MENU
当ホームページのリンクには広告が含まれている場合があります。

ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」第4話ネタバレと感想【リッカのマークができた理由】

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

新しい日曜ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」が2024年7月7日からスタートしました。

原作も読んでいますが、まだ完結していない物語です。

第3話では冴木が連続傷害事件の犯人であることがわかり、また、花音を突き落とした犯人は蒼佑ではないと分りました。

花音を突き落とした犯人探しはまた振り出しに。

そんな中顔に傷がある男が花音の家の前いる姿がインターホンにうつります。

第4話でいよいよ顔に傷がある男と対峙する冴木。

傷がある男の正体はわかるのでしょうか。

目次

ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の基本情報

ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の基本情報です。

降り積もれ孤独な死よ
出典:降り積もれ孤独な死よ公式X
放送局日本テレビ系
放送時間7月7日スタート 毎週日曜 夜10:30~11:25
出演者成田凌、吉川愛、小日向文世、黒木メイサ、萩原利久、野間口通る
主題歌 ざらめ/あいみょん
あらすじマガジンポケットで連載されている原作井龍 一・漫画伊藤翔太による同名漫画をドラマ化。2017年とある屋敷で起きた少年少女監禁死体遺棄事件。白骨化した遺体の数は13体。刑事冴木仁が事件解明に乗り出した。謎が新たな謎を呼び、過去と現在が交差するクライムエンターテインメント。
公式HPhttps://www.ytv.co.jp/furitsumore/

ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の相関図

「降り積もれ孤独な死よ」の第4話をわかりやすく相関図でまとめてみました。

降り積もれ孤独な死よ第4話相関図
出典:降り積もれ孤独な死よ

ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」第4話のネタバレ

では、第4話のネタバレいってみましょう!

2024年東京・美来と接触したのは灰川邸事件の生き残り!?

降り積もれ孤独な死よ第4話昔の記事を見る冴木
出典:降り積もれ孤独な死よ

冴木はぼーっとして顔に傷がある男と対峙したことを思い出している。

回想シーン

顔に傷がある男が冴木に拳銃を向けている。

冴木はお前誰だよと男に問う。

燈子から冴木さん!、どうしたんですか?と声をかけられて我に帰る冴木。

燈子が話す。

既に解決している灰川邸事件の犯人が美来ちゃんに接触するのは不可能。

となると、あの一連の事件で生き残った誰かが美来ちゃんに…?

燈子が資料を落とす。

一枚の資料を拾い冴木が言う。

その女の子の失踪と灰川事件にはつながりがあるって…、本気で思ってるんですか?

燈子が強い眼差しで冴木を見て答える。

灰川邸事件にはまだいろいろと謎も残ってますよね?

何がどうつながるかは分らないけど、美来ちゃんが危険な目にあっている可能性があるなら諦めるわけにはいきません。

冴木もまた燈子を見つめる。

回想シーン

冴木の腕の中で花音が声もとぎれとぎれに言う。

冴木さん、諦めないでください。

やっぱり俺はこれでといい、喫茶店を後にする冴木だった。

燈子は冴木が拾って見ていた資料を見てみる。

そこには、「一般女性と警察官が襲撃される」というタイトルの記事が掲載されていた。

灰川邸事件現場で襲撃・警察官の銃を奪って発砲・女性は意識不明の重体。

2017年の山梨・灰川邸事件

花音に顔に傷がある男の写真を見せる冴木

降り積もれ孤独な死よ第4話顔に傷がある男の写真を花音に見せる冴木
出典:降り積もれ孤独な死よ

冴木は花音の自宅を訪ねている。

そして、顔に傷がある男の写真を見せながらこの男に見覚えはありませんか?と花音に尋ねる冴木。

花音は写真を手に取り確認し、この人…と呟く。

知ってるんですか?と冴木。

今日うちに来ましたと答える花音。

冴木、え?

花音は話す。

昼間冴木さんと電話した後…。

誰かわからないし、何かされたわけじゃないんですけど、この人が事件と関係あるんですか?

冴木が説明する。

これは灰川十三が死んだ夜に署の監視カメラに写っていたものです。

それに蓮水さんが襲われた現場の近くでも顔に傷のある男が目撃されています。

本当にこの男が誰だかわかりませんか?

