新しい日曜ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」が2024年7月7日からスタートしました。
原作も読んでいますが、まだ完結していない物語です。
第5話では灰川には実の子供がいることが判明しました。
それもその子供とは冴木の部下の鈴木という衝撃的な事実。
そして鈴木は蒼佑を誘拐します。
第6話では、鈴木が一連の犯人だということが署のメンバーにも伝わり確保に動きだします。
ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の基本情報
ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の基本情報です。
放送局 | 日本テレビ系 |
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放送時間 | 7月7日スタート 毎週日曜 夜10:30~11:25 |
出演者 | 成田凌、吉川愛、小日向文世、黒木メイサ、萩原利久、野間口通る |
主題歌 | ざらめ/あいみょん |
あらすじ | マガジンポケットで連載されている原作井龍 一・漫画伊藤翔太による同名漫画をドラマ化。2017年とある屋敷で起きた少年少女監禁死体遺棄事件。白骨化した遺体の数は13体。刑事冴木仁が事件解明に乗り出した。謎が新たな謎を呼び、過去と現在が交差するクライムエンターテインメント。 |
公式HP | https://www.ytv.co.jp/furitsumore/ |
ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」の相関図
「降り積もれ孤独な死よ」の第6話をわかりやすく相関図でまとめてみました。
ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」第6話のネタバレ
では、第6話のネタバレいってみましょう!
2024年東京・五味に灰川邸事件の話を聞きに行く燈子
いつもの休憩所で煙草をすっている五味。
署内にいる川相の元に五味係長は休憩中でしょうか?過去の捜査資料の整理頼まれて不要なものがないのか相談したいんですと若手の警察官が訪ねてきた。
若手の警察官がここで一番長いのはお二人ですからと言うと、川相は俺たちは出世できるわけないからなと答える。
警察官はバツ悪そうに、あ、すいません、そういうつもりじゃとその場を取り繕うが、川相は煙草じゃないかと言うのだった。
休憩所にいる五味の元には記者の燈子がやってくる。
あの、刑事課の五味さんですよね?といって燈子は名刺を差し出す。
五味は記者が何の用?と言うと燈子は2017年に起きた灰川邸事件についてお聞きしたいことがあるんですと話す。
燈子は資料を取り出しながら、理由は話すと流すなるんですけど…と言うが、五味は話さないよと答える。
話したくない、あんな終わり方した事件、と五味は言い、燈子に名刺を返して戻っていった。
デスクに戻り捜査資料を確認する五味。
ひとつのダンボールから灰川の日記を取り出すのだった。
2017年の山梨・灰川邸事件
蒼佑と花音までも拉致していた鈴木
起きてくださいぁ~い、蓮水さん、それとも花音姉さんと呼ぶべきかなと鈴木が椅子に縛り付けられた花音を覗き込みながら言う。
鈴木は続ける。
ここからは体力勝負になると思いますよ、ねぇ、蒼佑兄さん。
鈴木が向いた先には椅子に縛られた蒼佑。
蒼佑はお前は誰なんだよ一体、と鈴木に向かって言う。
鈴木は答える。
それは僕じゃなくて彼女に聞いてください。
わざわざ真相をつきとめて自分から会いにきてくれたんで。
灰川十三の実の息子・鈴木潤
花音は言う。
この人はお父さんの、…灰川十三の実の息子。
それに灰川邸の子供たち13人を殺した真犯人。
児童養護施設ウィンズロウの前。
かごの中で赤ん坊が泣いている。
施設の中から駆けだしてきて赤ん坊を抱いてあやす女性。
赤ん坊をくるんでいるおくるみにはJUNEと刺繍がされていた。
養護施設で育ち成長したじゅん少年。
あっちで遊ばない?という女性スタッフにじゅん少年は問いかける。
ねぇ先生、お父さんとお母さんは僕がいらなかったのかな?
