新しい木曜ドラマ「スカイキャッスル」が2024年7月25日からスタートしました。
韓国で最終回の視聴率が23.8%と大人気ドラマだったSKYキャッスル~上流階級の妻たち~が日本版にリメイクされての放送です。
キャストには松下奈緒さんをはじめ、木村文乃さん、小雪さん、比嘉愛未さん、高橋メアリージュンさんと実力派ぞろい。
韓国版とは違い、日本の環境や文化にあわせて物語が進んでいくようなので感情移入もしやすそうですね。
勝ち組と呼ばれる高級住宅街スカイキャッスルに住む住人たちのどろどろとした人間関係やお受験争いを中心に物語が展開していくようです。
韓国版はセレブ達の生活はとんでもなくかけ離れて豪華なようです。Amazonプライムで見れますよ。
ドラマ「スカイキャッスル」の基本情報
ドラマ「スカイキャッスル」の基本情報です。
放送局 | テレビ朝日系 |
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放送時間 | 7月25日スタート 毎週木曜 夜9:00~9:54 |
出演者 | 松下奈緒、木村文乃、髙橋メアリージェン、比嘉愛未、小雪 |
主題歌 | We All Lie/milet |
あらすじ | 韓国のケーブルテレビ局で放送されたSKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜を日本版にリメイク。高級住宅街スカイキャッスルにはいわゆる人生の勝ち組と言われるセレブ妻たちが暮らしている。しかしこのきらびやかな世界も一皮むけば猛烈な見栄とプライドからできている。誰にもいえない秘密をかかえたセレブたちのドロ沼マウントバトル・サスペンス。 |
公式HP | https://www.tv-asahi.co.jp/skycastle/ |
ドラマ「スカイキャッスル」の相関図
「スカイキャッスル」の第1話をわかりやすく相関図でまとめてみました。
ドラマ「スカイキャッスル」第1話のあらすじ
セレブが集まる高級住宅街「スカイキャッスル」。ここに暮らす冴島香織(戸田菜穂)の息子・遥人(大西利空)が、超難関の帝都医大付属高校に合格した。受験を翌年に控えた我が子を同校に入れようと躍起になるスカイキャッスルのセレブ妻――浅見紗英(松下奈緒)、二階堂杏子(比嘉愛未)、夏目美咲(高橋メアリージュン)は、お世辞にも成績優秀とは言えなかった遥人の逆転合格に騒然! 何が何でも合格の秘訣を聞きだそうと食い下がる紗英、杏子、美咲に根負けし、香織は“受験コーディネーター”の存在を明かす。
受験コーディネーターとは、あらゆる手を尽くして生徒を合格へ導いてくれる特別な存在。しかし彼らとは、ごく限られたVIPのみが参加できる“秘密の教育セミナー”でしか接点をもてないという。それ以上のことは言えないと、もったいぶる香織。それでも諦められない紗英は、抜け駆けして香織に媚を売り、ついに1枚しかないセミナーの招待チケットを譲ってもらう。ところが…会場へ行くと、そこにはなぜか杏子と美咲の姿が! 紗英は警戒心を募らせながら、合格率100%を誇るコーディネーター・九条彩香(小雪)との契約をもぎ取ろうとするのだが…。
そんな中、誰も予期せぬ運命の歯車が回りだす。あろうことか、スカイキャッスルの住民たちが凍りつく“前代未聞の事故”が発生! さらに、成績優秀な息子をもつ新たな住民・南沢泉(木村文乃)が引っ越してきて…!?
引用:スカイキャッスル公式HP
ドラマ「スカイキャッスル」第1話のネタバレ
では、第1話のネタバレいってみましょう!
