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朝ドラ「虎に翼」第20週のネタバレと感想【相関図でわかりやすくさくっとネタバレ】

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2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。

第19週では美佐江が売春事件にかかわっているかもしれないと補導されますが結局は無関係で処理されてしまいしっくりこない寅子たちでした。

またプライベートではお守りの中から優三の手紙が出てきて、航一への気持ちに蓋をしようと決めた寅子でしたが、航一と話し合いお互いが亡くなった相手を思いながら、だらしがない愛を育んでもいいじゃないかということでまるくおさまりましたね。

第20週ではトラちゃんが東京に復帰するようです。

またキャラが濃いメンバーに囲まれてわいわいがやがやした日々になるのでしょうか。

目次

虎に翼の基本情報

虎に翼の基本情報です。

虎に翼ポスター画像
出典:NHK虎に翼公式HP
放送局NHK
放送時間毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15
出演者伊藤沙莉、岡田将生、森田望智、深山凌輝、青山 凌大、今井 悠貴、土居 志央梨、戸塚 純貴、平岩 紙、松山ケンイチ、塚地武雅、余貴美子
主題歌 さよーならまたいつか!/米津玄師
あらすじ昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。
公式HPhttps://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

虎に翼第20週「稼ぎ男に繰り女?」の相関図

虎に翼第20週に関係する人たちを相関図にしてみました。

虎に翼猪爪家相関図第20週
出典:NHK虎に翼公式HP
虎に翼寅子の仲間相関図第20週
出典:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第20週「稼ぎ男に繰り女?」あらすじ

虎に翼第20週「稼ぎ男に繰り女?」のあらすじです。

昭和30年、東京に戻ることになった寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。杉田(高橋克実)らに盛大に見送られた寅子は、登戸の猪爪家に戻ってくる。するとそこでは、結婚したら家を出るべきだという花江(森田望智)と結婚しても同居し続けたいと主張する直明(三山凌輝)が対立していた。頭を悩ませた寅子は航一に相談。猪爪家で家族会議が開かれることに。そんな中、寅子は東京地裁の判事として、「原爆裁判」を担当することになる。

引用:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第20週「稼ぎ男に繰り女?」96話~100話までのネタバレ

「稼ぎ男に繰り女」とは

外でよく働いて稼ぐ男性と、家の家系をうまくやりくりする女性を現し、伝統的な夫婦の役割を示している。

虎に翼第20週のネタバレです。

虎に翼第20週のネタバレです。

虎に翼(96)8月12日(月)放送のネタバレ

虎に翼第20週三条支部を去る寅子
出典:NHK虎に翼

佐田家では寅子が優未に航一とのことを話す。

お母さんよぉく考えた結果、星航一さんと正式にお付き合い…いや永遠を誓わない愛を試してみることにしました。

優未はうん、わかったと了承する。

寅子がえっ!?でもと困惑すると優未は言う。

心配しないで、もう私、お母さんに何でも言えるから。

寅子は泣いて優未に抱き着いた。

波打ち際で遊ぶ優未と寅子。

航一は浜辺に座りおにぎりを食べている。

気持ちいいわよ、航一さんもと声をかけるが笑顔で見ているだけど航一は動こうとしない。

優未が連れてきて連れてきてと寅子に言い寅子が航一にかけより靴と靴下を脱がせにかかる。

航一がなるほなるほどと言うと、寅子ははて?

