2025年1月クールの日曜劇場は松坂桃李さん主演の「御上先生」。
第1話あらゆるところに伏線が満載でとにかく謎が多くかったですね。
いやはや整理するのが難しい。
今回は御上先生第1話のあらすじやネタバレ・考察をまとめてみました。
小島よしおさん登場してます(笑)
隠れピーヤも探してみてください(笑)
御上先生基本情報
御上先生の基本情報です。
ポスタービジュアル解禁!
— 「御上先生」日曜劇場【公式】 (@mikamisenseitbs) December 22, 2024
【辞令】
日本教育の破壊を俺に命ずる。
私立高校へ出向を命じられた
“官僚教師”御上(#松坂桃李 )。
“国の陰”を背負いながら教壇に立ち、権力に立ち向かう姿を表した1枚に。
————
2025年1月19日(日)よる9時スタート
TBS新日曜劇場『#御上先生』… pic.twitter.com/FVcGbQgWcR
放送局 | TBS系 |
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放送時間 | 1月スタート 毎週日曜 夜9:00~9:54 |
出演者 | 松坂桃李、岡田将生、奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、八村倫太郎、山下幸輝、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音 林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝ほか |
主題歌 | Puppets Can’t Control You/ONE OK ROCK |
あらすじ | 東大卒のエリート官僚・御上孝が高校3年生の担任教師に。日本教育にはびこる腐った権力に18歳と共に立ち向かう完全オリジナルの大逆転教育再生ストーリー。 |
公式HP | https://www.tbs.co.jp/mikami_sensei_tbs/ |
御上先生第1話のあらすじ
御上先生第1話のあらすじです。
文科省官僚の御上孝(松坂桃李)は私立隣徳学院3年2組の教壇に立っている。
29人の生徒を前に、御上の授業が始まる。その場にいる29人の生徒は、それぞれの想いをもって、向き合っていくのだが、御上が投げかけるある問いが、波紋となり、生徒たちをつき動かすことになるーー。
引用:御上先生公式HP
御上先生第1話ネタバレ
御上先生第1話の詳しいネタバレになります。
国家公務員試験会場での事件
国家公務員採用総合職一次試験会場は静まりかえっている。
ある1人の男性が答案用紙を手に立ち上がり提出して会場を去ろうとする。
すると黒いフードつきのアウターを着た人物がその男性を追うように動き出し背後からナイフでひとつき。
刺された男性は倒れ込み、それに気付いた受験者が悲鳴を上げ会場はパニックとなる。
ナイフを片手にその場に立ち尽くす人物から離れようと受験者たちは皆逃げ出した。
逮捕されたのは被害者と同じく受験生の真山弓弦。
テレビでそのニュースを驚きと悲痛の表情で見ている女性・冴島悠子。
文科省を去る御上孝
その事件がおこった同じ日、文部科学省の官僚である御上孝は官僚派遣制度を使い、私立高校へ派遣されることとなり、文科省を去る支度をしていた。
そんな御上に後輩の津吹がやってきて、総合職の受験会場で人が刺されたんですと話すが、「そう」と一言だけの御上。
そこへ同期の槙野もやってきて他人事だなと御上に話しかける。
御上と槙野の関係は良好とは言えず、そんな二人の会話を横でハラハラした様子で聞いている後輩の津吹。