パトカーを追う走る少女。
足がもつれて転ぶ。
とある養護施設。
先生が読んでくれるスカイキャッスルという本を一生懸命聞いている少女がいた。
「どんなに今が苦しくとも世界は変えられるよ
あなたの努力で未来の扉は開くんだ
扉のむこうにはそらへ続く階段がある
階段を登って雲を抜けると空にそびえる希望の城
空の城はあなたの心をみたしてくれるだろう
あなたが望むものを与えてくれるだろう」
帝都医大附属高等学校に合格する冴島遥人
横浜帝都病院は巨大で、国内外の名医が集う高度医療と最先端設備が誇る総合病院。
レベルの高い医師を育成するため、系列の帝都医大は高校大学一貫教育で卒業生は国内外の病院から引く手あまたとなる。
医師を目指すものにとって、もっとも魅力的な帝都医大には帝都医大附属高校の卒業生だけが入学できる。
帝都医大附属高校は言わずと知れた超難関校なのだ。
合格発表の掲示板に息子の受験番号があり喜ぶ母親。
彼女の名前は冴島香織。
息子の名前は遥人。
香織は遥人をよく頑張ったねと褒めながら涙ぐみ遥人に抱きついた。
名門光洋学園中等部特Aクラスを目指す子供たち
受験指導の名門光洋学園中等部には帝都医大附属高校をめざすたくさんの生徒がいる。
光洋学園の正門には子供たちを迎えに来ている親たちが待っている。
その中には浅見紗英・二階堂杏子・夏目美咲もいた。
3人は今日の試験で3年のクラス分けがきまることにドキドキしながら子供たちを待っている。
3人とも特Aクラスに残れたらいいけどという紗英。
すると娘の瑠璃が出てくる。
どうだった?と紗英が瑠璃に聞くと、瑠璃は難問か自信なくてトップじゃなかったらごめんと謝る。
すると紗英はママは一番がいいなと瑠璃の頭を撫でながら言うのだった。
続いて杏子の息子・翔が出てくる。
杏子は10番以内はいけそう?と翔に問いかけるが、多分厳しいよ、ごめんねと答える翔。
杏子は優しく微笑むのだった。
そして美咲の息子の健作。
健作は俺にテストのことは聞かないでと言うと美咲はもうあんたの塾にいくら払ってると思ってんのよ!と健作の肩をつかみぶんぶん振った。
そして子供たちはそれぞれ自分達の親の車で塾に向かうのだった。
遥人の合格を知る父・冴島哲人
帝都病院の廊下では浅見紗英の夫・英世が上司である冴島香織の夫・哲人に発表があったんじゃないですかと息子・遥人の受験のことを聞いている。
哲人は自分の時以上に緊張するよと答えると香織からメッセージが届く。
緊張気味にメッセージを開けてみると遥人が合格したという知らせだった。
おめでとうございます!と英世が哲人に言うと少し離れたところにいる二階堂杏子の夫・亘と夏目美咲の夫・龍太郎もまたうれしそうにしていた。
冴島遥人の合格の秘訣を知りたがる母親たち
進学塾の東横アカデミーでは塾に入っていく子供たちを見届けた紗英と杏子と美咲。
会話はもっぱら受験のこと。
美咲が何か入試の話聞いてる?と言うと、杏子が答える。
今年は学校での活動やボランティア経験も重視されたらしいわよ。
それを聞いた紗英がじゃあそっちの準備もしなくちゃねと話す。
すると美咲に夫・龍太郎から電話が入る。
どうしたの?と美咲。
龍太郎、冴島部長のお宅に早くお祝いを手配しろ、すぐにだ!
美咲、もしかして遥人くん合格したの!?
紗英と杏子もえっ!Bクラスだった遥人君が?と驚いている。
どんな手を使ったのかしらと呟く紗英だった。
高級住宅街スカイキャッスル
高級住宅街スカイキャッスルでは正門の前で警備員が目を光らせている。
上空から見渡すと色とりどりの屋根をもつ高級住宅が立ち並んでいるのがわかる。
また、スカイキャッスルには住民が共用で使用できる施設・パブリック塔も高くそびえたっている。
合格祝いの支度をする冴島家
浅見家では紗英がたくさんの品数の豪華な料理を並べている。
紗英が支度している間長女の瑠璃はタブレットで勉強し、妹の真珠は漫画を読んでいた。
紗英は2人にも手伝うように言う。
すると夫の英世が合格祝いも贈ったのになんでパーティーまでと言いながらワインを片手にやってくる。
紗英が言う。
娘の受験のためには最善をつくす。
上司を喜ばせたらあなたも出世にプラスでしょう?
