさらっと言うが、はるが、本人たちがやらないって言ってるんだからほっときましょと返す。
直明がただいまかえりましたと帰ってきた。
なおととなおはるがうれしそうに出迎える。
皆で記念撮影。
猪爪寅子は佐田寅子になったのだった。
家族皆からおめでとうおめでとうと言われ家族で祝賀会が行われた。
そして夫婦になってから初めての夜。
お互い布団の上でぎこちない2人。
優三はお父さんもお母さんもうれしそうでしたねと言う。
寅子はそう?全く泣けないとかぼやいてたけどと。
少しの間沈黙。
じゃぁ寝ましょうかと優三。
はい、という寅子。
電気を消すタイミングがあってしまいぐっと近づく2人。
優三はそんな緊張しなくてもとらちゃんには指一本ふれたりしないからと。
寅子はそ、そうよねと少しばつがわるそうに笑って布団に入る。
そんな寅子に優三は寝入りばな、まぁ、僕はずっと好きだったんだけどね、とらちゃんがとつぶやき、おやすみなさいと。
寅子も目をつぶるが少ししてえ?え?と起き上がり、今私のことが好きだって??と優三に言うが優三、めっちゃ寝つきがよく、すでにいびきをかいている。
寅子は起きてくださいとゆさぶって優三を起こす。
として寅子は私がずっと好きだったっていうのは本当ですかと聞く。
優三は言う。
うん、話すつもりはなかったんだけどつい口からでてしまって。僕はね、自分が高等試験に合格できなかった時点でとらちゃんへの思いを告げることはないだろうと思っていたんだ、でもお父さんから話を聞いて誰でもいいならあたってくだけろって。だからご心配なく、とらちゃんに見返りを求めたりしないし、今まで通り書生の優三さんとして接してくれてかまわないから、じゃぁ今度こそおやすみなさいと言って布団に入る。
寅子も布団に入ろうと電気消しますねと声をかけるが優三もう寝てる。
寝つきの速さに信じられないと言う顔の寅子だった。
寅子が結婚した昭和16年11月その翌年に日本は真珠湾を攻撃しアメリカやイギリスと戦争を始めることになる。
布団に入ってからもはて?と目を見開き眠れない寅子だった。
直言パパの混乱ぶりがなんとも可愛く、そしてはるのどうどうたる優三への質問が立派で二人のギャップがとてもよかった(笑)なんか幸せそうなほのぼのした猪爪家の今回、じんわり心があたたかくなりました。
虎に翼第7週「女の心は猫の目?」の感想
🐯 #トラつばオフショット 🪽
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) May 16, 2024
「良い年をして子離れ親離れできていない私たちですが、家族ともどもよろしくお願いいたします」
無事にニ人は婚約しました🥰
そんなシーンでオフショットを一枚📷✨#虎に翼#伊藤沙莉 #石田ゆり子 #岡部たかし #仲野太賀 pic.twitter.com/GOQkw4Yfdy
合間合間で戦争がじわじわととらちゃん達にも忍び寄ってきていることがわかる演出もあって、ちょっと胸騒ぎがし、花岡さんの婚約騒動ではどうしようかと思いましたが、最後はとらちゃんと優三の結婚というホットな話題で締めくくられていて幸せそうな猪爪家に癒された第7週でした。