すると、槙野。
学校で教えられるって文科省の夢だよね、僕が変わりたいくらいだよ。
それを聞いた御上はいやいや無理でしょ、だって槙野教職持ってないだろと冷たく言い放つ。
槙野は津吹に向かって、お手上げと言わんばかりに手をすくめて見せるのだった。
槙野が去った後、津吹は私立の高校への派遣は初めてのことで僕は本気でうらやましいですと津吹がいう。
御上は振り返って槙野を見ながら、信じていた友に裏切られ、島流し同様の左遷だと津吹に皮肉をいうのだった。
言葉を失う津吹だった。
ダンボールをかかえ文科省を去っていく御上の後ろ姿を御上の同期・槙野はじっと見つめていた。
文科省を出て歩いていると視線を感じて御上は立ち止まる。
1人の男子学生が御上をじっと見つめていた。
それを確認した後また歩き出す御上だったが、男子生徒の姿は消えていた。
御上孝の派遣先・隣徳学院
御上の出向先は県内一の東大進学率を誇る私立隣徳学院。
そこで御上は3年2組の担任となる。
今まで担任だった是枝文香は副担任に。
生徒たちの前で自己紹介をする御上。
担任は持ちあがりのはず、突然の担任変更にわけがわからず納得できないといった感情をあらわにする生徒たち。
説明を求めるが、何も聞かされていないからわからないと御上はいう。
是枝もまた同様だった。
生徒たちは御上が官僚だと知ると驚く。
そして、それで突然担任なんてなめてるよねと言うが、御上は官僚にはそれにふさわしい役職を与えるのがセオリーなのに担任で満足しているなんて僕はつつましいほうだといい放つ。
できんの?授業と報道部の神崎が質問する。
御上はその質問をしたのが神崎だと知り、要注意人物だからなめられないようにと言われたよと話す。
是枝が止めるが、しばし言い合いが続く御上と神崎。
御上はせっかくだから挑発に乗らせてもらおうかなと言い、神崎の試験結果について明らかに大門4のできが悪いと話し出し、問題を黒板に投影し授業をする。
ただの上級国民予備軍
続いて自分のことを話し出す御上。
御上は試験という試験に落ちたことはない。
受けた試験は全てトップで合格してきた。
なぜなら勉強の仕方を知っていたから。
受験のノウハウで僕に勝てる教師はまぁこの学校にはいないだろうね。
そして生徒たちに語りかける。
「君たち、自分のことエリートだと思ってる?エリートとはラテン語で神に選ばれた人。この国の人は高い学歴を持ちそれにふさわしい社会的地位や収入のある人間のことだと思っている。でも、そんなものはエリートなんかじゃない。ただの上級国民予備軍だ」
おもしろがったり苦笑いをしたり表情を変えなかったりと生徒の反応は様々だった。
チャイムがなり教室を後にする御上と是枝。
是枝は生徒たちをあんな風にあおったりしてどういうつもりですか?と御上に詰め寄る。
御上は隣徳のような学校が本当の意味でエリートを育てないと国が滅びますよとさらっと言い、そして、こんなタイミングで担任を変えられたんですよ、闘うべきですと是枝をも刺激するのだった。
すると理事長の古代が生徒たちと親し気に話している。
隣徳を風通しのいい学校にしたいという古代。
生徒から直接意見を聞くことも多いのだとか。
生徒の本音を聞き出すため、話しかけられやすいよう日々ぶらぶらと校内を歩き回っているんだそう。
放送部部長・神崎拓斗
生徒に呼ばれて去っていく古代理事長を見送りながら、御上は生徒の神崎について是枝に聞く。
それは、神崎が教師の不倫を暴いて学校新聞にのせた事から退職に追いやったこと。
本当ですという言う是枝に御上が言う。
ご存じですよね?退職された教師冴島先生は先日の・・・?