すると花音が一枚の写真を手に取る。

それは顔に傷がある男がリッカのマークを持っている写真。

それを持っていると言うことはこの男が灰川邸の関係者である可能性が高いです。

神代健流が顔に傷がある男!?

そして灰川邸の子どもたちの中にその可能性のある人物がまだ1人いますよね?

神代健流。

この男が神代という可能性はありませんか?

顔の傷のせいでわからないだけで。

花音は答える。

すいませんわかりません。

健流と最後に遭ったのが6年も前で。

神代健流は灰川邸の子どもたちを恨んでいる!?

降り積もれ孤独な死よ第4話灰川邸の子供たち
出典:降り積もれ孤独な死よ

冴木がさらに聞く。

じゃぁ動機は思い当たりませんか?

彼が灰川や灰川邸の子どもたちに恨みを持ち犯行に至ったと言う可能性は考えられませんか?

考える花音、そして話す。

そうですね。

恨んでいるのは確かかもしれません。

健流は母親の再婚相手からひどい暴力を受けていて、優磨の次に灰川邸に来たそうです。

だからみんなから慕われるお兄ちゃんのような存在でした。

でもある日突然、父に反抗するようになったんです。

成長するにつれ、健流はタチのよくない人達とも付き合うようになって。

私や他のみんなは健流が何か問題を起こして父との暮らしがバレることを何よりも恐れていました。

だからもし犯罪に手を染めているならもう家族ではいられない。

出て行ってほしいと言ってしまったんです。

冴木が聞く。

それで灰川邸を出た神代は蓮水さんたちを恨んでるってことですか?

すると花音。

健流の行方は警察もまだわかっていないんですか?

冴木が答える。

はい、消息はつかめていないみたいです

もしかしたら名前を変えて生きているという可能性もあるかもしれません。

灰川には血のつながった子供がいる!?

降り積もれ孤独な死よ第4話灰川邸を出る前の神代健流
出典:降り積もれ孤独な死よ

花音は言う。

健流以外っていうことはないんでしょうか?

健流の話をして思い出したんです。

健流が家を出る前に言ってたこと。

回想シーン

健流が花音に話す。

何が家族だよ、灰川にだまされていることも知らないで。

どういう意味?と花音。

健流が答える。

あいつにはちゃんと血の繋がった子供がいるんだよ。

本当の子どもが!

それを聞いた冴木。

本当の子ども!?

花音が続ける。

やけくそになった健流が適当なことを言っているんだと思ってました。

でも父が真犯人を庇うために罪を認め、自殺したんだとしたら、犯人は父の実の子どもと言う可能性も十分あり得ますよね。

冴木が灰川に戸籍上子どもはありませんでしたというと花音は話を続ける。

私は父があの屋敷に来るまでのことを何も知りません。

どこで生まれてどういう人生を送って、私たちと暮らすことになったのか。

父の過去をたどれば、事件の真相につながる手がかりがあると思いませんか?

灰川十三とは一体何者なのか!?

降り積もれ孤独な死よ第4話五味と冴木
出典:降り積もれ孤独な死よ

署に戻り考え込む冴木。

五味が戻ってくるとちょっといいですかと声をかけ2人は別の部屋に移動する。

冴木が五味に聞く。

灰川の戸籍には子どもの記録は残ってなかったですよね?

五味は出生届も認知届もなかったと言う。

さらに冴木。

俺が捜査から外された後、灰川について新しい情報ってつかんだんですか?

五味が答える。

そもそも灰川の戸籍自体信用していいのかわかんなくて。

戸籍からたどって灰川の弟にはたどり着いた。

その弟が言うには灰川は20代の頃、ギャンブルで莫大な借金を追って夜逃げ。

30年以上消息不明らしい。

しかもその弟と灰川とでDNA鑑定したけど、2人の間には血縁関係は認められなかった。

灰川は偽物!灰川十三の戸籍を買ったのか?