航一は理由を言う。

いや、こういう場面でも溝を埋めてくるのだなと。

あら嫌ですか?と寅子。

いえ、好きですと航一。

寅子は航一の手を取り波打ち際へ連れて行く。

3人で大はしゃぎ。

昭和28年春のことだった。

寅子と航一は永遠を誓わない愛を育んでいった。

2年後の昭和30年春、寅子たちが新潟を離れる日がやってきた。

三条支部では佐田判事おおご苦労様でした!と皆が見送ってくれた。

太郎が満面の笑みで花束を差し出す。

満面の笑みでありがとうございますと受け取る寅子。

新年度から東京地裁に赴任することが決まったのだ。

皆さん3年間お世話になりましたと寅子が挨拶をすると、次郎が異動って重なるもんなんですねと話す。

航一も東京に戻ることになったのだ。

寅子は私も驚いてしまってと言うと、太郎が、まぁこっちとしては面倒が減って清々すってと皮肉っぽく言いながらもつまらねなんな~と言いながら泣き出してしまう。

優未ははいどうぞとハンカチを太郎に差し出す。

いやほんねまいい子だって優未ちゃんはと太郎さらに泣き出す。

優未は小学6年生になった。

ライトハウスで稲と涼子と玉と寅子の写真に手を合わせる寅子と航一と優未。

稲はこの年の頭みんなに見守られながら穏やかに旅立ったのだ。

手紙書くわと涼子の手を握る寅子。

また絶対にお会いしましょうね、涼子様と力強く言う。

涼子もええと答える。

そして次に玉ちゃんと寅子は玉に声をかける。

すると突然入倉が姿を現し、いたの!?と寅子がびっくりする。

入倉は言う。

俺、お二人のような立派な裁判官になれるようがんばります。

泣きながら頭を下げた。

すると航一が言う。

入倉君はもう立派な裁判官ですよ。

さらに泣き出す入倉だった。

店を出ると航一が言う。

あちらにもどって落ち着いたらお二人ともぜひうちにいらしてください。

家族を紹介したいので。

寅子もまた、あら、うれしい!私も家族を紹介したいわと言った。

航一は楽しみがたくさんあるっていいですねと言う。

寅子はさぁ行きましょうと走っていく。

航一はそのあとを歩いてついていく。

優未は何か考えはて?と言いながらその後ろに続いた。

猪爪家では花江が鼻歌まじりにごちそうを作っている。

髪にはパーマをあてていた。

このころ、サンフランシスコ平和条約が締結され独立国家として再出発した日本は朝鮮戦争の特需により経済を立て直しつつあった。

街にはビルが立ち上がり、通りは乗用車が走り、テレビでは力道山のプロレス中継。

優未と寅子が元気でただいま!と帰ってくると、花江もまたおかえりなさいと嬉しそうに出迎える。

また大きくなってと花江は優未の肩を抱き、疲れたでしょ?荷物はお部屋にいれてありますよと言う。

寅子がありがとねといい、家の外に置かれている電気洗濯機を見て、電気洗濯機どう?と花江に尋ねる。

花江は話す。

とっても楽ちんよ。

ひとりでにお洗濯してくれるなんて魔法みたい。

とらちゃんありがとう。

3人は玄関先で笑った。

花江の子供たち2人とも大きくなっている。

直人は大学3年生で法律を学んでいる。

高校3年生になった直治はサックスを演奏して寅子と優未をもてなす。

演奏が終わると寅子も優未もおお~~すごいわ!大したものじゃないといって拍手。

では続きましてと直治が言うと花江がご飯食べちゃってと止めて言う。

ごめんね、中古のサックス手に入れてからずっとあんな幹事で。

寅子は好きなことを見つけるのはいいことだわと直治を褒めた。

直治が言う。

俺にはわかってたよ。

トラちゃんなら俺を分ってくれるって。

直人が言う。

調子に乗って。

今日はお前のジャズじゃなくてトラちゃんたちの新潟の話を聞く日だろ。

直明の様子がイマイチおかしい。

どうしたの?さっきからずっと怖い顔してると優未が聞く。

すると直治が答える。

お母さんと直明兄ちゃん今ケンカ中だから。

すると直明と直人が2人して余計なこと言うなってと直治に言う。

直明があらたまって話す。

あの、お姉ちゃんにさ今度あってほしい人がいるんだ。

えっ!と寅子。

優未もまた、それって直明兄ちゃんの恋人?と聞く。

僕その人と結婚したいと思ってる。

それで、その人とここで一緒に暮らしたいんだ。

花江が言う。

だからそれはないって言ってるでしょ。

結婚するなら家を出て所帯を持つべきです。

私は絶対に同居は反対ですから。

嫌なムードになってしまう。

状況を理解する寅子。

皆が寅子の次の一言を待っている様子がひしひしと伝わってくる。

しかし寅子は出方を間違ってしまうと大変なことになってしまうこともよくわかっている。

すると助け船がやってくる。

道男が毎度!笹寿司ですとお寿司を持ってきた。

寅子、道男~!

優未、道男兄ちゃん久しぶり!

2人とも喜ぶ。

道男が優未も大きくなったなと言い、これおっちゃんから特上寿司と寿司を差し入れる。

そして道男が続ける。

おっちゃんがよろしくってさ。

最近足をケガしちゃって、出前は全部俺がやってんだよ。

頑張ってるわねと寅子感心する。

道男も居間に座り、うわさによるといい人ができたんだろ?と寅子に言う。

寅子がなんで知ってるの?という顔で花江を見る。

そうだその話も聞かないとだと直人。

花江がちょっとバツ悪そうにする。

直治がどんな人なの?優しい人?男前?と次々聞いてくる。

優未が答える。

優しい人で、男前。

道男、直人、直治たちはおおお~と言う。

直明はよかったね、お姉ちゃん、いい人とめぐり合えてと、きっと優三も喜んでると思うと寅子に言う。

寅子は相変わらずできた弟だことと直明を褒める。

直治が、トラちゃんもその人と結婚するの?と直球。

はて?なぜ私が誰かとお付き合いするとそのまま結婚と言うことになるの?

道男が言う。

付き合うってことは行きつく先はそこだろう。

すると寅子。

道男、直治。

結婚は幸せの終着店ではなく選択肢のひとつにすぎないわ。

ひとつの価値観に縛られては駄目よ。

道男が寅子がまた小難しい事言い出したよ話すと直治はとにかく一度その男前を合わせてよ。

直人がそれは僕もあいたいと同調する。

そして、お母さんも直明兄ちゃんもどんな人か気になるよね?と直人が2人に聞く。

花江はそれはまぁ。

直明も相手の人がね、いいならあってみたいけど。

すると寅子。

実はもうそういう話は出ていて…。

直治はトラちゃん気が早いと大笑いしながら後ろに倒れた。

皆が寝静まった後台所で花江と後片付けをしながら寅子は聞く。

直明とはいつからあんな感じなの?

花絵が答える。

かれこら1ヶ月くらいかしら。

寅子はそんなに?と驚きつつも、まぁでも子供たちも大きくなってきてこの家じゃ手狭ではあるかもねと言う。

花江がそうじゃないという顔で寅子を見てため息をつく。

やっぱりトラちゃんは何にも分ってな~い。

はて?と寅子。

花江が続ける。

部屋の狭さなんて!もっと狭いお家で大勢で住んでいるご家庭はたくさんあります。

トラちゃんは私とお義母がこじれたのを忘れた?あの毒饅頭事件忘れちゃったの?

寅子はいやいや覚えてるけどとしどろもどろになりながらも、直明は自分から同居を望んでいるわけでと返す。

すると花江。

直明ちゃんはね!

しゅしゅしゅ…姑みたいな義理の姉と同居したい嫁なんてこの世に存在しません!

寅子はそれはやや断定が過ぎる気が…一度直明が結婚したいお相手と話してみるとかと花江に提案してみる。

花江は感情的に言う。

トラちゃんみたいな考えの人ばかりじゃないの!

今でも大半の女の子にとって結婚は選択肢じゃない。

結婚は幸せの終着点で絶対条件なの!

結婚というニンジンを目の前にぶら下げられて、冷静さを失っている彼女に何の考えもなく同居を持ちかける直明ちゃんに怒っているの私は!

言い切った後花江はため息をつく。

すると居間からは直治の大きなサックスの音。

寅子も花江も2人してわっ!と驚く。

もう直治!夜中はやめなさい!と花江が注意しに行く。

花江がサックスを預かるというと、河原に行ってきますと直治は逃げるように出ていく。

今の時間から河原はいけませんと花江がとめる。

直治直治と花江が追いかける。

その騒々しいやりとりの中直明は平然と机に向かって仕事をしている。

寅子がどうしたらいいかわからず眉間にしわをよせてあっちを見たりこっちを見たり。

虎に翼(97)8月13日(火)放送のネタバレ

虎に翼第20週桂場たちに挨拶する寅子
出典:NHK虎に翼

朝、それぞれが行ってきますと家を出る。

皆を見送った後、寅子は花江に話す。

3年もたつといろいろと変わっていくものね。

世の中も子供たちも。

すると花江。

そうね、よねさんだってやっと…。

寅子がえっ!よねさん?

