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朝ドラ「虎に翼」第22週のネタバレと感想【相関図でわかりやすくさくっとネタバレ】

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2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。

第21週では姓を変えることになかなか気持ちが前むきにならないトラちゃんでしたが、航一がお互いの姓を名乗り続ける夫婦のようなものになりましょうという提案をしてくれて、やっと納得の行く結婚の形に行きつきました。

そして直明の計らいで、明律大学の同期たちが結婚をお祝いしてくれると言うとても素敵なサプライズをもらいましたね。

第23週ではトラちゃんと優未が星家に住むことになります。

目次

虎に翼の基本情報

虎に翼の基本情報です。

虎に翼ポスター画像
出典:NHK虎に翼公式HP
放送局NHK
放送時間毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15
出演者伊藤沙莉、岡田将生、森田望智、深山凌輝、青山 凌大、今井 悠貴、土居 志央梨、戸塚 純貴、平岩 紙、松山ケンイチ、塚地武雅、余貴美子
主題歌 さよーならまたいつか!/米津玄師
あらすじ昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。
公式HPhttps://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

虎に翼第22週「女房に惚れてお家繁盛?」の相関図

虎に翼第22週に関係する人たちを相関図にしてみました。

虎に翼猪爪家相関図第22週
出典:NHK虎に翼公式HP
虎に翼寅子の仲間相関図第22週
出典:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第22週「女房に惚れてお家繁盛?」あらすじ

虎に翼第22週「女房に惚れてお家繁盛?」のあらすじです。

昭和31年。星家で暮らしはじめた寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)だが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)とはまだぎこちない雰囲気だ。百合(余貴美子)が家事全般をほぼ一人で引き受けていることに疑問を感じた寅子は、つい苦言を呈してしまう。一方、地裁では判事補・秋山(渡邉美穂)が予期せず妊娠したことを寅子に告げる。秋山の件をきっかけに女性法曹の労働環境を良くしたいと考えた寅子は「意見書」をまとめ、桂場(松山ケンイチ)に提出する。

引用:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第22週「女房に惚れてお家繁盛?」106話~110話までのネタバレ

「女房に惚れてお家繁盛」とは

夫が妻を心から愛し大切にしていると、外で浮気や道楽をすることもないので、家庭円満となり結果家が繁栄する。

虎に翼第22週のネタバレです。

虎に翼(106)8月26日(月)放送のネタバレ

虎に翼第22週星家で麻雀
出典:NHK虎に翼

寅子と優未は星家にやってきて、これからどうぞよろしくと挨拶をする。

朋一とのどかは今更堅苦しい挨拶なんていいですよ、もう家族のようなものなんだからと言う。

百合も優未に中学で必要なものがあったら何でも言ってねと声をかける。

そしてのどかもこの春からは明律大学に入学し寅子の後輩に。

寅子はずいぶん前に明律を卒業したけれどできることがあれば何でも言ってねとのどかに言う。

するとのどかは、それならお兄ちゃんのお勉強見てもらったら?とからかうように言う。

朋一がおい!というと、だって司法試験に絶対1回で合格して見せるっていつも張り切っているじゃない?とのどか。

その心構えすばらしいわと寅子が褒めると朋一はよそよそしくどうもと答えた。

すると航一がじゃぁやりますかと言い、航一・朋一・のどか・寅子の4人で麻雀を始めた。

朋一が言う。

麻雀、花札、トランプ、祖父に鍛えられました。

のどかがさらに話す。

何かおねだりするとおじいちゃんに勝ったらなって。

そしてまた朋一。

でも驚いた。寅子さんも麻雀がお好きだとは。

寅子が答える。

好きにはなれましたけれど私はどうも下手で。

寅子さんは顔にするでるからと航一。

寅子は笑いながらそうみたいねと言い、でもね、優未は麻雀強いのよと言う。

優未は航一さんにいっぱい教えてもらったおかげと説明した。

朋一とのどかの顔から笑みが消える。

百合が涙が出ちゃうわ、お父様が元気な時のことを思い出してといいながらお茶をもってやってきた。

優未はおばあちゃんはやらないの?とか、そのお着物とっても素敵とか、百合との会話に花が咲く。

その様子をおもしろくない表情で聞いているのどか。

なんだか妙な空気が流れ寅子も複雑な表情になってしまうのだった。

翌朝、あくびをしながら寅子が2階から起きてくると、優未がエプロンをつけて百合と朝ごはんの支度をしている。

2人ともずいぶん早いですねと驚く寅子。

百合は、これは私の仕事ですから寝ていていいって言ったんですけれども優未ちゃんがねぇ。

優未は言う。

おばあちゃん大変だしそれに朝はお母さんと話せるときだから楽しいの。

すると寅子も満面の笑みでそうねと言う。

寅子が百合に言う。

仕事が忙しいときはどうしても甘えてしまうこともあると思いますが、これからは私達も家のことはやりますのでお義母さん。

お義母さん…と百合が呟く。

寅子、ごめんなさい、急になれなれしくと謝る。

違うの、うれしくてと百合。

私、後妻で実の子もいないでしょ?

