MENU
当ホームページのリンクには広告が含まれている場合があります。

朝ドラ「虎に翼」第6週のネタバレと感想【相関図でわかりやすくさくっとネタバレ】

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。

第5週では長い長い共亜事件の裁判が終わりを迎えました。

検察の証拠検証のずさんさがどんどん明るみになり、自白の強要など世間を味方につけ、直言たち被告人は弁護団の力で見事無罪を勝ち取りました。

そこには寅子たち家族や仲間たちも大きく貢献しています。

第6週目はいよいよ寅子たちが高等試験に臨むストーリーになるようです。

目次

虎に翼の基本情報

虎に翼の基本情報です。

虎に翼ポスター画像
出典:NHK虎に翼公式HP
放送局NHK
放送時間毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15
出演者伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智
主題歌 さよーならまたいつか!/米津玄師
あらすじ昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。
公式HPhttps://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

虎に翼第6週「女の一念、岩をも通す?」の相関図

虎に翼第6週に関係する人たちを相関図にしてみました。

虎に翼猪爪家相関図第6週
出典:NHK虎に翼公式HP
虎に翼寅子の仲間相関図第6週
出典:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第6週「女の一念、岩をも通す?」あらすじ

虎に翼第6週「女の一念、岩をも通す?」のあらすじです。

いよいよ高等試験に臨む寅子(伊藤沙莉)。よね(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)、そして優三(仲野太賀)も狭き門に挑むが、結果はそろって不合格となる。女子部の合格者ゼロとなった明律大学は来年から女子部の募集を中止すると発表。女子部の面々は、あと一年だけ待ってくれと学校側に懇願するが、香淑、涼子、梅子はそれぞれの事情で受験を断念することに。翌年、皆の思いを背負った寅子はようやく合格を果たし、日本初の女性弁護士が誕生する。

NHK虎に翼公式HP

虎に翼第6週「女の一念、岩をも通す?」26話~30話までのネタバレ

「女の一念、岩をも通す」とは

強い信念をもって物事に当たれば岩のように大きくて硬い障害があっても成し遂げることができる。女の執念が深いことの例え。

虎に翼第6週のネタバレです。

虎に翼(26)5月6日(月)放送のネタバレ

虎に翼第6週女子部存続のため土下座する寅子たち
出典:NHK虎に翼

昭和12年1937年6月弁護士を目指す人が受ける高等試験司法科、法学部最終学年の寅子は初めて試験に挑んでいた。

一次試験は七日間かけて行われ、合格者は10月の二次の口述試験に進むことができる。

合格発表の日、寅子の名前はなかった。そして優三の名前もまたなかった。

直言が帰ってきた。

共亜事件後直言は帝都銀行を退職し、登戸加工という会社の社長となり、発煙筒や信号弾を作っていた。

不合格だった寅子と優三ははるの前に座り重々しい空気。

はるは寅子に高等試験には一発で合格しますって言いましたよねと言う。

寅子は合格するつもりだったと答える。

それに対してはるは、でも落ちてるじゃないと言うと、優三がすかさずすみません!と頭を机にぶつける。

直道はおかあさん優三くんもお腹の子も怯えているよと花江のお腹にそっと手をあてながらはるに言う。

花江は余計なことを言わないと直道をぴしゃりと止める。

寅子は次こそは絶対に受かって見せますと言うも、はるは寅子はもうあきらめるしかないでしょうねと。

寅子は今年で24歳、大学も卒業、地獄から引き返すなら今、もう遅すぎるぐらいとため息交じりに言うはる。

優三さんはいざという時は銀行で働けるのだから寅子とは違う、寅子の周りの優秀な友達も皆落ちた、そもそも男と女とでは状況が全く違うんですというはるに突然頼む!と頭を下げる直言。