女性スタッフは答える。
そんなことないよ、だって、毎年じゅんくんの誕生日にはお花が届くでしょ。
今年の誕生日にもきっと届くはずだよ。
じゅん少年は夜に門の前で誰が花をおいていくのか確かめようとこっそり見張っている。
すると、バイクで男性がやってきて花を置く。
じゅん少年は門の外に出て、僕のお父さん?だよね?と声をかけるが男性は何も言わずにバイクに乗って走り去る。
じゅん少年はお父さん!と追いかけるが男性は行ってしまった。
その後じゅん少年はバイクの男性の似顔絵を書いて男性の家を突き止めた。
大きな屋敷の前。
じゅん少年は窓から屋敷の中を見た。
灰川十三が椅子に座っている。
じゅん少年がお父さんと声をかけようとすると中で花音がお父さん、これ健流が壊したと灰川に声をかけるのに気が付く。
他にもたくさんの子供たちを目にするじゅん少年はショックをうける。
灰川十三はリッカのマークについて花音に説明している。
- リッカのマークは屋敷で暮らす家族の証
- 知っている人だけが家族
- もし知らない場合は血がつながっていても家族じゃない
- 血のつながりなんてそんなものは無意味
- 家族はおまえたちしかいない
それを窓の外で聞いてしまうじゅん少年は踏み台から足を踏み外し灰川に気付かれてしまう。
灰川十三が外にでてくるとじゅん少年は歩み寄って灰川十三にお父さん、あのね、僕と話しかけるが灰川十三はじゅん少年を付き飛ばす。
灰川十三はじゅん少年を見下ろして言う。
俺はおまえの父親じゃない。
二度と俺に近づくな。
そして灰川は屋敷の中に戻っていった。
父の愛に飢えていた鈴木潤の復習
蒼佑はお前が皆を…なんでそんなことをと鈴木に言う。
鈴木は答える。
わからないですか?
僕の苦しみが。
僕はずっと飢えてたんです、父の愛に。
偽物であるあなたたちが父を独占する間、愛への飢餓感で気が苦しそうになるほどだった。花音がだから餓死させたと…言うと鈴木が続けて話す。
僕の苦しみを少しでも味わってもらいたかったんです。
ま、水すら与えなかったんで、せいぜい5日ほどの苦しみですんだと思いますけど。
それを聞いた蒼佑はお前!と言いながら縛られている身体をほどいてとびかかろうと椅子をがたがたさせる。
鈴木はリッカのマークを壁に書き残し、じゃ、お二人ともあと5日間、家族水入らずでごゆっくりと言いその場を出ていった。
犯人は顔に傷がある男ではなく鈴木だと伝える冴木と五味
花音の家を尋ねる冴木。
蓮水さん!と扉を叩くが出てこない。
すると蒼佑の母・由香から電話が入り、蒼佑が明日で引っ越しなのにまだ帰って来なくて心配でと言う。
捜査本部では花音と蒼佑の行方が昨夜からわからなくなっていると情報が共有される。
顔に傷がある男が拉致した可能性があるということで、顔に傷がある男を探し出すようにと命令が下る。
捜査会議が終了後、五味と冴木が川相の側に行き五味が言う。
川相さん、昨日報告した通り灰川邸に飾ってあった絵を購入したのは鈴木でした。
それに灰川が書いた日記にはじゅんって息子がいたと。
冴木も言う。
灰川邸事件の犯人は鈴木潤です。
恐らく蒼佑と蓮水さんを拉致したのも。
今すぐ身柄を確保するべきじゃないですか。
それを聞いていた管理官が横から入ってくる。
じゅんなんて名前は珍しくない。
偶然の一致ということもあるだろう。
刑事が殺人犯だななんてそんなこと。
とにかく確実な裏付けが取れるまで鈴木の件は伏せる。
何も言い返せない五味と冴木。
すると川相が話す。
管理官、できたら鈴木のことは我々にまかせてくれませんか。
何食わぬ顔で戻ってくる鈴木潤
署には鈴木が元気になって戻ってくる。
皆ががんばれよなどと鈴木を気遣う。
鈴木は五味と冴木を見つけて、五味係長!冴木さん!といつものように人なつっこく2人に駆け寄っていく。
五味が鈴木、久しぶりじゃんと言いながら頭を撫でたりと明るくふるまい、中に入ってと別室へ行くよう促す。
養護施設の出身だった鈴木潤
別室で座る鈴木に冴木がコーヒーを出す。
鈴木が話す。
ずっと休ませてもらってすみません。
でもあの日のこと思い出すとどうしても体がこわばって…。
冴木と鈴木の様子をモニター越しに見ている五味や川相。
五味が鈴木について話す。
鈴木は養護施設の出身でした。
生後間もないころに門に置き去りにされていたそうです。
じゃぁ、この日記の先に書かれている内容は?と川相が言うと、恐らく真実ですという五味。
そして五味は推測する。
鈴木は恐らくそのことは知らず、灰川に恨みを募らせた。
川相は、いずれにせよ灰川と鈴木の血のつながりを確実に証明する必要があるなと言う。
鈴木潤に話を聞く冴木
僕に話を聞きたいなんて、灰川邸事件に何か進展があったんですか?
