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朝ドラ「虎に翼」第21週のネタバレと感想【相関図でわかりやすくさくっとネタバレ】

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2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。

第20週ではトラちゃんが東京地方裁判所の裁判官として東京にもどってきます。

久々の猪爪家勢ぞろいはとにかくにぎやか。

しかし直明と花江が同居のことで意見が食い違っていて、悩んだトラちゃんは航一に協力を依頼し久しぶりの家族裁判を開き、解決しました。

そんなトラちゃんはというと航一いプロポーズされましたね。

第21週ではトラちゃんと航一との今後について2人が納得できる答えが見つかるいたいですね。

目次

虎に翼の基本情報

虎に翼の基本情報です。

虎に翼ポスター画像
出典:NHK虎に翼公式HP
放送局NHK
放送時間毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15
出演者伊藤沙莉、岡田将生、森田望智、深山凌輝、青山 凌大、今井 悠貴、土居 志央梨、戸塚 純貴、平岩 紙、松山ケンイチ、塚地武雅、余貴美子
主題歌 さよーならまたいつか!/米津玄師
あらすじ昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。
公式HPhttps://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

虎に翼第21週「貞女は二夫に見えず?」の相関図

虎に翼第21週に関係する人たちを相関図にしてみました。

虎に翼猪爪家相関図第21週
出典:NHK虎に翼公式HP
虎に翼寅子の仲間相関図第21週
出典:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第21週「貞女は二夫に見えず?」あらすじ

虎に翼第21週「貞女は二夫に見えず?」のあらすじです。

航一(岡田将生)からの提案に戸惑う寅子(伊藤沙莉)は自分の気持ちを整理しようと試みる。花江(森田望智)は、寅子の選択に任せるつもりだが、いまひとつ状況がわかっていない寅子の様子に不安を募らせる。星家を訪ねた寅子と優未(毎田暖乃)は、朋一(井上祐貴)、のどか(尾碕真花)、百合(余貴美子)と対面する。猪爪家では、直人(青山凌大)が司法試験、直治(今井悠貴)はサックス修行とそれぞれ将来の道を選び始めていた。

引用:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第21週「貞女は二夫に見えず?」101話~106話までのネタバレ

「貞女は二夫に見えず」とは

貞淑な女性は2人の夫を持つことをしない。

夫が亡くなっても操をたてるため再婚しないという意味。

虎に翼第21週のネタバレです。

虎に翼(101)8月19日(月)放送のネタバレ

虎に翼第21週寅子の話を聞くよね
出典:NHK虎に翼

寅子がおつきあい?と轟の言葉を疑問に思う。

轟は遠藤とつないだ手をかかげて「おつきあいだ!」と強く言う。

すると遠藤はその手を振り払い、自己紹介。

改めまして遠藤と申します。

出版社で編集の仕事をしています。

寅子もまた裁判官の佐田寅子ですと挨拶をする。

轟が話す。

遠藤さんの友人を俺が弁護してな、それをきっかけにまあいろいろあってな。

すると遠藤。

突然そんなこと言われたら、ねえ、誰だって面食らってしまうよ太一君。

そして轟。

佐田には時雄さんとの関係をうそで取り繕いたくなかったんだ。

見つめあう轟と遠藤。

寅子はその様子を戸惑いながら見ている。

そこへよねが帰ってきて言う。

なんだまた来てたのか、遠藤もお前も。

お邪魔してますと寅子と遠藤が挨拶をする。

轟がお前のその態度は一生治らんのか?とよねに苦言を呈す。

黙れとよねが言いながらよねは轟と遠藤…そして寅子の組み合わせに気が付く。

すると轟が言う。

前々から時雄さんには佐田を紹介したいと話していたんだ。

うなずきながらそうかというよね。

すると、寅子、改めておめでとうとよねに花をプレゼントする。

私、よねさんが弁護士になってくれて本当にうれしいの!

別にお前に喜んでもらうためになったんじゃないと照れくさそうに言うよね。

遠藤がよねに言う。

梅子さんといい、すてきなお友達をお持ちですね。

よねは返す。

すてきなんかじゃない。

こいつが私のところに来るときは大抵自分の話を聞いてほしい時だ。

図星の寅子。

轟がそんな言い方ないだろう!とよねを叱る。

寅子がよねに近づきながら、よねさんって本当に私のことよく分ってるのねと言うと、えっ?そうなのかと言わんばかりの轟

よねは時間がもったいない、早くしろと寅子に言う。

寅子が話す。

実は私、お付き合いをしている人がいるんだけど、その人に結婚しないかって言われたの。

遠藤が、それはおめでとうございますと寅子に言い、寅子もまたありがとうございますと言う。

だが、あまりうれしそうじゃない?と轟。

寅子は言う。

うれしいのは嬉しいんだけど、でも思ってしまったの。

今更結婚する必要があるのかなって。

子供を作るわけでもない、支え合わなくても経済的に自立しあっている。

それぞれに家族もいる。

それなのに結婚する意味を見いだせないと言うか。

その話を聞いた轟と遠藤は顔を見合わせた。

よねが答える。

それを私たちに話して何になる?