この家では前の奥様に悪くて、百合さんと呼んでと朋一さんたちにも照子さんにも言ってしまったから。

すると百合はすぐ、謝罪する。

ごめんなさい。

あなたの前で照子さんの話なんかして。

寅子はああ、いえと百合を気遣った。

航一たちがおはようございますと起きてくる。

朋一とのどかもおはようございますとやってきてすぐ食卓テーブルに座る。

すると百合が朋一さん、のどかさん、今日はどうなさる?と聞くと、二人はそれぞれご飯だのパンだの食べたいものを言う。

そんな2人の様子を少し納得いかない表情で見ている寅子。

そんなこととは知らず、百合が寅子さんお味噌汁温めて下さると寅子に言う。

寅子がはいと答える。

百合は優未ちゃんは卵お願いできる?と言うと、優未もうんと返事をした。

そして百合はパンを用意しだした。

百合が毎日和食と洋食を用意しているのかもと思った寅子はお聞きしてもと百合に話しかける。

百合がはい?と返事をする。

寅子はもしご家族全員がパンがいいと言った場合用意していたお味噌汁やご飯はどうなるんですか?

百合が答える。

残ったものは私がお昼や夕飯に頂きますから。

寅子と優未は廊下のかげでこそこそ話す。

そりゃはて?だよという優未。

寅子そうよね!?とちょっと大きな声になる。

優未がそんな寅子にしぃ~っと言う。

そして続ける。

気になることがあるならもう少し仲良くなってそれから本音を聞いていけばいいんじゃない?

そこに航一、百合さんがお弁当を作ってくれましたと寅子の分を持ってくる。

びっくりする寅子に、えっ何か?と航一。

寅子はいや、ありがたく頂きますと受け取った。

民事第24部では漆間が双方代理人から延期の申請があり、次回期日を来月11日にしましたと汐見や寅子に話す。

また延期ですかと寅子。

汐見は仕方ないですね、事件が事件ですからと言う。

原爆裁判の準備手続きはなかなか進んでいかない。

2月に行われた第4回目のこと。

被告である国側の代理人反町が言う。

これは法律問題ではなく政治問題です。

戦争に負けた国が勝った国に賠償を請求した例はなく、賠償請求権が放棄されるのが慣例。

放棄される宿命なんです。

それを聞いた雲野。

そんな言葉でくくっていただきたくないですな。

雲野と岩居は厳しい目つきで反町を見据えた。

汐見は焦らず準備して、今は目の前の事件に集中していきましょうと寅子と漆間に言う。

すると失礼します、佐田さんと秋山がお弁当を持ち笑顔で入ってくる。

秋山真理子は昨年東京地裁の判事補となった女性。

寅子はここ最近彼女にとてもなつかれている。

お昼休み、2人で机に座りお弁当を開ける。

秋山は寅子のお弁当の中身に驚いてどうしたんですか?と聞くと寅子はお姑さんが持たせてくれたと説明。

秋山は素敵とうらやましがり、私のお姑さんたら口を開けば孫はまだか、男の子産め、そればっかりと不満を言う。

寅子もそれは…と秋山に同情する。

また秋山はさらに不満を言う。

ですよねぇ。

そのくせ仕事をするからには第2の佐田寅子になれってもう欲張りで。

寅子はその話を聞き眉間にしわをよせ、お姑さんとのつきあいって大変?と聞いてみると秋山が答える。

大変なんてもんじゃ!

はぁ~。

結婚して1年、どんっどん嫌いになります~。

そう言いながら笑う秋山。

昭和31年日本全国にいる女性裁判官は寅子を含めて12名とまだ少なかった。

ただいま帰りました~と寅子と航一が星家に帰ると、百合と優未がおかえりなさいと夕食を食べながら迎えてくれた。

百合が立ち上がり航一に報告する。

のどかさんは先にお部屋におあがりになりました。

朋一さんはお勉強しに大学に。

まだお帰りになっていません。

今ごはんお支度しますね。

そう話す百合に、寅子が言う。

いえいえ、ゆっくり食べてください。

着替えたら私達も自分達でやりますから。

航一もうなずく。

そしてまた寅子。

お義母さん、お弁当とってもおいしかったです。

後輩におすそ分けしたら絶品だって。

小躍りしちゃうくらいでした。

笑いながら真似をして見せた寅子。

百合や航一もうれしそうに笑う。

そこへ朋一がただいまと帰ってくる。

お食事は?と百合が聞くと、食べてきたと答える朋一。

お風呂入ろうかな、沸かしてくれる?と百合に言う朋一。

それに対して百合。

急いでお仕度しますから着替えてらしたら?

あとお弁当箱出してくださいね。

朋一がきんぴらごぼう、ちょっとしょっぱかったよと駄目だしをする。

百合がごめんなさいと謝る。

寅子はえぇ~なぬぅ~という表情で航一を見てさらに優未を見る。

優未はしぶい顔をするが寅子がとうとう言ってしまう。

あの朋一さん、外で夕飯を食べてくるときはなるべく先にお伝えした方がいいかもしれない。

お風呂の準備もあの、ご飯を食べている百合さんではなくて、自分でやるとか、お弁当の文句を言ったりするのもね、少しあれかもしれない。

すると百合。

いいのよ、寅子さん。

私は何も構いませんから。

そうですか、ごめんなさいと謝る寅子。

そして朋一。

ご指摘ありがとうございます。

ですが、母親面はやめてください。

僕は家族のようなものになることを受け入れた。

あなたたちも嫌いじゃない。

でもそれ以上は望まないでいただけませんか?

航一が朋一と何か言うとすると、百合もいけないわ、寅子さんに謝らないとと朋一のもとに行くが、百合さんは黙っていてくれないかなと朋一。

すると寅子。

朋一さん、私への怒りは私が受け止めます。

出過ぎたことをしてごめんなさい。

寅子頭を下げる。

私はお母様の代わりにはなれないしなるつもりもない。

ただ、私も前にね、家族からおかしいと思うことを指摘されずに亀裂が入ってしまった…

最後まで聞かずに朋一はカバンをもって自分の部屋へ行こうとする。

しかしのどかが立ちふさがって言う。

いいかげんにしてよ、お兄ちゃん。

決めたでしょ。

家族のようなものを受け入れようって。

お父さんが私たちに何かをお願いするのなんて初めてなんだからって。

それを聞いた航一は驚く。

のどかが続ける。

結局お兄ちゃんはこの暮らしがいやなの?