僕たちを襲った男がつかまったとか?
冴木が我が子を食らうサルトゥヌスの絵の写真を見せ、灰川邸に飾ってあった絵を買ったのはおまえだよな?店主の証言は取れてると鈴木に尋ねる。
鈴木はちょっと待ってください、これってまさか僕が疑われてるんですか?と焦る。
冴木、質問に答えろ。
また鈴木。
確かにこの絵を買ったのは僕です。
でも灰川邸に飾ったのは僕じゃありません。
冴木がどういうことだと言うと鈴木が答える。
この絵は盗まれたんです。
灰川邸事件発覚の数日前に。
おっ!もしかしたら空き巣に入ったのが僕たちを襲った男なんじゃないですか?
あの男が灰川十三の共犯者っていう線で本部は追ってるんですよね?
冴木が言う。
落ち着け。
俺たちは何があったか知りたいだけだ。
じゃその空き巣に入られた日の事を教えてくれ。
豹変する鈴木潤
鈴木がわかりましたと、コーヒーカップに手を持ち、飲もうとするが直前でやめて冴木をじっと見て言う。
なぁ~んてね。
見くびらないでくださいよ。
こう見えて僕も刑事のはしくれなんでわかってますよ。
モニター越しに見ていた五味たちも鈴木の豹変に少し驚く。
鈴木はカメラの方を見て続ける。
皆さんがほしいのは僕のDNAですよね。
相手の同意なく強制的あるいは詐欺的手段を用いてDNAを採取するのは違法ですよ。
というわけでコーヒーは結構です。
ちなみにこれって任意ですよね?
だったら僕はこれで失礼します。
冴木が2人はどこだ!と言うと鈴木がえ!?と言う。
冴木、蓮水さんと蒼佑だよ。
鈴木、行方不明なんですか!?それは心配ですね。
そう言いながら立ち去ろうとする鈴木の前に冴木が立ちふさがる。
すると鈴木。
令状もなければ緊急逮捕できるほどの嫌疑もないのに、被疑者の意向に反して退去を妨げるのは任意捜査の範囲を逸脱した違法行為ですよ。
では。
鈴木は扉を開け部屋の外に出ると、五味は川相たちにはお疲れ様でしたと言って去っていく。
五味がいいんですかこのまま行かせてと言うと川相が答える。
鈴木が事件に関与しているならこれで動きを見せるかもしれん。
そうなれば張り付かせている捜査官に言ってそく確保する。
冴木がでも蒼佑と蓮水さんはと部屋から出てくる。
川相が言う。
焦るな。
灰川邸事件の被害者はすべて餓死させられている。
犯人がその殺害方法に執着しているならまだ2人は生きているはずだ。
今はどうやって鈴木と灰川の血縁を確かめるかが問題だ。
すると五味が袋を川相に差し出して言う。
川相さん、これ使っちゃ駄目ですかね。
違法であることに間違いはないですけど。
さっき五味は鈴木の頭を撫でたときに髪の毛を抜いていたのだ。
川相は考え込むが、すぐに鑑定にもちこめ!責任は俺がとると五味たちに言った。
とらわれている花音と蒼佑
蒼佑が言う。
なんで灰川は俺たちにみたいに息子のことを育てなかったんだろうな?