花江、いっけなぁい、梅子さんに口止めされてたのにと話す。

轟法律事務所。

皆で梅子のおにぎりを食べながら今日のスケジュールを話し合っている。

するとガチャ!と扉が開く音。

寅子が入ってくる。

轟があれ、佐田!お前新潟から戻ったのか?と驚く。

よねを見つめ近づいて行く寅子。

逃げるよね。

追いかける寅子。

よねは寅子に背を向けて座る。

寅子が言う。

よねさん、おめでとう。

とうとうなったのね弁護士に。

自分を曲げず、何も変えず、よねさんのままで。

すごいわ。

よねは一念発起して司法試験を受験し見事合格。

司法修習を終えたばかりだった。

轟が駆け寄り寅子によねの名刺を出す。

法律事務所の名前も山田轟法律事務所になっていた。

轟が言う。

どっちの名前を先にするかでもめてな、最後はじゃんけんで決めたんだ。

はははは。

じゃんけんをする2人の回想シーン。

2人は真剣にじゃんけんをする。

じゃんけんぽん!相打ち。

じゃんけんぽん!相打ち。

じゃんけんぽん!

よねがよしっ!よしっ!と嬉しそうにする

轟がああ~!チキショーとすごく悔しそうにする。

寅子は言う。

どうしてもおめでとうが言いたくてよったの。

朝はやくてごめんなさいね、じゃ、また。

寅子はあわて出ていく。

そんな寅子を見送る轟は相変わらず騒がしい奴だと笑う。

そしてよねの方を振り向き、よかったな山田とよねに言った。

東京地方裁判所初出勤の寅子。

所長にご挨拶に行く。

失礼いたしますと扉を開けて中に入ると、ライアンと多岐川が個性爆発うれしそうに出迎える。

所長席には相変わらずぶっちょうずらの桂場。

寅子が挨拶をする。

佐田寅子、新潟で自分なりに土台を作って帰ってまいりました。

あの時は本当にありがとうございました。

寅子は頭を下げて意気込みを言う。

成長を実感していただける仕事をすべく東京地裁え頑張ります!

ライアンは寅子がとってもいい顔をしていて嬉しいなぁと言う。

そしてまた寅子。

桂場さんは東京地裁所長に、多岐川さんは東京家裁所長に、ライアンさんは司法研修所所長にご栄転なさったんですよね。

おめでごうとざいます。

ライアンが言う。

一度遊びに来てよ。

少しずつだけど女性法曹増えてるよ。

サディが道を切り開いているおかげだ。

いえ私の力なんてそんなと謙遜する寅子。

といいつつ鼻の穴が膨らんでいるぞと多岐川がからかう。

膨らんでいませんと寅子。

皆で笑う。

またライアン。

そうだそうそう、それから君の同窓の山田君、実にいいね。

僕がニックネームをつけるのにあんなにはっきりと断ったのは彼女と桂場君ぐらいだからね。

さあこうやってサディの顔も見られたし、僕はこれで。

多岐川とライアンは部屋を出ていった。

桂場が本題に入ろうと言うと、その前にひとつよろしいですかと寅子。

何だと桂場。

寅子が言う。

共亜事件の後、私桂場さんに法とは何か?というお話をしたんです。

すると桂場。

ああ、君は法律はきれいな水、水源のようなものと言っていたな。

また寅子。

うれしい!覚えていて下さったんですね。

憲法が変わってもなお、社会のあちこちに残る不平等を前にして思ったんです。

きれいなお水、水源は法律ではなくて、人権や人の尊厳なのではないかと。

桂場が突然民事第24部と言う。

えっ?と寅子。

桂場は君の配属先だ、早く行けと手でしっしっとする。

はい、失礼しましたと寅子は足早に出ていった。

寅子が出ていったあと、1人になった桂場は少し笑みをうかべた。

寅子は東京地裁民事第24部の裁判官に任命された。

裁判長は汐見。

寅子はまた一緒にお仕事できてうれしいですと汐見に挨拶をする。

僕もとてもうれしいよと汐見が答える。

ひゃんちゃんはお元気ですか?と寅子が聞くと、汐見はおかげさまで少しずつだけどまた法律の勉強を始めていてと話す。

寅子は驚くが本当ですか?とうれしそう。

汐見が続ける。

薫がもう少し大きくなって手を離れたら司法試験に挑戦するって。

そんな2人の会話を側で聞いている男性が今か今かと自分が紹介してもらうのを待っている。

汐見、さぁ、仕事は山積みです、まずは判事補の漆間くんを紹介しますね。

漆間が待ってましたとすぐに寅子に近寄り、初めまして、漆間と申します、よろしくお願いいたしますと挨拶をした。

寅子も佐田です、よろしくお願いしますと挨拶をした。

夕方の竹もと。

やっぱり落ち着くわ、竹本に来るとほっとします、と和室に座って寅子が言う。

女将さんがうれしいこといってくれるねと言い、ご主人は泣き出す。

梅子がどうぞとお茶を持ってきてくれた。

寅子は矢継ぎ早に言う。

梅子さんにもお会いしたかったし。

あっ、今朝、よねさんと轟さんのところにも寄ってきたの。

弁護士になったって聞いていてもたってもいられなくって。

梅子はそうと不安げにひとこと。

寅子が梅子さん!?とそんな梅子を不思議そうに見る。

扉が空き、桂場が入ってきた。

寅子と目が合い、うんざりしている桂場。

梅子は緊張しながら桂場に団子をだす。

寅子がこっそりとご主人に聞く。

あの、今何が行われようとしているのですか?

