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朝ドラ「虎に翼」第19週のネタバレと感想【相関図でわかりやすくさくっとネタバレ】

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2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。

第18週ではとうとう航一の過去があきらかになり、抱えているものがとても重たいものだったことがわかりました。

涼子たちや杉田弁護士たちも誰しもが航一の責任ではないと優しい言葉をかけ、さらにとらちゃんはその苦しみを分けてくださいと航一に歩み寄りましたね。

皆と距離を置いていたと言う航一でしたが、これからは皆にもっと心を開いてくれるのでしょうか。

第19週ではどんなポジションなのか不明だった美佐江にいよいよ事件との関係をにおわせる何かがおきそうです。

目次

虎に翼の基本情報

虎に翼の基本情報です。

虎に翼ポスター画像
出典:NHK虎に翼公式HP
放送局NHK
放送時間毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15
出演者伊藤沙莉、岡田将生、高橋克実、田口浩正、遠山俊也、岡部ひろき、堺小春、望月歩、森田望智、深山凌輝
主題歌 さよーならまたいつか!/米津玄師
あらすじ昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。
公式HPhttps://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

虎に翼第19週「悪女の賢者ぶり?」の相関図

虎に翼第19週に関係する人たちを相関図にしてみました。

虎に翼猪爪家相関図第19週
出典:NHK虎に翼公式HP
虎に翼寅子の仲間相関図第19週
出典:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第19週「悪女の賢者ぶり?」あらすじ

虎に翼第19週「悪女の賢者ぶり?」のあらすじです。

航一(岡田将生)の過去の苦しみを知り、寄り添いたいと思う寅子(伊藤沙莉)だが、その感情をうまく整理できない。同じころ、新潟市内である事件が発生。森口(俵木藤汰)の娘・美佐江(片岡凜)がその事件に深く関わっているのではないかという疑惑が持ち上がる。寅子は美佐江に心を開いてもらおうと努めるが、対応は完全に失敗してしまう。一方、高瀬(望月歩)と小野(堺小春)が「友情結婚」を報告。自分の過去の結婚と重ねた寅子は慎重に考えた方がいいと二人に忠告する。

引用:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第19週「悪女の賢者ぶり?」91話~95話までのネタバレ