もしかして知ってるんですか?と驚く是枝。
はいという御上だった。
御上が出ていった後の教室では生徒たちが御上についてざわついている。
授業は確かにすごかったけどザ官僚って感じでなんかむかつくわ~。
私はいいと思うけどなど賛否両論。
そんな中、冨永は神崎をそんな顔にさせるなんて面白いの来たじゃんと神崎に言うと神崎は苦虫をかみつぶしたような顔をした。
是枝は名家のお嬢様
職員室では溝端が御上に大丈夫でしたか?と声をかける。
是枝は熱心だがたまに行きすぎちゃうと苦言を呈する溝端。
どこがですか?と御上が聞くと、テストを勝手に作るんですよねと溝端。
今は各科目の教師全員でテストの問題を作るのが主流となっているなか、是枝は完全オリジナルのテストを作ってしまい困っていると言う。
実は是枝は名家のお嬢さんで、隣徳学院設立時にもかなりの額を寄付してくれ、今も寄付を続けてくれていることからそのコネで隣徳の教師になった縁故採用だから強く言えないと話す溝端。
御上は自分も解いてみましたがいい問題でしたけどねと是枝を評価し、逆に溝端先生はどう思いましたか?と聞く。
溝端は解いていないしその必要もないからわからないと答える。
他の教師たちが溝端は官僚の試験におちて教師になったらしいと噂話をしている。
体調を崩しがちな生徒・椎葉春乃
保健室ではベットで椎葉が横になっている。
養護教諭の一色が新学期1日目だからってがんばらないいいんだからね、堂々と早退しちゃいなさいと声をかけている。
ちょっと休めば大丈夫なんでと椎葉が答えた。
神崎と幼馴染の冨永蒼
3年2組の教室では是枝の古典の授業を終えた生徒たちが御上についてAIみたいだと盛り上がっている。
そんな中神崎はムッとした表情で教室を後にした。
すると御上が歩いているのを見かけ、神崎は後を追う。
御上はある部屋に入っていく。
その部屋の前まで来る神崎。
そこは進路資料室だった。
すると誰かが神崎の背後から手を引っ張る。
後を付けていた冨永だった。
冨永はオカミに目にもの見せてやるってお思ってる?と神崎に聞く。
神崎は担任が変わったことが変だと思わないのか?と逆に聞く。
冨永は大人の忖度なんじゃないと軽い感じ。
それでいいのか?と言う神崎に、良くはないけどオカミはちょっとおもしろい感じするんだよねと楽しそうに話すのだった。
御上をよく思わない学年主任・溝端完
3年の学年主任溝端は御上をよく思わず、理事長の古代にやっかいな臭いがすると報告。
古代は話す。
隣徳がよりよい教育ができるよう文科省に便宜をはかってもらうため、官僚派遣を受け入れた。
本来は官僚からの派遣だったら副校長くらいにはしないといけないところを、御上先生が教師として生徒と向き合いたいという謙虚なことをおっしゃったからせめて担任はおまかせしないと文科省に顔向けできない。
それはわかりますけど・・・という溝端。
御上の過去に何が?
初日が終わり自宅に戻った御上。
ダンボールから一枚の写真を取り出す。
それは御上が学生時代の写真。
一緒に写っているのは文科省を出たときに立っていた男子生徒だった。
学生時代の御上と男子生徒がお弁当を食べている。
男子生徒が御上に言う。
「パーソナルイズポリティカル」、個人的なことは政治的なこと。
なにそれ?と御上。
青年が答える。
個人がかかえる生きづらさは個人でなんとかしろって思うけど、実は社会的な問題。
つまり政治が解決すべき問題って意味なんだよね。
すごく大切にしている言葉んだよね。
いつか孝にもわかるよ。
現在
御上はその写真を机の引き出しにしまった。
文科省総合教育政策局局長・塚田幸村
その頃文科省では総合教育制作局局長の塚田が槙野と話をしていた。
ここから先、槙野君にはいろいろとお願いしたいことがあってねと塚田。
いろいろって怖いですねとにやにやする槙野だが、なんでもやらせていただきますと頭を下げた。
御上とは連絡をとっているのか?と気にする塚田に、取ってないですねと槙野。
槙野は津吹から自分が御上を裏切って塚田さんに売ったと思っていると聞かされていたのだ。
それを聞いた塚田。
左遷なんてつもりはないんだけどね。
私立の官僚派遣第一号に御上くんはどうかと槙野君が言ってくれたときはなんていいアイディアなんだと口笛拭きそうになったよ。
そして槙野。
天下り斡旋疑惑のほとぼりを冷ますには何かとちょうどいいですよね。
すると塚田は部下同士がいがみ合ってると自分の管理能力が問われるから仲直りしてくれよと槙野に言うと、槙野は自分を選んでくれたと思ったのに御上の機嫌を気にするんですか?と聞く。