お父さんたちにこの家を出て行ってもらいたいの?

私はどちらでも構わない。

大学もはじまる。

寝に帰るだけの場所にお父さんがいてもいなくてもいい。

百合が何を言ってるの、のどかさん!と困っている。

のどかはどうなの?お兄ちゃん?とまた聞く。

別に僕はそんなつもりじゃと答える朋一。

またのどか。

ならば子供っぽいことはやめて寅子さんに謝って。

私たちが百合さんに甘えているのは事実でしょ?

図星だったから腹をたてるだなんて。

寅子はうろたえて、いいのよ、謝られるようなこと…。

すると朋一は寅子に向き直り謝る。

のどかの言う通りです。

すみませんでした。

朋一は頭を下げ、寅子もまた頭を下げた。

朋一は2階の部屋へ言った。

百合はこれで仲直り、私はお風呂沸かしてきましょうねと行ってしまう。

のどかが謝りに来る。

ごめんなさい。

兄はああ見えて根が子供っぽいんです。

すると寅子。

思ったことは言ってもらった方がうれしいの。

私も思ったことを口に出しちゃう方だから。

のどかちゃんも何かあったらなんでも言ってね。

のどかはちょっとだけ微笑み、上に戻ります、おやすみなさいと行ってしまった。

寅子はやってしまったという顔でうつむき、そのあと航一に謝った。

航一は寅子さんは何もというが、優未は私はお母にも悪いところあったと思うよと話す。

だって前はお母さんも連絡なしで帰りが遅くなったり、ご飯食べてきたりしたこと何度もあったでしょ。

それを聞いた寅子は、そうね、自分を棚に上げていたわねと苦笑いしながら続ける。

でも一緒に暮らしてみてはじめて分かることもあるだろうし、これからゆっくり話し合っていきましょうね。

うんうんとうなずく寅子と優未。

航一は暗い顔をして一点を見つめていた。

虎に翼(107)8月27日(火)放送のネタバレ

虎に翼第22週優未の入学式
出典:NHK虎に翼

のどかが言っていたことを1人ウィスキーを飲みながら考えている航一。

寅子が先にお風呂いただきますねと声をかける。

航一が言う。

あきれてしまいましたよね。

欲張りになっていました。

新潟から戻ってから諦めてきたことに次々手を伸ばしたくなって。

寅子さんと夫婦になれたから、次は子供たちとももっと家族らしくなれるんじゃないかと。

自分に寅子さんのように溝を埋める力なんてないのに、気が大きくなっていて。

魔法が解けた気分です。

寅子は航一の前に立ち、ちちんぷいぷい~と腕を振り回す。

今、欲張りで気が大きくなる魔法をかけました。

2人力をあわせて子供たちとの溝を埋めていきましょうよ。

寅子は笑顔で航一に言うが航一は少し面食らったような表情。

なるほどでいいから何か反応してと寅子が言うと、なるほど…ごめんなさいと航一。

寅子はいいんですと深々と頭を下げた。

にこやかな笑顔でお風呂へと寅子が去っていくと、航一はちちんぷいぷいをはにかみながら繰り返してみた。

そしてウィスキーを飲むさらに笑みがこぼれた。

真夜中、朋一が外で煙草を吸っているとのどかも隣に座り一本頂戴と言う。

ほかでは吸うなよとのどかに煙草を渡す朋一。

のどかが言う。

お兄ちゃん、どうにもならないことに腹を立てるのやめなよ。

疲れるから。

朋一は分ってるよと言うのだった。

昭和31年1956年。

優未の入学式の日がやってきた。

花江が優未の入学式のため星家を訪ねている。

優未が制服姿で2階から降りてくるとみんな感動する。

航一もよく似合ってると笑顔で言う。

優未もありがとうと笑顔で返した。

百合が優未ちゃん、花江さんが入学式に来てくれてよかったわねと言う。

航一は入学式に出てから仕事に向かうそう。

寅子は休暇をとっているから、猪爪家のみんなと食事をするという。

楽しんできてねと百合が言うと、おばあちゃんも来たらいいのにという優未。

百合は私は家のことがありますからと言いう。

花江がじゃぁんといって直明から借りたカメラを取り出す。

優未を真ん中に航一と寅子が両脇に並んだ。

優未は航一と手をつなぐ。

それを冷ややかな目でみている朋一とのどか。

花江がぱしゃりと写真を撮る。

すると朋一が次は僕が撮りますよを気遣いを見せた。

猪爪家で寅子と優未・花江がお茶を飲みながら話している。

花江が言う。

安心したわ。

お姑さんも航一さんのお子さんたちもいい方ばかりで。

優未が言う。

お母さんは余計な事ばっかりしてるけどね。

えっ?と花江が言うと、寅子がすかさず、花江はどうなの?と自分のこと話されたらまずいとばかり花江に話をふる。

花江が少し微妙な表情で無言になるとケンカでもしたの?と寅子。

花江はすぐさま違いますぅと言う。

そして疑問に思っていることを話す。

聞いてこないのよ。

お料理の時に私に味付けの確認を。

すると突然襖が開きみんなびっくりすると直治が隣の部屋でごろんとしていた。

おぉ優未!と直治。

花江がいるならいるって言いなさい!というと、仕事に備えて寝てたんだよと直治。

そして制服すごくかわいいぞと優未に言うと優未はありがとうと礼を言う。

寅子がどうこっちの方は?とサックスを吹くジェスチャーをする。