しぶしぶ英世は受け入れるのだった。
壁には幸せそうな4人家族の写真が飾られていた。
二階堂家の様子
二階堂家では杏子が鏡の前でイヤリングを整えたりと外出準備をしていると背後から夫の亘が遅れをとりましたねと言い近づいてきた。
浅見夫妻はパーティで恩を売って、合格の秘訣を聞き出す魂胆でしょう。
君も少しは役に立ってください。
冷たく言い放ち亘は出ていく。
その様子を息子の翔が困ったように見ていた。
壁には3人で写る家族写真が飾られていた。
夏目家の様子
夏目家では合格パーティーなんて行きたくないよと言う健作がドカッとソファに座り込む。
父の龍太郎が何言ってんだよ、浅見先輩が部長一家をお祝いする会だぞ。
早く着替えてと美咲もせかす。
Tシャツに寝ぐせの身なりのままの健作。
美咲と龍太郎が声を合わせて健作!と叱るのだった。
額縁には3人の仲睦まじい家族写真が飾られていた。
浅見家に集まるそれぞれのファミリー
遥人君の合格を祝って乾杯!と英世が音頭を取る。
拍手で祝福され冴島家は嬉しそう。
哲人が遥人のためにありがとうございますと礼を言う。
香織が来年はいよいよみんなの番ねと言う。
紗英が口を開く。
聞いてもいいかしら?
遥人君の合格の勝因を。
香織は答える。
それは遥人が本当によく頑張ったから。
すると杏子。
その頑張りを引き出せたのは何?
哲人が答える。
医師になってほしいという親の思いに遥人が応えてくれたと言うことです。
そして美咲がさらに突っ込む。
そういうのじゃなくて具体的な秘訣が聞きたいわよね~。
そんな母親たちをよそに、英世がそういう話は後にして、まずは料理を楽しみましょうとその場を区切った。
子供たちの会話
親たちから離れ子供たちは水辺の公園に来ていた。
健作が来年のこと考えると憂鬱だなと言うと、瑠璃は私は楽しみよ、1年後笑ってる自分が目に浮かぶわと言う。
真珠がみんなどうしてそうまでして医者を目指すの?解剖実習があるから私は絶対に嫌と話す。
真珠ちゃんは自分が進みたいと思う道をいけばいいよと遥人が言うと、親の仕事を継ぐ遥人に言われてもねと皮肉っぽくいう真珠。
翔も健作もそりゃそうだなと言うのだった。
父親たちの会話
浅見家のテラスでは男性陣がゆったりとくつろぎながらお酒を飲んでいる。
亘が遥人君の次は部長の昇進祝いですかねと言う。
龍太郎もまた、なんせ将来の院長候補ですからと盛り上げる。
すると哲人が言う。
実は院長からセンター長就任の打診があった。
おお~そうでしたかと喜ぶ英世と亘と龍太郎。
英世がいよいよ院長の座も見えてきましたねと言うと、哲人は私の後任の脳外科部長には浅見君を推薦するつもりだと話す。
ありがとうございますと英世。
母親たちの会話
リビングでは女性陣がお茶を飲みながらくつろいでいる。
美咲が香織さんそろそろいいんじゃない!?合格への具体的なご指導をと香織をせかす。
香織が話す。
Bクラスだったうちが特Aクラスのあなたたちに指導だなんて…。
紗英が言う。
今の成績はあてにならない。
この1年が勝負でしょ?
杏子が続く。
遥人君は生徒会長に立候補したりボランティア活動にも力を入れてたわよね?
美咲がそして今年からその評価比重が高まったと言う。。
事前に何か情報を入手出来ていたとか?と紗英。
するとお金で合格を買ったみたいで本当はいいたくなかったんだけど白状するわと香織が話し出す。
子供を合格に導く受験コーディネーター
香織が言う。
受験コーディネーターって知ってる?