「悪女の賢者ぶり」とは

心の悪い女性が賢人のふりをして外見を装ったり人を騙したりすること。

虎に翼第19週のネタバレです。

虎に翼(91)8月5日(月)放送のネタバレ

虎に翼第19週麻雀をする寅子たち
出典:NHK虎に翼

航一は総力戦研究所にいたという過去をもち、責任を感じていることを寅子たちに話した。

外で頭を冷やす航一、そしてそのつらい過去を分かち合いたいとよりそう寅子。

少しして航一が落ち着きましたと寅子に礼を言う。

しばしの沈黙。

どうかされました?と寅子。

航一が突然、佐田さん、今度の休日には何を?と聞く。

寅子は特に何もと答えると、航一はではお会いしにいっても?と言う。

寅子はきょとんとした顔で、えっ、何をしに?と返す。

航一、何をしに?と繰り返す。

すると寅子、ごめんなさい、失礼な言い方でしたと謝る。

航一が理由を言う。

麻雀を教えるという約束を果たせていなかったので。

寅子は、ああ…と少し腑に落ちたような表情を見せた。

2人は店の中に入り、航一はすみませんと皆に謝った。

すると涼子が気分を一新させるように、皆さんいつものでよろしくて?と聞く。

突然入倉が声をあげて泣き出す。

みなどうしたどうした?と入倉を見る。

寅子がどうしたの?と声をかけ歩み寄る。

すると入倉が俺ってほんとうに人を見る目がないと泣きながら話す。

寅子が、というと?と詳細を尋ねる。

入倉が言う。

俺、星さんはつまらなくて退屈な人だとばかり。

でも、ずっとそんなつらい気持ちを抱えておられたなんて…。

佐田さんのことだって、小うるさいクソババアとしか思ってなくて…。

それを聞いた面々は少し気まずそうにする。

嗚咽を上げる入倉。

寅子が言う。

入倉さん、私もおもっていたわ。

差別主義者のクソ小僧って。

入倉、すっと泣きやみ、はっ?と反応。

さらに寅子。

だからおあいこ。

私も人を見る目がない。

というよりも心を閉ざして見ようともしていなかったんだもの。

反省するわ、ごめんなさい。

入倉もまた、こちらこそ申し訳ありませんでした、と謝った。

その光景を航一や涼子が笑顔で見ている。

そして、入倉、涙をぬぐい、すいません、ハヤシライスひとつ、と言った後、ポケットからくしを取り出して前髪を整えるのだった。

寅子が帰宅し、稲と優未に日曜日に航一が来ることを話す。

それを聞いた稲が、私がまた優未さんと映画にでも行ければいいんですけど、実はライトハウスの常連さんたちと一緒にお買い物に行く約束がありましてと言うと、優未は、私は平気、星さんに会いたいからと話す。

寅子は稲が常連さんたちと仲良しになったことがとてもうれしそう。

稲は、寅子さんがつなげてくださったせっかくのご縁ですから、自分でしっかりと根をはりたいと思ってと言うのだった。

夜、寅子は眠っている優未のお腹をやさしくとんとんしながら、昼間の出来事・航一の背中をさすり、かけた言葉を思い出している。

しかし、すぐ思い出していることをかきけすように、優未のお腹をなでた。

日曜日、寅子は鏡台の前で優未の髪の毛をとかしてあげながら、自分の髪の毛もちょっと整えてみたりする。

ごめんください、と航一が手土産にお菓子を持ってやってきた。

早速航一から麻雀を教わる寅子。

麻雀パイを二段重ねにしようとするがどうしてもうまくいかない寅子。

手が小さいからでしょうと言う航一。

すると優未が家族写真を持ってきて航一に見せながら家族のことを紹介する。

優三の話もうれしそうにする優未。

それを笑顔で聞いている航一もまた家族写真を見せ、上の子はもう大学生ですと話す。

すると、外から扉をしつこく叩く音が聞こえる。

杉田兄弟が突然訪ねてきたのだ。

航一、すこし迷惑そうな顔。

次郎が言う。

いらっしゃる時は教えて下さればいいてに。

もう、コソコソしても無駄らて。

ふだんと違うことがあっとす~ぐ噂になんだて。

寅子がすかさず、いや別にコソコソなんてと否定するが、次郎、ん?分っていますて、お二人に何もねえことぐらいと察する。

そして続ける。

そらろも、よかれと思ってやってきました。

ほ~ら、わたしたちの仲じゃねえですか。

そして太郎も補足。

年はいってても男と女。

変なうわさたてられてもあれでしょ。

優未の前でそんな話をされて、寅子と航一は気まずそう。

寅子がすぐ話を変えようと、ちょうど今麻雀を教わっていたところで、よろしければ少しおつきあい願えませんかと言う。

やりましょうと航一。

4人で麻雀を始める。

寅子はすぐ顔に出してしまい、次郎や太郎に思ってることすぐ顔に出しちゃダメだと言われてしまう。

時間は過ぎ、杉田兄弟は酔っ払い気味で上機嫌で寅子の家を出る。

航一は2人の事は責任もって送り届けますと寅子に言う。

寅子もよろしくお願いしますと頭を下げる。

ではまた来ますと航一。

また?とはてな顔の寅子だった。

嵐の後の静けさ、後片付けをしている優未が、星さん、お母さんのことが好きなのかなと呟く。

寅子が、ごめんね優未、なんか変な感じになっちゃってと謝ると、優未がなんで?と聞く。

寅子が答える。

だから、嫌だったでしょ。

お母さんのそのああいう話って。

優未が嫌な気持ちになるようなことお母さん絶対しないから!

それを聞いた優未はため息をつく。

あのさ、お母さん、私のせいにしないでね?

寅子ははて?

優未がお母さんが誰のことを好きでも嫌いでもいいけど、私のせいにしないでって言ってるのと付け加えた。

そんなことを言う優未にはるや花江を感じてしまう寅子だった。

支部長室で深田に書類を渡す寅子。

書類を受け取る深田の顔はニヤニヤニヤニヤ。

そして知ってます?と寅子にうれしそうに話しかける。

最近、高瀬君と小野さんもば~かいい雰囲気なんれすて。

休み時間いっつも2人で盛り上がってますがね。

寅子が言う。

あの、何をお聞きになったか知りませんが周りが勝手にはやし立てるのはどうでしょう?