一緒に暮らすこともできたのに。
花音が言う。
血がつながってるからだと思う。
実の親子だからこそ遠ざける必要があったんだよ。
でもこんなところで終わるんだね、人生って。
こんな風に死ぬつもりじゃなかったのに。
蒼佑が言う。
死なないよ絶対。
死んだらやり直せないだろ。
何があっても生きてなきゃ駄目だ。
兄貴が昔教えてくれた。
捜査本部でも鈴木が犯人だと確定する
捜査本部では防犯カメラから蒼佑がさらわれた後に出てくるワゴンに目をつけていた。
そのワゴンを運転していたのはなんと鈴木。
それが分かった捜査官たちはどよめく。
そこへ、DNA鑑定の結果、鈴木潤と灰川十三は親子だと認定されましたと川相と五味と冴木がやってくる。
管理官が指示を出す。
鈴木潤の逮捕状を請求する。
他の捜査員は鈴木のマンション周辺を包囲し説明があるまで待機!
鈴木のマンション前に警察車両が到着。
中から冴木と五味がおりてくる。
鈴木は家にもどってから一度も外に出ていないと言う見張りの捜査官。
五味が鈴木の家の扉を叩いて鈴木を呼ぶが出てこない。
カギを開けて入るともぬけの空。
奥の部屋に行くとベットの上には縛られテープで口をふさがれたピザ屋を発見する。
鈴木は宅配のピザ屋に変装して何食わぬ顔で外に出ていたのだ。
自転車に乗り逃走している鈴木。
五味がまずいな、自分の逮捕が近いと分っていたらアイツ、拉致した2人に何するかと言うと冴木が飛び出していった。
計画の実行を早める鈴木
2人を拉致した部屋に戻った鈴木はビデオカメラを回している。
蒼佑が餓死させるんじゃなかったのか?と言うと鈴木が答える。
安心してください苦しんで死ぬのは同じですから。
それにお二人の死にざまもご家族のためにちゃんと記憶しておきます。
でもおしいな僕きっとクビですよ。
せっかくあなたたち全員を殺すためにがんばって警察官になったのに。
座っている少女に近づく鈴木。
君はいおなちゃんだよね?
おまわりさんね君のお父さんから君を探してって頼まれたんだ。
本当のお父さんじゃなくてもう一人の灰川十三さんの方。
本当?と言う少女。
鈴木は続ける。
嘘だと思うならおまわりさんと一緒に会いに行ってみる?
手を差し出す鈴木。
その手を取る少女。
灰川邸につくと鈴木は少女に言う。
灰川さんが来るでしばらくこの中で隠れておいてくれる?
昔も何かあったら皆でここに隠れてたんでしょ。
わかったと地下室に入っていく少女
じゃあね、いおなちゃんと鈴木は扉を閉めた。
少女は中から扉を叩き、あけて、怖いよ、出してよと叫ぶもその場からゆっくりと離れていく鈴木だった。
鈴木が言う。
大変でしたよ。
13人ひとりずつコツコツと探し出して飢え死にさせるの。
2年もかかっちゃいました。
鈴木が警察官になった理由
鈴木の話は続く。
でもすでに大人になっている残りの6人は見つけられなかった。
だからあなたと花音が言うと、鈴木が答える。
はい、僕、目的のためなら努力が苦にならないタイプなんです。
自分が刑事になってから事件をあきらかにすれば残りの6人の情報は捜査資料として簡単に手に入りますから。
顔に傷がある男とは無関係の鈴木潤
花音が聞く。
じゃぁ、あの男は。
あの男?と鈴木。
私たちを襲ったあの男は一体誰?と花音が聞きなおす。
さぁ、アイツとはなんの接点もないしどこの誰かも知りません。
急に現れて捜査をかく乱してくれたのは助かりましたけど。
ちょっと話すぎました作業に戻りますね。
と鈴木は何やら作業をしている。
鈴木が呟く。
いつもとやり方は違うけど時間もないし、いたしかたないです。
偽物に親を奪われて息ができなかったほど苦しかったのも事実ですから。
河口湖周辺の別荘に拉致されている花音と蒼佑