あらゆる手を尽くして子供を確実に合格に導いてくれる特別な受験講師がいるの。
あまりに高額だからわざわざ勧めたくはないんだけど。
それっていくらくらいなの?と美咲が聞く。
どしたらお近づきになれるのと杏子。
香織が答える。
帝信銀行と強い関係を持つ者だけが参加できる銀行主催の教育セミナーがあるの。
それが受験生を持つ親とコーディネーターをつなぐ秘密の会になってるの。
皆食い入るように話を聞いている。
しかし香織は私が話せるのはここまで、そろそろおいとまする時間ねと片づけに入った。
香織から教育セミナーへのチケットを手にする紗英
その日の夜、冴島家では香織が旅行の準備をしていた。
哲人が2人とも出発は土曜日だったなと言うと、香織が私がいないからってハメ外さないでねと言う。
哲人がオペが立て込んでてそんな余裕はないさと笑いながら二階へ上がっていった。
するとインターホンがなる。
紗英が渡しそびれたものがあってとやってきた。
紗英はエジプト旅行のおともにと思ってと韓国ドラマをたくさんダウンロードしておいたタブレットを渡す。
すると遥人がPCが故障しちゃってドジャーススタジアムの情報を調べるためにタブレットを貸してほしいと言うと、どうぞと香織は手渡す。
遥人はエジプトは寒暖差が激しいから対策しておいたほうがいいよと素敵なストールを香織にプレゼントするのだった。
紗英が本当に仲がいいのねというと香織が手塩にかけて育てた息子だものと言う。
紗英が続ける。
理想の家族よ。
息子は最高の学校に合格。
ご主人は将来の院長候補。
香織さんは人生の勝利者よ。
香織さんは私の憧れの女性よ。
それを聞いた香織、お上手ね、紗英さんには負けたはと言いながら引き出しから黒い封筒を取り出して言う。
杏子さんや美咲さんには内緒よ。
これ例の教育セミナーへの招待チケット。
志望校合格者が知人を1人正体できるシステムになってるんだけど、不公平だから誰にも渡さないつもりでいたの。
でも、パーティーまで開いてくれたし、これ無駄にしたらもったいないものね。
紗英はありがとうと香織から封筒とチケットを受け取った。
教育セミナーには杏子と美咲も参加していた
教育セミナーが行われる高級ホテル。
会場に入って席につき、自己紹介ファイルに記入しているとドキドキするわねと美咲が声をかけてきた。
紗英が美咲さん!どうして?と聞くと美咲が応える。
亭主が全力でコネをさがしてくれたの。
紗英さんも杏子さんもご主人が頑張ってくれたのね。
杏子も違うテーブルに座っていた。
照明が暗くなり司会者が受験講師の方々を紹介してまいりますと言う。
高額な報酬の受験講師
巨大なスクリーンにシルエットだけが映し出される。
登録番号1番、東京大学法学部卒、今年度の難関校合格者実績16名、年間受講料500万円。
受講料を聞き会場がどよめく。
杏子は亘から情報は逐一報告してくださいと言われていることを思い出し、携帯で講師情報を送る。
紗英は香織のアドバイスを思い出す。
合格者数に惑わされちゃだめ。
遥人の受験講師は少数精鋭。
だからこそボランティア活動や生徒会選挙まで丁寧な指導ができるの。
司会者、では次の講師ですと紹介しだす。
登録番号7番、オックスフォード大学卒、今年度の難関校合格者実績2名、合格確立100%、年間受講料3000万円。
会場からは3000万円!という驚きの声。
たった2名かと美咲は興味がなさそう。
紗英はまたしても香織の言葉を思い出す。
遥人の講師は合格率100%、ただし、料金も飛びぬけて高い。
決断の時がきた。
紗英は7番、美咲は1番、杏子は亘るからの指示を待っているがなかなかこない。
やっと亘るからの指示がきてそれを見た杏子は愕然とした。
講師選びでかぶってしまう紗英と杏子
7番ルームでは紗英が講師の到着を待っているとヒールをはいた女性が入ってきた。
それは杏子だった。
杏子も7番と書いていたのだ。
私達だけなのかしらと杏子が言うと、なら2人とも決まりかな?と言う紗英。
紗英と杏子の待つ部屋に女性が入ってきた。
高額受験講師の九条彩香
その女性は顔色ひとつかえることなく、講師の九条と申しますと挨拶をするのだった。
お座りくださいと言われ、紗英と杏子はソファに腰掛ける。
九条が立ったまま話す。
ます受講料について。
契約後即時一括での振り込みをお願いします。
ただしお子様を志望校に合格させるのが私の仕事ですので、万一不合格の場合は受講料は全額お返しします。
私は年間2名しか引き受けません。
今年はすでに1名決まっていますので、お2人のうちどちらかにはお引き取り願うことになります。
九条に選ばれたのは紗英
九条は自己紹介シートを見ながら質問する。
二階堂さん、お子様の教育はどうされていますか?