相手に今の言葉をそのまま話せよ。

寅子、そうよね、そうなんだけど…。

用が済んだなら帰れと言うよねに寅子はもうひとつだけと言う。

轟さん、遠藤さん、私さっきお二人を見て何とも言えない顔をしてしまったと思うの。

それにさっき私何か間違えたようで…いろいろとごめんなさい。

ああいや謝ることじゃ…ねぇという遠藤。

轟も別に謝ってほしいわけじゃないと笑顔で言う。

少し沈黙が流れた後、今日はお会いできてよかったわと寅子は言い、帰っていった。

寅子が出ていくと、轟は遠藤とよねに微笑んだ。

昭和30年。

竹もとで梅子が寅子に話しかける。

とらちゃん、あったんですってね、遠藤さんに。

あの2人素敵よね。

最初は驚いてしまったけれど、よく考えれば驚く方がおかしいのよね。

寅子は少し申し訳なさそうにうつむいた。

そこへ航一がやってくる。

航一が話って?と聞く。

寅子が答える。

この前していただいたプロポーズのことです。

おもわずまぁ!と大きな声が出てしまう梅子。

寅子が続ける。

ずっとお返事をしていなくてごめんなさい。

お返事の前にどうして結婚がしたいのかもう一度航一さんにお話をお聞きしたくて。

私航一さんとの時間がすごく楽しい。

確かに一緒に暮らすのもとてもとても素敵な事だと思う。

私が法律を学び始めたのはね、戦前の民法における婚姻制度にはて?って思ったことがきっかけなの。

結婚が嫌なわけじゃないのよ。

でも結婚にこだわらなくてもいいんじゃないかって思ってしまうの。

だって私たちは永遠を誓わない愛を選んだわけだし。

航一が話す。

僕は東京に戻る日まで寅子さんとおつきあいが続いていたら、結婚を申し込む気でいました。

理由その1、新潟は単身での赴任でしたので、僕も時間の融通がききましたが、東京に帰ればそうはいかないことも。

理由その2,婚姻することによって互いの家族を養い、財産を残すための法的な後ろ盾が生まれます。

我々もいい年です。

お互い旅立ったあとのことを考えると安心しあうことができるのではないかと。

理由その3、民法763条、

その後に続ける寅子。

夫婦はその協議で離婚することができる。

そしてまた航一。

婚姻自体が永遠の愛を誓うわけではなく、永遠を誓わない愛であることに気付いたからです。

なるほどと納得する寅子。

2人は氷汁粉を食べた。

夜の猪爪家。

寅子が司法試験合格を目指している直人に問題を出している。

花江は直明と玲美の結婚式の準備に招待状を書いたりと大忙し。

雑誌を見ている優未は素敵!とウェディングドレスのページを開く。

玲美がそうでしょ、それをまねしてウェディングドレスを作ろうと思うんだけど、母が自分の着た着物着ろってと不満そうに話す。

でも玲美のお母さんが喜ぶならそうしようよという直明。

玲美は私はウエディングドレスが着たいのよと言う。

すると直明、だったら両方着ればいいんじゃないか?

花江が割って入る。

直明ちゃん、予算と相談して慎重に決めなきゃだめよ。

お母さんは心配性だなぁ、困ったらトラちゃんがバババ~ンと出してくれるってと隣の部屋から直治が言う。

直治!と花江がたしなめると寅子が花江いいのよと笑顔で言う。

かわいい弟の結婚を盛大に祝う。

これって死んだお父さんとお母さんにできる最後の親孝行かもって最近そう思っているの。

とはいえ、予算に限度はあるので、何を優先させるのか、お金の使い方は考えること。

はいと玲美が返事をする。

すると直明。

お姉ちゃんはさどうするか決めたの?

航一さんと。

前向きに検討中ですと答える寅子だった。

星家。

航一が帰ってくると百合が出迎えて話す。

今日物置になっていたお部屋を片づけました。

優未さんにもお部屋がいるでしょうから。

航一さんや子供たちの支えになってくださるお相手ができることは本当にうれしいんです。

ありがとうございますと航一は二階に上がった。

猪爪家では花江が寅子に話している。

ゆっくり考えてトラちゃんの好きにしたらいいのよ。

結婚となれば星家に住んで、星家の人になるんだから。

ん?と寅子。

また花江。

ん?って…もうそんなんだから星家のお嫁さんが務まるのか心配なのよ。

固まって眉間にしわをよせしぶい顔をしている寅子。

お姉ちゃん?と声をかける直明。

すると民法第750条とぼそっと言う寅子。

直人が答える。

夫婦は婚姻の際さだめるところに従い夫又は妻の氏を称する。

夫婦になればどちらかの名字が変わると寅子が続ける。

それを聞いた玲美は言う。

素敵じゃないですか、星寅子、何だか神秘的で素敵だし星優未も女優さんみたいだし。

優未がうん、私もそれはいいなって思うと言う。

すると寅子。

はて?どうして私たちの名字が変わる前提なの?

ん?それは航一さんに佐田になってほしいってこと?と直明。

寅子が言う。

そういうことでもない。

玲美さんは猪爪の名字に変わることに抵抗はある?

玲美が答える。

いえ、むしろ早くなりたいです。

小さいころからたぬきの田沼とからかわれてきたので強そうな名字になるのはとってもうれしいです。

そして花江。

名字が変わって結婚を実感する子は多いんじゃないかしら?

また寅子。

でも今は結婚する本人同士がどちらの名字を名乗るのか決めることができる。

また固まる寅子。

トラちゃん?と花江が声をかける。

すると寅子は、ごめん、寝る、おやすみなさいと席を立った。

いっつもこうなんだからねとあきれる花江。

翌朝のセットの為に、カーラーをたくさん巻き付けて布団に入る寅子ははて?と難しい顔のままで眠る。

夢を見る。

寅子が誰かに話している。

結婚すれば夫または妻の名字を名乗る。

それはつまりどちからは必ず名字が変わる。

どちらかの名字は名乗れなくなるということでしょう?

話し相手は法服を着た寅子。

法服寅子ははて?と言うのだった。

虎に翼(102)8月20日(火)放送のネタバレ

虎に翼第21週寅子たちの言い合い
出典:NHK虎に翼

夢の中。

どちらかの名字が名乗れないことは個人の尊厳や平等とかけ離れてはいないかしらと疑問に思う寅子。

法服姿の寅子が、はて?と首をひねり、では、あなたが名字を変えたくない理由は?と聞く。

すると今度は戦時中のモンペ服姿の寅子がでてきて、申し訳なくなった?優三さんに?と聞いてくる。

そして続ける。

佐田寅子でなくなると、優三さんと夫婦だった時間が消そうな気がする?

すると寅子。

怖くはある。

優三さんのことも含めて佐田寅子として生きてきた自分が消えてしまう気がして。

またモンペ服姿の寅子。

弁護士として生きた自分、裁判官として生きてきた自分、たくさん失敗をして前に進んだ自分…

そして寅子

その経歴、歴史、全てが…。

今度は女学生姿の寅子が出てくる。

はて?

その理屈で言うと、猪爪寅子だった私は佐田寅子になった瞬間あなたの中では既に消えてしまったと言うこと?

寅子が慌てて否定する。

また女学生寅子。

じゃあどうして佐田だけ特別なの?

寅子が答える。

特別じゃなくて2度目の結婚で初めて気が付いたの。

モンペ服姿の寅子。

不思議よね。

猪爪から佐田になる時には何も思わなかったのに。

法服寅子。

あの時はいち早く弁護士として認められることが仲間たちのためと思って焦っていた。

だから社会的地位のために名字を変える必要があった。

次にちょっと雰囲気が違う寅子がでてくる。

はて?

寅子が言う。

あっあっ…あなたはまさか星寅子?

雰囲気が違う寅子。

ええ、そうよ、星寅子、悪くないんじゃない?