トラに高等試験を受けさせてやってくれ、俺の裁判のせいで迷惑をかけた、勉強に影響がなかったはずがない、このままあきらめろなんてあんまりだよと。

寅子と優三も頭を下げる。

それを見た直道は、おかあさんもわかっているんだろ、ここで反対したってトラはこそこそ隠れて勉強し続けるってと言う。

深くため息をつき、言っときますけどねただ飯ぐらいをおいておける余裕はありませんからねとはる。

これで仕事を見つけたらあきらめなくても良いということになった。

大学では、学力不足で試験を受けることができなかった学生たちが明るく皆を励ましていた。

寅子のクラスメイトで筆記試験を通過したのは花岡と稲垣のたった2名だけ。

轟は素直に2人におめでというと言い、俺たちの分までがんばってくれと言う。

場所は変わって竹もと。

寅子たちが待っていると先輩の久保田と中山がやってきた。

久保田は女子部から唯一高等試験1次に通過していたのだった。

久保田は君たちも来年また挑戦するんだろと聞くと、寅子たちはまた来年もうけるとうなずいた。

中山先輩はどうするですか?と寅子が尋ねると、中山は泣き出す。

そして言った、夫に召集令状が来たの、そして言われたの、君が婦人弁護士にならずに誰がなるって。

すると香淑の兄潤哲が一緒に帰ろうと思ってと竹もとにむかえに来た。

潤哲は出版社に務めていた。

香淑と潤哲が家で食事をしていると突然2人の男がやってきて潤哲と香淑は連れていかれた。

昭和12年11月口述試験合格発表では花岡と稲垣の名前はあったが久保田の名前はなかった。

大学では花岡と稲垣が胴上げをされていた。

寅子が花岡におめでとうと伝えると、花岡は次は君の番だよと笑顔で返す。

竹もとでは久保田が寅子たちに申し訳ないと謝る。

すると女子部の後輩が女子部入学者募集停止の明律大学が出している新聞記事を持ってやってきた。

合格者が出ない以上ここが潮時と判断されたのでしょうと涼子は言う。

女子部の学生も皆困惑していると言う後輩たち。

香淑が怒りあらわに大学へ先陣を切って乗り込む。

そして女子部新入生募集停止は何かの間違いですよねと先生たちに言う。

学長は間違いじゃない、年々入学希望者は減り赤字は膨らむいっぽうだと言う。

寅子は法改正がされて私達にも道がひらけたばかりですよと言うが、法改正がなされて2年、この惨憺たる結果では大学の面目がたたないと言うのだ。

香淑がこんな大切なことを相談なしに勝手に決めるなんて納得できないと強く言う。

合格者が出ない以上仕方ないと言う大学側に対し、つまり合格者が出ていれば女子部は存続できたということでしょうかと聞くと、まぁそういうことだと答える大学側。

すると香淑は突然土下座をして後1年待ってくれませんかと言うと寅子も続き、来年もし誰も受からないようなら女子部を廃止してください、そして私達が将来の後輩達に頭を下げると言う、よねや梅子・涼子たち皆もお願いしますと土下座する。

それを聞いていた花岡や轟達男子学生もお願いしますと頭を下げるのだった。

穂高が「水滴石穿(すいてきせきせん)」と言う。続くように雨垂れ石を穿(うが)つという寅子の声(心の声?)。

穂高は来年こそ石を穿つ時がくるかもしれません、今の1年生が女子部を卒業するまで2年の猶予があります、来年の彼女たちの結果まで我々も辛抱することはできませんかと。

学長ははぁとため息をつき、わかった!来年度の募集は予定通り取りやめるが、来年の試験に君たちの誰かが合格すれば募集を再開しようと言いうのだった。

香淑も満面の笑みでありがとうございますと言うのだった。

女子部がとりあえず存続でよかった♪香淑ちゃんの行動力、すごいです!見ていた男子学生も一緒に頭を下げてくれるシーンはもうみんな仲間なんだなとうれしい気持ちでした。

虎に翼(27)5月7日(火)放送のネタバレ

虎に翼第6週花岡とランチする寅子
出典:NHK虎に翼

昭和13年3月明律大学卒業式。

穂高から寅子たちへ贈る言葉。

長年にわたってしみついたものを変えると言うのは容易ではない、当たり前だと思っていた法律が習慣・価値観が間違っているとわかっていても受け入れられない変えられないのが人間だ、それでもそれを我々は引きはがし溶かし少しずつでも新しく上塗りしていくしかない、君らが背負うものは重いかもしれない、だが、君らはその重みに耐えうる若者だと、世の中を変える若人だと私は知っている、卒業おめでとう。