人生に行き詰ったあげく、戸籍を売る人間も世の中にはいるからね。

昔はホームレスから戸籍を買うとかもあったし。

冴木が言う。

つまり灰川十三はもともと灰川十三じゃなかった。

そして五味。

そういうこと。

でもそうなるとこいつの本当の過去や血縁関係を知るのは難しい。

父の事を知りたいと言う蒼佑

降り積もれ孤独な死よ第4話蒼佑の家
出典:降り積もれ孤独な死よ

冴木の携帯が鳴る。

蒼佑からの電話だった。

蒼佑の家に行く冴木。

蒼佑が冴木にお茶を入れている。

家の中が整理整頓されている。

冴木は引っ越すのか?と蒼佑に聞く。

蒼佑が答える。

うん、俺だけね。

これ以上母さんを傷つけるわけにはいかないし。

ほんとはもっと早くこうするべきだったけど。

冴木が言う。

それで、聞きたいことって?

蒼佑が話す。

親父のことなんだけど。

灰川じゃなくて本当の親父。

本当の親父っていうの嫌だけど。

とにかう、親父の親戚誰か知らない?

連絡先知ってたら教えてほしい。

冴木がびっくりして、いいけど、なんでまた?と聞く

俺、親父のことを知ろうと思ってと蒼佑は言い、続ける。

俺たち、親父が何であんな人間になったのかよく考えたら全然知らないだろ。

なんで暴力をふるうようになったのか。

その理由が分れば少しは気持ちが楽になる感じがして。

まぁ結果的にクソはもともとクソだったってことしか分らないかもしれないけど。

今なら、兄貴もいるなら、受け止められる気がするし。

冴木は優しい眼差しで蒼佑を見て、そうかと答えた。

冴木に見つめられ、なんだか気まずそうにお茶を飲む蒼佑だった。

灰川十三の故郷

降り積もれ孤独な死よ第4話灰川と幼き頃の蒼佑
出典:降り積もれ孤独な死よ

帰り道、冴木は蒼佑に灰川十三の故郷の話を聞いたことがないか尋ねる。

蒼佑は話す。

あの人自分のことはほとんど離さなかったから…。

でも一度だけ詩みたいなことをつぶやいていたことがあって。

回想シーン

蒼佑の横で灰川十三が呟く。

「降り積もれ孤独な死よ 灰の雪だけが知る 君がそこにいたことを」

蒼佑がそれって何?と聞くと灰川が答える。

子どもの頃、俺が唯一心を許した人に教えてもらった詩だ。

でも灰の雪って?雪の色は白でしょ?と蒼佑。

すると灰川。

俺が育った所では、灰色だったんだよ。

灰色の雪?と冴木。

こんな情報で役に立つか分らないけどという蒼佑。

冴木はありがとうと礼を言った。

冴木と花音の関係について興味を持つ蒼佑

降り積もれ孤独な死よ第4話蒼佑から灰川の過去を聞く冴木
出典:降り積もれ孤独な死よ

すると蒼佑。

あっ、そういえばこの間花音から連絡があった。

俺のこと聞いたって。

悪い勝手に話してと冴木が謝る。

それに対して蒼佑は言う。

いいよ、むしろ2人には感謝してる。

それにしても花音のことどう思ってるんだよ?

冴木が何だよ急にと面食らう。

蒼佑がにやけながら言う。

いや、だって、花音に自分の過去も全部話したんだろ?

刑事がただの事件関係者にそこまで話すか。

少なくとも話したい相手とは思ってるんじゃないの?

まぁ別になんでもいいけど。

兄貴の色濃いなんて興味ないし。

すると冴木。

おい、興味ぐらい持て。

そんな冴木に、仕事遅れそうだからと走って家に戻ろうとする蒼佑。

冴木が声をかける。

蒼佑!なんていうか、気をつけろよ。

蒼佑が分ってる、兄貴もなと言い去っていった。

灰川の故郷は?灰色の雪とは一体なんなのか!?

降り積もれ孤独な死よ第4話蔵土の事件
出典:降り積もれ孤独な死よ

署に戻って灰川が呟いた詩について調べる冴木。

検索では反応しない。

しかし灰色の雪で検索すると1件だけヒットする。

それによると、岩竜市蔵土村では近くの石炭工場から放出される煙により例年、灰色の雪が積もるという。

気にしない村民もいたが、健康被害を心配する声も上がっていた。

さらに蔵土村について調べる冴木。

とある事件にいきつく。

「少年が父親を視察 息子の犯行 数十カ所の刺し傷」

灰川は父親を殺している!?