すると女将さんが答える。

私達ももう年なもんで、梅子さんにこの店の味を引き継いでもらおうと思っていてね。

えっ!とうれしそうな寅子。

続いてご主人。

それで、桂場さんに梅子さんがこしらえたあんこの味を時々検分してもらってるんだよ。

桂場が団子を持ちあらゆる角度からじっくりと団子を見ている。

かおりも確認している。

また女将。

私らだとどうしても梅子さんに甘くなってしまうし、この店の味を一番愛しているお方だからね。

桂場、ひとくち食べる。

首を傾げる。

梅子がうなだれ、またお願いしますと言う。

すると見つけやっぱりここにいたと桂場のもとに航一もやってきて挨拶をする。

新年度より最高裁判所の調査官を拝命しております。

それは知っていると桂場。

寅子がどうしたの?待ち合わせの時間までまだあるけど航一に言う。

航一は寅子さんに早く会いたくなってと答える。

まあと寅子照れる。

それを聞いていた桂場は驚きをかくせず表情に現れる。

梅子たちおもびっくりする。

桂場はその、なんだ…君たちはいつの間にかその…。

寅子が答える。

はい、おつきあいさせていただいております。

航一も頭を下げる。

梅子が口を手で覆う。

桂場が言う。

星君、その…本当に彼女でいいのか?

寅子がすかさず、ちょと!今のは聞き捨てなりませんね!とお怒り。

すると桂場が厳しい口調で言う。

とにかく、いい年をしてそんなことをおおっぴらにすべきではない!

梅子がおおおと声を上げる。

こんな奇跡のようなことがありますか?

また桂場。

失敬、仕事以外で君たちがどうしようが私の口出すことではなかった。

が、このことは久藤や多岐川さんにはしばらく黙っておけ。

寅子がはて?なんでですか?と桂場に聞くと桂場は考えただけで面倒だからだとはきすてて店を出ていった。

そんな桂場とは違い、梅子と竹もとの店主たちは感動していた。

航一が寅子に話す。

寅子さん、今週末我が家へご招待したいと考えているのですがいかがですか?

寅子はぜひ!あっ優未の予定も聞いておきますねと答えた。

次の日曜日、寅子と優未は航一の家に遊びに行く日。

チャイムを鳴らす寅子。

航一が出迎える。

案内され家に入ると寅子の足が止まった。

どうかしましたか?と言う航一。

寅子は答える。

なんだか昔住んでいた家に似ていて、なんだか懐かしくて。

奥の部屋からいらっしゃいませ、ようこそお越しくださいましたと航一の義母の百合と息子と娘が出てきた。

寅子と優未も挨拶をしお招きいただきありがとうございますと挨拶した。

百合はその節は主人が大変お世話になりましてとまた頭を下げる。

息子の朋一とのどかも初めましてと挨拶をする。

寅子も優未を紹介し優未も初めましてと挨拶をした。

百合はご覧になってと以前百合あてににサインをした本を開いて見せあの時から寅子さんのファンですのと言う。

そして続ける。

航一さんのお相手があなただと知ってもううれしくて。

寅子はありがとうございます、お口にあえばよいのですがと手土産を渡す。

皆で昼食を頂く。

メニューはうな重。

優未が喜んで食べる姿を見て朋一が優未にうなぎ好きなの?と聞くと、優未は大好きです、でもこんなにおいしいうなぎは初めて食べましたと答える。

それを聞いた百合が言う。

あらあうれしいわ。

主人はここのウナギが好物でねえ。

寅子が橋をおいて改めて言う。

皆さん、温かく迎えて下さってありがとうございます。

朋一が言う。

もう僕らもこの年ですから。

父が誰とつきあっても自由ですよ。

のどかも言う。

むしろ、お父さんで大丈夫ですか?

真面目過ぎて退屈じゃないですか?

寅子が吹き出してし言う。

そんな、退屈だなんて全く思ったことないわ。

優未も言う。

三条のお祭りの時も楽しかったよね。

航一がああと言って笑う。

朋一がお祭り?と言うと寅子が笑いながら説明する。

そうなんですよ。

航一さんがあの金魚すくいでムキになった。

やっとのことで一匹すくったんですけど、そのころにはお金をたんまり使ってしまっていて。

そしたら航一さんが急に僕は経験にお金を払ったので後悔はありませんとかおっしゃって。

その話を聞いていた朋一やのどか、百合は笑っていなかった。

それに気付いた寅子も笑うのをやめて微妙な笑顔でうなぎをまた食べだした。

虎に翼(98)8月14日(水)放送のネタバレ

虎に翼第20週直明と花江の問題
出典:NHK虎に翼

食事が終わり、航一がテーブルを拭いたり後片付けをしている。

寅子は手伝わなくていいのかしらとそわそわしているが、航一がいいよ、僕も今度寅子さんに家にお邪魔するんだからと言う。

すると寅子がその件はと口ごもってしまう。

優未が説明する。

今花江さんと直明兄ちゃんがケンカ中なの。

ケンカ?と航一。

さらに優未が説明する。

直明兄ちゃんは結婚してもあの家に住みたいって言ってるんだけど、花江さんが同居は駄目だって。

寅子が家族のことを勝手に話さないと注意するが、でもいい解決法をくれるかもしれないじゃないと言う優未。

すると航一が寅子たちの方を向き、なら僕たち一緒に住みますか?と突然の提案。

寅子がごめんなさいね、心配かけちゃって、もっと別のところに問題があるようなのよと話す。

すると航一がちょっと残念そうになるほど~と言う。

すると察しがいい優未がフォローする。

お母さん、今航一さんは一緒に住みますか?って言ったんだよ?

鈍感な寅子は全く気が付かない。

すると百合がお持たせのケーキとてもおいしそうですわ、ありがとうございますとやってくる。

寅子はあの、お手伝いしますと席を立つ。

百合は朋一さん、のどかさんと2人を呼ぶ。

朋一と百合は壁の後ろで笑顔を作ってから皆が集まるリビングに入った。

家に帰ってから優未は寅子にきつめに言う。

あれは絶対にプロポーズだったよ。

花江もええ、絶対にそうだわと同調する。

そお?優未と私を心配しただけじゃないかしらと鈍い寅子。

いいえ絶対いプロポーズです、航一さん勇気を振り絞って言ってくれたんじゃないの?かわいそうにと花江が言う。

寅子ははて?と言うと、花江は何がはて?なのよと寅子の真似をする。

寅子は私がこの手の話に鈍いのは認めます話すと、花江があら、自覚はあったのねと言う。

そして寅子は続ける。

その上で結婚はどちらかが勇気を振り絞ったかどうかという問題ではない。

お互い求めるものが一致するかどうかを確認した上でするものでしょう?