2人とも僕の大切な部下だからねと塚田は笑顔で答えた。
スローロリスとラーテル
翌日、是枝の授業中に突然御上が入ってくる。
驚く是枝に続けてと御上がジェスチャー。
数人の生徒たちはこそこそと内職を隠す。
休み時間になると、生徒たちがオカミなんできたの?と話していると部活のラインで学年もクラスも関係なくふらっと現れて授業参観をしているらしいとの情報が入る。
文科省のスパイ?それある~!や、隣徳としては官僚受け入れて助成金やら何やら優遇してもらおうとしたんだろうけど、目算外れた感じ?などなど。
是枝が廊下にいる御上を見つけて走り寄ろうとする御上はしゃがみこみ廊下にとまっている蝶をそっと優しく包み込み学校の外へ放す。
そんな姿を見つめた後是枝はつかつかと歩み寄り溝端主任に見張れって言われてるですか?と授業を見に来たことをおもしろくなさそうに聞く。
御上はただ参考にしたいと思ってと答え、タブレットを見せながら今は生徒が先生に評価をつける、こんなことをやるんですねと話す。
教師もサラリーをもらう立場で査定に反映されると話す是枝。
是枝の評価は圧倒的に高い。
ものすごくがんばってますからと是枝。
是枝は前に御上からスローロリスにたとえられたことから逆に御上をラーテルに例える。
ラーテルはどう猛な性格でライオンのエサでさへ横取りする。
そのことから、御上はラーテルが僕でエサは担任の地位とでもいいたいんですか?と是枝に聞く。
そうですねと是枝。
また御上。
敵は僕じゃありませんよ。
スローロリスを見習ってください。
力が弱くても闘い方次第で勝てるってことです。
そこへ一色が通りかかり、御上とお互い自己紹介をする。
御上が去っていくと、明らかに悩んでいる顔の是枝にちょっとお茶でも飲む?と声をかけた。
養護教員一色真由美
是枝はスローロリスの写真を自分の顔の横に並べて似てますか?と突然一色に聞く。
どういうこと?とちょっと笑う一色。
是枝が話す。
この写真見せて似てるって言った挙句に理不尽に担任変えられたんだから闘えって。
生徒のことも挑発しまくるし。
一色はそんな是枝を見て、是枝ちゃんがそんなにカリカリするの珍しいねと言う。
是枝は5年目でようやく持てた担任だったから卒業まで全うしたかったのに悔しいんですと答える。
そして続ける、御上が敵なのか味方なのかわかりませんと。
保健室の壁には心の相談室のポスターが貼られている。
それに目をやった是枝は相談に来ますか?と聞くと、それがけっこう来るのよと一色。
うちみたいなお金持ちの子が来る学校でも複雑な家庭の事情を抱えている子はそれなりにいる。
テストの点が自分の存在意義に直結しちゃう子・親からの過大な期待に押しつぶされそうになってる子、それでもみんな本当によくがんばってる。
話聞いてあげるくらいしかできないのが歯がゆいけど。
成績も家庭環境も弱みを見せつけたら負けって環境で3年間。
心もそりゃやんじゃうわよ。
そして一色は続ける。
御上先生のことはわからなくても闘えって言葉は信じてみてもいいんじゃない?
一色の話を聞いていた是枝は圧倒されるのだった。
それぞれ問題を抱えていそうな生徒たち
休業中の和菓子店の前に椎葉。
店内を見て立ち去る。
東雲温は廊下の壁に貼ってある「教科書DAY」のポスターをじっと見ている。
御上は進路資料室でパソコンにむかい生徒の情報を見ている。
神崎は校門前で誰かを待っている。
そこへ歩いてくる1年の男子生徒。
神崎はスマホを確認しその男子生徒に声をかけ、最近きた御上先生のことを教えてほしいと言うのだった。
御上をリークしたのは本当に槙野なのか?
御上が中華料理店のカウンターで食事をしている。
そこへ槙野と津吹がやってきて、テーブル席で一緒に食べることに。
学校はどう?と聞く槙野にまだ一週間しかたってないから授業しててもままごとみたいだよと答える御上。
教科によっては教師より優秀な生徒もいるから担当が数学でよかったよと言う御上に、いくら優秀でも御上程じゃないでしょと槙野。
どうかなと御上。
さつばつとした空気を変えようと津吹が隣徳学院は東大排出率がすごいですよねと話す。
御上はそうなるには理由があって、放課後に校内予備校といって学校で予備校が開催される。
隣徳は前身が隣徳ゼミナールと言う学習塾だけあって、他と比べて驚くほど手厚い。
人気も出るわけだ、隣徳の倍率すごいもんなと槙野。
すると御上。
金にモノ言わせて東大もぎ取ってる学校より興味持つべきものあるんじゃないの?
