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「虎に翼」第10週のネタバレと感想【相関図でわかりやすくさくっとネタバレ】

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2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。

第9週では戦争が終わりました。直道、優三は戦争で亡くなり、直言もまた戦争による食べ物不足から栄養失調になりさらに肺炎が重なって亡くなってしまいました。

悲しいことが沢山あった第9週でしたが、それでも生きていかなければなりません。

直明は一家の大黒柱として家族のために他の仕事をすると言います。

しかし、寅子は家族会議を開き、これからは誰もが平等になる世の中が来る!世の中は変わる!直明は大学に行きなさいと言い、自らは司法省に出向き雇ってくださいと桂場に頭を下げたのでした。

今週からは裁判官編。とらちゃんがどんな活躍をしてくれるのか、また猪爪家が幸せな日々を送れるのか気になりすぎます。

目次

虎に翼の基本情報

虎に翼の基本情報です。

虎に翼ポスター画像
出典:NHK虎に翼公式HP
放送局NHK
放送時間毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15
出演者伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智
主題歌 さよーならまたいつか!/米津玄師
あらすじ昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。
公式HPhttps://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

虎に翼第10週「女の知恵は鼻の先?」の相関図

虎に翼第10週に関係する人たちを相関図にしてみました。

虎に翼猪爪家相関図第10週
出典:NHK虎に翼公式HP
虎に翼寅子の仲間相関図第10週
出典:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第10週「女の知恵は鼻の先?」あらすじ

虎に翼第10週「女の知恵は鼻の先?」のあらすじです。

昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。人事課にいたのは桂場(松山ケンイチ)だった。久藤(沢村一樹)の後押しによって司法省で働くことになった寅子は民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す。民法が改正されれば多くの人が混乱すると語る神保(木場勝己)に、寅子は花江(森田望智)を思い出し、強く反対意見を言えない。一方、穂高(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと詫び、新しい仕事を紹介しようとするが、寅子はそれを断るのだった。

NHK虎に翼公式HP

虎に翼第10週「女の知恵は鼻の先?」46話~50話までのネタバレ

「女の知恵は鼻の先」とは

「女の知恵は鼻の先」とは

女は目先の利害にとらわれ、先を見通すことができない。考えが足りず、せまく、浅はかな事。

虎に翼第10週のネタバレです。

虎に翼(46)6月3日(月)放送のネタバレ

虎に翼第10週裁判官として雇ってくれと桂場に言う寅子
出典:NHK虎に翼

昭和22年3月寅子は法曹会館に向かっていた。

空襲で被害を受けた司法省が仮庁舎として使用している場所。

中に入り人事の方に会いたいと言う寅子だが約束がないと困りますと門前払いされそうになる。

そこへとある男性が待たせたねと寅子のもとにやってきて自分のゲストだと紹介してくれて無事に中に入ることができた。

彼はライアンといい寅子も佐田寅子ですと挨拶をした。

寅子のことを何て呼ぼうかなというライアン。

ともこさん?ともちゃん?サディ~!ときらきらと目を輝かせて呼び名を決めたライアン。

そんなライアンにうさん臭さを感じた寅子は1人で参りますので、ありがとうございましたとすたすた歩いていく。

人事課にいたのは課長の桂場だった。

桂場に裁判官として採用してください!言う寅子になぜだ?なぜ私が君を採用しなければならないのだと言う桂場。

まさか桂場さんが人事課長でいらっしゃるとはと言いながら風呂敷を開き次々と桂場の机に経歴書や合格証書・スクラップブックを置く寅子。

勝手に置くなという桂場の声もおかまいなし。

そして寅子は合格証書を開いて桂場に見せて言う。

高等試験に合格すれば男性は裁判官や検事・弁護士になれるのに、女性は弁護士になるしかありませんでした。同じ試験を受けているのになぜでしょう?なぜなのか未だにわかりません。ですが、この国は変わります。全ての国民が平等ならば私にも裁判官になる資格が備わることになるはずです。違いますか?

その様子をライアンがパーテーションの後ろから覗く。

寅子、以前桂場さんもおっしゃってくれましたよね、私は裁判官に向いていると。

桂場、そんなことは言っていない。

寅子、言っていないかもしれないけど、そのようなことはおっしゃってくださいましたよね?