そもそも私達にはお互い家族がいて、いい年で、その他もろもろ鑑みても結婚する意味を私は見いだせないと…。

それを聞いていた花江。

もういいわいいわ。ねっ。

今日はほら無事にご挨拶ができた。

それでよしとしましょう。

ほら向こうのご家族もいい方たちだったんでしょ。

すると優未がそれはまだわからないと答える。

花江がえっ?と言うと、優未。

だって航一さんの家族、みんなニコニコしてるけど目が笑ってないんだもん。

寅子がそれは血筋というか。

また優未。

でもおばあちゃんは本当の航一さんのお母さんじゃないんでしょ?

それはそうね…と寅子。

すると直明が突然扉を開けて航一さんに来てもらいなよと言う。

寅子がおかえり直明と言い、今の話は聞こえた?と直明に聞く。

直明が言う。

僕と花江さんのことはさ、気にしないで。

寅子が花江に言う。

花江、一度2人きりでゆっくり話し…。

花江は寅子の話から逃げるように、直治ったらいつまで河原でサックスしてるつもりなのかしら、一緒に迎えに行きましょうと優未を連れて席を立つ。

星家では百合が寅子さん、とても気さくでよい方でしたね~、優未もお利口さんですしと話す。

航一がそういってもらえてよかったですと安堵する。

その他には会話もなくもくもくとご飯を食べる4人。

猪爪家では直明に寅子が夕飯を出す。

直明が花江について言う。

ずっとあんな感じなんだよ。

話そうとするとああやって逃げられてさ。

寅子が言う。

花江はお嫁さんの立場をよく分っているから。

直明が結婚したいお相手のことを考えているんじゃないかしら?

直明も言う。

それは分ってる。

でも僕はどうしても家族のみんなと一緒にいたい。

離れたくないんだ。

戦時中のことを思うとね。

理屈じゃないんだ。

とにかく怖いんだよ。

頂きますといって夕飯を食べる直明。

そんな直明を寅子は見つめていた。

東京地裁では桂場が険しい顔で訴状を見つめていた。

寅子が出勤してくると汐見が佐田さん、大変な案件をこの部で引き受けることになったと訴状を見せてきた。

それは昭和20年8月に広島と長崎に投下された原子爆弾の被害者が日本政府に賠償を求める裁判だった。

そして、原告代理人の名前は雲野六郎。

雲野と岩居がよねと轟のもとを訪ねていた。

2人は、外で自分達のように金にならない案件ばかり引き受けてやっている奴らがいると聞き、さらにくわしく聞いてみるとどう考えても山田君だと思いつい会いに来てしまったと言う。

雲野が謝る。

山田君、その節はすまなかった。

雲野と岩居が頭を下げる。

はっ?とよね。

雲野は言う。

君と常盤君にやめてもらったこと。

その後も君たちを呼び戻そうとしなかったこと。

昔話はやめましょう、何が目的ですか?というよね。

雲野が答える。

我々は今被爆者の方々を原告として、日本政府に賠償を求める訴えを起こしている。

轟が驚く。

えっ…あっ…国に、アメリカが落とした原爆の損害を?

東京地裁では漆間が訴状を読んでいる。

原告栗岡隆文、原爆で被爆、当時47歳、子供5人が爆死、自身もケロイド、腎臓、肝臓に障害、就業不能。

原告吉田ミ、広島で被爆、全身にケロイド、痛みのため就業不能。

原告山田次夫、長崎投下で妻と4人の娘を失う。

原告河島真知子、当時14歳、広島で被爆し、両親を亡くす。

原告岩本泰三、広島で…

声に詰まった漆間は先を読み上げられなくなった。

いいのよと寅子が気遣った。

山田轟法律事務所でも原爆裁判についての話が進んでいる。

岩居が言う。

原爆投下は通常の戦争行為を逸脱し、無差別に民間人を犠牲にした行為で明らかな国際法違反だ。

それゆえにアメリカは被爆者の方々に損害を賠償する責任があるということを訴えたい。

それを聞いたよねがでも…と何か言おうとすると、岩居は続ける。

ああ、既に平和条約も締結してしまっている中、日本は戦勝者である連合国側に賠償を求める権利を放棄している。

ならば放棄した日本国に対して賠償を求めようというのが訴えの骨子だ。

雲野も話す。

多くの民間人が犠牲となった国際法違反と言える行為の責任を戦勝国であるがゆえに問いただすことができないというのはあまりにも不公平だろう?