槙野は自分が行ってる高校の事そんな風に思ってんのかよ?と御上を見つめる。
店を出ようと立ち上がる御上。
俺が払うと槙野。
すると御上。
いいよ、俺が払う、栄転祝いだよ、俺を売ってつかんだポストだろ。
御上が出てくと、感じ悪っ!と槙野。
現場を見たいってあれだけいってたくらいだから、むしろ感謝してほしいけどねと言う。
すると津吹が御上さんのこと密告したの槙野さんじゃないんですよね?と恐る恐る聞く。
槙野はもし俺だとしたら何か問題あり?と言う。
驚く津吹に冗談だよと笑う槙野。
脅かさないでくださいよとまた食べ始める津吹だった。
神崎を心配している富永
冨永はゲームセンターで格闘ゲームを楽しんでいる。
すると突然チャレンジが入るが冨永が圧倒的な強さで勝つ。
対戦相手は御上だった。
冨永は驚き、まさかつけてました?
いや違うけどせっかくだから少し話さない?と御上。
冨永はクレープ買ってくださいとちゃっかりおねだり。
御上はクレープを食べている冨永に毎日来てるの?と聞く。
いけませんか?私は脳のシフトチェンジしてるだけで家庭に居場所がないとかいうわけではないので心配しないで下さいと答える冨永。
話の流れで御上が皆にオカミってあだ名で呼ばれてますよとカミングアウト。
笑う御上。
すると冨永は話って神崎のこと?と聞いてくる。
幼馴染なんでしょ、昔からあんな感じだった?と御上。
すると冨永はまさか!あんな小学生いたら怖いですよねと言う。
神崎は無邪気なところがあったわけでもなく、大人びてるわけでもなく、大人の皮をかぶるのが上手だったと。
冨永は幼馴染だから神崎を心配していると言う。
自分の事わかってなくてひやひやすると。
少しして冨永は腕時計を見てごちそうさまと足早に去っていった。
御上の記事が隣徳新聞に
翌朝隣徳新聞のまわりに生徒たち。
新聞を手に是枝が御上にかけよる。
これ本当なんですか?と是枝。
新聞を取り歩き出し教室で説明すると言う御上。
教室ではマジ?どうせそんなことだろうと思ってたんだよなという声が飛び交っている。
冨永がどうした?と教室に入ってくると、新聞を怒った表情で差し出す東雲。
新聞の見出しは御上先生は犯罪者、隣徳へ来たのは左遷人事か?文科省の闇があきらかに、とある。
新聞を作った当の本人神崎は平然とスマホを見ている。
そこへ御上が入ってくる。
生徒たちは席につく。
御上はおはようございますと挨拶をした後、新聞を見せながら、これは大体において事実だと単刀直入に話した。
驚きざわつく生徒たち。
御上は説明する。
昨年、文科省からある民間研究機関への天下りが不正に行われていたと騒がれた。
証拠不十分ということで刑事告訴には至らなかったが自分(御上)が関係していたのではないかと文科省内でリークがあった。
そこで事態が落ち着くまで制度を利用してこちらの高校に派遣されることになった。
この記事を書いたのはもちろん神崎。
ネタ元は教えられないと神崎は言うが、この学校くらいになると親兄弟・先輩にも官僚なんていくらでもいるだろうしねと推測する御上。
そして、神崎に一体報道で何がやりたい?と聞く。
君のお父さんは一流って言われる新聞記者だよね?
その君があんな記事を得意げに出すなんて親への対抗心なのか?
神崎は言う。
お行儀よく公式発表を待って多少の書きぶりを変えただけの他の記者と同じような横並びの記事を出す父親のような記者にはなりたくない。
記者クラブなんて終わらせるべきなんだよ。
それを聞いた御上。
志だけで変えられるならとっくに変わってる。
今までずっと変わらなかったシステムをどうやって変えるんだ?