桂場、いや、断じて言ってない。

寅子、後悔はさせません。

ライアン、何、何、2人はお友達なの?と話に入ってくる。

そして、わかる!彼女いいよね。僕もサディのこと気に入ったところなんだよねと言うライアン。

すると桂場は取り込み中だ、工藤と手で払うようなしぐさをする。

ライアンの本名は工藤頼安と書いてくどうよりやすと読むが、ライアンとも読めることからライアンと呼ぶのだそう。

桂場に採ってあげなよというライアン。

勝手なことを言うんじゃないと桂場。

ライアンは人手不足なのは事実じゃないかと痛いところをつく。

憲法が変わり民法も刑法も国の仕組みも何もかも作り直しになりどこもかしこもてんてこまいなのだ。

さらに、ライアンはGHQが彼女を見たら大喜びだってと言うが桂場は渋い表情。

GHQの話を聞いた寅子、今おっしゃったGHQが喜ぶとおっしゃったのは婦人の解放を要請されているからですよね?と聞く。

ライアン、うんと答える。

GHQとは連合国軍最高司令官総司令部のこと。

敗戦後の日本はGHQの指導の元、国家の民主化を行っていた。

寅子は言う。

婦人の代議士も誕生しました。婦人の裁判官がいてもおかしくない。違いますか?

それを聞いて理にかなっているねというライアン。

桂場は渋い顔で君は弁護士を一度断念しているだろうと言う。

寅子は言う。

父も夫も兄もこの戦争で亡くなりましたので、毎月まとまったお給料がいただける仕事に就きたいと思いました。残された家族を養い、来月からは大学生になる弟に心置きなく勉学に励んでもらいたいんです。どうかお願いしますと頭を下げる。

いもの皮を鼻につけながら相変わらず渋い表情のままの桂場だったが、住所をここにとメモを差し出す。

ぱっと明るい顔になる寅子。紙に住所を書く。

帰れという桂場にありがとうございます、失礼します!と言い寅子は帰っていった。

寅子が去った後、ライアンはまたまたもったいぶっちゃって、本当はもう答えは決まってるんでしょ?と笑い、桂場のいもの皮を取る。

すると桂場、お前は何もわかってはいない。憲法が変わっても彼女を取り巻く状況は戦争前と何もかわっていない。憲法が真の意味で国民に定着するかどうかも定かじゃない。と言う。

ライアン、それは彼女も理解しているでしょう。

桂場、裁判官はな途中で逃げ出すような人間が就いていい仕事じゃないんだ。法の、司法の砦なんだ。

ライアン、砦ねぇ。でも切り捨てるには実に惜しくないかい?