冴木は花音に会い、蔵土村の事を話す。

知らない様子の花音に冴木が話す。

そこが灰川の故郷のようですね。

これ50年前の記事なんですが蔵土村で佐藤文吾という男性が、息子である14歳の少年に殺される事件がありました。

記事によると少年は就寝中の父親を包丁でめった刺しにしたと。

この少年が父灰川ということですか?と花音が聞くと、冴木がこの部分を見てくださいと指さした所に、少年の顔には大きな痣があり、手にも傷があることが確認されていると書かれていた。

蔵土へ行ってみませんかと冴木は花音を誘った。

蔵土村に向かう冴木と花音

降り積もれ孤独な死よ第4話蔵土を訪ねる冴木と花音
出典:降り積もれ孤独な死よ

車に乗り蔵土村へ向かう冴木と花音。

そこは田園風景が広がるのどかな場所。

冴木の写真を取る花音。

なんか今日楽しそうですねと花音に言う冴木。

花音は、え?そう見えますか?実は私泊りがけでどっか行くのが初めてでと言った後、すぐに、すいません、遊びに来たわけじゃないのにと謝った。

冴木は、いや、別に謝ることじゃないですよと言い、それ1個もらってもいいですか?と花音がいつも食べているチョコのお菓子を指さす。

花音は少し驚いて、あっ、はい、どうぞとすすめた。

そして花音は言う。

でも大丈夫なんですか?

こうして仕事を休んでまで灰川邸のことにかかりきりですよね。

冴木が答える。

大丈夫です。

この事件にケリをつけないと俺は前にすすめないし。

どの道多分、これが刑事としては最後の事件になるので。

顔の痣は生まれつき

降り積もれ孤独な死よ第4話西浦のおじいちゃん
出典:降り積もれ孤独な死よ

すると前方から自転車に乗ったお巡りさんがやってきて2人は事件の話を聞くことに。

おまわりさんはこんな前の事件のことは私には分らないですねと言い、この辺りにずっと住んでいる西浦のおじいちゃんに聞いてみたらいいと教えてくれた。

西浦は答える。

はいはい、佐藤さんところの創(はじめ)の事件か。

佐藤さん家はね昔はこの付近にあったんだよ。

冴木が佐藤創さんの顔には痣がありましたか?と聞く。

西浦が答える。

そうだね、確か生まれつきじゃないかな。

調度顔の半分くらいにね。

手の平の傷はバツ印だった

続けて花音も聞く。

手のひらには傷があったんですよね?

それってもしかして六角形でした?

西浦が語りだす。

六角形?