今訴訟に踏み切った理由はあるんですか?とよねが聞く。

去年あの事件があっただろうと言う岩居。

よねが答える。

第五福竜丸事件。

昭和29年3月にアメリカ合衆国が行ったビキニ環礁での水爆実験で日本の漁船第五福竜丸が被爆したのだ。

雲野は神妙な面持ちで話す。

忘れ去られることがないように同じ過ちを繰り返さぬように誰かが声をあげねばならん。

轟が言う。

先生は俺たちにこの訴訟の手伝いを頼みに…。

雲野が答える。

ああ、だが今すぐにということではない。

ご覧の通り私ももう年でね。

あちこち身体も悪くて具合が悪い日はつい弱気になってしまう。

だから、私にもしものことがあった時は2人で岩居くんを助けてやってくれないか。

轟がそんな~、もしものことなんてというとよねが分りましたと答える。

おい、お前勝手にという轟の言葉をさえぎって雲野がありがとうと、本当にありがとうと泣きながら頭を下げた。

またまた東京地裁。

汐見が言う。

原告は5名。

広島と長崎に原爆を投下した行為は残虐な兵器の使用や無抵抗の市民のいる都市への攻撃を禁じた国際法に違反するとして日本政府に賠償を求めています。

寅子、争点は多岐に亘りますねと言うと、その通りですと汐見。

国際法の問題、戦争とは、戦争のルールとは何か、原子爆弾とは何か、日米関係のこれまでとこれから、犠牲者の方々とどう向き合いこれからの教訓とするのか。

そもそもあの戦争とは何だったのか。

一点を見据える寅子。

自宅では航一が1人でウィスキーを飲みながら感が事をしていた。

虎に翼(99)8月15日(木)放送のネタバレ

虎に翼第20週家族裁判
出典:NHK虎に翼

竹もとでは寅子と航一が話している。

猪爪家を訪れる日程の事だった。

ケンカは終わったんですか?と尋ねる航一。

いえ、まだなんですと答える寅子。

そのことも含めて折り入ってご相談がと言う寅子になんでしょうという航一。

扉があき、桂場がやってくる。

2人を見てあからさまに嫌な顔。

そんな顔しなくていいじゃないですかと言う寅子。

桂場が言う。

お熱いのは結構だが、目立つ行動は慎むように。

よからぬうわさが立って、君たちの出世に影響が出たらどうするつもりだ。

すると寅子。

あら、私たち独身同士ですよ。

よからぬうわさも何もあるわけないじゃありませんか。

それはそうだがという桂場のもとに、梅子が真剣な表情でお味見お願いしますと団子などを乗せたトレーを持ってやってきた。

桂場が食べる所を皆でまじまじと見ている。

桂場がひとくち食べ目をつぶる。

首を横に振る。

ありがとうございましたという梅子。

女将と主人が今日はなかなかの出来だと思ったんだけどと言うと、梅子がいえそう簡単に味が引き継げるとは思っていないですからと言った。

すると寅子。

でも私、梅子さんは結構いいところまでいっているんだと思うわ。

気を遣わなくていいのよという梅子に寅子は続ける。

桂場さんがここまで熱心につきあうってそういうことだもの。

桂場が言う。

俺はこの味とこの場所がなくなるのは惜しい…。

それだけだ。

女将とご主人はぐっと来ている。

梅子は完璧に味を引き継げるよう、修行頑張りますねと言うと桂場は頼んだと梅子に言うのだった。

猪爪家に航一が遊びに来る日が来た。

寅子はロールキャベツを作っている。

優未がスープを味見をしておいしいと納得する。

花江は直人、直治は家の掃除をしている。

寅子がありがとうねと礼を言うと花江がトラちゃんのお掃除は四角いところを丸く吐くようなお掃除だからね~と言いながらせっせと手際よく掃除をする。

それはごめんなさいと寅子が謝った。

直治はサックスの演奏を始める。

花江がいいかげんやめてちょうだいと咎める。

直治はトラちゃんの恋人に披露しないといけないからというと花江はすぐさまもうしなくていいから早く手伝ってちょうだいと言う。

すると直治、俺さっき洗濯物干したよ、それに直明にいちゃんもいないじゃんと口答え。

寅子が慌てたように、ああ、直明は後れて参加するって言ってたからと伝える。

勘の鋭い花江が、トラちゃん、何か嘘ついてる?と寅子を真顔で見ながら言う。

寅子は少し動揺し、何で?と返す。

花江は答える。

鼻の穴が膨らんでいるから。

そうそうしてたらごめんくださいと航一がやってくる。

道男がへぇ~噂通りの男前じゃんと言うと直治がトラちゃんやるぅ~とはやし立てる。

そんな2人を直人がやめろ、失礼だろと叱る。

花江がほんとにごめんなさいね、狭いけどどうぞおあがりになってくださいと航一を玄関へ案内した。

今に皆揃い寅子は航一を紹介する。

一同お辞儀をする。

寅子は花江たち家族も紹介する。

紹介が終わると直治がまずは一曲と席を立とうとするが、花江と直人に今はいいわと止められる。

すると、窓の扉があき、直明と交際相手の玲美が挨拶をした。

花江が驚いた表情。

寅子はどうぞお入りになってと2人に言う。

花江はえっ!?なに?トラちゃん?と困惑気味。

直明が入ってきて言う。

お姉ちゃんがさこうでもしないと花江さん話聞いてくれないだろうって。

花江は皆を見渡して、えっ、みんなして私をだましたの?と寅子に向かって言う。

それを聞いた寅子は、それは嫌な思いするわよね、ごめんなさい、と謝る。

僕は知らなかったよという直人。

すると直明が説明する。

あの、ほら、菜緒とはお母さんと僕との板挟みになるのがかわいそうだったからさ。

直治と道男は口が軽いから黙ってた。

道男が信用ねぇのな俺たちと言うと、直治がまぁ事実だしねと笑う。

花江がひどわ、わざわざ同じ日に合わせるなんてとちくりと文句。

すると優未が否定する。

違うよ、花江さん。

お母さんはね、航一さんが来る日にわざわざ合わせたんだよ。

何で?と花江。

寅子が言う。

だって、私からしたら花江も直明も大事だしどっちの言い分もなるほどなぁ~って思うの。

冷静な判断ができない。

だから航一さんに冷静な判断をお聞きしようかと。

でも、そんな、猪爪家のいざこざに巻き込んじゃ失礼でしょと花江が申し訳なさそうな表情で言う。

航一が話す。

僕は構いませんが花江さんがご不快ならやめましょう。

そう寅子さんとも約束していたので。

寅子はうなずく。

直人が、お母さん、ちゃんと話してみたらと言い、直治はそうだよ、俺家の中がギスギスするのはトラちゃんでこりごりだよと言う。

寅子がそうね、あの時は本当にごめんなさいとバツが悪そうに謝った。

で、どうかしら花江?t花江に聞く寅子。

花江は眉間にしわを寄せこまったような表情をしているが、航一の方に向き直り話し出す。

あのぉ~、航一さん、本当に身内の話でお恥ずかしいのですが、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

花江は頭をさげる。

寅子が音頭をとる。

では、久しぶりですが家族裁判を行います。

輪になって座っている皆が礼をした。

寅子が、改めまして、初めまして玲美さんと言うと、玲美が、お姉さん、実は私初めましてじゃないんですよと言う。

はて?と寅子。

玲美は家庭裁判所発足の時、直明と一緒に準備を手伝っていたのだ。

玲美は話す。

教師として偶然再開したのが3年近く前で、ほら、花江さんが家を空けられた時がありましたでしょ?