桂場は何も答えず黙って芋を食べだした。

猪爪家では雇ってもらえそうなのと聞くはる。

寅子は人事課長が桂場さんなのと言うと、はるは絶望的なしぐさをする。

直明は誰それ?と聞く。

寅子はお母さんが昔一度ケンカを売ったことがあってと言うと、え!?とびっくりする直明。

するとごめんくださいとライアンが入ってきた。

やぁサディというライアン。

サディ?とはると花江と直明3人が口をそろえて言う。

ライアンは帰り道途中だし、寅子の経歴書などを返すついでに桂場からの伝言を伝えに来たのだと言う。

桂場からは誠に残念ながら、今はご婦人の裁判官を採用することはできないと言われたとライアンは言う。

しかし続けて、代わりと言ってはなんだけど、明日から僕のもとで働いてもらうことはできないかな?と言った。

いぶかし気な顔をする寅子に、今日会ったばかりだけど僕は君のことがすっかり気に入ってしまってねと言うライアン。

そんな表情の寅子を見て娘が失礼な態度をと謝るはる。

口がうまいライアンはなんとおかあさまでしたか、てっきりお姉さまかと思ったと。

はるはまんざらでもない様子で姉だなんてとんでもないとうれしそうに言う。

それを聞いた寅子はやっぱりうさんくさいと思ってしまう。

ライアンはさらに言う。

こうやってお美しい方々とお会いできて仕事の疲れも吹き飛びました、ありがとう。

そしてはっはっと笑い、サディでは明日の9時にと寅子に言う。

寅子はありがとうございましたと答えた。

良い夢をとウィンクをして去っていくライアン。

翌朝ライアンはサディに会うのが楽しみでいつもより早く目が冷めてしまったよと寅子に言う。

寅子は少々苦笑い。

ライアンの話では桂場は最後まで渋っていたけれど僕も考えていたとおりGHQもサディーを雇うことに大賛成してくれてね。

そうですかと答えながら婦人が特別扱いされるのは前と同じかと思ってしまった寅子だった。

ライアン、あっ、そういえばうちの課にはなんと君の大学の同級生がいるんだよと言う。

すっかり花岡かと思ってしまった寅子が部屋に入るとそこにいたのは小橋だった。

よぉと声をかける小橋を見た瞬間、寅子はあぁとテンション低め。

小橋は何だよその反応は!とむっとする。

寅子が入ったその部屋は司法省民事局民法調査室。

男性ばかりが10人の職場。

ライアンは仕事についてはハーシー(小橋)から教えてもらってねと寅子に言い部屋を出ていった。

寅子はよろしくお願いします、ハーシーと小橋に言うと小橋でいいと返す小橋。

そして小橋は言う。

どうせお前あれだろ花岡か何かだと思って勝手に浮かれて勝手にがっかりしたんだろ。

あっ、でもあいつはほかの女と結婚したんだったな。じゃぁ花岡がいても困るわけか。ははは。と。

寅子は小橋の性格の悪さを思い出し、カチンとくる。

睨みながら隣の席につくが、ピンとはねた前髪さへも癇にさわる寅子だった。

小橋は言う。

殿様判事が連れてきたのがまさかお前とはな。

寅子は殿様判事?と反応する。

ライアンは世が世なら工藤藩藩主工藤家のお殿様になっていた人物。しかし変わり者で有名。アメリカのアの字も出せない時でもアメリカの裁判所は素晴らしい素晴らしいと言いまわっていたアメリカかぶれなんだそう。

そしてまた失礼なことを言う小橋。

ま、変わり者だからお前と波長があうのかもなと。

ムカッとくるのをこらえながら仕事は何を?と小橋に聞く寅子。

小橋は、殿から何も聞いてないのかよと言いながら、民法親族編および相続編の法改正だよとバサッと資料を寅子の前に置いた。

小橋の前髪の毛先につづくの文字で第46話はおしまい。

沢村さんの役めちゃくちゃはまり役。サディとハーシーとのやり取りにも笑ったし。ちょっとイラっとすることが増えそうなとらちゃんには悪いけど、なんだか楽しい46話でした。

虎に翼(47)6月4日(火)放送のネタバレ

虎に翼第10週ホーナーに寅子を紹介
出典:NHK虎に翼

民法を読む寅子。

このころは個人の尊厳と両性の本質的平等を基本にして民法に多くの改正を施そうとしていた。

終わった?と声をかけるライアン。

いつからいたのかわからなかった寅子。

ライアンは君が夢中になってる姿が美しく絵画のようでね、つい見とれてしまったんだ、とまた歯の浮くようなセリフを言う。

やっぱりうさんくさいと思う寅子。

ライアンは、どう?前の民法とずいぶんと変わったでしょ?と寅子に聞く。

寅子はこの喜びを分かち合いたかった人達の顔が次々と浮かんできてと話す

ライアンは言う。

新民法では家制度・戸主・家督相続の廃止、婚姻や相続の場面においても女性の地位向上が図られている。

それを聞いた寅子は、ええ、それは十分、憲法に書かれているすべての国民の平等とはこういうことなのかなと、と言った。

すると、ライアン、サディ、君、思ったより謙虚なんだねと寅子に言う。

寅子、え!?

ライアン、心からそう思う?新民法に対する不満はゼロ?と聞く。

寅子は一度法曹界を退いている後ろめたさから、もうヘマはできない、変な波風は立てないようにと考えてしまい当たり障りなく答える。

物事はいっぺんに変わらなくとも少しずつでも前進していくのが大切かと。と。

ライアンは頬杖を突き寅子を見つめ、なんで?と問う。

寅子はなんでってと困ってしまう。

ライアンは例をあげて聞く。

例えば名字の問題。旧民法では妻は夫の家に入りその家の名字を名乗ることを義務付けられていた。それを夫婦は共に夫の氏を称す。ただし当事者が婚姻と同時に反対の意思を表示したる時は妻の氏を称す。これについてはどう思う?新憲法にのっとってると思う?

寅子は答える。

妻の権利を考慮したすばらしい法改正かと。

ライアン、でもこの草案はGHQに突き返されちゃったんだよね。

寅子、え?そうなんですか。

ライアン、そう、GHQはね、ご婦人が結婚することで相手側の家に隷属し縛られる形をすべて変えろというんだよ。夫の名字が優先になってる時点でなまぬるいと。まぁ確かに生ぬるい。でもこういう観点もある。GHQの言う通りにすると夫に先立たれた妻は婚姻関係がなくなるため夫の名字を名乗ることができなくなってしまうんだ。

寅子、えっ~?

ライアン、まさにえっ?だろ。君の用に夫に先立たれたからといって名字を変えたくない人だっているのに。夫の家族ともう家族ではないです、バイバイ、とすることができない人だってたくさんいるだろう。そういったご婦人方の気持ちを無視して今GHQの言う女性解放を勧めるべきかどうか?君はどう思う?