昭和13年4月、明律大学を卒業した寅子は共亜事件でお世話になった雲野弁護士の事務所・雲野法律事務所で働きながら次の試験に向けて勉強を続けていくことになった。

元気よく挨拶する寅子、仕事が始まってみると何をしてよいかわからず、私は何をすればいいんでしょうかと雲野に聞くと、とりあえずお茶入れてと言われる。

女子部の仲間達とは卒業後も勉強会を開いている。

香淑は竹もとに住み込みで働きながら勉強を続けていた。

花岡は司法官試補として裁判官になるための実務修習の真っ先中。

寅子とはお昼にランチをする仲。

花岡は先週から桂場判事の下についているという。

寅子は以前桂場に裁判官になりたいのかと言われた話をすると、花岡はすごいな猪爪は、俺は裁判官に向いてないと言われたと言う。

家に戻った花江に早く花岡寅子になっちゃえばいいのにち言われるが、またすぐそういう話につなげると言う寅子。

そんな寅子に婚約だけしたら、勉強も続けられるしダメだった時も取り返しがつくしと言うのだった。

勉強の合間に何か考え事をしている香淑。

いつものように勉強会をしている寅子たちの元に潤哲はどこだと2人の男がやってくる。

男たちは特高だという。

兄は朝鮮に帰ったという香淑。

特高は兄潤哲が朝鮮で行われた治安維持法に関する労働争議に加担し、その後姿を消したと言い、どうせここにかくまっているんだろ、こいつらも仲間かと続けた。

やめてくださいという香淑。

寅子とよねが睨む、涼子ももう少しひかえ目にお話なさればいいのにと言う。

特高は華族のお嬢様でもなめた口を聞くと容赦せんぞと脅す。

竹もとの主人が彼女たちには後できつく言っておきますからどこでもお調べくださいとその場をおさめようとする。

すると特高は潤哲から手紙は来てないかと香淑に聞く。

香淑は手紙を見せ何が書いてあるのか読み上げる。

手紙は預かると特高が持っていった。

香淑は皆に説明する。

兄と同じ出版社で働く朝鮮人が反対思想犯で捕まり去年の筆記試験の後兄も自分も仲間なんじゃないかと疑われ特高に連行されたこと。

すぐに釈放されたが、その時に、高等試験を受けたとしても朝鮮人で思想犯の疑いがある兄を持つ君を受からせる奴がどこにいると特高に言われたこと。

特高に監視され兄は会社にいづらくなり朝鮮に一緒に帰らないかと誘われたがやるべきことがあるからまだ帰れないと断ったこと。

そして、皆の試験を見届けてから国に帰るつもりだったこと。

香淑は皆の勉強の邪魔になりたくなくて、だまっててごめんなさいと謝る。

香淑が試験の勉強を皆と頑張っていたのは自分が試験を受けるからではなく皆とこれからの女子部の学生たちのためだったのだ。

それを聞いていたよねは言う、朝鮮に帰るなら今しかないぞと。

香淑ちゃんの思いに胸が熱くなりました。自分のためではなくみんなのためにって、本当にいい子。お兄ちゃんと幸せに暮らせますように。

虎に翼(28)5月8日(水)放送のネタバレ

虎に翼第6週試験初日の朝寅子と優三
出典:NHK虎に翼

一緒に朝鮮に帰らないかと言う誘いを断り仲間の試験を見届けてから国に帰るつもりだったという香淑。

少しでも皆の役に立ちたかったというその覆いを聞いて、皆涙する。

最後まで一緒にいられなくてごめんなさいと謝る香淑だった。

寅子は楽しい思い出を作って笑顔でお別れするために海に行こうと提案する。

はて?