だって、初代最高裁長官の息子の妻と言う肩書も手に入るのよ。

社会的地位をあげるという意味では今よりいい方向に行くかもしれないわよ。

寅子が今回の結婚にはそういうものは求めてないと言うが、雰囲気が違う寅子がかぶせてくる。

つべこべ言わずに星寅子になっちゃいなさいよ。

それでまるく収まる。

すると女学生寅子が眉間にしわをよせ、ちょっと!まるく収まるって何よとケンカ腰。

法服寅子が落ち着いてとなだめる。

さまざまな寅子同士で言い合いになてしまった。

うなされ、大声を出して目が覚める寅子。

うるさいと優未。

直明も飛び起きて寅子のもとにやってきた。

朝食の時間。

黙々と食べる寅子。

優未がお母さん大丈夫?と声をかける。

寅子はうんと笑って見せる。

いろいろ考えながら寝たからでしょうと花江。

直治が笑いながら、考えるってまさか名字のこと?

直人が直治に言う。

笑うな。

婚姻と言うのは両性の合意にのみよって成立するんだ。

合意できないことは飲み込まなくていい。

両性の平等と個人の尊厳は憲法によって保証されているんだから。

りょうせい?と直治。

直人が説明する。

男と女ってこと。

また寅子は山田轟法律事務所を尋ねる。

寅子は轟に時間取ってもらってありがとうとお礼を言う。

轟は何言ってるんだ水くさいと言って笑った。

ごめんなさい、轟さんと頭を下げる寅子。

この前何を間違ってしまったかやっとわかったの。

轟さんと遠藤さんの前で何も考えず、結婚の意味を見出せないなんて。

よねは静かに聞いている。

轟は優しく微笑んでそうか、まぁ座れ、茶でもだそうと言う。

轟が相手と結婚について話したのかと聞く。

寅子は答える。

改めていろいろと考えてはいるんだけど、名字を変えなければいけないことに引っかかて。

よねが意外だな、お前がそこに引っかかるとはと話す。

すると寅子。

いつでも婚姻関係を結べる側のわがままな悩みなのかもしれないとも思う。

今振り返って見れば自分事になるまでどちらかが名字を変えなくてはいけない意味について考えていなかった。

そして男女の恋人のことしか考えていなかった。

轟が笑顔でうなずき話す。

人間なんてそんなもんだ。

今振り返って見ればの連続。

過ぎてからわかることばかりだ。

今振り返って見れば、俺は子供のころからやたらと男らしさにこだわっていた。

男の型にはまっている実感をいつも欲していた。

今振り返って見れば佐賀にいたときも、花岡が学校に行く時間にあわせて俺も家を出た。

学校に向かう途中で会えるように、話せるように。

今振り返って見れば、弁護士になる夢をうれしそうに語る花岡の顔が見たくて俺が同じ弁護士になる道を選び、だから、同じ明律大で学べることを喜んだ。

それはつまり…と寅子。

轟。

うんとうなずき、花岡への気持ちを知ったのは、それこそあいつの死をきっかけに自分を振り返って、いや…山田が俺に私の前では強がらなくていいって言ってくれたからだ。

寅子が驚いてよねをみる。

よねはこっちみんなと顔をそむける。

轟はふふふと笑う。

山田と話せていなかったら、ひとり答えも出せずに、心が壊れていたかもしれん。

今振り返って見れば、自分の気持ちを知ったあとも、どうせ俺のことは世の中には分ってもらえまいと諦めていた。

そんな時、友人の付き添いで事務所にやって来た時雄さんに出会った。

時雄さんに思いを告げて、同じ気持ちでいてくれると知ったときは俺の全てを受け止めてもらえた気がした。

最初は限られた場所でも時雄さんといられればそれだけで本当によかった。

でも…。

轟は立ち上がり壁に描かれた憲法第14条を見ながら続ける。

この先の人生、お互いを支え合える保障は法的にない。

俺らが死ねば、俺らの関係は世の中からはなかったことになる。

じいさんになって人生を振り返ったとき、俺は心から幸せだったといいたいんだ。

寅子を見つめる轟。

寅子もまた轟を見つめる、そして言う。

ありがとう轟さん。

またこうして、いろいろと話を聞かせてくれないかしら

裁判官としても人としても私に見えてない世の中のこともっと知りたいの。

あぁ、もちろんだ、と轟は笑顔で答えた。

するとよね、別にワガママなんかじゃないだろうといい、寅子の前に座る。

結婚しても名字を変えたくないと思うこと。

当然の権利だろ。

誰の顔色気にして弱気になってるんだ。

その夜、優未はお母さんのことで話がありますと航一に電話をする。

日曜日、寅子と優未は再び航一の家を訪れていた。

お昼に皆で天丼を食べている。

優未、天丼が好きだから今度直人おにいちゃんにも食べさせてあげたいなと言う。

寅子も勉強の息抜きにいいかもねと賛成する。

航一が、寅子さんの甥御さんも司法試験の勉強をしていてと星家の皆に説明する。

すると百合があらぁじゃあ朋一さんと一緒?

寅子が朋一さんと同い年なんです、いつか一緒に働く日がくるかもしれませんねと話す。

朋一が寅子さんの甥っ子さんなら優秀なんでしょうねと言うと、百合が朋一さんもとても優秀なのよ、この前も大学で成績が1番だったんですのと話す。

まぁすばらしい!と寅子。

のどかが言う。

おにいちゃん、百合さんにその話をしてほしくて今の話題を出したでしょ?

すると朋一が妹はちょっとひねくれたところがあるんですと笑い、寅子が兄妹仲がいいのねと話す。

百合が優未さんも加わって3兄妹もっと仲良くにぎやかになるわねとうれしそうに話す。

すると朋一が百合さんと言い、百合はごめんなさい、わたくしったらと謝った。

すると航一。

いえちょうどよかったです。

皆にも今日話そうと思ってたんだ。

結婚したら僕が佐田姓になるって。

皆が航一を見る。

航一が続ける。

僕は名字になんのこだわりもない。

朋一ものどかも大きくなった。

そもそも名字がどうあろうと法的な親族関係は保証されるわけで。

百合がいけません!そんなこと絶対行けません!亡きお父様に朋彦さんに顔向けできない、わたくしは絶対に認めませんよと強く言った。

虎に翼(103)8月21日(水)放送のネタバレ

虎に翼第21週轟の仲間
出典:NHK虎に翼

優未が言う。

お母さんごめんなさい。

私が航一さんに相談したから。

朋一が好きにさせなよ、星の家は僕が継いでいくんだからと言う。

のどかもまた、そうよ、おじいちゃんも怒ったりしないと思うと言う。

しかし百合。

いいえ。

この家の家長は航一さんです。

わたくしは星家に嫁いだんです。

航一さんは星航一のままいるべきです。

照子さんだってそれを望んでるわ。

今お母さんの話する必要ある?とちょっと憤慨する朋一。

航一が言う。

なるほど。

百合さんは寅子さんにそれを強いるのは平気だと。

そこで寅子。

ちょっと待て下さい!

寅子が航一を見て言う。

いつ私が航一さんに佐田姓になってほしいと言いましたか?

