全領域異常解決室9話ネタバレと考察と感想:ヒルコの正体は二宮なのか!?小夢も乗っ取られる！

2024年10月スタートのドラマ「全領域異常解決室」。

藤原竜也さんが主演をつとめる完全オリジナルストーリーになっています。

最先端科学でも解決できなオカルト色が強い不可解な異常事件を解決していく本格ミステリードラマ。

ミステリーとオカルトがおりなす世界、興味がありすぎる～♪

今回は第9話の詳しいネタバレをご紹介します。

わかりやすく相関図でもまとめているので気になる方は見てみてくださいね。

全領域異常解決室基本情報

全領域異常解決室の基本情報です。

全領域異常解決室9話の相関図

全領域異常解決室9話をわかりやすく相関図にしました。

全領域異常解決室9話のあらすじ

全領域異常解決室9話のあらすじです。

荒波健吾（ユースケ・サンタマリア）は、直毘吉道（柿澤勇人）からの情報により興玉雅（藤原竜也）とヒルコの関係に不信感を抱き、興玉に事情を聴く。そんな中、興玉は警察の資料から月読命・佃未世（石田ひかり）が何者かに「天石戸別神は興玉雅」とメッセージを送っていたことを知る。

その後、全決に戻った興玉だったが、突然の襲撃に遭い、ペンで刺される。それは、神器・天之加久矢の矢尻で雨野小夢（広瀬アリス）が仕留められた時にも使われた特別なものだった。傷口からの出血が止まらず、徐々に弱っていく興玉。その時、豊玉妃花（福本莉子）、芹田正彦（迫田孝也）、村主虎飛矢（名村辰）がやって来て…。

出血が止まらない興玉は、全決メンバーに自らが≪天石戸別神≫であることを打ち明ける。驚く一同。天石戸別神が生き残るためには一度、興玉としての人生を終わらせ、再度神の魂が生まれ変わるのが最善の策だが、興玉が死ねばヒルコは「小夢を殺す」という。興玉を助けるため、小夢は芹田とともにある場所へと向かう。