いや、違うよ。

創の手にあったのは大きなバツ印だ。

あれはかわいそうな子だった。

創の父親はこの辺りでは有名な資産家でね。

世間体を気にしてか、顔に痣がある創のことは屋敷の奥に閉じ込めてろくに世話もしなかった。

回想シーン

ある日…。

創が窓から屋敷から逃げ出す。

走っていると、創を見た人々が、話している。

見た?顔?すごい、何、あの痣。

蔵に連れ戻し、嫌がる創の手にナイフでバツ印を就ける佐藤文吾。

創の手は血にまみれていた。

また西浦語る。

父親は恥をかかされたことが許せんかったんだろう。

だから創の手にバツ印をつけたんだ。

創は間違った存在だといように。

犬山秀二という男

降り積もれ孤独な死よ第4話犬山秀二と出会う少年時代の灰川
出典:降り積もれ孤独な死よ

それで佐藤創は父親を殺したんですか?と冴木が尋ねる。

西浦が語る。

いや、きっかけはそうじゃない。

創が14になるころ、この村に犬山秀二という男がどこからか流れ着いた。

回想シーン

滝の前でたたずむ創。

手についたバツ印を見ている。

すると背後から見知らぬ男がやってきて創にお弁当箱からおにぎりをおすそ分けする。

創はそのおにぎりをおそるおそる糸口食べ、その後パクパク食べだした。

犬山が絵の上に書いた「降り積もれ孤独な死よ 灰の雪だけが知る 君がそこにいたことを」を声にだして読み上げながら、なんだか寂しい詩だねという創。

犬山がそう思うか?と聞くと、でも、なんでか温かい気もする、まぁ俺みたいなダメな人間に褒められてもうれしくないだろうけどと手の平のバツ印を見ながら創は言う。

すると犬山が創の手を取り筆を使い白い絵の具でバツを囲むように六角形を書きながら言う。

ハチの巣・亀の甲羅・トンボの羽・それに雪の結晶、これはこの世界で一番強い形だ。

創、お前はダメじゃない。

そういってにっこりと微笑む犬山。

そんな2人の様子を離れたところから見ている佐藤文吾。

西浦が続けて語る。

自分では詩人だとか芸術家だとか言ってたが、この村では浮いた存在だった。

でも創は犬山にだけは唯一心を開いて兄のように慕っててね。

創の父親はそれが気に食わなかったんだろう。

村中にあらぬ噂を広めたんだよ。

犬山秀二は人を殺した犯罪者だってな。

回想シーン

犬山秀二の家には嫌がらせの張り紙がたくさん張られている。

それをびりびりとやぶって取り去ろうとする創。

その様子を父親の佐藤文吾が離れたところから見ている。

それに気付いた創は父の仕業だと分ったのだった。

犬山を必死で探す創。

滝がある川に犬山が浮いているのが見つかる。

犬山に駆け寄り犬山さん!と泣き叫ぶ創。

その噂に追い詰められたのか、犬山は自殺していた。

西浦が語る

そのすぐ後だ、創が父親をめった刺しにして殺したのは。

灰川十三の正体は佐藤創

降り積もれ孤独な死よ第4話石碑
出典:降り積もれ孤独な死よ

犬山が亡くなっていた川の前には石碑がたち、そこには犬山が書いていた詩「降り積もれ孤独な死よ 灰の雪だけが知る 君がそこにいたことを」が掘られていた。

その石碑の前にいる冴木と花音。

冴木が言う。

灰川十三の正体は佐藤創。

これは間違いなさそうですね。

でも手の傷は?と花音。

リッカのマークの傷は恐らく自分でつけたのでしょうと冴木が推測する。

そして続ける。

当時の新聞記事によると佐藤創が父親を殺した日、ちょうどこの辺で雪が降っていたそうです。

回想シーン

雪の中を白い服が血まみれの1人の少年が裸足で歩いている。

ナイフを自分の手の平突き立て、バツ印の周りを囲み六角形の傷を作る。

冴木は続ける。

リッカって雪の別名ですよね。

六つの花と書いてリッカ。

それを聞いた花音が言う。

そっか、じゃぁこれは父にとって自分を苦しめた父親から解放された人大事な人を忘れないためのものだったんですね、きっと。

相部屋の冴木と花音

宿泊先にやってくる冴木と花音。

女将が襖をあけると布団が並べて敷いてある。

寝れればいいんですがもう一部屋あいてないですかと冴木が聞くも、すみません、今日は団体さんが入っていてと部屋は空いていないと言う女将。

冴木が気を使い、俺は別の宿を探すから、蓮水さんはこの部屋に泊ってくださいと言うが、私は同じ部屋でも大丈夫ですよと言う花音。

そういうわけにはと躊躇する冴木。

花音はあっけらかんと言う。

だって後は寝るだけですもんね。

夜も遅いですし体力の消耗は今後のためにも良くないです。

灰川十三について分ったことを五味に報告する冴木

降り積もれ孤独な死よ第4話灰川十三についてわかったことご五味に報告
出典:降り積もれ孤独な死よ

灰川が佐藤創だろうと五味に電話で連絡をする冴木。

五味は言う。

その話が本当だったら灰川は自分が虐待された経験から同じような境遇の子たちを集めてたってこと?

すると後ろから鈴木の声。

やっぱり!