たどり着いた海は寅子が想像していた景色とは違う海だった。

無計画を謝る寅子だが、突然の思い付きが面白いのよねと涼子。

考えてみたら私達はいつも思ってたのと違う方にいっていたなと言う寅子。

皆それぞれ思い出話をする。

香淑は違う方に進んでしまってもいつもどれも最後はいい方に向かっていったと笑顔で言う。

チェ・ヤンスク、それが香淑の国での名前。

香淑の頼みで寅子は明るく歌を歌う。

皆で楽しそうに過ごし、香淑は帰っていった。

香淑の思いも背負ってお皆で試験に臨もうとしていた矢先、涼子の家では涼子の父桜川侑次郎男爵がが芸者と駆け落ちしてしまう。

涼子を心配した寅子たちは家へ向かうと、涼子は家を守るため試験をあきらめ有馬男爵のご子息と結婚すると言い出す。

よねがおまえはそれでいいのかと言うが、涼子は自分が婿をもらわなければ桜川家はとだえ多くのものが路頭に迷うことになると決意は硬く、私のわがままに皆をつきあわせられないと。

それを聞いたよねはお前がやってきたことはわがままなのかと涼子に思いをぶつけるが、悔しそうな気持ちをにじませながら、よねさんみたいに強くなりたかったという涼子。

すると泥酔している涼子の母が扉をあけてやってきた。

そして涼子の母はまだあのくだらない試験に夢中になってるんですってとよろよろしながら近寄ってきて、私が合格するように口添えしてあげましょうかと失礼なことを言い出す。

寅子はそれじゃ意味がないんです、私達は私達の力だけでみんなそろって合格したい、したかったんです、だからまだうまく心の整理が付きませんが涼子様とお母様の幸せを節に願っておりますと言うのだった。

乱れる母を取り押さえる涼子、そして涙ながらにどうしても母を見捨てることができませんと言う。

付き人のたまも悲しい表情でその姿を見守っていた。

後日、新聞には涼子が結婚した記事が掲載されていた。

高等試験の初日、はるは寅子と優三にお弁当を渡し、励ます。

またしてもお腹の調子が悪そうな優三。

寅子は緊張する優三に変顔をし、緊張したらこの顔を思い出すようにと気遣うのだった。

そろって試験会場に。でも梅子が現れなかった。

そのころ梅子は光三郎を連れて海にいた。

前日に夫から離婚届を渡されていたのだった。

そんな中筆記試験はスタートする。

涼子さんも家を守るために弁護士をあきらめなくてはならなくなっちゃって(涙)特権階級って女性は継承できなかったみたいですね。生きにくい世の中だほんとに。そしてもともと嫌なやつだったけど、やっぱり梅子さんの旦那はひどいわ~。今日は思い出すたびにイライラしそうです。

虎に翼(29)5月9日(木)放送のネタバレ

虎に翼第6週梅子の手紙を読み涙ぐむ寅子
出典:NHK虎に翼

去っていった仲間と女子部の未来のため、寅子たちは筆記試験と必死に向き合う。

試験が終わって家に戻ると寅子の元に梅子から手紙が届いていた。

梅子からの手紙には、若い女と再婚すると夫から離婚届を渡されて光三郎を連れて家を出たと書いていた。

そして、もっと早くこうするべきだったのに自業自得、とらちゃんたちなら立派な弁護士になれると信じている、自分のような立場の女性たちを守ってあげてくださいとつづられていた。

子供たちを夫のような人間にしたくはないと言っていた梅子を思い出し手紙を読みながら涙する寅子。

手紙を握りつぶし机に顔をつけ泣き崩れるが、すぐさま、涙を拭い法律の勉強をする寅子だった。

そして、昭和13年9月、寅子・優三・よね・轟・中山はそろって一次試験に合格した。

口述試験までの一か月、昨年筆記試験を通過した久保田も一緒に試験勉強をする。

中山がよねにもう少し優しい顔で答えてほうがいいのではという。

よねは必要なのは法知識の正確さだと言うが、久保田は意外と必要なことかもしれないと言う。

前回の試験で久保田は今後結婚の予定はあるんのかと尋ねられ、その質問は試験に関係ないのではと答えてしまったと言うのだ。

久保田からその話を聞いた寅子はなんだか解せない思いを抱えながら、笹山に筆記試験には自信があった、自分だけではなく受けた5人全員がかなりの手ごたえを感じていたはずだと話していると、そこに桂場がまだそんな甘っちょろいことを言っているのかと現れた。