直治は、楽しいよ、大学なんて行かなくてよかった~、よかった~とおちゃらけて言う。

すると花江が厳しい顔と口調で言う。

その件はトラちゃんと私とで話し合ったでしょ。

3年続けて難しかったら大学に通うって。

直治はそそくさと出ていく。

直治は高校卒業後ダンスホールで働きながらサックス演奏を続けていたのだ。

花江が言う。

今ならわかるわ。

トラちゃんが法律を勉強したいって言い出した時のお義母さんの気持ち。

私あんな感じだった?と聞く寅子にため息をつく花江。

すると直治、外から窓をあけて今度お店遊びに来てよと声をかけ仕事へ出かけていった。

寅子は家族になるにも夢を認めてもらうにも時間がかかるのだなと思うのだった。

今度はただいまと外から窓を開けて直明と玲美・直人が優未の入学を祝う。

すると直人ががくっとうなだれ、そして言う。

俺にはわかる。

気を抜かずに勉強すれば必ず合格するって。

家の中に入ってきた直明が寅子の隣に座りひとつお願いがあると言う。

何?と寅子が言うと直明が話し出す。

僕の生徒に裁判官の仕事に興味がある子たちが大勢いて、勉強会開いてくれないかな。

寅子はにやにやにたにたしだして腕まくりした。

秋山と小橋・稲垣も勉強会を手伝ってくれることになっていた。

小橋と稲垣がやってくると寅子がお礼を言う。

稲垣は何言ってるんだ水臭いというが、小橋はたまたま予定がなかったから来ただけだと相変わらずの憎まれ口。

秋山が自己紹介しながらも稲垣と小橋を持ち上げる。

てれるなという稲垣に対して、小橋は言う。

少年部部長に出世したこいつはともかく、家裁平判事の俺にまでおべっかつかわなくてもいいから。

すると寅子が謝る。

もう。

ごめんなさいね。

小橋さんは昔からこうなの。

すると横っ腹を抑えながら秋山の顔が曇り、寅子が気遣う。

すると秋山はあくびが出そうになってとごまかし気味に言い訳。

すると直明が生徒を連れてやってきた。

男子生徒2人と女子生徒1人。

これだけ?と小橋が言うと、直明がごめんなさい、諸事情あってと話す。

すると女子生徒が、玄太くんが参加すると聞いて他の女子は怖がって帰ってしまったんですと話す。

直明が余計な事言わなくてもいいからと注意するが、女子生徒の春子は、だってみんな楽しみにしてたんですよと言う。

私の他にも裁判官になりたいって子だっていたのに。

すると玄太、俺だって来たくて来たんじゃねえよとふてくされる。

ひとまず席につく皆。

寅子が真剣に話をするがしっかり聞いているのは春子のみ。

玄太は眠そうで、もう1人の男子生徒もあくびをしている。

小橋は戦争の話は退屈かと生徒たちに話しかける。

直明が彼らの年齢だとあの頃の記憶はほとんどと話す。

寅子がうちの娘もそうよと話す。

春子が私の家では誰も戦争の話をしません。

稲垣がそうだよな、なるべくみんな蓋をしておきたいかと話した。

星家では航一が本を読み、優未は百合から茶道をならっていた。

百合がお母さんといっしょに勉強会行かなくてよかったの?と聞く。

優未は答える。

私はお母さんや直明兄ちゃんとは違うの。

お休みの日までお勉強したくないの。

そうだね、休みの日は休まないとという航一。

百合がねえ何かしたいことある?と優未に聞く。

優未はこの街のことをあまり知らないからお散歩したいと言う。

航一が話に入ってくる。

ついでに駅前の喫茶店にも行きましょう。

そこのスパゲッティとプリンは絶品です。

プリン?楽しみと笑顔の優未。

そこへのどかが降りてくる。

航一が話しかける。

のどか、散歩に行くんだ。

のどかもどうかな?

のどか少し驚いたような表情でこれから友達の展覧会にいくからと断った。

勉強会では春子が熱心に話を聞いている。

酔っ払いの男性がバスに乗る時車掌の注意を聞かずにケガをしてしまった話。

そのバスの車掌は女性だった。

春子がもし車掌が男性だったらそんな事件はおこらなかったってことですか?と疑問を持つ。

すると玄太やもう一人の男子生徒も話に興味を持ち始める。

女性が社会に出るとそういう問題に巻き込まれたり、男性と比較されたり同程度に扱われなかったりと言う問題が多くあると寅子は説明する。

話は女性が働く必要があるのかないのかに発展する。

男子生徒が言う。

男は働いて家族を養わなくてはならないけど女は違う。

働きたいと思って働いてるんだから何かあっても文句は言うべきじゃないし、女性は働かなくてもいいんだから、自分から辛い思いをしなくたって働かない方が得じゃないかと。

寅子や秋山はあきれている。

すると小橋がその男子生徒にわかるよと同調するような発言をしだす。

寅子はえっ?という顔で小橋を見た。

虎に翼(108)8月28日(水)放送のネタバレ

虎に翼第22週女性が戻りやすい職場に
出典:NHK虎に翼

寅子たちの職場に中学生たちが話を聞きに来ている。

女は働かなくてもいいんだからそっちの方が特だろと言う中学生。

小橋がわかる!と同調する。

別に勉強しなくていいなら働きたくないなら頑張りたくないし、そっちを選びたいよな。

今日も来たくて来たんじゃないんだよな。

親に無理矢理行けっていわれたか?