やっぱり冴木さんと五味係長灰川邸のことまだ調べてますよね。

五味から電話を取り上げて続ける鈴木。

冴木さん、僕にも協力させてくださいよ。

僕だって一応刑事なんですから。

冴木は渋々分ったよ、じゃぁ鈴木には別でお願いしたいことがあると言った。

子どものころの話をする花音と冴木

冴木が部屋に戻るとまだ花音は起きていた。

まだ寝ていなかったんですねと冴木が声をかけると、そもそも寝るのが得意じゃないと言う花音。

そして続ける。

あ、寝たいなとは思うんです。

ただ、子どもの頃から眠っている間だけは空腹も恐怖も何も感じずに済んだんで。

幸せだったんです。

むしろこのまま目を閉じて一生目が覚めなければいいのにとすら思ってました。

それを聞いた冴木。

おれも子どもの頃、毎日目が覚めると絶望してました。

自分はまたこの地獄の一日を生きのびなきゃいけないんだって。

花音は言う。

父もそうだたったのかもしれませんね。

父は眠れない子がいると必ず手を握ってくれたんです。

大丈夫、怖くない、俺がいるって。

自分も同じ経験をしたからこそ、私達の気持ちがわかったんだと思います。

やっぱり、父と私は同じ傷をかかえた家族だったんだ。

花音と手をつないで眠る冴木

降り積もれ孤独な死よ第4話花音と冴木手をつなぐ
出典:降り積もれ孤独な死よ

布団に入る花音。

冴木さん!手をつないでくれませんか。

えっ!と驚く冴木に花音が言う。

父に子どもがいるかは分らなかったけど、冴木さんとなら少しずつ真実に近づける気がするんです。

だから今朝が来るのが少し楽しみです。

寝転がり手を差し出す花音。

冴木も横になりその手を握った。

あったかいと言う花音。

冴木はそっと目を閉じる。

朝になり冴木が目を覚ますと、花音の布団はたたまれていた。

おはようございますと障子を開けて入ってくる花音。

冴木はちゃんと眠れましたか?と聞くと、はい、ぐっすり、と花音は答える。

ならよかったと冴木は言った。

灰川邸の絵が差し替えら得ている!?

降り積もれ孤独な死よ第4話灰川邸の絵
出典:降り積もれ孤独な死よ

宿を後にした冴木が花音に言う。

俺は戻ったら佐藤創が灰川十三になるまで何があったのかもう少し調べてみます。

そこで本当の子どものことが何か分るかもしれない。

灰川は父親に虐待された過去があったからあんな不気味な絵を飾ってたんですか?

不気味な絵?と首をかしげる花音。

冴木が続ける。

蓮水さんがいたときも飾ってなかったですか?リビングに。

はぁ、はい、でもあの絵不気味ですか?

不気味ですよ。だって、確かタイトル、「我が子を食らうサトゥルヌス」ですよね。

今何て?と花音。

冴木が再度、「我が子を食らうサトゥルヌス」ですと言うが、花音は違います、そんな絵じゃありません、私が知る限り、あそこに飾ってあった絵は…。

回想シーン

灰川十三がこの絵は偽物だし、ガラクタぐらいの価値しかない。

じゃぁどうして飾ってあるのと聞く花音。

自分への戒めだ。

この目に射貫かれると俺は自分が何者か思い出す。

その絵とは「真珠の耳飾りの少女」だった。

絵を差し替えたのは灰川邸事件の真犯人!?

花音が冴木に戻る前に灰川邸に寄りませんかと言い、2人は灰川邸に。

灰川邸で花音が我が子を食らうサトゥルヌスが飾られていることになんで?と驚く。

冴木が6年前に花音が出ていったあと、灰川が自分で取り替えたのではと言うが、花音がそれはありえないという。

灰川は真珠の首飾りの絵をだれより大切にしていたと言うのだ。

恐らく灰川邸事件の真犯人が絵を差し替えたのではと推測する花音。

でも一体何のために?