神崎は日本の報道システムを変えるために自分の志を言うも、そんな高い志を持っているのに僕に対しては取材もしなければ確認もしなかった上にこんなゴシップ記事と御上にひと蹴りされる。
神崎はゴシップ記事だと言われカチンときている様子。
御上は今からでも取材してみたら?官僚自らなんでも答えるなんてそうない機会だよと神崎に言う。
生徒たちは神崎を見る。
天下り斡旋の真相は?
神崎はスマホのレコーダーを起動して質問する。
あんたはさ大体のことが事実と言っていたけれど、事実ではないところはどこなの?
御上は答える。
天下り斡旋の責任をとってここに来たのは事実だ。
でも不思議なことに僕にはそんなことをやった記憶が全くないんだよね。
そんな嘘が通用すると思ってるんですか?神崎。
御上は言う。
考えて。
もし僕が言っていることが本当だったら、一体何がおこった?
誰かに罪をかぶせられたとか?神崎が答えると妥当な推論だと御上。
御上がそんな申し出を受けたのは文科省に残りたかったから。
教育を変えるために文科省にはいったのに何も成し遂げないまま文科省を手放すわけにはいかないと。
神崎はそれでやったことが人の不正の肩代わりなんて矛盾してませんか?と言う。
御上はそれについて答える。
志だけで変えられるならとっくに変えられてる。
官僚が出世したいと思ったら手を汚さずには上にいけない。
神崎君、君が記事にしたことは闇なんて御大層な事じゃない。
単なる日常だよ。
そんな簡単に見えるものを闇とは呼ばない。
神崎は悔しそうな表情をしている。
真のエリートとは
みんなにもひとつ聞いていいかな。
神崎君が不倫をリークした冴島教師、彼女は自主退職し、後に離婚した。
そして男性教師は・・・
その先を神崎が続ける。
系列の学習塾に飛ばされた。
また御上。
なんで辞めたのは女性教師で男性教師じゃなかったんだろうね。
それ関係ある?今の話と?と神崎。
君が叩き壊した人生の話だよと御上。
不倫するような教師の人生とかどうでもいいからと神崎は冷たく言い放つ。
御上が「パーソナルイズポリティカル」と言うと、その言葉なら知ってるよと神崎。
そんな神崎に向かって少し強い口調で御上は言う。
ならどうしてただゴシップを垂れ流した。
そこに想像力を使わなかった?
黙る神崎。
御上は続ける。
今考えているエリートはただの上級国民予備軍。
過酷すぎる競争を勝ち抜いてようやく掴み取った人生が上級国民でホントにいいの?
神に選ばれしエリートとは。普通の人間なら負けてしまうような欲やエゴに打ち勝てる人。自分の利益のためではなく他者や物事のために尽くせる人。そこにもうひとつ加えたい。真のエリートが寄り添うべき他者とはつまり弱者のことだ。
政治家の機嫌を取る御用記者と不倫する教師の人生をどうでもいいと切り捨てる新聞記者。
僕には何が違うのかさっぱり分らないな。
反論できず悔しそうにしている神崎はやってやれっかよこんな茶番と立ち去ろうとする。
御上が教室を出ていこうとする神崎に闇を見たくないのか?と語りかける。
立ち止まり御上を見る神崎。
御神は神崎に向かって言う。
だとしたら僕はこれ以上ない情報源だ、手放すな。
もし本当に闇を見る気があるなら、今日の放課後ここで話そう。
御上の新聞による関係各所の動き
理事長室では溝端が新聞の件で謝っている。
古代は溝端にうまく火を消してくださいと肩をたたいた。
文科省では隣徳新聞を見ながら塚田と槙野が話している。
この件をほうっておいたらパンドラの箱が開いちゃいそうじゃないですか?と槙野。
縁起でもないこと言わないでくれよと塚田が言うと僕が何とかしますよと言う槙野だった。
神崎の記事と国家公務員試験会場での事件の関係性
神崎は帰ろうとしていたが、徐々にその足取りはゆっくりとなり立ち止まる。
考え込んだ末に、御上との約束に向かう。
御上が教室にやってくると神崎が壁に寄りかかっていた。
座ってと御上。
あれのどこがゴシップ記事なんだよと神崎。
仕事柄数えきれないくらい記者会見に同席してきた。
そんな聞き方で真実を教えてくれる親切な官僚はいないよ。
でも今や僕は親切きわまりない教師なんで。
そういいながら御上は机の上に写真を置いた。
それは学校を追われコンビニで働く冴島の姿。
だから何だよ?と神崎。
今年の国家公務員の試験で殺人事件が起こったのは知ってるよね?