生徒はうなずく。

小橋は続ける。

先生や周りが構ったり優しくするのは優等生かこいつみたいな不良で、中途半端な俺たちはいないも同然。

できる男と比べられるのも嫌なのに、さらにできる女とも比べられる!

頑張らなくてもいいのに頑張る女たちに無償に腹が立つ。

そう、分る、分るよ~。

そんでお前が想像している通りその苦しさはずっと続くし、おまえはこの先の人生をずっとできる奴らと比べられ続ける。

平等ってのはさ俺たちみたいなやつにとって、確かに損なところも沢山ある。

でもそのいらだちを向ける時、お前弱そうな相手を選んでないか?

この先どんな仕事をしてどんな人生を送ろうと、弱そうな相手に怒りを向けるのは何も得がない。

お前自身が平等な社会を拒む邪魔者になる。

嫌だろ?

生徒は嫌だと答える。

小橋は生徒の肩に手をおいて言う。

まあ一番になれなくてもさ、お前のことをきちんと見てくれる人間は絶対にいるからさ。

って悪い。

裁判官も法律も何も関係ない話しちゃったな。

寅子がいいえ、とっっってもいいお話だったと心から言った。

勉強会が終わり、廊下を歩く寅子と秋山。

寅子は秋山にお礼を言い、甘いものでも食べて帰る?と誘う。

すると秋山が立ち止まって言う。

平等なわけないです。

男と女の辛さをひとくくりにされたくない。

佐田さん、どうしましょう、私子供を授かってしまいました。

母になるのはうれしいんです。

でも、まさか今なんて。

女は人の3倍がんばってやっと男と並ぶと教えられてきて、だから私は5倍がんばって、いつもきれいな姿でなんてことないように振舞ってきて。

やっと少しずつ仕事で認められるようになったに。

寅子は自分の過去を思い出し秋山に重ね辛そうな顔をする。

秋山は続ける。

自分でやっと切り開いた道を自分で閉ざさなきゃいけない。

寅子は泣いている秋山の背中を優しくさすった。

当時認められていたのは出産の前後6週間ずつの休業申請だけ。

産休明けの新生児を抱えながら仕事を続けることは難しい時代。

席に座り、秋山は落ち着いて話す。

お姑さんにはまだ話していません。

夫は資格があるのだから、子育てが一段落したら仕事に戻ればいいと。

確かに弁護士はできるかもしれません。

でも…。

寅子が言う。

弁護士になるにしても経験はなく、子供のいるあなたを雇ってくれるところがあるかどうかわからない。

且つ、仕事の面での空白時間が長ければ長いほど遅れを取り戻すのは至難のわざ。

同期はどんどん出世していく。

そう、そうなんです!とうなずきながら秋山が言う。

また寅子。

秋山さん、私、あなたが心から望む選択ならどんな選択でも応援する。

その上でもし判事を続けたいと思うなら、あなたの居場所は必ず残すから。

星家の夕食時、秋山とのことを話し合っている。

なんでも言ってちょうだいという寅子。

朋一は話す。

僕はただ、そんなこと言って大丈夫なのかなって。

駄目だった時、余計に傷ついてしまうのでは。

するとのどか。

そうね。

最初から期待しなかったら傷つかなくて済むと言うのはあるかもしれないわ。

航一がなるほどうなずく。

航一は僕の子供たちだなと思ってしまってと言うと、なんだよそれと言う朋一だった。

朋一が外で煙草を吸っているとのどかが出てきた。

あまり夜遊びするなよと朋一が言うが、のどかは私の夜遊びは芸術について語り合うから高尚なのと出かけようとする。

すると朋一。

お父さんさ、よく話すようになったよな。

のどかがよかったんじゃな?お母さんが死ぬ前に望んでたこと、寅子さんがかなえてあげたってことでと話す。

朋一はお母さんはお父さんが大好きだったからなと言うと、覚えてないと冷たく言ってのどかは行ってしまった。

東京地裁。

桂場のもとに寅子がやってくる。

寅子。

お時間取っていただきありがとうございます。

事前にお渡ししました意見書はご覧いただけましたでしょうか?

桂場。

読んだ。

忙しいので手短に言う。

君はいつになったら学ぶんだ?

「育児期間の勤務時間短縮に向けての提案書」だの「育児のための長期休暇取得の提案書」だの。

君のお子さんはもう大きいだろう。

一体何を考えている?

寅子は言う。

考えているのは後輩たちをまもるべき道です。

秋山か?と桂場。

すると寅子。

桂場さんから最高裁へ働きかけてはいただけませんか?

時期尚早だという桂場。

またそれかと寅子。

何だと?と桂場。

寅子がケンカしたいわけではありません、でもその時とはいつですか?と聞く。

桂場は法曹界にもっとご婦人が増えてからだろうと答える。

桂場さんはこの状況と環境で女性法曹が増えていくと本気でお考えですか?と寅子が聞く。

桂場はくらいついて来られないならばそれまでだと厳しい意見。

寅子がまた聞く。

生き残らなければ同じ場所に立てない、それは果たして平等と言えるのでしょうか?