捜査本部では鈴木が使用していた車が向かった先が分ってくる。
川口湖周辺の別荘。
そのあたりを重点的に調べるよう各捜査員に連絡が入る。
冴木も急いで向かっていく。
拉致現場では、蒼佑がやっとわかったよと呟く。
お前が灰川十三の息子だと知ってやっとわかった。
なんであの人が…父さんが自分から捕まったのか。
父さんは灰川邸事件の容疑者としてつかまることでお前が犯した罪をかぶろうとした。
命をかけてまもろうとした。
守ろうとした?と鈴木。
蒼佑は続ける。
そうだよ。
自ら命をたってまで。
鈴木潤は灰川十三を殺していた
鈴木の作業がとまる。
そして笑って言う。
自ら命をたったかぁ。
それが事実なら感動的だったんですけどねえ。
えっ!?と花音。
灰川十三を殺したのも僕ですと鈴木はカミングアウトした。
僕はおまえたち偽物にはできないことをした。
父親殺しができるのは本当の子供である僕だけだ。
拘留されている灰川に近づいていく鈴木。
灰川が振り返る。
鈴木が声をかける。
殺された子供たちのことを思うと眠れない?
久しぶりお父さん。
じゅんだよ。
あんたの息子の。
カギをあけて中にはいる鈴木。
座っている灰川の近くでしゃがみ目線を合わせて言う。
どんな気分?
大事に育てた子供たちを殺したのが実の息子だとわかった時って。
自分が罪をかぶれば犯行はとまると思った?
まさか…残りの6人も全員殺すよ。
すると灰川。
さっきからなんの話をしている?
俺に息子はいない。
鈴木の顔つきがみるみる変わる。
何だよそれ、俺がどんな思いで…
灰川がさらに言う。
何度でも言う俺に息子はいない。
用が済んだなら出ていけ。
鈴木はロープを取り出し、灰川の背後から首をしめた。
一部始終聞いた花音が言う。
じゃぁそれがお父さんの愛だったんだ。
はっ!?と言う鈴木。
花音は続ける。
お父さんは簡単に誰かに殺されたりするような人じゃない。
でも、あなたのためにわざと殺された。
実の息子の望みを叶えるために。
そんなわけないだろと鈴木。
また花音。
あなたは認めたくないだけでしょ。
お父さんが本当はあなたを愛していたことを。
すると鈴木。
アイツが僕を愛してた?
そんなわけない!
だったらなんで僕を捨てた!
花音に掴みかかる鈴木。
灰川十三が鈴木潤を手放した理由
花音が答える。
守るため。
日記にはそう書いてあった。
ぎゃぁ~っと子供の泣き声が聞こえる。
灰川があわててかけつけると外におかれたままのベビーカー。
その中には灰川の子供・幼き鈴木潤。
家の中にはいると家は荒らされ血が方々に飛び散っている。
みゆきが倒れている。
灰川がみゆき!と名前を呼びながら駆け寄ると背後から、うちの嫁がずいぶんと世話になったみたいでと血がついたワイシャツの男が水を飲んでいる。
その男は返してもらえますか?コイツもその子も俺のなんでと包丁を持って近づいてくる。
そして続ける。
あんたはその子の父親でもなんでもない。
ただの人殺しだろ。
血の付いた手を鈴木潤に伸ばしてくる男。
するとみゆきがその男の刃物を掴み、逃げて!その子を守って!と命からがら灰川に訴える。
灰川は鈴木潤を抱えて走った。
花音は言う。
あなたを自分の息子として手に入れようとする男から守るため。
そして、あなたが殺人犯の息子として育つことから守るため。
だからお父さんは再び現れたあなたのことも拒絶した。
自分と関わることであなたが苦しむことがないように。
それは、愛でしょ。
鈴木は思い出す。
灰川の首を閉めているときに灰川が自分の手にふれようとしていたことを。
そしてその記憶をかき消すように黙れ黙れ!と花音に拳銃を向ける。
花音が発砲されたかと思いきや、撃ち抜かれたのは天井のライト。