引用:全領域異常解決室HP

全領域異常解決室9話ネタバレ

全領域異常解決室9話の詳しいネタバレになります。

ヒルコに操られた宇喜之

警視庁取調室で机の上に佃が消えた写真を置き、荒波が興玉にあんたがやったのかと聞いている。

すると小夢が入ってきて佃さんを殺したのは高橋恒来ですと話す。

そこへのの子が高橋恒来が弁護士を伴って出頭してきましたと入ってくる。

小夢は廊下に飛び出し高橋の胸ぐらをつかみ佃さんの娘に謝れ！と叫びのの子が止めに入った。

北野が佃未世の通信履歴を持ってやってくる。

そこには天石戸別神（アメノイワトノワケノカミ）は興玉雅と記載されていた。

メッセージの送り先は海外のサーバーを経由していたため特定できず。

メッセージを見た荒波がこれはどういう意味だと興玉に聞くが、興玉はそれに対しては何も答えずに勾留するなら令状をと言い去っていった。

興玉が全決に戻ると宇喜之がコーヒーを入れて待っていた。

宇喜之の首元にはスカーフ。

興玉はボードに貼ってあるツキヨミノミコトの前に立つと、宇喜之はツキヨミノミコトは残念だったと言い興玉の背後に立ちひそかに呪符を取り出している。

その呪符を興玉に貼ろうとするも興玉はそれに気が付きすぐに宇喜之を蹴り倒す。

興玉は呪符を拾いながら話す。

呪符を使った遠隔操作能力。

むしろ乗っ取っていると言った方が正しいようですね。

僕のコーヒーの好みを知っていると言うことは、乗っ取った相手の記憶まで読み取れる。

宇喜之が起き上がるとスカーフが落ち呪符があらわになる。

宇喜之は呪符で操られていたのだ。

ヒルコの狙い

宇喜之は興玉に向けて銃を構える。

一瞬のスキをついて宇喜之を制圧する興玉だったが、小夢を仕留めたものと同じ神器・天之加久矢の矢尻で刺されてしまい出血が止まらなくなる。

神器・天之加久矢の矢尻とはアメワカヒコを殺すために使われた矢で少しの傷でも出血が止まらなくなるもの。

興玉はお前がヒルコかと聞くとええと操られている宇喜之が答える。

そして小夢を仕留めたときの話をする。

彼女は全決の室長として立派にあらがいました。

最後に呼び出しの鈴を使おうとしたのはあなたに助けを求めたのかもしれませんね。

興玉の脳裏には神としての記憶を失う前の小夢との出来事が浮かぶ。

思いっきり矢を宇喜之めがけて降り降ろすが、肉体への攻撃は無意味だとわかりすんでで止めた。

宇喜之は冷静を保ち私の能力を探るとはさすがですと言いながら興玉を押しのけて立ち上がる。

興玉はヒルコの能力を分析する。

呪符は頭部に近い肌にはらないと効果は発揮しない。

僕に貼ろうとしたということは2人同時に乗っ取ることも可能。

この状態で事戸渡しをしないのは、乗っ取った体では事戸渡しができない。

乗っ取られた宇喜之は言う。

弱ったところで呪符を貼り連れていきます。

僕を消せば神であるあなたも消えると興玉が言うと、もとより覚悟はできていますと答えるヒルコに乗っ取られた宇喜之。

ヒルコは人間に絶望したのだと話す。

興玉が修理固成で世界を作り直すのではなかったのですかと聞くとそれは選ばれし人間たちに任せますと言う乗っ取られた宇喜之。

興玉の正体を知る全決メンバー

そこへ芹田と豊玉とコビーが入ってきてただならぬ様子にどうしたんです？と聞く。

興玉はヒルコですと言うと皆宇喜之さんが？とびっくりし豊玉はすぐさま宇喜之に向かって手をかざす。

すると興玉は乗っ取られているだけだから傷つけないでと止めた。

乗っ取られた宇喜之。

出直します。

わざと死んでいったん逃げようなんて思わないでください。

その時は雨野さんを殺します。

そういって宇喜之は自分でくびの後ろの呪符を外す。

すると意識を失ったように首がガクッと落ち呪符は灰のように消えてしまった。

我に帰る宇喜之は戸惑いながら興玉君･･･？と声をかけ皆が興玉のもとに駆け寄る。

興玉は力を振り絞って話す。

ヒルコの最終目的がわかりました。

僕を消し、神々全てを黄泉送りすることです。

僕はアメノイワトノワケノカミです。

皆驚き過ぎて声も出せずにいる。

宇喜之は全局長に緊急連絡しますと立ちあがるが、興玉がそれを止める。

このまま僕を死なせるべきという判断が下ります。

今回の人生を終わらせ新たな赤子に魂を移すことがヒルコからあなたを守る最善の策ですと宇喜之が言うも、今死ぬわけにはいきませんと興玉も必死。