杏子が答える。
教育熱心な主人が医師の道を継がせるために情熱を注いで息子を指導してきました。
すると九条。
私と契約した場合、教育は私に一任していただき、ご主人には手を引いていただきます。
可能ですか?
主人と相談してみますという杏子を疑いの眼差しで見る九条。
続いて紗英に聞く。
紗英が応える。
ハーバード大学を卒業して教師経験もある私は生まれたときから英才教育を施してきました。
娘に才能を感じたからです。
負けず嫌いが最大の才能です。
5歳の時には父親にオセロで負けたのが悔しくて三日三晩挑み続けたこともありました。
今でも学年トップを逃した時は泣いて悔しがります。
もちろん娘の教育は九条先生におまかせしますし、私自身母親として娘の合格のためならどんなことでもする覚悟です。
母親としての覚悟なら私も負けません、主人の件も大丈夫ですと杏子が言う。
九条は改めて自己紹介シートを見ながら言う。
二階堂さん、今回はご縁がなかったということで。
浅見さん、よろしくお願いいたします。
杏子は落胆するが平静を装い部屋をでると悔しさのあまり唇をかみしめて天をあおぐ。
紗英は勝ち誇ったように笑みを浮かべた。
九条が紗英に聞く。
浅見さん、どうしてあなたが選ばれたかわかりますか?
わかりませんと紗英。
九条が続ける。
ほしいものは人を押しのけてでも必ず手に入れる。
そういう方だとお見受けしましたので。
受験を勝ち抜く大切な要素です。
紗英もまた質問する。
九条先生は冴島遥人くんの指導もしていらっしゃいましたか?
九条が結果は出したつもりですと言うと、紗英は心強い限りですと満面の笑みを浮かべた。
特Aクラスに入れた浅見紗英の娘・瑠璃
光洋学園ではクラス発表が行われていた。
特Aクラスの1位は浅見瑠璃、2位南沢青葉、3位山田美来と続いている。
電話でその報告をうける紗英はうれしそうに話す。
がんばったものね瑠璃。
あなたはママの誇りよ。
瑠璃がもっと高いところにいけるように素晴らしい受験講師の先生がついてくださることになったから。
瑠璃はありがとうママ!私もっとがんばる!と電話を切った。
すると青葉が通りかかる。
瑠璃が青葉!ちょっといい?と声をかける
どうした瑠璃?と青葉が聞く。
瑠璃が嬉しいことがあったのと話し出すと、ごめん今日は約束があるという青葉。
今から美来と話があってと青葉が言うと、ごめんね瑠璃と美来が顔を出す。
2人が立ち去る姿を見送る瑠璃は寂しそうな表情から憎しみの表情に変わるのだった。
特Aクラスに入れた二階堂杏子の息子・翔
二階堂家では窓のない閉鎖的な部屋で亘が翔の勉強を見ている。
ストップウォッチを置き亘は杏子に言う。
本当に役に立たない人ですね。
あのセミナーに参加するために僕がどれだけ無理をしたか。
なのに受験講師を捕まえられなかったんですか。
翔が大丈夫だよ、特Aクラスにも入れたし頑張って合格するからと杏子をかばう。
すると亘。
学年10位にも入れない男がどの口で言っている!?と声を荒げる。
杏子は怯え、翔はため息をついて何も言えなくなり椅子に座り込んでしまう。
それを見た亘は、お父さんは翔のために言ってるんですよと言う。
杏子が反論。
翔のためを思ってるならまずこの勉強部屋をなんとかしてください!
翔も言う。
そうだよ、窓がない部屋なんて息が詰まるよ。
亘は満足げに話す。
集中力、学習効率が上がるようにと考え抜いて設計した部屋です。
受験生に窓は必要ありません。
次の設問いきます。
特Aクラスに入れた夏目美咲の息子・健作
夏目家でも教育セミナーのことを話している。
龍太郎は年間500万っていくらなんでも高すぎるよと言う。
えぇ~!実家に借りたらいいじゃない、健作のためなんだよという美咲。
その会話を聞いていた健作は俺にそんなお金かけても無駄だよと言う。
すると美咲。
なんでぇ?ギリギリ最下位位でも特Aクラスに残れたんだよ。
今の時点の成績は合格した遥人君より上なの。
頑張ろう!