今明らかに目の前にある問題を次の世代にそのまま先送りにしていくのが苦しいんです。

とにかく今はその時期ではない、以上だ、仕事に戻れと桂場が寅子が作った提案書を突き返しながら言うと、寅子はわかりました、では別の道を探しますと言う。

寅子はお時間取ってありがとうございましたとお辞儀をし、提案書は受け取らずに出ていった。

桂場は寅子が妊娠し弁護士を辞めることになった時の穂高とのやりとりを思い出していた。

桂場の回想シーン

寅子が怒って医務室を出ていく。

桂場は穂高に言う。

だから時期尚早だと言ったんです。

中途半端に投げ出すくらいならば手を出されない方がいい。

君はさっきから何に怒っているんだね?と穂高が聞く。

桂場は答える。

自分でもよくわかりません。

ただ、先生だけは彼女を最後まで信じてあげるべきだったんじゃないですかね。

竹もと。

隣同士で座る寅子と秋山。

梅子がつわりの時これに救われたわと生姜湯を持ってきてくれる。

すると轟とよねがやってきた。

よねが秋山を見るなり言う。

度肝を抜かれるほどのなまぬるさだな。

同期の誰よりも早く出世して社会を変えるなんてキャンキャンほえてたくせに。

寅子がえっえっ?と戸惑っていると秋山が説明する。

山田さんとは司法研修所で同期でして。

そうだったの?と驚く寅子?

そして梅子もテンション高めに言う。

もしかしてあなたよねさんに、ご婦人のお化粧は紳士のひげそりと同じ、良識ある大人の証ですよと言ってケンカになったお嬢さん!?

寅子はえっえっえっ!と更に驚く。

あの時は失礼しましたと謝る秋山。

よねは類は友を呼ぶってやつかと皮肉っぽく言う。

寅子と秋山の前にはよね轟の他に中山含め数人の女性が集まっている。

寅子が話し出す。

現在、女性裁判官任官者は日本全国に12人。

女性検事任官者は3人。

女性の司法試験合格者は75人。

女性法曹は確実に増えてはいます。

中山が泣きながら話す。

私たちのあとを後輩たちが続いてよかったとは思うんだけど、まだまだあまりにも少なくて。

そしてまた寅子。

そうなんです。

だから私たちが次にするべきは一の開拓ではなく舗装です。

この道をいかに通りやすく平たんで快適なものにするかだと思うんです。

そのとおり!と轟。

また寅子。

皆さんをお呼びしたのは女性法曹の要望を意見書にまとめ、最高裁事務総局に提出したいと思っているからです。

轟が賛同してくれた弁護士仲間からももらってきたぞと署名の束を寅子たちに見せる。

久保田や涼子も署名を送ってくれ、他にも働いている弁護士事務所からももらったのよと次々と。

こんなにたくさんと秋山は感動しありがとうございますと頭をさげた。

そこへライアンと桂場がやってきた。

また皆とこうしてあえてうれしいよとライアンは挨拶をする。

明るく挨拶をするライアンとは対照的に桂場は仏頂面。

虎に翼(109)8月29日(木)放送のネタバレ

虎に翼第22週勝ったら教えて
出典:NHK虎に翼

くし団子の味見をする桂場。

梅子が見つている。

桂場の首が傾く。

ライアンがあれ?だめ?僕はおいしいけどねと梅子を気遣うと、梅子は日々の励みになっているからいいんですと笑顔でいった。

寅子が桂場に言う。

少々驚きました。

最高裁事務総局の方に相談に行ったら桂場さんから既に話を聞いていると言われました。

桂場は君が面倒を起こさぬように根回しをしただけだと言う。

そしてライアン。

僕からもまわりに話しておくよ。

なんかめずらしくお茶に誘ってきたなと思ったら、サディたちがここに集まることを知って会いにきたんでしょ?

桂場はそっぽを向いた。

寅子は桂場の近くに行き、桂場さん、この一歩を大切にします、そして確実に次の一歩に繋げますと真剣な眼差しで話す。

ライアンが突然よし!と言う。

じゃぁみんなどんどん食べてね!