ヒルコは僕がこのまま死ねば雨野さんを殺すと言っていました。

絶対に室長を守ると約束したんです。

どうか助けて。

そういって興玉は気を失った。

ヒルコ専従班ではのの子と小夢。

のの子が小夢にコーヒーを出しながらずいぶんあらぶってるな、MECで旗降ってただけなのにと話すと、小夢がMECなめないでくださいと反論。

他の警察官と同じように皆懸命にやってるんですと強く言う。

するとのの子はそういう方がいいよと言う。

こびへつらってすみませんすみませんっていってる奴が本当に嫌なんだ。

だから今のお前の方がいい。

それでいつもなんか私に怒ってたんですか？と小夢。

のの子が答える。

お前に怒ってたわけじゃない。

ただ毎日毎日嫌な事件がおきていくら逮捕しても終わりがない。

どうしようもできない自分にイラついてるだけだよ。

それを聞いた小夢はわかる気がしますと同調。

のの子は佃が最後におくったメッセージだと言って、アメノイワトノワケノカミは興玉雅というメッセージを小夢に見せてどういう意味かわかるかと聞く。

すると小夢は突然駆け出して行くのだった。

建速須佐之男命（タケハヤスサノオノミコト）

外に出てすぐに興玉が狙われるかもしれないと小夢が全決へ連絡する。

宇喜之から自分の責任でヒルコからの襲撃を受けましたと聞かされ興玉が無事なのか聞く小夢。

事戸は渡されていないが傷をおい出血をとめなければいけないと話す宇喜之。

ツキヨミノミコトも医療班の神々もいないのではという小夢に一柱いると言う宇喜之。

そこへ芹田がコビーの園芸車にのってやってきて2人でスサノオのところへ向かった。

小夢に芹田がスサノオについて説明する。

須佐之男（スサノオ）とは建速須佐之男命（タケハヤスサノオノミコト）といい高天原から追放された荒ぶる神。

出雲でヤマタノオロチを退治したことで有名で、そのスサノオにも病気平癒の能力があるから彼なら治せるはずです。

スサノオの家はゴミが散乱している。

布団の上でぐだっとした格好でスマホでゲームをやっている男。

男の名は佐野アキオ。

失敗するとくそっ！と声を荒げ酒を飲もうとするが入っていない。

そして怯える自分の息子の速雄に酒が亡くなったから取って来いと命令。

玄関に向かおうとする息子を掴んで投げたたおして言う。

ちゃんとやれよ。

また捕まって呼び出しとか食らったらぶっ殺すかんな。

速雄はふるえながらうなずき家を出た。

アパートから出てきた速雄に建速須佐之男命（タケハヤスサノオノミコト）ですね？と小夢が声をかける。

速雄は無視をして行こうとするが小夢はその腕をつかみ待ってくださいと止める。

誰？と言う速雄に小夢は全決室長の雨野小夢ですと自己紹介をした。

速雄はびっくりした顔で人間だよね？と聞く。

小夢が呼び出しの鈴を見せながら、でも私が室長なんですと言い、あなたの病気平癒の能力で治してほしい人がいますとお願いする。

速雄は酒持っていかないと殴られるから無理だよと話す。

速雄の頬や首元・手にはたくさんの傷がある。

それを見て小夢は涙を浮かべ人間のせいでごめんなさいと謝る。

そして言う。

でもあなたにしか救えないんです。

どうかお願いします。

私の大事な人を助けてください。

小夢は速雄の手を握り必死にお願いする。

そんな様子を遠目から見守っている芹田。

この様子を防犯カメラを通して見ている人物がもう1人。

それは寿正だった。

寿正はスマホに自分の声を録音する。

皆さま選別の準備に入ります。

まもなく無数のしかばねが出ることでしょう。

しかし必要な犠牲です。

新たな神々の誕生と正義のために。

録音音声をアップロード。

そしてパソコンの日本地図に目をやり修理固成と言いながら開始ボタンを推す。

街ではヒルコのSNSをチェックしている人々。

するとスマホの画面が乱れ、携帯電話からノイズ音。

しかしその音に人々は気が付いていなかった。

傷が治り出血が止まる興玉

速雄は全決に来ていた。

そして興玉の傷を両手でふさぐように手を当てる。

そして唱える。

八雲立つ出雲八重垣そこなわれしを癒したまえ雲の八重垣･･･

速雄が顔を上げ手を話すと傷口は綺麗にふさがっていた。

コビーが興玉の首に手を当て脈をはかると安定していた。

あとは輸血と薬液で何とかなるとコビーが言うと皆胸をなでおろした。