健作ははーい!と返事をした。
瑠璃の受講費を英世の実家にお願いに来た紗英
紗英は英世の実家にお金を用立ててもらいに来ている。
英世の母の雪乃は受験講師に3000万ってあなた騙されてるんじゃないかしら?と疑っている。
紗英が言う。
冴島部長の息子さんもそれで合格したんです。
合格できなければ全額返金すると言う契約書もそちらに。
雪乃は契約書を確認しながら英世は何て言ってるの?と紗英に聞く。
紗英はお母様と相談しなさいとと応える。
紗英が三つ指をついて頭を下げて言う。
お願いします。
お義母様との約束通り瑠璃を立派な医師にしたいんです!
代々続く医師の家系を瑠璃も引き継ぐのは亡くなられたお義父の願いでもありましたよね。
すると雪乃。
明日振り込むわ。
あなたじゃなく瑠璃のためにね。
ありがとうございますと紗英。
雪乃は厳しく言う。
ただし!
帝都医大附属の受験に失敗したらあなたを浅見家の人間とは認めません。
これは最後のチャンスです。
忘れないで。
私はあなたを許してはいませんから。
九条から瑠璃の指導方針を聞かされる紗英
九条エデュケーションラボで九条から瑠璃についての指導方針の説明をうける紗英。
学年1位の瑠璃さんならばまずは秋に合否が決まる推薦枠入学を目指しましょう。
でもうちの学校からの推薦枠は1名だけですよね?と紗英が言う。
九条が続ける。
えぇ、最大のライバルはトップを争う南沢青葉君。
負けず嫌いの瑠璃さんには格好の刺激材料です。
同級生のことまで調べているんですかと驚く紗英。
九条は合格を勝ち取り為には当然のことかとと話す。
塾にも通わず独学でトップを争う青葉君は現時点では瑠璃さんよりも優れていると見ることもできます。
ご家庭でどのような教育をしているのか大変興味深いですね。
九条は意味深に紗英を見る。
紗英はそのまなざしから九条が言ったことを理解するのだった。
南沢青葉の母・泉
紗英は青葉の母・南沢泉の連絡先を調べメッセージを送る。
農業用のハウスでトマトを夢中で収穫する泉と青葉。
泉の携帯に紗英から受験期の子を持つ親同士一度お会いできませんかというメッセージが届く。
青葉が返信しなくていいのと聞くと、あんたの学校のママたちちょっと苦手なんだよねと苦笑いして無視する泉だった。
疲れた顔で様子がおかしい香織
紗英が美咲と泉が電話にでないことを話しながら歩いていると前にタクシーが止まり、疲れた顔をした香織が降りてきた。
もうエジプトから返ってきたの?と驚く2人。
香織のスーツケースを冴島家へ運ぶ香織と美咲。
香織は説明する。
一緒にいった母の体調が悪くなって急遽帰国することになっちゃって。
処方された内服薬の袋をテーブルに置く。
その袋を不思議そうに見つめる紗英。
香織はキッチンに行き薬を飲む。
せっかくの旅行が残念だったわねと美咲。
紗英が受験講師の件でお礼をいいたくてというと、香織は母の家に行かなきゃいけないからまた今度といい、紗英と美咲は立ち去った。
夜になり、ワインを飲みながら悲しそうに壁の家族写真を見ている香織。
遥人にもらったストールを羽織り家を出ていく香織。
ふらふらと歩く香織はパブリック塔に登り屋上までやってくる。
香織は天をあおいだあと飛び降りた。
パブリック塔前では香織がうつぶせになって倒れている。
その表情には無念さがにじみ出ていた。
香織の葬儀の後すぐに引っ越す冴島家
教会墓地では遺影をだいている哲人と遥人が泣きはらしている。
皆なんと声をかけていいのかわからない。
紗英や杏子や美咲もまさかこんなことになるなんてと涙ぐむ。
警察は自殺と断定したと美咲。
でもどうしてと杏子。
紗英はわからない…なんで…と言う。
泣き崩れる遥人と哲人。
後日、冴島家は引っ越していった。
引っ越しのトラックを見送る紗英と杏子と美咲。
帝都病院では、病院を去ろうとする哲人を英世が追いかける。
つらいのは分りますが、遥人君の医師としての成功を後押しするのがあなたの役目じゃないですか?と哲人に言う。
哲人はその必要もなくなったと放心状態だった。
香織はなぜ死を選んだのか?