するとノックをして杉田兄弟が慌ただしく入ってくる。

次郎が佐田判事、例のことお聞きになりましたけ?と聞く。

寅子は杉田兄弟が自分のことをおもしろおかしく話しているのでは?と少し勘違いをしているようで、お二人ともちょっとお話がと言う。

太郎がそれを聞いてか聞かずか話し出す。

森口さんとこのお嬢さんがきんの(昨日)、新潟市内で警察に売春事件に絡んで補導されたらしいんですて。

美佐江さんが?と驚く寅子。

太郎が詳細を説明する。

なんらか新潟市内で女子高生が男たちに売春を持ちかけて財布から金を盗む事件が多発しているようで、事件に関与した可能性のある女性2人と美佐江さんが新潟市内で一緒にいたらしいんですて。

大学受験もひかえてますしね~。

なんとか疑いを晴らしてこうよう思ってます。

なんかありましたら、ぜひ、佐田判事もお口添えお願いしますて。

ねっ。

ほせば、と慌ただしく出ていく太郎。

次郎も続くが、次郎が出る前に扉がしまってしまう。

次郎がゆっくりと後ろを振り向き深田を見て言う。

変なウワサながさねえでくださいね。

舌打ちして次郎は出ていった。

それを聞いた深田は少し悔しそうに、あの人が言いますかね?と言うのだった。

寅子は神妙な面持ちで一点を見つめていた。

とうとう美佐江も事件の関与を疑われだしましたね!

虎に翼(92)8月6日(火)放送のネタバレ

虎に翼第19週美佐江に取ってしまった失敗行動
出典:NHK虎に翼

昭和27年の年末、美佐江が補導されて数日がたった。

寅子は入倉から美佐江の件について情報を得ることができた。

入倉が話す。

知り合いの刑事が特別にって教えてくれました。

補導された3人の女子高生のうち、2人はすぐ非行事実を認めて、今は少年鑑別所です。

取り調べで「女生徒に色目を使うおっさんから金を巻き上げて何が悪い。私は特別なんだ。」を繰り返しているそうですよ。

もう一人の佐田さんが気にされている森口美佐江は「友達と一緒にいただけだ」と供述し、すぐに自宅へ帰されました。

寅子が入倉に聞く。

調査官が慎重に調査と面接をしている。

そんな状態かしら?

ええ、と答える入倉。

また寅子。

その知り合いの刑事さん言ってなかった?

2人が赤い腕飾りをしていたとか?

どうしてわかるんですか?と入倉は食い入り気味に聞いた。

寅子と航一・入倉が昼食でライトハウスにやってくると奥では生徒たちが熱心に勉強に励んでいた。

寅子が最近美佐江さんはここに来ていますか?と涼子に聞く。

涼子はええ、受験も追い込みですからねと答える。

食べ終わり、ごちそうさまでした、また来週と寅子たちが店を出ようとすると、ライトハウスの前に窃盗事件でケガをした元木が誰かを待っている様子で立っている。

そしてはっと何かに気が付いた元木。

元木は美佐江!と声をかける。

美佐江がやってきた。

美佐江は元木に目もくれず、寅子たちに気が付く。

元木はその場を逃げるように走って去っていった。

美佐江が寅子たちに笑みを浮かべお辞儀をする。

寅子がこんにちはと挨拶をすると、美佐江も挨拶をし、今日はなんだか勉強がはかどりそうですとライトハウスに入って行った。

三条支部の支部長室で考え事をしていると、お客様ですろもと深田がやってくる。

その後ろには美佐江が立っていた。

寅子と美佐江、2人は席に着く。

寅子が今日はどうしたの?と聞く。

すると美佐江。

これから新潟市の家裁に行って調査官の方と面接なんです。

ご存じですよね、いろいろと。

とんだ災難に遭いました。

学校のお友達と一緒にいたらお巡りさんに声をかけられて、そしたらなんとそのお友達が…。

そういう美佐江に寅子が聞く。

その子たちは腕飾りをあげる特別な存在?

美佐江がどうでしょうと答える。

また寅子。

元木くんも赤い腕飾りつけていたわよね?

すると美佐江はそろそろ行かないと、失礼しますと席を立つ。

美佐江の腕をつかみ引き留める寅子。

美佐江の目を見て言う。

こんなこと少年部の裁判官でもあなたの事件の担当でもない私が言うことじゃない。

でもお願い、本当のことを話してくれない?