速雄がもう帰らないとと言うと、小夢が膝をつき私も一緒に行きますと話す。

宇喜之が行ってどうするのですか？と聞くと保護者の方と話しますと答える小夢。

それを聞いた宇喜之。

残念ながら我々神々は互いの日常生活に干渉できません。

でも天罰を下すこともあるんですよね？と小夢。

また宇喜之。

それは人間のためです。

神を助けるわけではありません。

小夢は児童虐待を放っておけというんですか？と憤る。

宇喜之は説明する。

既に彼は子供110番に連絡し交番に逃げ込んだりもしています。

保護施設に預けられたことも何度もある。

でもそのたびに行政の判断で親元に帰されています。

すると芹田。

私たちは親を選べませんから、こういうことはみんな何度も経験してきました。

後は周囲の人間たちに任せるしかないんです。

小夢はうなだれながら本当に愚かですね人間って･･･と言うと興玉が室長らしくないですねと声をかける。

小夢は興玉の側に行きおもわず額をあてるのだった。

そんな2人を宇喜之・豊玉・芹田・コビーは優しく見つめていた。

そして芹田が酒瓶を手に取り速雄に行きましょう！と言い、雨野さんは興玉さんについていてくださいと気遣う。

小夢は速雄に名刺を渡し何か困ったことがあったら連絡してくださいと言い、速雄はうなずくのだった。

全決を信用できなくなった直毘

国家安全担当審議官室に全決メンバーと小夢・興玉・宇喜之・豊玉。

直毘がやってきて今日は大人数ですねと言う。

小夢が立ち上がり直毘の背後に周り首元を確認。

豊玉は直毘に手をかざしている。

小夢は直毘の首元に呪符がないことを確認し、興玉と宇喜之に合図をおくる。

宇喜之は言う。

急にお伺いしてすみません。

今はいろいろと立て込んでおりまして。

続いて興玉。

昨夜ヒルコ専従班の荒波警部が全決に踏み込んできました。

あれは全て重要な情報を知るためのヒルコの計画だったはずです。

その計画のために佃未世さんが全決にいることを伝え警察を動かした人物がいます。

その人間が恐らくヒルコです。

心当たりありませんか？

直毘は目をそらして考え込む。

興玉は直毘から何かを感じ取り本当は情報提供者を知っていると言うが直毘は顔色ひとつかえずに興玉を見る。

すると宇喜之。

国家の存亡に関わる重大な危機が迫っています。

情報提供者を教えてください。

直毘はお答えできませんと答える。

もはや我々を全く信用していないのですねと宇喜之。

興玉は立ち上がり直毘に近づきながら話す。

何かを吹き込まれているようですが、われわれを孤立させようというヒルコの意図が隠されていると考えられます。

情報提供者にはくれぐれもお気を付けください。

そして、興玉は直毘に肩に手を置き続ける。

相手がヒルコならあなたを呪いで攻撃してくるかもしれません。

異変を感じたら連絡を。

興玉は直毘の肩から髪の毛をそっと一本持ち去るのだった。

一言主神（ヒトコトヌシノカミ）

全決に戻ったメンバー。

早くヒルコの正体を突き止めないと、興玉が消されたら終わりだよと豊玉。

小夢は誰がヒルコなのか荒波警部に聞いてみますと立ち上がろうとするが警察内部にヒルコの内通者がいる可能性が高いから駄目だと興玉が止める。

すると芹田とコビーがある男性を連れてやってくる。

それは古戸沼人志といい正体は一言主神（ヒトコトヌシノカミ）だった。

宇喜之が来てくれたことに礼を言うと、大げさなくらいに謙遜する古戸沼。

一言主神（ヒトコトヌシノカミ）とは葛城山にやってきた雄略天皇一行とまったく同じ装いに変装をしたことで知られている神。

能力は別の誰かに変身することができる。

人の体や髪の毛に触れればいつでもその人になれる。

興玉は直毘の髪を差し出すと古戸沼はそれを手に乗せ、ぎゅっと握り息を吸う。

するとあれよあれよ、直毘に大変身。

直毘に化けた古戸沼を使い荒波から情報提供者の名前を聞き出す作戦。

無理です無理ですと古戸沼は乗り気ではないが、ペンに見せかけたカメラを付けてもらいイヤホンから指示を出すから大丈夫ですと興玉。

宇喜之もまたヒルコに関する大事な捜査だから協力してくださいとお願いする。

皆頭を下げた。

神の存在を知る荒波

ヒルコ専従班ではおどおどと落ち着かない様子で直毘に扮した古戸沼。

そこへ荒波がやってくる。