航一は言葉につまってしまう。

百合がお茶を入れている。

航一が寅子に謝る。

すみません。

自分の思慮の浅さに辟易します。

寅子が首を振る。

優未もまたごめんさいと謝るが、寅子は誰も悪くないわ、謝らないでと言う。

航一が今僕が謝ったのは格好つけて本心を隠していたからですと話す。

本心?と寅子。

航一が本心を語る。

寅子さんの夫と名乗りたい。

僕の妻ですと紹介したいんです。

そんな理由か?と思っています?

寅子が言う。

いえ、そんなことは。

でも意外ではありました。

また航一。

寅子さんを妻だと紹介することは世界中の人にこの人が僕の愛する人だと伝えることです。

あっ…優未さんの前ではずかしいことをごめんなさい。

優未は首を振って微笑みながら素敵ですと言う。

寅子はため息をつき、そんなことを言われたら私だって航一さんの妻、私の夫と名乗りたくなってしまうと言い。

続ける。

でも…私は佐田寅子として弁護士佐田寅子として裁判官佐田寅子として歩んできた道をなくしたくない、終わらせたくないと思ってしまう。

すると寅子、あっ!と何かひらめく。

場面は変わり、東京地裁所長室。

桂場が今君何と言った?と寅子に聞き返す。

寅子が言う。

もし私が法的に星寅子になったとしても、仕事の上で佐田寅子を名乗ることはできないでしょうかと。

桂場は無表情でそんなもの駄目に決まっているだろと瞬殺。

桂場さんも夫婦は同じ姓を名乗るべきだと?と寅子は聞く。

桂場が答える。

違う。

君が裁判官だからだ。

君がこれから関わる事件の判決、令状全ての文書に記名する名前が戸籍上の名前と違うとなったとき、そこをついてくるやつらが必ずいる。

署名ひとつで裁判の判決にケチがつき、信憑性が疑われる。

司法の独立、判決に対する国民の信頼を揺るがす行為を許すわけにはいかん。

結婚は構わん、だが、旧姓で働くことは不可能だ。

分りましたと頭を下げる寅子。

桂場が言う。

なぜそんなくだらんことにこだわるんだ。

なぜこだわる?と寅子。

はて?桂場さんにもこだわられるものがありますよね。

司法の独立、裁判官の資質、あんこの味。

どうしてもこだわりたいことが人にはそれぞれあるんです。

私のこだわりをくだらないと断じられる筋合いはありません。

失礼します。

一礼して寅子はコツコツ歩き出す。

すると桂場が大きな声で失言だった!と非を認めた。

寅子は戻る。

桂場が続ける。

要望は認められんが今のは君の言うとおりだ。

寅子もまた私も声を荒らげて失礼しましたと謝罪する。

仕事へ戻りますと言い今度こそ寅子は所長室を出ていった。

後に平成29年、裁判官が判決文や令状に旧姓を使うことが認められる。

寅子は轟に電話で今回のことを話す。

すると轟は次の休み、娘さんとお相手と一緒に事務所に来ないか?

この前俺たちの話をもっと聞きたいと言っていただろ。

実は仲間たちと集まることになっていてな。

佐田となら話してもいいって言ってくれてるんだ。

山田轟法律事務所。

いろんな人が集まっている。

その輪の中には寅子と航一と優未もいる。

遠藤が紹介する。

僕の友達の千葉さんとおつきあいなさってる秋田さん。

上野でバーを経営されている山田さん。

山田が言う。

私は男の体で生まれたけど女の体になるように性転換の手術を受けました。

性転換?と少し難しそうな優未に山田がそう、よろしくねと挨拶をした。

よねが終わったか、じゃぁ手伝えと支度をする。

皆でおにぎりを握りながら話す。

轟がよかったなぁ佐田、とてもよさそうな人じゃないかと航一を笑顔で見ながら言う。

寅子はありがとう、この会はいつからやってるの?と聞くと轟は佐田が新潟に行った頃かなと答える。

戦災孤児たちは減ってきたが、今度は路上で生活するやつらが増えてってな。

休みの日だけだがおにぎりを配ってるんだと轟は付け加えた。

そして遠藤も。

最初はもっと参加者がいたんだけどね。

社会の傷がいえて生活が戻っていくうちに、気付いたら僕らだけに。

バー経営の山田。

私たち上野の街にはお世話になってるから。

また遠藤。

まあ今は僕らの肩の力が抜けていられる居場所になってるっていうか。

そんな不純な理由は駄目か。

そして轟。

どんな理由だろうと、人助けは人助けだ。

で、私たちと話したいんでしょ?なんでも聞いてよとバー経営の山田。

寅子が聞く。

では、そのご自身が異性ではなく同性に恋愛感情を抱かれることには幼いころから気付いていたんですか?

遠藤が答える。

あ~、人によって違いますね。

僕は幼いころから自覚ありましたけど、軍隊に入って気づいた人もいるって聞きます。

千葉も答える。

僕は妻と見合いするまで気付かなかったよ。

戦前は小学校を出れば同級生はみんな男だろ?

異性と接するなんてほとんどないからね。

そして秋田。

気付いたとしても成人すれば男女が結婚するのは社会通念上絶対だしね。

また千葉。

妻を騙しているようで心苦しくてね。

僕は轟さんに協力してもらって離婚しました。

でも死ぬまで隠し通す人も多いんです。

すると優未。

私知らなかった。

手術すれば、男の人から女の人になれるんだね。

山田がうん、そうね、だいぶ近づけると言い、優未に質問する。

優未ちゃんは女の人になるために何か頑張ったことってある?