我が子を食らうサトゥルヌスの絵の神話

降り積もれ孤独な死よ第4話灰川邸のサトゥルヌスの絵を説明する鈴木
出典:降り積もれ孤独な死よ

鈴木が灰川邸にやってきて我が子を食らうサトゥルヌスの絵の説明をする。

サトゥルヌスっていう神様が将来自分の子どもに殺されるっていう予言を恐れて、我が子を丸のみにしたっていう神話をモチーフに描かれたもの。

僕もテレビとかで聞いた情報なんであっているかどうか不安なんですけど。

そう言う鈴木に冴木はわざわざ来てもらって悪いなと言う。

神代健流を追っていた鈴木

鈴木は調度報告したいこともあったので大丈夫ですと答えた。

それは神代のこと。

冴木は鈴木に神代健流の消息を追ってもらっていたのだ。

鈴木は神代のことについてい言う。

神代本人の足取りについてはまだつかめていません。

神代健流の母

ただ、母親を見つけることができて。

神代の母親は夫とは7年前に離婚しており、今は山梨県内で1人で暮らしていました。

ただ、神代とは彼が19歳の時にあったのが最後だと。

冴木がそれじゃぁ生きているか死んでいるかも分らねぇなと言うと、鈴木が生きてはいるみたいですという。

鈴木が神代の母親から聞いたこと

降り積もれ孤独な死よ第4話神代健流の母
出典:降り積もれ孤独な死よ

神代の母親が言う。

あの子は毎年母親の日にカーネーションを送ってきてくれるんですよ。

鈴木が押し花にしてあるカーネーションの方に目を向けるとその色は黄色だった。

鈴木が黄色いカーネーションなんて珍しいですねと言うと、母親が説明する。

健流が子どもの頃、一度だけ赤いカーネーションをくれたことがあったんです。

でも当時の私は、再婚した夫に捨てられないよう、自分と、夫との間に生まれた次男をまもるために精一杯でした。

だから健流の気持ちを考えずに言ってしまったんです。

赤は血の色みたいで嫌いだって。

健流はそれをけなげに覚えてくれているんです。

自分を見捨てたひどい母親をあの子は許してくれたんです。

鈴木は携帯で撮影してきた神代のカーネーションをを見せながら、引き続き神代の行方は追いますねと言い、冴木さんは灰川の過去をまだ掘るんですか?と聞く。

すると冴木が答える。

いや、この絵をかけ替えたやつが犯人の可能性があるから、この絵の出所を探る方が先だろう。

突如聞こえる物音

降り積もれ孤独な死よ第4話花音に自己紹介する鈴木
出典:降り積もれ孤独な死よ

花音が行く前に地下室にいってもいいですか?自分の目で見ておきたくてと言うと、突然外から大きな音が聞こえる。

俺が見てくる、鈴木は蓮水さんと先言っててくれと言い、屋敷の階段を上がっていく。

鈴木は花音と一緒に地下室へ向かう。

自己紹介まだでしたねと鈴木は花音名刺を出し、冴木さんと同じ刑事第一課の鈴木潤です、事件解決に全力をつくしますのでと挨拶をする。

そのころ冴木は恐る恐る音のする方へ向かい、扉を空ける。

ベランダに繋がる扉が空いており、風がはいってきていた。

冴木はゆっくりと扉を閉めた。

地下室前で顔に傷がある男に襲われる鈴木と花音

地下室の前に到着する鈴木と花音。

灰川邸で暮らしていた子どもたちはこの地下室の存在を知っていたんですか?と聞く鈴木。

花音ははい、父に来客があったときは皆で地下室に隠れてましたと答える。

じゃあ子どもたちはここに入ること自体抵抗はなかったってことかと考える鈴木。

花音が言う。

もしかして、犯人もそのことを知って…。

鈴木さん!突然大声をあげる花音。

鈴木めがけて顔に傷がある男が斧で襲ってきた。

倒れこむ鈴木。

その音に気が付き冴木が向かう。

花音が鈴木を引っ張り起こし逃げてと誘導する。

2人は逃げる。

花音がつまずいて転ぶ。

大丈夫ですかと鈴木が花音を起こし拳銃を出すが、返り討ちにあい拳銃を落とし、転んでしまう。

顔に傷がある男が斧を振り上げる。

間一髪冴木到着

降り積もれ孤独な死よ第4話顔に傷がある男を撃退する冴木
出典:降り積もれ孤独な死よ

冴木が間一髪、顔に傷がある男を取り押さえ、蓮水に逃げるよう言い、お前は誰だ!灰川邸の子どもたちを殺したのもお前か!答えろ!と男に向かって大きな声で言う。