興玉が指示を出し古戸沼は実行する。

なんとか情報提供者が寿正だと聞き出すが、荒波は直毘がいつもと違うことに気が付きカマをかける。

この間一緒に行った居酒屋で最初に頼んだ飲み物なんでしたっけ？

あなたもヒルコかもしれませんよね？

疑うのが仕事なんで。

すると古戸沼。

ずいぶん失礼ですね、私を疑うなんて。

そもそも何頼んだかなんていちいち覚えていませんよ。

それを聞いた荒波。

居酒屋なんか行ってねぇよ。

誰だお前？

しどろもどろの古戸沼はイヤホンを外して荒波に差し出す。

そのまま去ろうとするが荒波が動くなと止める。

そしてイヤホンを耳にすると興玉の声。

興玉です。

全てをお話します。

全決室に荒波。

豊玉と古戸沼が前に座っている。

豊玉の能力でちょっと苦しそうな荒波。

豊玉が能力解除すると呼吸ができるようになる荒波。

そこへ興玉がやってきて豊玉と古戸沼に目くばせをすると2人は失礼しますと立ち去った。

小夢が言う。

信じられないでしょうけど、全決の人達はみんな本当に神様なんです。

興玉が神については一切他言しないと約束してくださいと釘をさす。

そんな話したら変人扱いされるだけだと荒波。

また興玉。

ヒルコを捕まえた後に神に関する記憶は全て消させていただきますよ。

荒波がヒルコが分ったのか？と聞くと興玉はテミスホールディングスの寿正と答える。

そして続ける。

相手があなたなら寿は油断するはずです。

寿の正体を暴くために協力してください。

荒波と大月

警察は信用できないんじゃなかったのかと荒波が聞く。

興玉が答える。

ええ、私は人間を一切信用していません。

ですが荒波警部には一目置いています。

大月比呂佳さんがあなたは信用できると言っていたからです。

大月から一緒にヒルコを捕まえてねと言われたことを荒波に話す興玉。

荒波はそれを聞いて呆然自失。

興玉が大月から聞いた荒波とのエピソードを話す。

大月さんが小学5年生の時、クラスの給食費が噴出する事件があったそうです。

集金していたのは大月さん。

しかも彼女の家は貧しく林間学校に行くお金も出せないような状態だったので、クラスの皆から疑われ、先生さへも大月さんを問いただした。

そんな時荒波だけが大月はやっていないと言っているのになぜ信じてあげないんですか？と声を上げてくれた。

大月は嘘をつくようなやつじゃありませんと。

しかもお金は結局翌日担任の机から見つかったそうです。

大月さん言ってました。

彼は私のとって永遠の正義のヒーローなんだと。

小夢が立ち上がり荒波さん、一緒にヒルコを捕まえましょう、大月さんもそれを望んでいるはずと荒波を真っすぐ見据えて話す。

すると荒波。

そんなんじゃねえよ。

あの時給食費を盗んだのは俺だ。

大月に金を渡せば林間学校に来てくれると思った。

バカなくそガキだ。

荒波はそういいながらうっすらと涙を浮かべている。

興玉と小夢は荒波を見つめた。

荒波は立ち上がり出口へ向かうがボードの前で立ち止まり大月の写真を見た。

そして大月も神だったのか？と聞く。

興玉が答える。

五穀豊穣を司る神で、農作物の育成や食の安全を守り続けていました。

全決でも何度もあたたかいご飯を作ってくれていました。

彼女は長年一緒にこの世のために働いてきたかけがえのない仲間です。

荒波は部屋を出ていく。

そんな荒波を小夢は追いかけて言う。

お願いします、助けてください。

神様たちは今人間の助けが必要なんです！

荒波は神なんて信じてたまるかと背を向けたまま言って去っていった。

寿正に直接合って確かめることに

全決では今後の話し合いが行われている。

興玉は寿に直接会ってヒルコかどうか確かめるから芹田に道案内を頼み豊玉には同行してくださいと言う。

危険すぎると止める宇喜之と小夢。

すると興玉がコビー、お願いしたものは？と声をかけるとコビーが何やらバックから取り出して興玉に渡す。

それは毒薬。

もしもの場合はこれで事戸を渡される前に自決すると約束する興玉。

拘束され自決できないかもしれないと宇喜之が言うと、さらにコビーがもうひとつ出す。

それは瓶を投げて割るだけで液体が気化して周りの人間も全員死ぬ薬。

その瓶は芹田が預かることに。

危険だと思ったらこれを迷わず確実に投げてくださいと興玉は芹田に頼む。