美佐江は微笑み、手、痛いですと言う。

寅子は謝り手をはなして言う。

美佐江さん、ここに来たのも本当は全部話したくて来たんじゃない?

美佐江が話しだす。

自分でもよ~く分かっています。

私はとっても恵まれているって。

家庭環境も自分自身も何もせず誰かが近寄って来るということは、私にそういう魅力があるんでしょう。

でも、強いて言えば…

法律の本を読めば、悪いことをすると罰せられる理屈や量刑の決め方は分ります。

でもそれがなぜ悪いことに定義されるのか、よく分らない。

佐田先生は心から納得した答えがだせます?

どうして悪い人から物を盗んじゃいけないのか、どうして自分の身体を好きに使ってはいけないのか、どうして人を殺しちゃいけないのか。

寅子は答えがほしくてやってるってこと?と尋ねる。

美佐江、やっている?何をですか?と冷静に答える。

そして続ける。

心から納得できればきっとすっきりするんでしょうね。

そういいながら微笑み美佐江は出ていく。

美佐江さん!と美佐江を追って廊下に出る寅子。

今すぐにはあなたがすっきりと納得する答えを出せないと思う。

だから一緒に考えてみない?

週に1度でも、2度でも、一緒にいろいろと話して考えてみましょうよ。

振り返る美佐江。

するとあっお母さん!と優未がやってくる。

優未は美佐江と目が合うとぺこりと頭を下げる。

美佐江は優未をじっと見つめている。

優未が図書館に行ってたの、もしかしたら一緒に帰れるかなってと言いながら美佐江の横を通り寅子に近づこうとする。

寅子はとっさに優未を抱き寄せる。

そういう仕草をした寅子を見る美佐江は少し寂しそうに目をそらし去っていった。

翌日、支部長はいるかや!?と森口が血相を変えて庶務室にやってきた。

深田がいらっしゃいます、え!?なんですけぇ?とあたあたしていると、森口は直接支部長室にずかずか向かっていく。

森口は深田達が止めるのも聞かず、扉を開けて支部長室に入り寅子の前に立ち言う。

昨日娘がば~か憔悴して帰ってきて佐田判事に犯罪者みてえな扱いをされたというじゃねえですか!

ただでさえ警察がまちごうて美佐江を補導なんかしたっすけ変なうわさが立ってんですがね!

必死に無実を訴えてる最中らんだて!

怒鳴る森口に寅子が言う。

どうかもう一度だけ、娘さんと話す機会をいただけませんか?

私が難しいならばどうかいまいちど娘さんとじっくりお話していただけませんか?

森口の怒りは収まらず、無理矢理深田と高瀬が森口を支部長室から連れ出した。

その後杉田兄弟がやってくる。

深田が、森口さんはほんのきに支部長を訴えるおつもりらんれすかね?と聞く。

次郎が言う。

先ほど自宅に呼び出されたときはば~かおかんむりでしたろもね…。

そこは兄さんが、ね…。

すると深田がよかった~、よかったですいね、支部長!と胸をなでおろす。

寅子は浮かぬ顔。

太郎が言う。

まぁ、後は親子の問題ですて。

それこそ我々が介入することじゃねぇ。

そうせばこれで。

太郎が出ていく。

次郎の目の前でまた戸が閉まる。

1953年・昭和28年1月、判事室に家裁から連絡があり、美佐江は審判不開始、審判は行わないと言うことで片がつくのだった。

釈然としませんねと入倉は言い、寅子は一点を見つめた。

寅子と航一がライトハウスに向かうと美佐江たちが熱心に勉強をしている。

美佐江に教わる生徒の手には赤い腕輪がついていた。

涼子が奥の生徒たちを見ながら、明日から皆さん泊まり込みで東京に行くんですと話す。

寅子と航一はカウンター席に座る。

寅子は思いつめた表情で一点を見つめている。

そんな寅子の背中を見て美佐江は微笑んだ。

元木が美佐江を待っていたのはなんの用事だったんだろう?
なぜみんな美佐江のことは何も話さないんだろう?