優未はえっ?ないと言う。

山田が話す。

私は自分で望んで手術を受けた。

今の自分が好きよ。

頑張ったり理由を考えたり説明したりしなきゃ自分が認められないことがずっと苦しいの。

千葉もまた、僕らだけいつも理由が求められると言う。

いつから異性がすきなのかなんて質問絶対にされないのに。

優未が、ほんとだ、理由なんていらないのにねと言うと、ひとつに決めつけるな、理由がいるときだってあるぞとよね。

よねが話す。

私は男になりたいわけじゃない。

女を捨てたかっただけだ。

自分が女なのかと言われればもはや違う。

恋愛うんぬんは男も女も心底くだらない、そういうやつもいる。

遠藤。

そもそも型にはめる必要なんてないし、自分が何者かを誰かにわかってもらう必要もない。

秋田。

そうそう、俺たちがお互いをわかっていれば。

みんなうなずく。

寅子がはて?と頭を傾げて言う。

同じ人間はいない。

それぞれ自分らし生きるべき。

隅っこへ行き考え出す。

優未が母は頭を整理してるだけなのでお気になさらずと皆に説明する。

後片付けをする寅子に遠藤がそういえばプロポーズはお受けになるんですか?と聞いてきた。

寅子はそのつもりと答え、そして、実は今日の帰りに彼にも伝えるつもりですと言う。

轟が名字はどうするんだ?と聞く。

寅子が答える。

あの後彼とまた話して、心から夫婦になりたいと思った。

だから名字の件はいろいろと試行錯誤をしたけれど、私が折れるのが一番の近道のようなの。

納得してるのかと轟。

少しずつねという寅子に、轟が立ち上がり、つまり納得してないってことじゃないのかと強い口調。

そんな轟に寅子は笑いながらだから少しずつだって、もう決めたのと言う。

すると遠藤。

佐田さん、僕が太一君にほれたのはね、どんな人でも出会った瞬間にありのままを丸ごと受け入れてくれるから。

そこがだぁい好きなんです。

轟は照れながら、なんだ急に!身体がかゆくなると言う。

寅子がでもわかりますと遠藤に同調する。

また遠藤。

僕がいいたいのはね、自分が曲げたくないもの折るって、自分も折らせた相手も傷つけることなんです。

すると航一が階段をおりて来て言う。

寅子さん、僕たち結婚するのやめましょう。

すぐこう言えず、ごめんなさい。

寅子は航一さん私…と少し焦って伝えようとする。

遠藤は僕たちが余計なことを言ってしまったからと慌てて謝る。

轟もすまない!佐田はそれでもあなたと結婚したいと決意したところなんだと謝る。

航一。

なるほど。

言葉足らずだったようですね。

僕がやめようと言ったのはいわゆる婚姻届けを出して行う結婚のことです。

少し涙目の寅子、はて?

虎に翼(104)8月22日(木)放送のネタバレ

虎に翼第21週寅子と航一の結婚祝い
出典:NHK虎に翼

遠藤が航一に聞く。

すみません、僕は法律にうといので、それは結婚をしないという意味ではないんですか?

航一は言う。

優未さんも聞いてください。

まず今の婚姻制度が僕たちの幸せにそぐわないのであればそれを追い求めるもはやめます。

お互いが考えていることを思いのままに書いた遺言書を取り交わし、それを僕らの婚姻届け代わりに。

これをもって夫婦となったことにしませんか?

僕はその遺言書を根拠に佐田寅子さんの夫のようなものと名乗ります。

それを聞いた寅子。

でも私折れれば「ようなもの」なんて言葉をつけないで済む。

考えうることは全て行動してでも駄目で。

だから私達ならば折れてよかったという日がいつかくると今はそう思っているんです。

航一が言う。

寅子さん。

それでは君の僕への愛情を利用した搾取になってしまう。

寅子さんが優三さんに抱えているのと同じような気持ちになる。

目に涙が浮かぶ寅子。

小さくうなずいている。

実は昨夜夢を見たんです。

年老いた私と航一さんが河原を散歩する。

それで優三さんや照子さんの昔話をする。

お互い何度も聞かされた思い出話なんでしょうね。

お互いあったこともない「大切な人の大切な人」の話を懐かしく聞くんです。

いろんな話をまぜこぜに話して笑う。

航一さんとこういう夫婦になりたいと思った。

そういう寅子を、よねと梅子は優しい顔でそっと見ている。

航一がなれますよ、それこそ婚姻関係を結ばなくても僕らならばと話す。

すると寅子。

では、その段取りで私たち夫婦になりましょう。

航一は笑って、はい、喜んでと答えた。

優未も笑顔になる。

突然轟がうわぁ~っ!駄目だ!あ~っ!と叫び思い切り鼻をかんだ。

遺言書を作成した航一と寅子。

後日。

寅子と航一は遺言書を持って夫婦となることを宣言した。

優未・百合・朋一・のどかがその宣言を聞き、拍手でおめでとうと2人を祝福。

寅子はみなさんと家族になってしあわせを分かち合える関係になりたいと思っていますと星家の皆に挨拶をする。

百合が優未によろしくねと満面の笑み。

優未も早速おばあちゃんと呼んでみると百合が感動して涙してしまうのだった。

しかし、朋一とのどかの笑顔が少しぎこちないのが気になる寅子だった。

猪爪家では直治がめでたい席だし吹いてもいいよねと鼻息があらい。

それを直人があと少しだけ耐えろと制止する。

花江が言う。

とらちゃんはいっつもすんなり結婚をお祝いさせてくれないわね。

まあそれがとらちゃんなんだけど。

寅子もそう、それが私なのよといって笑う。

その夫婦のようなものではとらちゃんはどこに済むことになるのかしら?と花江が疑問に思う。

寅子が答える。

優未の中学進学に合わせて航一さんのご自宅に引っ越そうと思っています。

花江が不安がる。

はぁ~心配だわ。

いい嫁をする必要はないんでしょうけれど、うまく行くのかしら。

すると寅子。

はい、とりあえず私と航一さんの話はこれで終わり。

ここからはみんな直明と玲美さんの結婚式に集中!

最高のお式にしましょうね。

花江もそうね、そうしましょうと同調した。

直治は俺の演奏タイムもちゃんと作ってくれよなとまたサックスのこと。

直人は、お前が楽しむんじゃなっくて直明兄ちゃんのことを考えろよと注意する。

えっ?俺の演奏で俺も楽しい、みんな楽しい、だからよくない?と直治。

そのやりとりを聞いていた優未が楽しいお式になりそうだねと笑顔でいった。

玲美がお姉さんはお式あげないんですか?と聞くと、寅子は私はそういうことにあまり心が踊らないから、いいのいいのと言う。

でまた直治、ねぇもういいの?吹いて。

花江があきれてああはいはいどうぞと言い、直治はここぞと吹き始めた。

時は過ぎて1955年昭和30年10月、原爆裁判の第2回準備手続きの日。

被告指定代理人の反町がたんたんと言う。

原告らの請求を棄却、訴訟費用は原告らの負担とするとの判決を求めます。

原告側の訴訟内容をすべて否定し、国側に賠償責任はないと主張した。

原告側は真向から対立。

更なる釈明を求めた。

東京地裁の廊下を寅子が歩ていると雲野と岩居に声をかけられる。

雲野が直明の結婚を祝福すると、なんで知ってるんですか?と寅子が聞く。

どうやら轟から聞いたらしい。

雲野は感慨深げに話す。

いやぁ~めでたいね。

よくここまで両親に代わって育て上げたもんだ。

そんな育てるなんてと恐縮する寅子。

そして聞く。

先生轟さんたちとお会いになってるんですか?

すると雲野がきまずそうな顔で言う。

立場上あまりおしゃべりはよくないな。

失礼、ではまた。

雲野と岩居は去っていった。

竹もとでは寅子が、直明と玲美の結婚写真を梅子や店主に見せている。

とても素敵な結婚式でしたと寅子と航一。

梅子がしみじみ言う。

あの弟君が立派になってトラちゃんも誇らしいでしょう?