お姉さんがいる新潟にご旅行にいかれたときですよ。

直明さんちょうどその時クラスに問題児がいて大変でじゃあお手伝いに行きましょうかって。

花江がえっ?家に来たの?

玲美が続ける。

えぇ、皆でライスカレー作って食べたわよね?

まあそれをきっかけにお付き合いが始まって。

ねぇその話聞いてないと花江が直人や直治に言う。

直治がだってぜったいお母さん怒るじゃんと言い、直人はそれに玲美さんと直明にいちゃんが今もお付き合いしてるって知らなかったしと言う。

すると道男、つぅか、この人めちゃくちゃしゃべるな、寅子みたいと言うと、航一が寅子をよびすてにしている部分に反応する。

寅子は、2人のなれそめはわかりました、ではまずお互いの言い分を話を続けようとすると玲美がそれをさえぎって話し出す。

花江さん、私を同居させたくないのは直明さんとの結婚が気に入らないからですか?

花江、ええっ!え?と驚く。

航一、花江さん、質問に答えてくださいと言う。

花江が答える。

そうじゃないわ。

私は自分の経験から結婚した夫婦は2人だけで所帯を持って、特に最初は嫁と姑は同居はしない方がいいと思っているの。

すると玲美。

えっと…。

でも花江さんは直明さんのお母さんじゃないですよね。

そういう玲美を寅子は目を見開いてみて、この女強いと感じる。

そして花江。

いや、そうですけれど、私は直明ちゃんの義理の姉であり母替わり何ですから。

直明が少し前に出て話だす。

花江さん。

母親代わりだからこそ、お父さんやお母さんにできなかった親孝行をさせてほしいんだよ。

花江さんに、お姉ちゃんに僕を大学に通わせてくれた恩をこれからどんどん返していきたいんだよ。

ほら、それに、直人も直治もこれから社会に出て、この家を出ていくかもしれない。

2人には自由に羽ばたいてほしい。

だからそうなったら僕がしっかり…。

すると直人がはい!と挙手。

航一が直人くんどうぞと言う。

直人が話す。

お母さんを大事にしてくれるのはうれしいけど、お母さんの息子は僕と直治です。

僕覚えているんだ。

お父さんが出征するときのこと。

お父さんに言われたんだ。

お母さんをよろしく頼むって。

だからその役目は僕らのものです。

なっと直治に相槌を求める直人。

すると直治、俺はどっちでもいいけどさと。

直人はおい!と直治に身体をぶつけた。

直治が話す。

直明兄ちゃんは今までもずぅ~っと俺らのために頑張ってくれたんだから、もういいんじゃない?

そのうち俺がサックスでスターになるから心配すんなって。

お母さんを大金持ちにしてやるから。

花江は泣きそうな顔で言う。

そうなのよね。

結局私は誰かに世話をしてもらうしかないのよね。

当然のように直人と直治に老後の世話を当てにするみたいなのは何だか…よくない気がして。

直人が何言ってんだよ!と強く言う。

言ってたろ?お母さんの一番の幸せはほっと一息ついた時に楽しそうなみんなを眺めることだって。

当てとかじゃない。

これまでたくさん世話してきてくれたお母さんの当然の権利だよ。

俺らお母さんに幸せでいてほしいだけだよ。

花江はたまらず泣き出して顔を覆う。

玲美も泣きながら言う。

なんていい子!

いい子すぎて怖いくらい!

直明も直人と直治に感激している。

航一が玲美さん泣いているところすみませんが、あなた自信は猪爪家に同居することをどうお考えですか?と質問する。

花江が、玲美さん、お願いだから本音で話してねと言う。

すると玲美。

そもそも私は是が非でも結婚したいわけじゃありません。

それを聞いた一同ははて?の顔。

花江は玲美を見てそうなの?と言った。

虎に翼(100)8月16日(金)放送のネタバレ

虎に翼第20週轟と交際相手
出典:NHK虎に翼

玲美が言う。

ただ、結婚するならば、直明さん異常の人はいないだろうなと思いプロポーズをお受けしました。

直明さんって優しいんです。

私がどんなわがままを言っても嫌な顔ひとつしない。

休みの日に行きたい場所、食べたいもの、何から何まで直明さんはいっつも私のお願いをかなえてくれます。

さすが直明にいちゃんと優未が言うと、ええ、私もそういう優しいところが大好きと玲美は言う。

でも、デートの時はもう少し主体性をもって自分の希望を行ってほしいけどねと付け加えた。

それを聞いた直明はえっ?