虎に翼(93)8月7日(水)放送のネタバレ

虎に翼第19週航一が心配して訪ねてくる
出典:NHK虎に翼

日曜日、座卓を拭きながら考えごとをしている寅子。

そして、なぜか、優未が突然映画に行きたいと言い出して稲と出かけていった。

稲がお母さんいなくてよろしいんですか?と聞くと、優未はああいう時のお母さんと一緒にいてもつまらないからと答える。

すると稲は、お母さんに1人の時間を作ってあげたかったんですね、本当におやさしいんですねと感心するのだった。

自宅に1人座卓に顔をふせて美佐江に取ってしまった行動について考えてしまう寅子。

すると扉をたたく音が聞こえる。

忘れ物?と寅子が扉をあけると航一が立っていた。

どうしたんですか?と寅子が聞く。

航一が答える。

読まなければいけない書類がたまっていて。

読む場所はどこでもかまいませんので。

寅子は心配かけてごめんなさいと謝るが、むしろ謝るのは突然訪ねてきた僕の方ですと言う航一。

寅子は航一を居間に通し、お茶をだす。

航一は礼を言い寅子を見つめる。

寅子は視線をそらすように出ていく。

航一は書類を読み始め、寅子は隣の部屋で洗濯物をたたむ。

航一は居間で何もしゃべらず書類をもうもくと読む。

しかしなぜかこの静かな時間が寅子の気持ちを軽くさせるのだった。

その後、寅子は麻雀の練習をはじめる。

航一が両腕を伸ばしてのびをしたのを見計らい、休憩しますかと寅子は声をかける。

航一は優三と寅子の写真の前にあるお守りを見つめる。

寅子は夫が出征する時にお守りを渡したがお守りだけが帰ってきましたと説明し、お茶を新しいのに変えますねとお茶を入れにいった。

寅子がお茶を差し出し、航一は一礼しお茶を口に含むが熱すぎて飲めず。

ごめんなさいと寅子が謝る。

2人とも見つめ合うが、どちらからともなく目をそらす。

航一がごめんなさいと謝る。

すると寅子。

うれしいんです。

来てくださったことも、何も言わずにそばにいてくださったことも。

でも…。

そして、航一。

僕も無意識に弱っているあなたにつけ込もうとしていたのかもしれません。

すみません。

寅子は首を横にふった。

航一はふうふうしてお茶を飲む。

笑う2人。

夕方になり航一はではまたと言い、寅子はまた本庁でと言い2人は分れた。

航一が見えなくなるまで見送り家に入る寅子だった。

1953年・昭和28年3月、東大に合格したれ、美佐江が!と森口が満面の笑みをうかべ、うれしそうに三条支部にやってきた。

おめでとうございます、今日は美佐江さんは?と寅子が聞くと、森口は笑いながら美佐江は母親と東京で下宿探しやらなにやらやっているという。

森口は皆さんのおかげら、それだけ一言お礼をと参上つかまつりましたとテンション高く帰っていった。

森口が帰っていくと深田がこれまたテンション高く、今日はもうひとつおめでてえ報告があんですてえと高瀬と小野を呼び出す。

そして2人を寅子の前に並ばせる。

高瀬は、課長、そんげおおっぴらにすることではと言うが、深田は何言ってんやて!と発表する。

実は、お二人はご結婚するそうらんですって。

寅子はびっくりして、ええっ!そうなの!?おめでとうございますと祝福する。

高瀬と小野は声をそろえてあり~がとうございますと礼を言う。

深田はやっぱこうなると思ってました!と言いながら2人にインタビューする。

で、いつからなんだて?

おてげえを意識し始めたんは!

高瀬が答える。

意識していません。

ん~、参ったな。

いろいろ手続きがあっから庶務課長の深田さんに話しただけで…。

どんげ言えばいいんでしょうか、ねぇ?

小野も答える。

何らか友情結婚というもんらろっか?