寅子は口ごもってしまった。

そんな寅子にライアンは言う。

まぁ民法の施行も憲法の施行に合わせたかったんだけどね。でも早急に決めないと世の中の善悪が宙ぶらりんになっちゃうからさ。と。

ドアが開く音がして昼食の時間だとホーナーが入ってきた。

ホーナーに寅子の事を紹介するライアン。

寅子も英語でご挨拶。

ライアンがホーナーとはアメリカに視察に行った時からの知り合いだと言う。

ホーナーは今GHQのガバメントセクションにいて共に民法改正の仕事に携わっているそう。

ライアンは寅子にこそっと言う。

さっきの文句は全て彼の口から出たってわけと。

ライアンは今度は謙虚さなしであらためてディスカッションしようとホーナーと立ち去った。

寅子はスンッとした立ち居振る舞いで見送る。

部屋を出るとホーナーがライアンに彼女はどうだい?と尋ねる。

ライアンは見定め中さと答えた。

猪爪家では謙虚と言われた事について反省する寅子。

直明は謙虚は悪い言葉じゃないし、別に仕事でヘマをしたわけじゃないでしょ、考え過ぎだと思うけどと慰める。

しかし寅子はあれは悪い意味で言ってた、GHQの人にももっとちゃんと自分の意見を言うべきだった、次はもっとちゃんとしなくちゃと言うのだった。

その間直人と直治はずっとクスクス笑っている。

寅子がなんですか?2人は?と少し怒ると、直人と直治はとらちゃんが謙虚だと思ったことないよなと。

はるもまた、あなたが謙虚だなんて言われる日が来るなんてねと笑う。

ずいぶんお前たち口が達者になったなと直人と直治に言う直明。

寅子も笑ってしまい、明るい食卓かに思えたが、花江だけは笑っていなかった。

夕飯の片づけをしている時に、寅子は花江にどうしたの?と声をかける。

花江は言う。

私はとてもじゃないけど笑えないわ。直道さんの仇の国の人と虎ちゃんが仕事して、仲良くして。

それは…と黙ってしまう寅子。

花江はごめんなさい、今のは忘れてと言った。

そして続ける。

とらちゃんは家族のためにがんばろうとしてくれているのにごめんなさい。はぁ~、しかたないわよね、負けたのは日本なんだから、ダメね私ったら、子供たちだって受け入れてるのに、ずっと私だけ同じ所に。

寅子は花江の背中をさすり、無理に笑うことないからと語りかけると花江は泣き出した。

そんな花江にお給料もらったら何か贅沢なものを食べに行きましょうかと言う寅子。

花江も涙を拭い、いいわね、手羽先が食べたいと言うのだった。

翌日、謙虚なんだねと言われたことをうつむいて考えながら歩いている寅子。

桂場にぶつかってしまう。

けだるそうに挨拶をする桂場にそんな嫌な顔されなくてもと言う寅子。

しかしすぐしゅっとして、この度は採用していただき誠にありがとうございましたと言う。

すると桂場は採用を決めたのは久藤だ、俺は反対したと言う。

だとしても、採用してよかったと思っていただけるように、少しでも皆さんのお力になれるように精一杯働きますと頭を下げて言う寅子。

顔をあげると桂場の顔はギュッと結んだ唇を右側にねじ上げたおかしな表情。

その顔を見てなんでしょう?と寅子。

桂場、いや、君もそういう薄っぺらなことを言うのだなと。わざわざ俺にそんな事を言ってなんになる?どう思われたいかは行動で示せばいいだろうと言った。

なるほどと寅子。

すると後方から桂場君と言う声が聞こえる。

振り向く寅子。

桂場は神保教授と近寄り挨拶をする。

寅子も挨拶をする。

桂場は寅子のことを軽く紹介。

すると神保は、ほぉではこちらが穂高君の、と寅子の事を知っているよう。

桂場は神保のことを寅子に紹介。

こちらは東京帝大の神保衛彦教授だ。私の恩師でもある。と。

また、神保教授は民法改正審議会の委員をやっていこるとから、民法調査室に用があって来たのだった。

神保を調査室に案内する寅子。

ライアンが神保に挨拶をしどうしましたかと聞く。

すると神保は言う。

どうって君あんなものを送っておいて。

あんなもの?とライアン。

神保、続ける。

民法の改正案だよ。君たちは我が国の家族観を、いや、この国を破滅させる気かな。と。

ライアンと神保、2人とも顔は笑っているがその空気は殺伐としている。

寅子はどうしていいかわからず固まる。

立ち話もなんですから奥へという桂場をさえぎって神保は言う。

この前の議論が全く反映されていないじゃないか。

これを受けたライアン。

前回の焦点はGHQが納得する折衷案を見つけるものだったはずですが。

神保、古き良き美徳が失われれば敗戦で満身創痍のこの国にとどめを刺すことになりかねない。家族と家族が手を取り合う必要がある今、家制度や戸主が亡くなってしまったら大変な事になる。君もそう思うだろ?

突然寅子に振る神保。

寅子、えっ!?