私もいきますという小夢だが、興玉は小夢には残ってやってもらいたいことがあるからここに残るようにと言うのだった。

興玉と芹田と豊玉は寿の元へ向かうため全決室を出る。

見送りに出る宇喜之とコビーと小夢。

いってらっしゃいと宇喜之が声をかけ、小夢は3人を見て必ず戻ってきてくださいと言った。

地下駐車場の車の中に興玉と豊玉。

興玉が危険な役回りをお願いしてすまないと謝ると豊玉が死んでも守ってあげるから安心してと笑顔で言う。

それを聞いた興玉は同じようなことを雨野さんにも言われましたと話す。

豊玉が言う。

そういえば小夢ッちはアメノイワトノワケノカミの正体を知ってるっぽかったよ。

だからそんなことを言ったのかもね。

興玉ってさ、本当は昔っから小夢ッちが好きなんでしょ。

何です？こんな時にと興玉。

また豊玉。

平安時代一度私達付き合ったの覚えてる？

振られましたけどと興玉が言うと豊玉があれはあんたが小夢ッちのことを好きだってわかっちゃったからだよと話す。

そして続ける。

興玉、絶対にアメノウズメノミコトをヒルコから取り戻そうね。

当然ですと興玉は答えた。

すると芹田が外からドアを開け、寿が来ますと2人に声をかける。

寿が歩いてくるとその前に興玉と豊玉。

寿正はヒルコじゃない

寿が足を止めて言う。

こんばんは。

興玉雅さん。

いえ、アメノイワトノワケノカミ。

あなたがヒルコですか？と興玉が聞くとヒルコはどこにでもいますと寿が話す。

興玉が聞き直す。

呪符を使い五柱の神隠しを実行し雨野さんを襲撃したのはあなたなのかと聞いている。

寿が答える。

ええ。

私が全ての頂点に立つ神ヒルコです。

すると興玉。

違いますね。

あなたはヒルコじゃない。

ヒルコは今全決にいる。

コビーに呪符を貼り、ヒルコに乗っ取らせた。

呪符を貼ると強制的に乗っ取りの能力が発動しました。

また寿。

それが何か？

呪符を貼っても本体と同時に2つの意識を保てるというだけですよ。

それは想定していました。

でも今全決のヒルコの前にはもう一人僕がいる。

（古戸沼が興玉に扮していたのだ。）

なのにあなたは僕を目の前にしても何一つ揺らがなかった。

あなたは向こうの状況が分ってない。

つまり呪符で乗っ取っているのはあなたじゃない。

呪符の能力を持っている本物のヒルコは誰だ？

捉えられてしまう興玉・豊玉・芹田

答える必要が見当たらないと寿。

必ず答えてもらいますと興玉が言うと豊玉が寿の背後から手をかざす。

それを見た寿。

不意打ちのつもりですか？

あなたたちの動きなど手に取るように分っています。

周りから警棒を持った男たちが10人ほど現れる。

豊玉は自分の周りの男たちに手をかざし、興玉もまた戦闘にはいるために体制を整える。

芹田は壁の陰で毒薬の瓶を握りしめて様子を伺っている。

豊玉は能力を発動しようとすると男たちはジャケットで顔を隠し防御する。

豊玉の能力は視界の範囲だと寿は何度も観察して分っていたのだ。

豊玉は顔が見えなくなると呼吸を奪うことはできない。

豊玉が男たちにやられて倒れ込んでしまう。

興玉にもつぎつぎと男たちが襲い掛かり助けに向かうことができない。

豊玉は天井を見上げ懸命に腕を動かし手の平から小さな水滴を出し続ける。

集まった多くの水滴が大きな水の塊に。

必死の思いで水の塊をはじくとあたりは霧で包まれ、豊玉は逃げろ！と叫ぶが興玉は逃げない。

動けない豊玉に寿が近づきスタンガンを当てた。

芹田は物陰からそんな様子を伺いつつも考えていたが、瓶を置き、自分も飛び出して戦闘に加わる。

興玉を襲う男たちに向かいその１人に馬乗りになりチョップする。

その隙をつき興玉も男たちに反撃する。

芹田はあっという間に取り押さえられ寿にスタンガンで気絶させられる。

興玉も最後は力尽きスタンガンを当てられてしまった。

乗っ取られてしまう小夢

寿は興玉のポケットから携帯を取り出す。

興玉さん？という小夢の声が聞こえてくる。

寿は全決にいるヒルコに向かって言う。

アメノイワトノワケノカミを確保しましたと。

そして続ける。

これより新たな神々を招集し、同時に選別を実施します。

それを聞いたヒルコ（乗っ取られているコビー）は私も出席しますと答えた。