哲人が病院を去ることで英世の出世の話も白紙に戻るだろうなと龍太郎は美咲に電話で話していた。
パブリック塔の施設はしばらく使用中止となっている。
公園のベンチに座る紗英と杏子と美咲。
哲人の辞任について話している。
息子のためにも病院に残るのが普通よねと言う美咲に、私達にも知らない何かが起きてたのかもしれないと言う紗英。
そして続ける。
引っ越しも家の売却もあまりに性急だった。
私思い出したの。
香織さんがエジプトから帰ってきて飲んでいた薬、3月31日に処方された薬だった。
エジプトに旅立った翌日の日付よ。
杏子がそれってまさか香織さんはエジプトに行ってなかったってこと?
紗英は私たちに嘘を…?とますます訳が分からない様子。
紗英は香織を思い出しながら言う。
香織さんが遥人君を残して死ぬなんて考えられない。
だって香織さんはこのスカイキャッスルでほしいものを全て手に入れようとしてたのよ。
私なら絶対に手放さない。
教会墓地、冴島家の墓石の前で哲人と英世が缶ビールを飲む。
遥人くんと何かあったんですか?と英世が聞く。
哲人が言う。
香織を殺したのは…(飛行機の音でかきけされる)。
それを聞いた英世は驚きを隠せなかった。
瑠璃の学習環境を偵察しにきた九条
浅見家には九条が訪ねてきていた。
瑠璃の勉強部屋を九条が確認する。
机も窓の配置も理想的な学習環境です。
お母様はよくわかったらっしゃいますね。
瑠璃さんの学習方法も素晴らしい。
私の指導でどこまで伸びるか楽しみです。
九条は集中力が高まるスタンドライトと脳を活性化させるモンドリアンの絵をプレゼントした。
さらに言う。
推薦枠に重要な内申点をあげるために学内試験の予想問題をその都度こちらが作ってお渡しします。
帝都医大が重視する学校活動やボランティア活動についても順次提案していきます。
秘書が受験期の子供に推薦する食事メニューの資料を紗英に渡す。
こんなことまでと感心する紗英と瑠璃に九条は受験期のお子様の健康を管理するのもお母様の大切な役目ですと言うのだった。
リビングで九条に紅茶を出す紗英。
九条先生がいてくださって本当に心強いですと紗英が言うと、合格に導くために当たり前の仕事をしているだけですと答える九条。
ところで青葉君の教育方法についてなにかわかりましたか?と九条。
紗英が話す。
母親に何度も連絡しているんですがつながらなくて。
そこに友人の不幸が重なってしまって。
すると九条。
そういう言い訳はこまりますね。
友人に何があろうが受験は近づいてきます。
香織の死を九条に伝える紗英
紗英、もしかしてまだ何もしらないんですか?
なんの話しかしら?
紗英、冴島遥人君のお母様のことです。
九条、私の仕事はお子様を合格させるまで、それ以降は連絡をとりませんので。
紗英が話す。
香織さんは自殺したんです。
なぜ死ぬ必要があったのか私には謎で。
何かお心当たりありませんか?