深田がゆうじょうけっこん?と上を見上げながら繰り返す。

小野が続ける。

両親が毎日のように見合いを勧めてくんです。

世間体がどうとかこうとかいうて泣かれて。

すると高瀬。

僕も嫌なんです。

結婚しねで半人前って見下されんのも、無理矢理結婚させられて誰かの親になんのも。

そらったらとりあえず結婚と言うかたちに収まってしまおうと。

法的に婚姻関係になるだけで後は今までと変わりませんから。

そしてまた小野。

子供も作りませんすけ仕事も辞めるつもりもねえです。

よろ~しくおねげえします。

高瀬と小野は頭をさげた。

それを聞いた寅子が優三との結婚を思い出しアドバイスをする。

高瀬さん、小野さん、ごめんなさい、私は、慎重になったほうがいいと思う。

今は問題がなくてもこの先のこと、本当にこのままの関係でいられるのか、本当に向いている方向が同じなのか、本当に相手の人生を背負えるのか。

深田も支部長のおっしゃるとおりら慎重に考えなさい、さ、さ、仕事、はい、まず仕事らと庶務室にもどっていった。

夕方寅子がただいまと家に帰るとおかえりなさいといつもより出迎える人の声が多い。

おかえりなさいトラちゃん!と笑顔で寅子を出迎える花江。

寅子は不思議そうな顔で花江に近づき、指でとん、とん、とんとつつく。

花江もなに?なに?と不思議顔。

すると寅子、笑顔に変わり、花江、花江~と抱き着き本物本物♪とうれしそう。

2人はきゃあきゃあ抱き合って久しぶりの再開を喜んだ。

今回は杉田兄弟がうわさを聞きつけて寅子と航一の邪魔をしに来ないでほんとによかった(笑)

虎に翼(94)8月8日(木)放送のネタバレ

虎に翼第19週花江との再会を喜ぶ寅子
出典:NHK虎に翼

久しぶりの再開に喜ぶ寅子と花江。

花江はお正月も返ってこない寅子を心配し、直明のすすめで会いに来たと言う。

優未が切符はね、花江さんのへそくりで買ったんだってと告げ口して皆笑う。

寅子はありがとね花江と来てくれたことに礼を言い、稲は花江が立派になったことにずっと泣きっぱなし。

花江もまた稲とまた一緒に料理ができるなんて夢みたいと泣いてしまうのだった。

4人で食卓をかこみ、大人たちは熱燗を飲みながら話に花が咲く。

花江が東京の猪爪家について話す。

直明ちゃんはね、生徒さんにすご~く人気があってね。

あれは先生が天職だわ。

それを聞いた稲が、あのお小さかった直明さんがねえ、フフフとなつかしそうに笑う。

猪爪家の話の続き。

菜緒とは毎日遅くまでお勉強頑張っているし、道男くんも笹寿司での修行がんばってるわ。

直治は…まあ元気よ。

何?直治がどうかしたの?ふふふと寅子が笑いながら聞く。

花江が答える。

何かジャズをね、お友達とやりたいって言って。

直治兄ちゃんがジャズ?と優未が笑う。

花江が続ける。

びっくりでしょ?

楽器を買いたいからって毎朝早起きして新聞配達してお金ためているところなの。

花江は少しこまっているような顔で言うが、寅子は偉いじゃないと直治を褒めた。

それを聞いた花江。

偉いのかしら?

もし不良になっちゃったりしたら、直道さんやお義父さんお義母さんに合わせる顔がないわ。

寅子が言う。

みんな天国で花江に感謝してるわよ。

そして直明のものまねをする寅子。

俺にはわ か あ って い た。

子供たちが立派に育っているのは花江ちゃんのおかげ。

そして大笑いする寅子。

花江がちょっとむっとした顔で言う。

ちょっとやめて。

直道さんが可愛そうでしょ。

似てないんだからね。

寅子、何でよ似てるわよ。

花江、まあ似てるわね。

皆で大笑いするのだった。

突然稲がうたいま~すといい踊りながら歌いだす。

寅子も花江も優未も手拍子をして盛り上げ楽しい宴となった。

ライトハウスではカウンター席で航一が1人食事をしている。

そんな航一に涼子が話しかける。

ひとつだけよろしくて?

トラコちゃんは昔からお気立てはよろしいけれど、全方位に愛がおありで恋愛ごとの機微のようなことには無頓着ですの。

ですから航海なさらぬように。

それを聞いた航一は少し不思議そうな顔でふんわりとうなずいた。

稲は寅子の家にお泊り。

優未の隣で眠っている。

2人の寝顔を見て寅子はほほえみそっと襖を閉める。

そして寅子と花江はあらためて2人でゆっくりと晩酌。

寅子は言う。

稲さんご機嫌だったね、花江に何回言った?「立派になって」。

もう、かわいくてたまらないのね。

花江はしみじみ話す。

まあ生まれた時から一緒だったからね。

でもなんだか久しぶりだわ。

こう、なんていうか子供扱いされる感じ。

寅子が割りながら、あとこうして花江と2人きりで話すのも何だか久しぶりと言う。

すると花江。

トラちゃん、私に何か言うことない?

寅子、はて?