航一が話を戻しても?と言うとああごめんなさいと玲美。

何が言いたいかと言うと、そんな直明さんが唯一プロポーズの時に絶対譲れない条件として出したのが、皆さんとの同居なんです。

それを聞いた花江。

でもね、実際すると同居というのはものすぐく大変で…。

じゃあ一度試しちゃだめですか?無理だと思ったらすぐ言いますからと玲美。

そんな軽い感じで人生の決断をしたらよくないと思うわと花江。

寅子が話に入る。

あら、いいんじゃないか、軽い感じで。

試してみて駄目ならやめたらいいのよ。

そうだ1年か2年ごとに皆がどういう生活したいか話し合いましょうよ。

借家の更新みたいに。

えっそんなふうにうまくいくかしら?と心配する花江。

すると寅子。

いかなかった時はまたその時に考えたらいいのよ。

その寅子の案に玲美が賛成する。

直明も優未も直人も直治も道男も皆賛成。

判決の基準を決めてなかった、どうしましょう航一さんと寅子が航一に助けを求める。

すると航一。

一言もうしあげてもいいですか。

恐らくですが花江さんが考えていらっしゃるお嫁さんの苦しみのようなものは起こらないのではないでしょうか。

ご覧の通り、玲美さんは大変気がお強い方のようですので、あると言えば花江さんが気を遣うことになるのでは。

直治がひっくりかえって大笑いする。

玲美も大笑いして言う。

でも本当にその通りだわ。

花江さんが嫌になったら私のこと追い出してもらって構いませんから。

すると花江。

いやそんな追い出すなんて…。

でもなんかぜいたくな話よね。

同居したいってお願いしてもさせせてもらえないお姑さんたちもいるのに。

寅子が花江の方を向いて話す。

それはこれまで花江が全身全霊で家族を愛してきたからです。

だから胸をはって…。

花江がうなずく。

あら?と寅子何かに気が付く。

花江がえっ何?と返す。

寅子が今気が付いたけど、あなたたち誰も私の面倒見たいって言わないわねと真顔で言う。

すると道男が鼻で笑いながら、そりゃそうだろ、花江ちゃんと寅子は違うしと言う。

また航一が寅子を呼びすてにしているところに反応。

そんなことはおかまいなしに寅子がそれどういう意味よ?と聞く。

道男が答える。

寅子は強いし、よぼよぼのおばあちゃんになっても楽々1人で生きていけそうだろ。

寅子、いや、確かにそうだけども、口だけでも「トラちゃんお世話するよ安心して」とか言ってほしいじゃないと話す。

優未がお母さん落ち着いてと言い、直治はトラちゃんもそんな風に思うんだねとまた笑う。

その場はいい雰囲気で和気あいあいとする。

すると直明が突然花江の前に行き、花江さん、ずっと嫌な態度とってごめんなさいと頭を下げる。

花江もまた、直明ちゃんは悪くないわ、私がごめんなさいと頭を下げる。

お互いが必死で謝り合う。

直治が、よし!今こそ俺のサックスだなと検討違いなことを言い出して、直人が全力で止めに入る。

航一が、では家族裁判閉廷ですねと締めくくった。

寅子はロールキャベツ温めるわねと席を立つ。

皆も支度に動き出す。

サックスを持ってきた直治が皆が立って支度をしだすのを見て、航一さん、聞いてと声をかけるが、航一がすみませんと手伝いに向かってしまった。

寂しそうな直治。

ロールキャベツをお皿に乗せながら寅子が航一にごめんなさいね、変なことに巻き込んじゃってと謝る。

航一は貴重な経験をして面白かったですと答える。

優未は変な家族だと思ったでしょと心配するが航一はまさか、そんなこと思うわけないよと否定する。

そして続ける。

いろいろと自分の気持ちを明確にすることができたし。

気持ち?と寅子。

航一が言う。

寅子さんが寅子と呼び捨てにされるたびに嫉妬してしまうくらいには僕はあなたが好きだと言うこと。

今で聞いている家族が照れている。

航一が続ける。

それに皆さんの話を聞いて、僕の一番の幸せは何かさきほどの裁判で考えました。

毎朝、目がさめた時に寅子さんがとなりにいたら幸せだろうなと思いました。

すると道男が何だ今の?プロポーズか?と言う。

そうです、プロポーズですと航一。

寅子が驚きながらもとてもうれしいですと返事をする。

でもすぐにはお返事は…。

少しだけ時間をください。

ごめんなさい。

そういう寅子を航一気遣う。

いえ。

寅子さん、返事はいつでも結構です。

何日でも何か月でも考えてみてください。

優未がうん、ご飯食べようと空気を変えるのだった。

その夜星家では、百合が寅子の家族はどのような方々でしたか?と聞く航一はとても優しくておもしろい方々でしたよと答える。

そしてい言う。

百合さん、朋一、のどか、寅子さんにプロポーズをしました。

それでお返事は?と百合。

返事はまだ、せかしても仕方ありませんから、1年でも2年でもゆっくり待つつもりですという航一。

そうですかと言いながら百合は台所に戻る。

朋一とのどかは航一に微笑むがすぐ2人の顔から笑みが消えた。

時は流れ、昭和30年1955年7月。

竹もとでは寅子が雲野と岩居とかき氷を食べている。

雲野が言う。

いや、無理に誘ってしまって悪いね。

裁判の話はしないからさ。

雲野先生も岩居さんもお元気そうでと言う寅子。

雲野はいやいや私はもうこのとおりよぼよぼの老いぼれで岩居くんにたよりっきりでと言う。

岩居は相変わらずだろ?と寅子は笑う。

そしてまた雲野。

しかしこんな形で再開できるとはな。

法曹界の神様が私の最後の法廷のためにいろいろと用意してくれているみたいじゃないか?

えっ?と寅子。

すると岩居が気にするな、最近事件を扱う耽美にこういうことを言うんだと話す。

プロポーズから2ヶ月がたち、原爆裁判の第1回準備手続きの日がやってきた。

裁判を円滑に行うための準備手続き。

事前に論点を整理しておく。

東京地裁の会議室では漆間、原告代理人の雲野と岩居、被告指定代理人の反町が話し合った。

漆間が寅子と汐見の元へ戻ってきた。

汐見がどうでしたか?と聞く。

漆間が答える。

国は請求棄却を求めてきただけでした。

答弁書は次回の期日前3ヶ月後です。

分りましたと汐見。

寅子はまだ航一に返事をしていない寅子はふと考える。

新潟地裁の廊下でかわした永遠を誓わないだらしがない愛という言葉とプロポーズがどうしても結びつかないのだ。

寅子は山田・轟法律事務所を尋ねる。

階段を降りていくと轟と見知らぬ男性が手をつないでソファーでもたれ合いながら眠っている。

気配に気が付き飛び起きる轟。

となりの男性も目を覚ます。

男性は遠藤、今ちょっと具合が悪くて轟君に介抱をしてもらってましてと説明する。

しかし轟が沿道の手をつかみお互いを紹介する。

驚かせてすまない。

こちらは大学の同期の佐田寅子。

こちらは遠藤時雄さん。

今俺がおつきあいしているお方だ!

寅子は表情を変えず轟を見つめた。

虎に翼第20週「稼ぎ男に繰り女?」の感想

とらちゃんが東京に戻ってきて、またなじみのメンバーの顔がみれてうれしいですね。

そして猪爪家は本当ににぎやかで楽しそう。

花江ちゃんと直治のやりとりがおもしろすぎました。

直治にはサックスの世界でぜひ成功してもらいたいと思っちゃいますね。

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