桂場もライアンも寅子を見る。

花江ちゃんの素直な気持ちが胸に刺さりますね。気持ちがおいつかない人たちもたくさんいたんだろうな。

虎に翼(48)6月5日(水)放送のネタバレ

虎に翼第10週婦人代議士の集まり
出典:NHK虎に翼

神保から意見を求められた寅子は答える。

私は新しい憲法を見た時に大変感動しました。民法の草案を見たときも同様でして。

そんな寅子に法の知識がある君ならばそうかもしれないが全ての国民が法に明るいわけじゃないという神保。

そして続ける。

国民は今、何もかも変化を強いられて苦しんでいるのに民法も変わり家族のあり方さえも変わってしまったら君は一体どうなると思うと寅子に問う。

寅子は花江の事を思い出し、混乱するとは思います、ですが…。

神保、それが国民の幸せかな?

寅子、今はそう思えなくともゆくゆくは…。

神保、この国は今そんな先のことを見ている場合かね?まず未来ではなく、今、目の前の苦しむ人を私は救いたいと思うが、君は違うかな?

寅子、それは違いませんが。

神保、それが一般的な思考だよ。

寅子はなかなか神保の言うことに自分の本音を言えずスンッとしてしまう。

神保は敗戦国といえど西洋にあわせることなく、我が国の国民にあった民主化もあるはずじゃないかな?と言うと、桂場が一度私の部屋にというが、久藤が割って入る。

久藤は言う。

神保教授、ごもっともです。GHQのホーナー氏も全くの同意見です。意見交流会を開くつもりでいますので。

神保、やれることがあれば協力させてもらうよと言い帰っていった。

神保が出ていったあと、久藤は神保教授のことを相変わらず保守のお手本のようなお方だと言った。

寅子は神保教授に流されてしまって申し訳ありませんでしたと久藤に謝る。

無表情で桂場は寅子を見る。

それに気が付いた寅子はなんでしょう?と桂場に聞くが小橋が答える。

大人になったな~って思ったんですよね、桂場さん。

寅子、はっ?

小橋、前のお前ならすぐはて?はて?ってかみついて理想論を振りかざしてただろ。

寅子、私はただ家族の顔が浮かんでしまって実際に戸惑うだろうなと。

小橋、何だよ、褒めてんだから喜べよ。ですよね、桂場さん。

桂場はため息をつきながら小橋を睨み出ていった。

久藤はフフフと笑いさぁみんな仕事だと皆は仕事に戻った。

昭和22年5月、民法の改正案に対する意見をさまざまな政治団体、市民団体、労働組合などから集めることになり、その間GHQ側との折衝も重ねられた。

寅子は意見書の封筒を持って廊下を歩いているとばったり穂高に会う。

寅子は気まずいながらもご無沙汰しておりますと挨拶をする。

穂高と会うのは雲野の事務所をやめた時以来。

寅子は今は民事局で働いていると穂高に言う。

穂高は君のお父上は君が働くことになんと?と聞く。

寅子は、父と兄、夫も亡くなりましたと答える。

穂高はそうだったのか、いや、それは残念だと言う。

そんな穂高に、先生は民法改正案の委員をなさっていると伺いました、お役に立てることがありましたらおっしゃってくださいと言い寅子は穂高とわかれた。

家に帰ってから寅子は布団に入っているときも優未を隣で遊ばせながら民法改正案を読んでいた。

場面は変わり、婦人代議士の集まり。

寅子は本日は民法改正案に対してのご意見を賜りたくお集まりいただきました、なにとぞよろしくお願いいたしますと皆に挨拶をする。

婦人代議士達は言う。

どうして男性は封建的な家父長制にしがみつきたいのかしら。女性たちを縛り付けておきたいだけじゃないのかと。あなたもお偉い先生方にビシッと言っておやりなさいな。

立花代議士に見つめられる寅子はそうですよねと答える。

民事局に戻ってきた寅子にホーナーと話していた久藤がどうだった?と声をかける。

今日はまとまらなかったと答える寅子。

立花代議士は素晴らしい人でしょと久藤は寅子に聞く。

寅子は答える。

皆さん自分達が先頭に立って社会をかえてやるってそんな熱意に満ちていて、この人たちがいれば世の中は変わると思えるといいますか…。

する久藤。

どうしてそんなにひと事なの?君だって彼女たちと同じ今社会を帰る場所にいるじゃない。

寅子は自分は一度逃げ出してしまった後ろめたさから、私と彼女たちを一緒に語るのは少しおこがましいというかと言う。

それを聞いた久藤は、君は本当に謙虚だねと言うのだった。

寅子がランチタイムで部屋を出るとホーナーがサディさんと声をかけてきた。

これをどうぞとチョコレートをくれた。

子供たちが喜びますとありがたく頂戴すると、子供は何歳ですかと聞くので、娘の年齢と他にも兄の息子たちがいると伝えると一つではたりませんねとしょんぼり去っていくホーナー。

寅子は花江に直道の仇の国の人と仲良くしてといわれた事を思い出し、すぐに笑顔が消えてしまうのだった。

いつもの公園のベンチでもらった板チョコを膝にのせぼぉっと座る寅子。

すると花岡が現れた。

久しぶりだね、隣いいかなと言う花岡。

2人は一緒にお弁当を食べることに。

虎に翼(45)6月6日(木)放送のネタバレ

虎に翼第10週チョコレートを持ってきたホーナー
出典:NHK虎に翼

寅子が噴水の公園にあるいつものベンチで昼食をとろうとしていた時、花岡にばったり会う。

2人はベンチで一緒に昼食をとる。

花岡、弁護士に戻ったんだね。

寅子、へ!?