いう気がないなら仕方がないわね。

トラちゃんここからが本題です。

寅子、えっ?

花江が話始める。

手紙で優未から聞いたんだけど、最近いい人がいるんですって?

その方とのこと尻込みしているの優未のせいにしたらしいじゃない。

えっ、私はそんなつもりはと寅子が少しどもる。

すると花江。

少なくとも優未はそう思っていて私に助けを求めてきたんです。

寅子はそうかそうかとうなずいた。

すると襖が開いて優未が出てきた。

花江が駄目じゃない盗み聞きしたらと言うと寅子がいいのよと言い、どうしたの?と寅子が聞く。

優未が奥へ引っ込みお守り袋を持ってきて中見てと寅子に差し出す。

寅子は袋を開けた。

小さくたたんだ紙切れが入っていた。

それは優三からのお手紙だという優未。

花江が知らなかったの?と言うと、寅子がだってお守り開けて中身見ないじゃないと言う。

小さな紙には小さな文字でびっしりと書かれている。

優三からの手紙

トラちゃん。

もし、トラちゃんのもとに、帰ることができなかったら、そう思ってこの手紙をしたためています。

僕の望みは前に話したけれど、もうひとつだけ望みを増やしていいですか。

弱音をはくことができる人、正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。

できれば心から恋して、愛する人を見つけてください。

でも見た目とか甘い言葉をささやく相手にだまされちゃいけない

トラちゃんと優未をスンッとさせる相手は駄目。

トラちゃんと優未を縛る相手は駄目。

トラちゃんと優未の笑顔を奪う相手は駄目。

トラちゃんを心底愛せない相手は駄目だ。

でもその人を前にして胸が高鳴ってしかたないのならその人が好きなら今書いたことも僕も全て忘れてその人のもとに飛んで行ってほしい。

トラちゃん、自分を信じて。

そんなトラちゃんを僕は信じる。

優未もお母さんを信じて。

優未のことをずっと見守っているよ。

2人のことを誰よりも何よりも一番愛しています。

寅子はすすり泣き手紙を両手でつつみ胸にあてる。

そして言う。

なんでいっつもいっつも…。

花江と優未は寅子の背中をさすり3人で抱き合った。

朝になり花江が帰る時寅子にアドバイスする。

トラちゃん、自分に正直にね。

どうなろうとも私や家族がいるわ。

新潟に行く前トラちゃんにひどいことをたくさん言っちゃったけど、でも私ずっとトラちゃんが家族のために戦い続けてくれていること私は本当に感謝してるんだから。

すると寅子。

何言ってんの、家族のために戦い続けてきたのは花江も一緒でしょ。

離れてみて、改めて感じたわ。

花江にはほんっとうに感謝しています。

ありがとう。

もっと早く言わなきゃけなかったのにごめんね。

2人は抱き合いながら感謝しあうのだった。

三条支部の庶務室におはようございますと入る寅子。

そして高瀬と小野に話をする。

2人とも昨日は本当にごめんなさい。

考えたんだけどやっぱり2人の好きにしたらいいと思う。

2人が納得する方法でやってみるのがいいと思う。

2人の「結婚とは?」の答えを見つければいい。

それで失敗したらそれはそれでいいんじゃないかしら。

深田が奥から泣きそうな声でそんげ無責任なぁと嘆く。

寅子が続ける。

何を言っても2人の人生の責任は取れません。

何を言っても無責任なんだわ。

だから、うん、好きにしなさい。

私は2人が選んだ決断を応援します。

高瀬と小野は微笑みあってあり~がとうございますと頭を下げた。

そんな2人に微笑む寅子だった。

虎に翼(95)8月9日(金)放送のネタバレ

虎に翼第19週よりそう寅子と航一
出典:NHK虎に翼

寅子は優未を膝に乗せ、改めて優三からの手紙を見ながら、なんでお守りの中見てみようと思ったの?と尋ねる。

優未は答える。

前にお母さんお父さんは緊張するとお腹が痛くなる人だったって話してくれたでしょ。

それからもっとお父さんのこと知りたくなって、なんとなく開けちゃった。

なんとなくか、と寅子は笑う。

寅子と優未の間に優しい会話が続く。

優未、私ね、お父さんの字、優しくて好き。

寅子、うん、お母さんも。

優未、何も覚えてないけどお父さんのことすごく好き、変かな?