ここは桂場君のおごりだから。

皆はありがとうございます、頂きます、ごちそうさまなどと桂場に礼を言う。

すると桂場はぎこちない笑顔を一瞬だけ見せた。

帰宅する寅子。

のどか以外がリビングに集合している。

寅子が何か問題がありましたか?と聞くと提案があるという航一。

百合が説明する。

家族も増えて、物も増えたので棚を置こうかという話になったのよ。

そしたら優未ちゃんが。

すると優未が話し出す。

昔の猪爪のおうちには納戸があって番号を振って何がどこに入ってるか管理してたって昔おばあちゃんが言ってたの。

寅子は優未が描いた納戸の絵をみて、ええ懐かしいわと声をあげた。

母が家族にものをとってほしいときに言うんです。

いの四の棚、にの二の棚って。

百合が聡明なお母様だったのねと言う。

寅子が話す。

頭の回転が速くて主婦の達人といいますかそんな人でした。

朋一も賛成する。

この棚はいいんじゃないかな。

合理的なこともいいことだし。

朋一も賛成してくれるなら今度作ろう一緒にという航一。

朋一が微妙な表情をする。

航一は、ごめん、筆記まで2ヶ月ないのにそんな時間ないかと謝った。

すると朋一がちょっとくらいなら息抜きになるしと話す。

百合が朋一は器用で雨戸が壊れたときもすぐなおしてくれてねなんて話すと寅子はなんでもできちゃうのね、格好いいわと褒めた。

笑顔で朋一を見るが無言の朋一。

寅子は、あ、また何か余計な事言った?と気にすると朋一はが言う。

いや、お母さんもよくそうやって格好いいわと褒めてくれたなと。

寅子さんをお父さんに紹介されてからよくお母さんのことを思い出して。

でも最近はつらくないことも思い出すようになって。

いや、それだけなんですけど。

それを聞いた優未が言う。

私も一緒。

おばあちゃんと一緒にいると死んだおばあちゃんのこといっぱい思い出すよ。

朋一は優未ちゃんもとほんのり笑顔になる。

寅子はよかったら聞かせてというとわざわざはやすようなことはと照れくさそうな朋一。

すると航一が、お父さんの聞きたいなと言う。

朋一が話す。

まぁ例えば一緒にピアノを弾いたこととか。

そうだったと思い出す航一。

照子がピアノが好きだったからお父さんが知り合いから譲り受けたんですよ。

みんな懐かしんだ。

のどかは階段の途中でひっそりと話を聞いているがプイっといってしまった。

昭和31年1956年の秋。

午前2時前。

航一がのどかと一緒に帰ってきた。

リビングでは待つ寅子や朋一・百合が出迎える。

のどかさん!と百合。

すると航一が説明する。

お騒がせしました。

警察では厳重注意でおとがめなしとなりましたので。

寅子はよかったと胸を撫でおろし、朋一は何やってるんだよ!ばか!と叱る。

すると百合が言う。

朋一さんそんなふうに言わないで。

無事だったのだからいいじゃない。

さあお茶でも飲みましょう。

のどかはいらないと2階へ上がってしまった。

深夜に芸術家たちの集会に参加していたのどかが警察に補導されたのだ。

翌日、朝食時。

寅子がベーコンや卵のおいしさに感動していると朋一が毎日そんな反応してつかれませんか?と聞く。

すると優未がおいしいものはおいしいって言いながら食べるともっとおいしいんだよと言う。

確かにそうかもしれないわねと百合。

朋一がそれにしても勉強しなくていい日曜っていいな、結果が出るまで落ち着かないけどと話す。

寅子がうなずきながら朋一さんなら絶対に口述も通るはずよと自信満々。

朋一は心配そうな顔ながらもはいと返事をする。

優未が言う。

あっ!昨日会いに言ったら直人兄ちゃんも来年こそは絶対に合格するってはりきってたよ。

あらそう、元気になってよかったと寅子。

のどかがやってくる。

皆がおはようと言うがのどかは返事もせず、百合さん私はご飯でとぶっきらぼうに言う。

百合ははいと言い支度をしに立ち上がる。

朋一が、おい、先に言うことがあるんじゃないかとのどかに言う。

のどかは何?言うことって?私別に悪い事なんて…。

航一がのどか!と大きな声出す。

朝からケンカはしたくない。

百合がそうよ、そうだわ、まずは皆で朝ごはんを食べましょうよ、ねっと空気を変えようとする。

優未が私お味噌汁あっためると言うと、やめて!と大きな声で言うのどか。

そして続ける。

ごめんなさい。

私やっぱり無理だわ。

家族のようなものだなんて。

どうしても好きになれないのこの人たちが。

嫌なものは嫌なの。

やってみたけど無理だったのよ。

そうですかという航一。

百合はそうですかって航一さん!とわたわたしてしまう。

黙っていた寅子だったが、ごめんなさい、一度外の空気吸ってきますねと席を立つ。

百合はそうね、ごめんなさい、と寅子を気遣う。

寅子が優未もいらっしゃいと連れて2人で出ていった。

航一はどのかのもとに歩み寄り頭を下げながら言う。

無理をさせてごめんなさい。

沢山負担をかけてしまった。

するとのどか。

じゃぁ私が家を出ていく。

それが一番皆幸せでしょ。

朋一はどのか1人でどうやって生活するんだよと言い、百合はいけませんよ、家族が別々になんて。

優未が麻雀セットを持ってきて話す。

お母さんについて行くのはやめました。

この家では何かおねだりをする時おじいさんと勝負をしてきたと前に言ってましたよね。

私と麻雀してください。

私が勝ったら私と母の何を好きになれないのか正直に話してほしい。

解決策を一緒に探ってほしい。

いいよ、私が勝ったら私は家をでるというのどか。

みんなして何を勝手なことをと百合がまたあたふたする。

しかし、やりましょうかと航一まで。

朋一も加わって4人で麻雀。

優未はそっとお腹に手をあてている。

お腹が痛そうな優未、顔には脂汗。

のどかが優未の様子に気が付きいったん休憩しましょうというが、優未は首を横にふり、勝たなきゃとがんばる。

すると寅子がただいま帰りました~と明るい声で帰ってくる。

歩いていたらタイ焼き屋さんを見つけた、皆で食べましょうと持ってくるが、皆が麻雀をしていることに不思議顔。

優未はお母さんと言ったあと、お腹をおさえて苦しがる。

虎に翼(110)8月30日(金)放送のネタバレ

虎に翼第22週家族らしくなってきた寅子たち
出典:NHK虎に翼

寅子が心配すると、心配しないで、いつものぎゅるぎゅるだからという優未。

ソファで横になる優未に心配して皆が気をつかう。

その様子をのどかは少し離れたところから見ている。

優未は駄目だな、お母さんにいいところ見せようとするといつもおなかぎゅるぎゅるってと話す。

すると寅子は駄目じゃないわ、優未はと言う。

のどかが話し出す。

そういうところ。

そういうところが嫌。

気が付くと真ん中に2人がいる。

お父さんも百合さんもお兄ちゃんもみぃんな2人を見てる。

私の家はにぎやかで明るい家じゃない。

別に仲は悪くないけれど静かでべたべたしない干渉しないそういう家族なの。

私の知っているお父さんは仕事第一で家族との付合いは下手な人なの。

お祭りも海も行かないし。入学式の写真で子供と手をつないだり、散歩に誘ったりしない!