もしその事件と君の記事が関係あるとしたら?
はぁ?と神崎。
御上は神崎の前に座りながら言う。
気付いちゃったんだよね。
闇の中で。
その事件と僕の不正とこの学校と文科省がつながってるかもしれないことに。
ブラジルでチョウが羽ばたくとテキサスで竜巻が起こるというバタフライエフェクト。
小さな出来事が連鎖して大きな出来事につながることがある。
でもここで肝心な事はブラジルで羽ばたくチョウは自分の羽ばたきが竜巻となり、沢山の人や動物を殺したかもしれないことを知らないってことだ。
何の痛みもなく人は人を殺すことがある。
だってチョウは羽ばたいてるだけなんだから。
言ったよね本当の闇を見たければ僕を手放すなと。
あんた何で俺にそんなにかまうの?
似てるからかな。
本当に似てる。
だから君を見捨てるわけにいかないんだ。
御上は立ち上がり教室を出ていった。
廊下に出る御上にまた男子生徒の幻覚が見える。
男子生徒は紫がかった光を帯びていた。
御上先生第1話考察とメモ
御上先生第1話の考察と個人的なメモとして残しておきたいことをまとめています。
沢山のモニターの前に座っていた人物は誰?
沢山のモニターの前に座るフードをかぶった人物。
国家公務員試験会場での事件について見ていました。
御上が文科省から去っていこうとする冒頭のシーンに写っていたんですがいかにも意味ありげな登場。
今後のキーパーソンとして重要人物なのかな。
御上のことをリークしたの槙野?
御上は天下りの斡旋に関与したと誰かのリークによって陥れられたとあります。
今の時点では同期の槙野が怪しい感じです。
でもはっきりそうだと思えるシーンもないですし、もしかしたら違うかもしれませんよね。
槙野は槙野なりに違う形で御上をサポートしているのかもとか?
幻覚の男子生徒は御上の先輩?死んだの?
要所要所で現れる御上の学校の先輩と思われの男子生徒は亡くなったのでしょうか?
最後に登場したときには紫がかっていて不思議な存在感を出していましたね。
御上が文科省に入ったのは先輩の身に起きたことがきっかけかなと考えられますね。
不倫で退職した冴島と事件の関連性は?
犯人として捕まった真山弓弦は隣徳学院を退職した冴島さんの元教え子?
不倫と勘違いさせる何か違うもっと複雑な出来事があったのかもですよね。
「神崎の不倫記事」と「国家公務員試験での事件」と「御上の不正事件」と「学校」と「文科省」がどうつながるんでしょうか。
わからなさすぎる。
小島よしおはどこに登場した?
小島よしおさんは校内予備校のオンライン授業で登場していました!
東大コース数学科の講師・小島光太郎役です。
黒板には隠れピーヤがあるそうな。
隠れピーヤわかりましたか?
御上先生第1話感想
前評判通りの社会にするどく切り込むすごいヒューマンドラマでした。
名作の予感です。
第1話は謎ばかりが多く何も解明されませんが、この謎がどう明らかにされていくのか今後の見ごたえ充分。
また、生徒も1人1人に何か抱えてることがあるようなので、御上先生がそれをどう解決してくれるのか気になりますね。
それにしてもかなりの秀才が通う学校のようですが御上先生にかかっちゃうとぐうの音も出ませんでした。
どんな試験もトップで合格だし、御上先生パーフェクトすぎる
あと、 エンディングで流れたONE OK ROCK書下ろしのPuppets Can’t Control You、すごくかっこいい曲なんですが、キャストの名前が早すぎる~!
動体視力が弱っているおばさんにはつらい(笑)
まとめ
今回は2025年1月から放送の御上先生第1話のネタバレと感想をお伝えしました。
見逃してしまった人、あそこってどうだっけ?とちょっと確認したいことがある人など、いろいろな方のお役にたてるとうれしいです。