九条が答える。
受験についてはいろいろ話しましたが、ご家庭の問題については何も知りませんので。
九条の電話がなる。
冴島遥人からだが九条は着信を拒否した。
冴島の後任でやってきた南沢公平
帝都病院では英世が考え事をしている。
そこへ、大変です!冴島さんの後任医師が外部からやってきたそうですと龍太郎。
後任の医師は南沢公平。
院内では南沢が脳外科部長になるのではと噂になっていると言う。
大会議室で南沢を紹介する院長。
とても気に入っている様子。
南沢のさわやかな挨拶に皆は拍手するが英世たちはおもしろくない。
浅見家では紗英と杏子と美咲は自分達の主人が出世コースからはずれてもしかしたら地方にとばされちゃうかもしれないとお茶を飲みながら話している。
紗英は絶対にそんなことはさせないし夫の出世も諦めないと言う。
そんな折、外の様子が騒がしく通りに出てみると、冴島の家に誰かが引っ越してきた。
南沢一家が越してきたのだった。
公平と青葉が荷物を運び込んでいる。
ダンボールから青葉がふいにスカイキャッスルという絵本を手に取る。
公平が母さんの絵本だと説明した。
庭にいる泉が木の陰にタブレットが落ちているのに気が付き拾い上げた。
浅見家に挨拶に来た南沢泉
浅見家のインターホンが鳴る。
お向かいに越してきたものですと泉が採れたてのトマトをもって挨拶に来たのだ。
そして泉は前の住民の忘れ物なんだと思うのだけどとタブレットを出すと、紗英が私が前の住人に貸していたものですと受け取った。
お茶をしに来ていた杏子と美咲も挨拶にでてくる。
セレブの町に引っ越してきてどう?と美咲が聞くと、泉は答える。
きれいな街過ぎて私には似合わないけど、住民共用の図書館やジムがあるって聞いてわくわくしていて。
ああ、パブリック塔の共用施設はちょっと事情があって今は使えないのよと言う紗英。
え!?という泉に、もしかして何もしらないで引っ越してきたの?と紗英。
泉は紗英の顔をじっと見ている。
紗英が笑顔を作り何か?というと以前どこかでお会いしていません?という泉。
紗英は動揺を隠し人違いじゃないですかと穏やかに言う。
泉は紗英に対する疑念を深めつつもごめんなさいと謝り自己紹介がまだでした、南沢ですと挨拶をする。
紗英が南沢?もしかして南沢青葉君のおかあさまじゃ?と聞くと、はいと答える泉。
同じクラスの浅見瑠璃の母親から連絡がありませんでした?と紗英。
泉が思い出し、あぁというと、私が母親の浅見紗英ですと紗英は言う。
それに対し、ごめんなさい、保護者のお付き合いが苦手でと謝る泉。
紗英はいろいろと聞きたいこともありますから、これからはどうぞよろしくお願いしますねと笑顔で手を差し出す。
こちらこそとその手を握り返し握手する泉。
紗英たちと分れた後、泉は振り返り浅見家をじっと見つめていた。
タブレットに保存されていた遥人の日記
紗英は自分の部屋でシャンパンを飲んでいる。
ふと思い出したように、戻ってきたタブレットを開いてみると、見慣れないアイコンがある。
そのアイコンの名前は父と母へ冴島遥人の日記となっていた。
紗英は開いてみる。
日記の内容
成績が落ちると殴る父
順位がさがると死ねとまで言われた
僕の自我は崩壊寸前だ
それを見て見ぬふりで勉強だけを強要する母
受験と成績の話ばかり
僕の声には耳をかたむけない
この家は地獄だ
死ぬべきは親の方だ
ドラマ「スカイキャッスル」第1話の感想
第1話から出来事が盛沢山すぎます。
そして内容がショッキング過ぎました。
冴島家は息子がお受験合格してやったぁ~かと思いきやその幸せな家族の母親・香織が自殺して夫と子供は失意のどん底に。
それもこれも息子の日記が原因なんでしょうけど。
その後冴島家はお引越しし、新しい家族が引っ越してきたと思ったら、紗英の秘密を何か知っていそうな泉という女性。
泉の旦那によって帝都病院のピラミッド構造も変わっていきそうです。
一番気になるのは秘密の教育セミナーという謎な会合ね。
あるんですかね、そういうのほんとに(笑)
とはいえ、ここまでじゃないけど、お受験にかかわるちょっとした親同士の牽制とかいざこざってのは周りでもあったりしたななんて思いながら、見た第1話でした。
まとめ
今回は2024年7月から始まった「スカイキャッスル」第1話のネタバレと感想をお伝えしました。
見逃してしまった人、あそこってどうだっけ?とちょっと確認したいことがある人など、いろいろな方のお役にたてるとうれしいです。