花岡、お子さんが生まれて弁護士をやめたと聞いていたから。

寅子、いえ、今は司法省の民事局で働いています。

花岡、そうなのか、知らなかった。

寅子、花岡さんお子さんは?

花岡、娘と息子が1人ずつ

寅子、でも驚いたわ、東京に戻ってらしたんですね。

花岡、ああ、1年ほど前に東京地裁にね。今は経済事犯専任判事として主に食糧管理法違反の事案を担当しているよ。

花岡のお弁当には麦飯のおにぎりがひとつのみ。

それに対して寅子のお弁当には闇市で購入したお米が入っている。

それを気にした寅子はお弁当の蓋を閉じようとする。

すると花岡は言う。

別に猪爪を告発したりしないよ。生きるために必要なことだ。君は堂々としろよ。

寅子は、でも法を犯しているのは事実ですからと答える。

それを聞いた花岡は変わらないね君はと言った。

寅子はそんなふうに言うのは花岡さんだけ、皆私が変わったっていう、大人になったとか謙虚とか。

謙虚!?と花岡は驚く。

そんなに驚かなくてもと寅子と花岡は笑う。

すまないという花岡。

寅子は、自分では変わっていないつもりでいたけど、やっぱり前とは違うみたいと言う。

それを聞いた花岡。

でも前も今も全部君だよ。どうなりたいかは自分で選ぶしかない。本当の自分を忘れないうちに。ま、全部梅子さんのうけうりだけどね。

寅子は懐かしい、そんな話したわねと言うと、花岡、みんな達者でやってるといいけどと言うのだった。

花岡がじゃぁと去ろうとすると寅子は呼び止めて板チョコの半分を渡そうとするがなりたい自分に反すると花岡は受け取ろうとしない。

すると寅子はあなたじゃなくお子さんに、それだったらいいでしょう?と言うと花岡はありがとうと受け取った。

またばったりあったら一緒にお昼ご飯を食べましょうとわかれた2人だった。

司法省の人事課になつかしい人に会ったら桂場さんの顔も見たくなってと花岡が訪ねてくる。

桂場はずいぶんと鑑賞的だな、よく寝て体を休めろと返す。

すると花岡は人としての正しさと司法としての正しさがここまで乖離していくとは思いもしませんでした。でもこれが、俺たちの仕事ですもんねと言い、一礼をして去っていく。

桂場は思わず呼び止める。

振り返る花岡、もう一度深々と頭を下げて出ていく花岡。

そんな花岡を少し心配そうに見送る桂場だった。

猪爪家ではホーナーからもらったチョコを小さく割って皆でいただこうとしていた。小さなかけらを一つずつ食べる皆はとても幸せそう。あま~いという直人と直治。

すると花江が突然きゃぁと悲鳴をあげる。

硝子戸の向こうにホーナーとライアンが来ていたのだ。

2人にお茶を出すはると寅子。

ホーナーは今夜どうしても渡したいと言ってチョコレートをたくさん持ってきてくれたのだ。

チョコレート!と言って隣の部屋にいた子供たちが襖を開ける。

子供たちを見たホーナーは涙を流す。ライアンがなぐさめるように肩をたたく。

ホーナーはいろいろと思い出してしまってと言う。

ホーナーの祖父母はユダヤ人でドイツから亡命してアメリカに渡ったと言う。そして今回の戦争でたくさんの親戚が亡くなっていたのだった。

それを聞いた直明は戦争で何も傷ついていない人なんていないですよねと言うと、ライアンは弟君の言う通りだねと同調した。

それを聞いた花江の顔は今にも泣き出しそう。

ホーナーは直人と直治に直接チョコレートを渡す。

喜び分け合う子供たち。

そんな子供たちを見て花江は涙をこらえて英語でホーナーにお礼を言う。

お母さん英語できるんだ!と驚く子供たちにはるはそうよ、あなたたちのお母さんは女学校まで出たんですからと言う。

子供たちは早速チョコレートを食べだす。

それを見たホーナーは寅子を見て言う。

子供たちのためにがんばりましょうと。

寅子はもちろんですと握手をした。

時は変わり、婦人代議士から受け取った意見書を読み上げる寅子。

立花は遅くなってすまなかったねと言った。

寅子は私も署名させていただいてもよろしいでしょうかと皆に聞くと立花が駆け寄ってきて当り前じゃないかと言うのだった。

各所からの意見書がすべて出そろいあらためて民法改正審議会が開かれた。

穂高や神保などが会場には集まっている。

久藤はそこに桂場も呼んでいた。

寅子はライアンに桂場さんの弱みでも握っているのですかと聞くと、ライアンはないしょと答えた。

神保は意見書を拝見したがどれも根本を理解なさっていないように思う、なぜ今の家族のあり方を否定しないといけないのかと疑問を呈する。