寅子、ちっとも変じゃない。

寅子が言う。

お母さんいっつもすぐやり方間違えちゃうの。

でも私の役目は優未を優三さんの分も丸ごと抱きしめて、愛してる、大好き、宝物、生まれてきてくれてありがとうって伝えることだった。

ごめんね。

優未はいいよと言って寅子に抱きつく。

寅子も優未をぎゅぅっと抱きしめ、2人は抱き合った。

大雨が降る夜の刑事部判事室。

航一が寅子にまだいたんですかと声をかけると寅子は雨がひどくて列車がとまっているようなんですと話す。

寅子が少し話しても?と言うと航一がどうぞと答える。

寅子が話し出す。

私は今も優三さんを愛している。

これからもずっと愛し続けたい。

だから彼以外に愛したりしては駄目なんです。

航一さんのことは大切に思っています。

でもきちんと気持ちに線を引きたいんです。

突然ぶしつけに申し訳ありません。

すると航一も話し出す。

取り返しのつかないことをして照子を失ってから全てに蓋をして生きてきました。

今は余生だと。

子供が巣立てばあとは寿命尽きるのを待つだけだと。

でも、あなたといるとつい蓋が外れてしまう。

全て諦めたはずがついあなたのように人に踏み込んでしまう。

驚くことにそんな自分が嫌いじゃない。

それだけで…あなたと出会えてよかった。

それだけで十分です。

いい年して僕らは生真面目がすぎますが、それすらも悪くないです。

航一が立ち上がりまどのカーテンを少し開けると雨がやんでいた。

航一が駅までお送りしますよと寅子に言う。

寅子ははいと廊下へ出ると雨で滑って転びそうになる。

大丈夫ですかと航一。

すると今度は航一が滑って大きく転ぶ。

大丈夫ですか!と寅子が航一の両手をつかみ起こす。

航一は大丈夫ですと寅子の手をつかみ立ち上がるが握った手を離さない。

2人はうつむいたまま動かない。

寅子が話しだす。

私にとってずっと恋や愛は二の次三の次でした。

優三さんだけを愛していたいのに、そうするって決めたのに、航一さんにどうしようもなく会いたくなったり、話したくなったり、航一さんに胸が高鳴ってしまったりする、この強烈なこれは何なんでしょうか。

寅子は航一を見上げて続ける

今いろんなことを話したいと思うのは航一さん。

ドキドキしてしまうのは航一さん。

一緒にいたいのは航一さんで…。

何で私の気持ちはなりたい私とどんどんかけ離れて行ってしまうんでしょうか。

航一が寅子を見て言う。

僕は優三さんの代わりになるつもりはありません。

あなたを照子の代わりにもしない。

お互いにずっと彼らを愛し続けていい。

数か月後、来年は分らないけれど、今ドキドキする気持ちを大事にしたってバチは当たらないんじゃないですか。

永遠の愛を誓う必要なんてないんですから。

なりたい自分とかけ離れた不真面目でだらしがない愛だとしても、僕は佐田さんと線からはみ出て蓋を外して溝をうめたい…。

それを聞いた寅子。

永遠を誓わないだらしがない愛、なるほど、と寅子は言う。

私たちが欲する最適なものかと。

2人は微笑み合い握っていた手をはなし、航一はぎこちなく寅子を抱きしめる。

寅子もぎこちなくされるがまま。

航一が寅子を見つめキスをしようとするもお互いが同じ方向に顔を傾けてしまったり、とにかく2人とも何をするにもぎこちがない。

やっとキスをするが離れてから笑ってしまう2人。

行きましょうかと並んで歩く2人。

またしても寅子滑る。

大丈夫ですかと航一、寅子も大丈夫ですというが、航一が腕を差し出し2人は支え合って歩いてのだった。

虎に翼第19週「悪女の賢者ぶり?」の感想

美佐江の件は結局解決しないままに過ぎ去ってしまった週でしたね。

なんで腕飾りをもらったみんなは美佐江の話をしないんだろう?と不思議に思ってしまう。

そんなことがあっても東大に合格してしまう美佐江のメンタルの強さにはあっぱれです。

東京で何かまた問題を起こすのかな。

そしてまさかまさかのお守りからでてきた優三さんからの手紙。

泣きました~

やっぱり優三さんイチオシだな、私的には。

関係ないけど、新宿野戦病院の仲野さんも良き。

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