寅子はうなずきながら言う。

実はその直明から突然呼び出されまして、私たちに話があるそうで。

直明がやってきて、寅子と航一の前に座る。

おねえちゃん、航一さん、この前の結婚式は本当にありがとうございました。

航一がいえ、僕は何もと言い、まさか直治のサックスに泣かされるとはねと笑う寅子。

直明が話す。

実はさずっと自信がなかったんだよね。

お姉ちゃんが必死に作ってくれた学ぶ環境や生活に僕は見合った人生をおくっているのか、正しい選択ができているのか。

でもねこの前の結婚式でみんなが笑って泣いてくれているのを見たときにやっと思えた。

自分が進んできた道はこれでよかったんだって。

だから改めて言いたいんだ。

あの日僕を大学に行かせてくれてありがとう。

今の僕があるのは、お姉ちゃんや花江さん、お父さん、お母さん、直道兄ちゃん、優三さんが僕を大切に育ててくれてたからです。

航一さん。

お姉ちゃんのことをどうかよろしくお願いします。

航一に頭を下げる直明。

はいと答える航一。

直明がまた話す。

お姉ちゃんはさ、僕の結婚を祝うのがお父さんお母さんへの最後の親孝行って言ってたよね。

だから僕も最後の親孝行をしたいって思って。

お姉ちゃんの結婚をお祝いしたいって。

だけど、お姉ちゃんは普通の結婚式だと心が踊らないんだよね?

まあそうねと寅子。

そしてまた直明。

だから、皆さんと協力して、お姉ちゃんの心が踊るようなことを考えてもらいました。

皆さん?と寅子。

航一さんにも喜んでもらえると嬉しいんですけどと言う直明。

そして、お姉ちゃんこれつけてとベールを出す。

はて?と寅子。

お願いします!と直明が言うと、隣の部屋と隔てている襖が開く。

隣の部屋にはなんと、法服を着た寅子の仲良しメンバーが勢ぞろい。

梅子・轟・よね・涼子・たま・ひゃんちゃん・久保田・中山。

思わず寅子立ち上がってみんなどうしたの?と驚き過ぎている表情。

直明の方を振り向き、なんで?どうなってるの?と状況把握できず。

よねが何て顔してるんだと言うとだってもう何が起こってるのかさっぱりと寅子。

轟が声をはる。

申立人はこちらへ。

たまも続く。

星航一さん、佐田寅子さん、どうぞこちらに。

うなずく皆。

寅子の目にはみるみる涙が。

航一は寅子の隣に並んだ。

稲垣と小橋にもいてほしかった~(笑)

虎に翼(105)8月23日(金)放送のネタバレ

遠藤が航一に聞く。

すみません、僕は法律にうといので、それは結婚をしないという意味ではないんですか?

航一は言う。

優未さんも聞いてください。

まず今の婚姻制度が僕たちの幸せにそぐわないのであればそれを追い求めるもはやめます。

お互いが考えていることを思いのままに書いた遺言書を取り交わし、それを僕らの婚姻届け代わりに。

これをもって夫婦となったことにしませんか?

僕はその遺言書を根拠に佐田寅子さんの夫のようなものと名乗ります。

それを聞いた寅子。

でも私折れれば「ようなもの」なんて言葉をつけないで済む。

考えうることは全て行動してでも駄目で。

だから私達ならば折れてよかったという日がいつかくると今はそう思っているんです。

航一が言う。

寅子さん。

それでは君の僕への愛情を利用した搾取になってしまう。

寅子さんが優三さんに抱えているのと同じような気持ちになる。

目に涙が浮かぶ寅子。

小さくうなずいている。

実は昨夜夢を見たんです。

年老いた私と航一さんが河原を散歩する。

それで優三さんや照子さんの昔話をする。

お互い何度も聞かされた思い出話なんでしょうね。

お互いあったこともない「大切な人の大切な人」の話を懐かしく聞くんです。

いろんな話をまぜこぜに話して笑う。

航一さんとこういう夫婦になりたいと思った。

そういう寅子を、よねと梅子は優しい顔でそっと見ている。

航一がなれますよ、それこそ婚姻関係を結ばなくても僕らならばと話す。

すると寅子。

では、その段取りで私たち夫婦になりましょう。

航一は笑って、はい、喜んでと答えた。

優未も笑顔になる。

突然轟がうわぁ~っ!駄目だ!あ~っ!と叫び思い切り鼻をかんだ。

遺言書を作成した航一と寅子。

後日。

寅子と航一は遺言書を持って夫婦となることを宣言した。

優未・百合・朋一・のどかがその宣言を聞き、拍手でおめでとうと2人を祝福。

寅子はみなさんと家族になってしあわせを分かち合える関係になりたいと思っていますと星家の皆に挨拶をする。

百合が優未によろしくねと満面の笑み。

優未も早速おばあちゃんと呼んでみると百合が感動して涙してしまうのだった。

しかし、朋一とのどかの笑顔が少しぎこちないのが気になる寅子だった。

猪爪家では直治がめでたい席だし吹いてもいいよねと鼻息があらい。

それを直人があと少しだけ耐えろと制止する。

花江が言う。

とらちゃんはいっつもすんなり結婚をお祝いさせてくれないわね。

まあそれがとらちゃんなんだけど。

寅子もそう、それが私なのよといって笑う。

その夫婦のようなものではとらちゃんはどこに済むことになるのかしら?と花江が疑問に思う。

寅子が答える。

優未の中学進学に合わせて航一さんのご自宅に引っ越そうと思っています。

花江が不安がる。

はぁ~心配だわ。

いい嫁をする必要はないんでしょうけれど、うまく行くのかしら。

すると寅子。

はい、とりあえず私と航一さんの話はこれで終わり。

ここからはみんな直明と玲美さんの結婚式に集中!