それを聞いた穂高は言う。

それではGHQが、いや、国民が納得しません。憲法で平等をうたう以上は家制度は撤廃するしかないでしょう。

神保もまた言う。

皆さん想像してごらんなさい、もし息子が結婚して妻の名字を名乗るなんて事になれば、子供たちはご先祖、親との血の結束を、家族の結束を感じ取ることができますかな。

そして穂高。

男性に権利が偏っている家制度が均斉がとれているとは私は思いませんがね。

また神保。

はははは、穂高先生はご婦人びいきだから困る。

穂高。

そもそもこの真偽の場に女性が佐田君しかいないというのも問題だと私は思いますがね。

とことん意見が対立する2人。

会議はいったん休憩となり皆部屋を出る。

桂場もデスクにもどり干し芋を食べようとするがそこに寅子があのぉとやってきて干し芋をしまう。

神保教授と穂高先生ってと寅子が聞くと桂場は答える。

ものの見え方が全く違う。それだけだ。司法にはどちらかに偏り過ぎず相反する意見・主張が必要だ。

そうですね。と納得する寅子。

そこへ佐田君、ちょっといいかねと穂高がやってくる。

穂高は寅子に言った。

あらためてお父上たちのこと残念だったね。あれからずっと考えていて、実はね、君に新しい仕事を見つけてきたんだ。無理に法曹の世界にいて苦しむ必要はない。と。

寅子は先生さっきから何をと言うと穂高は続ける。

家族を養うためにしかたなくこの職に就いたんだね。苦しくてやめたこの道にわざわざ戻ってくる覚悟は相当なもんだったろう。君をこの道に引きずり込み不幸にしてしまったのはこの私だ。そのことでずっと責任を感じていてね。君に専属の家庭教師を頼みたいを言うお方がいてね、給料も弾むと…。

怪訝な顔でそれを聞いていた寅子は言う。

あの、待ってください。えっ、不幸?私が?はて?

寅子のはて?を聞いた桂場は反応する。

さらにはて?を言う寅子だった。

虎に翼(46)6月7日(金)放送のネタバレ

虎に翼第10週新しい憲法を皆で読む猪爪家
出典:NHK虎に翼

自分が寅子を法曹界に導いたことで辛い思いをさせていたのではないかと責任を感じ、別の仕事を紹介する、これ以上傷ついてほしくないと言う穂高に寅子は言う。

先ほどまでは平等な社会のために真っ向から戦ってらしたのに、今は私を女だからと排除しようとなさってますか?

穂高。

排除だなんて、私はただ理想論だけではダメだと言うことを学んだんだ。今はまだ女性たちが生きやすい社会じゃない。それこそ憲法と民法が世になじんだ時に初めてかなうのかもしれない。

それを聞いていた寅子。

先生は何もわかっていらっしゃらない。もちろん私が桂場さんの元を尋ねたのは家族を養うと言う理由はあります。でも私は無理に法律を学び続けたわけじゃない。好きでやったんです、好きでここにいるんです。

穂高は佐田君と声をかける。

しかし、寅子は続ける。

そうです、私は好きでここに戻ってきた。戦争や挫折でいろいろと変わってはしまったけれど、でも、私は好きでここに来たんです!それが私なんです。だからご厚意だけ受け取っておきます。失礼します。

がつがつと歩いて去っていく寅子だった。

それを見た穂高は、桂場君、私はまた何か問題を起こしたかね?と聞く。

桂場は少し笑い、いや、ある意味背中をおしてやれたんじゃないですかねと答えた。

勢いのまま噴水の公園のベンチに座る寅子。鼻の穴は全開で息があらい。

となりで優三の幻がトラちゃん落ち着いて、深呼吸と声とかけ見守っている。

寅子にもそれが届いているのか、自分に落ち着け、深呼吸、深呼吸と言い聞かせ、気持ちを落ち着ける。

そして、第11条・第12条・第13条・第14条の平等に関する憲法を唱える。

寅子は私にはこの憲法がある、やれるだけ努力してみようと隣を見て微笑むのだった。

沈黙の会議室。

突然寅子が挙手をする。

僭越ながら意見を申し上げてよろしいでしょかと。

もちろんだよとライアン。

寅子は言う。

この大戦で私は夫をなくして戦争未亡人となりました。夫だけではありません、父も兄もなくしました。

それを聞いた神保はそうか、辛かったねと寅子に声をかける。

そして寅子は続ける。

前の民法で言う家という庇護の傘の下において守られてきたと言う部分が確かにあるのだと思います。しかし、今も昔も思っております。個人としての尊厳を失うことで守られてもあけすけに申せば大きなお世話であると。