小夢は興玉さんたちはどこへ連れていかれる？と乗っ取られたコビーに向かって言うと、もう止められないんですと答えるヒルコに乗っ取られたコビー。

コビーに掴みかかり答えろ！と詰め寄る小夢を宇喜之は止め、古戸沼がコビーから呪符をはがした。

すると小夢は全決を飛びだし一目さんに走り出した。

向かった先はヒルコ専従班。

部屋には誰もいないがのの子が入ってきてずいぶん焦ってるなと声をかける。

荒波警部の助けが必要だと言う小夢にのの子が言う。

佐野速雄っていう小学生知ってるか？

さっき所轄から連絡があって、酒持ってくるのが遅かったからって父親に暴行受けて意識不明で病院に運ばれたらしい。

お前の名刺を握りしめてたって。

地獄だろ。

私も何度も味わってきたよ。

で思ったんだ。

これは神様が悪いんだって。

小夢が違和感を覚える。

のの子が続ける。

神様が甘やかしてるから人間たちがつけあがってくそみたいな世の中にしているんだって。

ネットに夢中になってSNSでくだらない噂や嘘を見て全部分ったつもりになってるバカたち。

愚かな人間たちを選別して新たな世界をつくらなければならないんだよ。

いぶかし気な顔をして何を言ってるんです？と小夢が言う。

車の中では寿がノートパソコンのアプリを操作し、人々に流す音波を強くしている。

ヒルコに関する情報収集に没頭する人々がつぎつぎと車に飛び込んだりビルから飛び降りたりしている。

ヒルコ専従班の前でも刑事が拳銃をこめかみに当て引き金を引いた。

小夢が慌てて外にでると、次々と聞こえる発砲音。

恐怖に怯えている小夢の横にのの子。

もう止められないんだ。

あなたがヒルコ？と小夢。

のの子は小夢を抱きしめて言う。

おめでとう。

お前には新しい神になる資格がある。

それを聞いた小夢はのの子から離れようとする。

のの子はすぐさま小夢の首に呪符を貼り付けると小夢は一瞬意識を失う。

少しして顔をあげるとその表情は変わっていた。

行こうと言うのの子に小夢は新しい世界へと言いヒルコに乗っ取られた小夢はのの子と一緒にどこかへ向かっていくのだった。

全領域異常解決室9話考察とメモ

私が気になったことを書いておきます。

今回は考察よりも不思議に思うことの方が多かったな～。

もっと知りたい！全決の物語での神様の事を（笑）

ヒルコの正体は二宮のの子なのか？

そもそもあなたはヒルコ？と小夢に聞かれたときも返事はしていなかったし、ヒルコの正体は二宮のの子ではなですよね。

興玉が以前のの子について正義のか塊のような人だと言ってましたが、その正義をヒルコに利用されてしまったのではないでしょうか。

そもそも神様だったらとっくに気が付いていたでしょうしね。

ヒルコと全面戦争だけどそうでもない神もいる

世の中はヒルコで大騒ぎになっているのに、ヒトコトヌシノカミの古戸沼は気持ちよさそうにお酒を飲んでたり、スサノオの速雄君は日常生活を生きるのに必死でした。

ヒルコの件は我関せずってところですよね。

もっと神様総動員して協力すればヒルコを早く特定できて早く一件落着するような??

まぁ八百万も神様がいれば、我関せずな神様もいるのでしょうけど。

そもそも神様ってそんなにいるけど全員が志高く人間を守ってくれてるのかももはやわかりませんよね（笑）

神様ルールの矛盾なところ

速雄君が虐待を受けていても日常生活に干渉しないとか神は神を助けたりはしないって言うけど、でも小夢の傷や興玉の傷を治して助けたのは神様だし、このルールがよくわからないんですよね。

結局大国主もそうでしたし今回のスサノオもですが自分のことは治せないのもまた不思議というかなんというか。

そういえば、ツキヨミノミコトも時間を操る能力で人魚をよみがえらせていましたが、娘さんにはそれを使っちゃダメだったんでしょうか。

全領域異常解決室9話感想

寿正がヒルコではなく選ばれた方の人間だったわけですね。

今回はヒルコの覚悟を決めている目的も明らかになりましたが、誰がヒルコかは最終回のお楽しみ。

溝端淳平さんが出演するってことですが、ヒルコ役なのかな。

とうとう次回が最終回ですね。

見終わったらロスになりそう。

まとめ

今回は2024年10月から始まった「全領域異常解決室」第9話のネタバレと感想をお伝えしました。

見逃してしまった人、あそこってどうだっけ？とちょっと確認したいことがある人など、いろいろな方のお役にたてるとうれしいです。