鈴木が強く言う。
全部アイツが勝手にした自分本位の行動だ。
それのどこが愛なんだよ。
もういい。
練炭に火をつける鈴木。
じゃぁさよならと出ていった。
冴木が拉致現場を見つける
花音は椅子をゆらし倒れこみ床に落ちているガラスをひろい縛っているロープを切ろうとする。
発砲音を聞きつけ冴木が向かった先に、ふさがれている扉があることに気が付きテープをはがしだす。
すると背後から鈴木が冴木の頭に銃口を向けて言う。
さすが冴木さん。
思ったより到着がはやくてびっくりですよ。
冴木が鈴木あきらめろ、もうすぐここも包囲されると言う。
すると鈴木。
じゃぁ後数分このままじっとしててくれませんか。
そしたらちゃんと逮捕されてあげます。
落ちているガラスでロープを切った花音は蒼佑の意識がないことに気が付き急ぐ。
花音は必死で蒼佑を助けようとするが2人とも意識が朦朧とする。
2人も階段を上がろうとするが力尽きてしまうのだった。
そのころ外では冴木はわかったと手を上げ拳銃も鈴木に差し出す。
意外と素直ですねと鈴木。
しかしすぐさま冴木が鈴木を取り押さえ急いで花音と蒼佑を助け出す冴木。
蒼佑の心臓マッサージを施す。
蒼佑は息を吹き返した。
よかったという冴木。
暴力の連鎖
本当によかったと思います?と鈴木が言う。
どういう意味だと冴木?
すると鈴木。
僕知ってるんですよ?
あなたたち兄弟は父親と同じように暴力に取りつかれているって。
暴力を受けて育った子供がまた暴力をふるうようになる、そんな負の連鎖、断ち切ったほうがいいんじゃないですか?
死ぬことで。
そうすれば、不幸はそこで終わります。
生きてること自体が間違ってる。
あっ、僕が虐待を受けていた灰川邸の子供たちを殺したのも、ある意味、社会貢献だったのかもしれませんね。
冴木がゆっくりと立ち上がり鈴木に近づいていく。
鈴木の手錠をはずす冴木。
鈴木はやっとわかってくれました?僕が正しいって?と言うと冴木が鈴木を立ち上がらせて殴りかかった。
蒼佑が声もとぎれとぎれに駄目だ兄貴というもその声は届かない。
冴木は鈴木を殴り続ける。
蒼佑が止めに行こうとする。
一心不乱に殴り続ける冴木だった。
原作との違い!蒼佑だけでなく花音も拉致
原作やこの先のストーリーのネタバレにもなるかもしれないので、ご注意ください。
原作では蒼佑だけが拉致されます。
そして灰川が鈴木の罪をかぶったんだと灰川が鈴木を思っていたことを告げられて鈴木は蒼佑を殺すことに少し迷いが生じていました。
そんな矢先に顔に傷がある男がやってきて、蒼佑を無残にも殺害し、今度は顔に傷がある男が鈴木をさらっていきます。
顔に傷がある男は原作でもまだ何者なのかわかっていないんですが、ドラマではどうなるんでしょう。
しかし、ドラマでは蒼佑だけでなく花音も拉致され、そして無事助かってました。
でもどうなんだろう、来週何かあるのかな。
最悪の自体は嫌だなぁ~。
ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」第6話の感想
第6話では蒼佑がどうなるのかハラハラドキドキだったので、原作とは違ってひとまずほっと一安心したところです。
ドラマのオリジナルのストーリー展開に今後の予測不能な出来事がいろいろとおこっていくんだしょうね。
次回からは2024年び美来ちゃん拉致事件についても何か足取りがつかめていくのでしょうか。
まとめ
今回は2024年7月から始まった「降り積もれ孤独な死よ」第6話のネタバレと感想をお伝えしました。見逃してしまった人、あそこってどうだっけ?とちょっと確認したいことがある人など、いろいろな方のお役にたてるとうれしいです。