神保、うん、そう…、と言った後にあれ?と気が付き、君ずいぶんなことを言うじゃないかと返す。

桂場は寅子を見返し、ライアンは下を向いて笑い、穂高は少し満足そう。

寅子がまた言う。

先生が大切になさりたい家族を大事にするという美風がおっしゃられた通りに私達全員に備わっているのなら、ひとりひとりの尊厳を信じ守れば、何も言わずとも美風は失われないのではないでしょうか。

しかし、神保は言う。

君は何にもわかっちゃいないね。個人の尊厳ばかりに目を向け過ぎだ。みんな自分のことばかり主張しだしたら家族なんですぐにちりぢりになってしまよ。

それを聞いた寅子。

では、もし、神保先生の息子さんが結婚して妻の氏を名乗ることにされたら息子さんの先生への愛情は消えるのですか?私はもし娘が結婚したとして夫の名字を名乗ろうと佐田の名字を名乗ろうと、私や家族への愛が消えるとは思いません。名字ひとつでなにもかもが変わるだなんて悲しすぎます。私達は多くのものを失ったのですから。憲法にあるとおりよりよく生きていくことに不断の努力を惜しまずにいきませんか?ねぇ皆さん。

夜、猪爪家では寅子がはると花江に草案を呼んで意見を聞かせてほしいとお願いする。

はると花江は2人で読むがカタカナが多すぎて読みにくく、自分達にわからせまいとするように感じると言う。

寅子は早速その話を会議で皆に伝え、口語体で記載することを提案する。

口語体にすることで憲法がより身近になり、そして、より多くの女性に読んでもらえるのではないかと。

神保は、くだらん、そんな見え方だけ変えてもと否定的。

穂高は、いえいえ、見え方は大事かもしれませんと肯定的。

昭和22年7月。

民法の一部を改正する法律案は無事国会に提出されその後12月に成立することになる。

猪爪家では新聞に掲載された新しい法律を皆で読み上げ想像して楽しんでいる。

ライアンたちは結局神保教授のごり押しで憲法第730条が残ったことがなんとも残念だよと話している。

その内容は、直系血族、同居の親族は互いに助け合わなければならないと言うもの。

そんな当たり前の事をわざわざ法律で規定することを国民はどう感じるのかねと言うライアン。

でも信じましょうよ、これからの社会は国民にこの民法をどう使ってもらうか次第ですと寅子は明るく言った。

夜遅く桂場の席をたずねるライアン。

帰れと言われるがバーボンのボトル・クラッカー・イチゴジャムを置くと眉間にしわをよせながらも桂場はライアンを受け入れた。

ライアンはもうサディはこの世界を逃げ出したりしないと思うよとクラッカーにイチゴジャムをのせながら言う。

桂場はそんなもん分らんだろうと言う。

ライアンは桂場に言う。

それにして皮肉だよね。たくさんの犠牲をはらったあげく、戦争に負けてそしたら憲法が変わって平等な社会に一歩近づいた。で、君はというと水沼のじいさんがA級戦犯になってやっと共亜事件の呪いから解放された。軍の甘い汁を吸っていた連中は全員いなくなって一度外された出世街道にまたこうして舞い戻ってきた。

桂場は話を聞きながらライアンがせっせと作るジャムのせクラッカーを食べる。

そしてジャムのせクラッカーがなくなると偉そうな口ぶりでおかわりまでした。

昭和22年10月。

噴水の公園でお弁当を食べる寅子は花岡がいるかもしれないと通行人をついつい確認。

お昼の時間が終わり事務所に寅子が戻ると、職員たちは皆黙り込んでいる。

寅子は小橋にどうしたの?と尋ねる。

小橋は答える。

花岡が死んだ。と。

えっ?寅子は呆然と立ちすくむ。

虎に翼第10週「女の知恵は鼻の先?」の感想

職場の同僚にまさかの小橋でしたね。

とらちゃんが少し戸惑いながら「よろしくお願いします、ハーシー」と言った後、小橋が「小橋でいい!」というこの掛け合いがおもしろくてすごく好きです。まるでコントを見ているようでした。

そして一瞬だけ出てきた轟さん。

戦争から無事生還されたようでこちらは一安心でしたが、花岡さんは亡くなってしまったと…。

ショックです。

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