顔に傷がある男は鈴木がおとした拳銃を拾い、冴木に向かって打つ。

冴木の肩が撃たれる。

冴木は男から離れ間合いを取り、誰なんだよ!?と言う。

男は冴木に銃を向ける。

今にも引き金を引きそうな顔に傷がある男。

花音が冴木さん伏せてと冴木を押しのけ、チャッカマンにスプレーを吹きかけ男に火を浴びせる。

これって正当防衛成立しますよね言いながら、男に再度火を浴びせると男は花音に向かって発砲。

顔に傷がある男はジーンズの火をはらって消し、逃げて行った。

撃たれていた花音

降り積もれ孤独な死よ第4話顔に傷がある男に撃たれた花音
出典:降り積もれ孤独な死よ

花音が倒れこむ。

腹部を撃たれていたのだ。

花音を抱え、腹部の出血を抑える冴木。

花音が言いう。

何か当たっちゃいました。

よかった冴木さんが無事で。

冴木は何言ってるんですか!救急車呼びますからと花音に言う。

花音は息もとぎれとぎれに続ける。

楽しかったんだと思います、私。

冴木さんと一緒にいられて。

楽しかった。

冴木さん諦めないでください、何があっても。

花音は意識を失う。

蓮水さん!蓮水さん!と大声で呼びかける冴木だった。

原作での犬山秀二とは!?

原作やこの先のストーリーのネタバレにもなるかもしれないので、ご注意ください。

とうとう犬山秀二がでてきました。

ドラマでは兄貴的な存在の良い人ということでしたが、原作はちょっと違います。

村の汚れ仕事を担った人物で、容姿も顔に傷があり少し怖い感じの見た目。

村の長にいいように使われていることも知らずに言われた通りにしている感じ。

絵を描くことが好きな点では共通してます。

ドラマでは灰川が犬山秀二を慕っていましたが、原作では犬山秀二が灰川を慕っているという雰囲気です。

真珠の耳飾りの少女の絵を灰川にプレゼントしたのも秀二でした。

今のところ原作での名前は佐藤十三、父親は文吾です。

この佐藤十三が灰川十三なんだと思いますが、原作ではまだはっきりとしていません。

どうだろこれからまた違った展開になっていくのかも。

ちなみに、犬山秀二についてはある事件を引き起こしているという設定になっています。

詳しく知りたい方はぜひ原作を読んでみてください。

灰川邸事件の犯人に迫る!絵を差し替えたのは鈴木!?

原作やこの先のストーリーのネタバレにもなるかもしれないので、ご注意ください。

灰川邸事件、子どもたちを地下室に閉じ込めて餓死させた犯人、原作では実は鈴木なんです。

鈴木は養護施設で育ちました。

とあることから、自分の父は灰川十三だと知り、近づいたけど冷たく突き放されてしまいます。

その後屋敷で子どもたちと暮らす灰川を見て、自分には愛情を注いでくれなかったにも関わらず他の子どもたちに愛情を注いでいることに、嫉妬や憎しみを覚え、犯行に及ぶと言うようないきさつでした。

ちなみに、原作では灰川十三と鈴木に血のつながりはないことがわかっています。

ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」第4話の感想

西浦のおじいちゃん、昔からいるとはいえ、事件の事すごい詳しすぎますね。

どっからそこまで詳しい情報が入ってきたんだろう。

第1話の冒頭に登場した少年の件が今回で分りましたね。

あれは父親を殺した後の灰川十三だったわけですね。

そして父親から解放されたと言う思いで空を見上げたのかな。

せっかくいい感じになってきた冴木と花音ちゃんでしたが、花音ちゃんが撃たれてしまって心配です。

そして顔に傷がある男の正体ですが、今回でははっきりわかりませんでした。

次回に期待です。

まとめ

今回は2024年7月から始まった「降り積もれ孤独な死よ」第4話のネタバレと感想をお伝えしました。

見逃してしまった人、あそこってどうだっけ?とちょっと確認したいことがある人など、いろいろな方のお役にたてるとうれしいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次