朋一が言う。

それは僕だって思った。

正直嫉妬もした。

でもお寅子さんたちがお母さんの願いをかなえてくれてよかったって。

お前も言ったじゃないか。

願い?と航一。

すると朋一。

お父さんを甘えさせてあげてって。

航一は思わず目頭を抑える。

朋一が驚いてお父さん?と声をかける。

航一が話し出す。

2人に甘えることなてできなかった。

そんなことしたら気持ちがあふれてもう立ち上がれなかった。

きっと自分が壊れてしまっていた。

航一はのどかと朋一の方を向いて言う。

お父さんは仕事で戦争のあることに携わって、ずっと自分を責めてきた。

だからお前たちとも距離をとって全てを百合さんにおしつけてしまった。

百合が言う。

航一さん押し付けただなんてそれは違う。

私はね、前の夫との間に子供ができずに役立たずだと三下り半をたたきつけられた。

でもそのおかげであなたのような息子ができた。

かわいい孫たちができた。

神様が私にくれた時間だと思った。

心から喜んで2人を育てたのよ。

2人を家族を支えることが私の誇りなんです。

するとのどか。

でも優未ちゃんのほうがいいんでしょ。

いつも寅子さんと優未ちゃんといるとニコニコしてる。

それはね、寅子さんと優未ちゃんが私をたくさん褒めてくれるからうれしかったのよ。

やりたくてやってるから褒められたくてやってるわけじゃないけど、でも時々は褒められたいの。

のどかさんと一緒で私も自分を見てほしいのよ。

今度は寅子が朋一とのどかの方を見て話す。

最近よく両親のことを思い出すの。

思えば私は心行くまで子供をやらせてもらえた。

でも2人には、いや、優未も、その時間がなかったのよね。

時々は子供扱いさせてくれないかな。

航一が言う。

それは僕がやるべきこと。

今日までのことはそれがうまくできなかった僕の責任です。

寅子が言う。

そうね、そうなのよね。

そうだ航一さん。

お互い少しだけ家族のようなものをお休みしませんか?

驚く航一。

百合がそんな無茶苦茶なと言う。

いやありじゃないかなと朋一。

寅子

まずは星家の問題を解決してください。

はいと航一。

ということでしばらく解散と寅子

寅子は優未をつれて席を外した。

航一はのどかの隣にしゃがみこんで言う。

何が食べたい?

のどかは泣きじゃくる。

背中を優しくなでる航一。

朋一も近くでしゃがみ微笑む。

そんな3人を百合は優しいまなざしで見つめた。

お腹が大きくなった秋山が寅子のもとにやってくる。

寅子が声をかける。

明日から産休ね。

ここまでよく頑張ったわ。

あなたもお腹の子も。

すると秋山は浮かない顔で言う。

私、やっぱりここで辞めた方がいいんじゃないでしょうか?

怖いんです。

ここまでやってもらって、成果を上げられなかったらどうしようって。

こんな気持ちなのに、佐田さんたちの期待に答えられる気がしなくて。

すると寅子。

そっか、そりゃそうよね。

私が秋山さんの何に期待しているかわかる?

秋山が言う。

それは立派な裁判官として女性の道を広げて舗装していくことでは?

寅子が答える。

それもある。

でも私が一番期待しているのは秋山さんがやりたいことを選択して進んでいくこと。

赤ちゃんを産んだあと、裁判官の仕事に魅力を感じなくなったり、お母さんに専念したくなったりするならば、それはそれでいいの。

ただあなたの居場所はここにちゃんとある、その選択肢がちゃんとあるって覚えていておいてほしい、それだけなのよ。

秋山は泣きながらどうしてここまで私のために?と聞く。

寅子が話す。

あの時自分がしてほしかったことをしているだけ。

つまり自分のためにやっているだけよ。

そういいながら寅子は笑った。

昭和31年1956年12月。

星家では皆が秋山の話をしながら食事の支度を手伝っている。

のどかも朋一も。

秋山は裁判官に復帰しようとしているが、保育園がなかなか見つからないという。

最終的にはベビーシッターにしようかと話していると。

すると百合。

私がやろうかしら。

皆さんおうちのことずいぶんできるようになったし、それにお給金もいただけるんでしょ?

寅子、ええもちろんです、でもいいんですか?と聞くと百合が言う。

あこがれだったのよ。

誰にも気を遣わず自分のために使えるお金を持つことが。

お給金がでてらじゃあ皆さんにうなぎごちそうするわ。

それ自分のために使ってないでしょと朋一。

寅子はいえ、これも自分のためなのよ、ね、お母さんと笑顔で百合に言う。

皆で食事。

寅子が朋一さん、司法収集の採用選考準備は大丈夫?と朋一に聞く。

朋一、はい、前にお父さんから話を聞きましたと答える。

のどかがお兄ちゃん合格するといいねというと百合が朋一さんなら絶対大丈夫よと言う。

星家の棚の上に並ぶ家族写真。

その中には優三との写真も優未の入学式の時の家族写真も仲間入りしていた。

虎に翼第22週「女房に惚れてお家繁盛?」の感想

優未は甘え上手だったから、のどかもやきもちをやいていた感じなのでしょうか。

私もそっちのタイプだからなんかのどかの気持ちがわかるなと思ってしまいました。

素直になれないのどかでしたが、最後は本音をぶつけることができてよかったし、トラちゃんたちが無事家族のようなものになれそうでよかったですね。

優未のお腹ぎゅるぎゅるは心配ですが、時代とともにいい薬も開発されているだろうし、改善されるのかな。

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