最高のお式にしましょうね。

花江もそうね、そうしましょうと同調した。

直治は俺の演奏タイムもちゃんと作ってくれよなとまたサックスのこと。

直人は、お前が楽しむんじゃなっくて直明兄ちゃんのことを考えろよと注意する。

えっ?俺の演奏で俺も楽しい、みんな楽しい、だからよくない?と直治。

そのやりとりを聞いていた優未が楽しいお式になりそうだねと笑顔でいった。

玲美がお姉さんはお式あげないんですか?と聞くと、寅子は私はそういうことにあまり心が踊らないから、いいのいいのと言う。

でまた直治、ねぇもういいの?吹いて。

花江があきれてああはいはいどうぞと言い、直治はここぞと吹き始めた。

時は過ぎて1955年昭和30年10月、原爆裁判の第2回準備手続きの日。

被告指定代理人の反町がたんたんと言う。

原告らの請求を棄却、訴訟費用は原告らの負担とするとの判決を求めます。

原告側の訴訟内容をすべて否定し、国側に賠償責任はないと主張した。

原告側は真向から対立。

更なる釈明を求めた。

東京地裁の廊下を寅子が歩ていると雲野と岩居に声をかけられる。

雲野が直明の結婚を祝福すると、なんで知ってるんですか?と寅子が聞く。

どうやら轟から聞いたらしい。

雲野は感慨深げに話す。

いやぁ~めでたいね。

よくここまで両親に代わって育て上げたもんだ。

そんな育てるなんてと恐縮する寅子。

そして聞く。

先生轟さんたちとお会いになってるんですか?

すると雲野がきまずそうな顔で言う。

立場上あまりおしゃべりはよくないな。

失礼、ではまた。

雲野と岩居は去っていった。

竹もとでは寅子が、直明と玲美の結婚写真を梅子や店主に見せている。

とても素敵な結婚式でしたと寅子と航一。

梅子がしみじみ言う。

あの弟君が立派になってトラちゃんも誇らしいでしょう?

寅子はうなずきながら言う。

実はその直明から突然呼び出されまして、私たちに話があるそうで。

直明がやってきて、寅子と航一の前に座る。

おねえちゃん、航一さん、この前の結婚式は本当にありがとうございました。

航一がいえ、僕は何もと言い、まさか直治のサックスに泣かされるとはねと笑う寅子。

直明が話す。

実はさずっと自信がなかったんだよね。

お姉ちゃんが必死に作ってくれた学ぶ環境や生活に僕は見合った人生をおくっているのか、正しい選択ができているのか。

でもねこの前の結婚式でみんなが笑って泣いてくれているのを見たときにやっと思えた。

自分が進んできた道はこれでよかったんだって。

だから改めて言いたいんだ。

あの日僕を大学に行かせてくれてありがとう。

今の僕があるのは、お姉ちゃんや花江さん、お父さん、お母さん、直道兄ちゃん、優三さんが僕を大切に育ててくれてたからです。

航一さん。

お姉ちゃんのことをどうかよろしくお願いします。

航一に頭を下げる直明。

はいと答える航一。

直明がまた話す。

お姉ちゃんはさ、僕の結婚を祝うのがお父さんお母さんへの最後の親孝行って言ってたよね。

だから僕も最後の親孝行をしたいって思って。

お姉ちゃんの結婚をお祝いしたいって。

だけど、お姉ちゃんは普通の結婚式だと心が踊らないんだよね?

まあそうねと寅子。

そしてまた直明。

だから、皆さんと協力して、お姉ちゃんの心が踊るようなことを考えてもらいました。

皆さん?と寅子。

航一さんにも喜んでもらえると嬉しいんですけどと言う直明。

そして、お姉ちゃんこれつけてとベールを出す。

はて?と寅子。

お願いします!と直明が言うと、隣の部屋と隔てている襖が開く。

隣の部屋にはなんと、法服を着た寅子の仲良しメンバーが勢ぞろい。

梅子・轟・よね・涼子・たま・ひゃんちゃん・久保田・中山。

思わず寅子立ち上がってみんなどうしたの?と驚き過ぎている表情。

直明の方を振り向き、なんで?どうなってるの?と状況把握できず。

よねが何て顔してるんだと言うとだってもう何が起こってるのかさっぱりと寅子。

轟が声をはる。

申立人はこちらへ。

たまも続く。

星航一さん、佐田寅子さん、どうぞこちらに。

うなずく皆。

寅子の目にはみるみる涙が。

航一は寅子の隣に並んだ。

稲垣と小橋にもいてほしかった~(笑)

虎に翼(105)8月23日(金)放送のネタバレ

航一が寅子の頭にヴェールをかぶせて法服姿のメンバーに向き直る。

久保田をはじめ法服姿の全員が読み上げる。

皆からの結婚祝いの言葉

主文、私たちは申立人の夫婦のそれぞれの姓での婚姻関係を認める。

理由、民法において夫婦はどちらかの氏を名のると決められてはいるが、姓を変えることは、どちらかの社会生活に不利益や不都合をもたらすおそれがある。

名前を変えることで自分が失われると感じる人もいる。

夫婦のどちらかがそれを負うのは平等とは言えないのではないか。

同じ姓を名乗ることが夫婦や家族の証しにはならないと考える人もいる。

同じ姓を名のるか、それぞれの姓を名のるかは申立人の夫婦間で自由に決定するべきである。

それは憲法により保障された権利のはずである。

よって星航一と佐田寅子のそれぞれの婚姻関係を認め主文のとおり決定する。

我々の主張には法的な効力はないが、これを2人への結婚の祝いの言葉とする。

寅子はそれを聞きながら泣いていた。

直明がおねえちゃん、航一さん、結婚おめでとうと改めて2人を祝福した。

航一も泣きながらありがとうと返した。

寅子は直明心躍る結婚式をありがとうと直明に感謝した。

最後はみんなでわきあいあいと記念写真を撮影するのだった。

心躍る結婚式の後、航一と直明は気を利かせて飲みに行き、寅子たち同期メンバーはそのまま竹もとで宴会。

轟が乾杯の音頭を取り皆笑顔でおいしそうにビールを飲む。

寅子はいつから準備していたんですか?と皆に聞く。

涼子が答える。

実は直明さんからお手紙をもらっていましたの。

姉の結婚を祝福したいって。

梅子が続ける。

そこからみんなで連絡をとりあって、そうしたらヒャンちゃ(香子)んが事務所を訪ねてきてくれて、それからは分担して手紙でやり取りをして準備をね。

香子もうれしそうにうなずき、法服を縫うの楽しかったですと話す。

本当は法廷劇をやろうという話もあったと涼子が言うと久保田が「新設・毒饅頭殺人事件」

と毒饅頭事件の話を持ち出して笑う。

それも見てみたかったかもと言う寅子に轟がそうだろ!でもこいつが猛反対してなぁ~とよねを見る。

よねは当たり前だろ、いい年こいて芝居なんかできるかとよね節全開。

また脚本でケンカになるかもしれないしねと梅子が笑う。

するとたまが、皆の法服姿を見られてうれしかったし、自分が着られたこともうれしかったですというと、涼子がとってもよく似合っておりましたよとたまに優しく言う。

そして寅子。

あっ、でも驚きました。

中山先輩が今は検事をなさってるだなんて。

相変わらず涙もろい中山は眼鏡を取り目頭をおさる。

実は、夫が…、君にはやっぱり法律の世界がよく似合うって。

みんな笑って素敵な方ですねと言った。

轟が久保田に話しかける。

久保田先輩も弁護士を続けているんですね。

久保田が答える。

ああ、鳥取でな。

今は私の両親も移住してきて共に暮らしてるんだ。

そして久保田は寅子の方に向き直り言う。

佐田君、ずっと言いたかったんだ。

あの時は君に全てを背負わせてしまってすまなかった。

寅子はいえ、そんな謝られることじゃないですと恐縮する。

今考えればもっとうまくやれる方法があったんでしょうけど。

あの時は仕方なかったんです、先輩方も、私も。

久保田と中山はありがとうと言った。

また寅子。

私は今もお二人が法律の世界にいることがとてもうれしいです。

香子が話し出す。

トラちゃん、私からも言わせて。

ありがとうね。

みんなに会う機会をくれて。

直明ちゃんから手紙をもらって、これを逃したら一生みんなに会えないんだって思ったら怖くなって。

多分ずっときっかけを探していたんです。

あっ、心配かけたのに自分勝手でごめんなさい。

玉がそれこそ謝ることじゃないですよと言うと涼子がそうよと同調する。

涼子は言う。

私だって皆さんに手紙の返事もせずにおりました。

すると梅子。

そうね。

少なくとも誰もががみんなに合わせる顔がないと思っていたでしょうね。

それを聞いていた轟はうなずいている。

しかしよね、私はそんな風におもったことはないと言い切ると、うなずいていた轟が予想を裏切るよねの言葉に首をがくっと落とし、おいっ、お前はぁ~といつものように注意する。

梅子は続ける。

ヒャンちゃんと話していていろいろ合点がいったわ。

昔トラちゃんが私に梅干しのおにぎり握ってくれって頼みに来た事あったなぁ~とか。

涼子がまさか新潟にまでいらしていたなんてと香子の方を見て言うと、玉が今度来る時は私たちのお店にも寄ってくださいねと笑顔で言う。

すると寅子が今度みんなで遊びに行きましょうよ!ライトハウスのハヤシライスは絶品なんですとお店を紹介する。

よねがライトハウスに反応する。

涼子が言う。

喫茶燈台からお名前を拝借しましたの。

そして玉。

喫茶燈台新潟支店です。

ご迷惑でしたか?

よねは、いや、マスターも喜んでいると言った。

久保も話し出す。

いやぁそれにしても驚いたよ。

佐田君の活躍はよく知っていたが、山田君、轟、梅子さんが共に暮らして弁護士を続けているとは。

梅子が私はお手伝いだけよと言うとよねがすぐ謙遜するなと言う。

そして轟もそうだ!とめずらしくよねに同調。

梅子さんはな、法律にたけている。

事務所のことに和菓子の修行に日々とても頑張ってるぞ~。

梅子はありがとうと言い、おかげさまでにぎやかな毎日だわと明るく話す。

でも、あのころは想像もしていなかったわ。

いつの間にかよねさんと轟さんと家族のようなものになっていくだなんて。

轟が、のようなものではなくてな~、俺たちは誰が何と言おうと家族だ!なぁやまだ!とうれしそうに話す。

よねは酔っ払いに絡まてれいるようなうざったい顔をして、知るかあほ!と轟に投げかける。

皆よく笑っている。

香子が言う。

やっぱりこうなりました。

あのころのなりたい自分とは違うかもしれないけれど、でも私たち最後にはいい方に流れます。

寅子たちみなうなずき、中山が泣き出す。

本当ね、皆とってもいいお顔をしていらっしゃると涼子がしみじみと言う。

皆がうなずき、よねの顔もゆるむ。

すると寅子が突然「海!」と少し大きな声で言う。

よねがはぁ~!?

寅子、今日はもう遅くて無理だけど、次は皆で海に行きましょうよ。

今度はきれいな青い海に。

懐かしい、いいですねと香子が言うと、轟が海だ?何だそれは?聞いてないぞ!

そんな轟によねが黙れ!とぴしゃり。

梅子が笑いながら、今度は轟さんと久保田先輩・中山先輩も一緒にと話す。

お弁当作って、皆さんのお子さんも一緒に、じゃまた寅子にうたってもらいましょう、それは断るなどなど、皆は海に行くことでよりいっそう盛り上がる。

すると店主がこれお店からといって、巨大みつまめを持ってきてくれた。

この日は皆で大いに盛り上がったのでした。

時は流れ、昭和31年の春、寅子と優未旅立ちの日。

寅子は荷造りをしている。

直治が外でベンチに座る寅子と優未に向けてサックスを吹いている。

直明や玲美もサックスを聞き、直人と道男も出てきた。

サックスの演奏が終わる。

寅子が直治、お見送りのサックスありがとう、じゃ私たちそろそろ行くわねと立ち上がる。

直明が駅まで荷物持つよと気遣う。

花江が待ってと慌てで出てきて、これお土産持ってってと寅子に渡す。

そして花江はいつでも帰ってきてごはん食べに来てねと名残惜しそうに言う。

玲美も待ってますねと言う。

直治は、優未に、いじめられたり嫌なことがあったら言うんだぞと声をかける。

すると道男、俺たち全員でのりこんでいくからなと言う。

すると優未、はて?なんで私が嫌な目にあう前提なの?と首をかしげる。

直人がそうだぞ、失礼だぞと気遣う。

寅子が不安になるようなこと言うのやめなさいと直治と道男に言うと、ごめんねトラちゃん、優未と花江が謝る。

優未が笑顔で言う。

ご心配なく。

私何にも不安はないの。

だって航一さんはお母さんと優未が大好きなんだもん。

絶対見方でいてくれるよ。

星家では航一が今か今かと寅子と優未を待っている。

百合が駅までお迎えに行きますか?と声をかけると、そうですね、行ってきますと航一は迎えに行く。

そんな航一を冷めた表情で見ていた朋一とのどかだった。

虎に翼第21週「貞女は二夫に見えず?」の感想

寅子を気遣って自分の意見を通さず、他の案を考えくれる航一はなんて素敵な人なんでしょう。

寅子が納得いくような結婚ができてよかったですね。

確かに、姓が変わることで不利益が生じたりするんですよね。

不利益といえるかわからないけど、いろんなものの書き換えにお金がかかったなぁ。

その時は結婚した幸せオーラなのか特に気にもしなかったけど。

今冷静に考えると結婚の場合は手数料無料にしたほうがいいのではと思っちゃいます。

もう20年前だけど、今はなってたりするのかしら?どうなの?

でも結婚だけじゃないか、離婚もそう、他にもあるんでしょうね。

じゃやっぱりもともと別姓がいいのか?

う~ん、考えさせられた週でした。

今度は稲垣と小橋も含めた全員集合に期待です!

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