そして続ける。

同じ成績の男と女がいれば男を取る、それが至極まっとうな事、かなりの手ごたえなんて言っているうちはうかりはしない、誰をも凌駕する成績を残さなければなと言って去っていった。

口述試験前日の夜、寝ようとすると月経がやってきた、それはいつもより6日もかった。

本番を待っている最中もよねから聞いた月のものにきくツボを辛そうに押す寅子。

そんな中本番を向かえた。

帰宅するなりただいまも言わず自分の部屋にこもり泣き崩れる寅子。

夕方だるそうにはるの元へ行く。

はるは試験のことは口にせず、お腹すいたでしょう、何か食べると声をかける。

寅子はうんと返事をする。

そして、具合は悪かったけれどやりきりました、悔いはありません、ありがとうございましたとはるに頭を下げお礼をする。

はるは嘘おっしゃい、きちんと家にお金をいれて、自分で働いたお金で何をしようと私はなんにもいいませんよ、またがんばりなさいと言うのだった。

寅子はうんといい、食卓テーブルに座り唇をかみしめ涙をぐっとこらえた。

昭和13年11月、なんと寅子は口述試験に見事合格した。

轟・中山・久保田も合格。

日本初の女性弁護士が誕生した。

しかし、残念ながら優三とよねの名前はなかった。

優三は寅子にめでとうと言い気遣った。

そして、これで終わりにすると直言とはるに告げる優三。

直言は次は口述試験だけだからもったいないよと止めるが、優三は1回目の試験から毎回緊張でお腹が痛くなり、頭も働かず悔しい思いばかりしてきたけど、今年は寅子がいたから勉強ははかどったし、全力を出し切れたと言うのだった。

はるは長い間ご苦労様でした、よくここまでがんばりましたねと優三にねぎらいの言葉をかけた。

優三はありがとうございます、今日はとらちゃんのお祝いを盛大にしましょうと明るく答えた。

そして、涙ぐみながらその様子を見守っていた寅子にもそんな顔しないで、すごいこと成し遂げたんだからもっと喜ぼうよと気遣う優三だった。

寅子はうんと言いながらも、仕事と勉強を1年間必死に両立し、友との別れや月経の痛みも乗り越えやっとのことで勝ち取った景色は思っていたものと全然違うと感じていた。

ちょっと前に某大学でも同じ得点の場合は男性に有利ってことがあったから昔なんて相当あったことなんでしょうね。司法試験の合否を判断する人がまずは男性ばかりだったわけだし。桂場がいう誰をも凌駕する成績を残せとはね。それで試験を突破した寅子たちの点数はそれはそれはすごいものだったんでしょうか。気になる。
それにしても優三さん!ほんとにいい人だ~(ToT)こういう人は何かで報われてほしい

虎に翼(30)5月10日(金)放送のネタバレ

虎に翼第6週竹中が書いた寅子の記事
出典:NHK虎に翼

女性弁護士誕生のニュースは大々的に報じられ、直言は寅子の新聞記事をうれしそうにスクラップし、花江はおめでとうと寅子にぎゅっと抱きつく。

直道もなおともおめでとうと声をかける。

雲野法律事務所でも皆に祝われ、竹もとでも特別あんみつで祝われて、笹山はお祝いにお寿司を持ってきて、近所の人達におめでとうおめでとうと言われ、祝われまくっている寅子だった。

花岡もいつもランチをしている場所に花束を持って来てくれた。

花岡は猪爪なら成し遂げると思っていたよ、もし今回だめでも寅子の才能がもったいないから、もう一度挑戦するように説得するつもりだった、もしだめでも俺がいるからってと言う。

寅子はへ?と言うが、花岡はその頃には俺も一人前になっているだろうからさ、と付け加えるのだった。

寅子はあ(そういうことねみたいな)、ありがとう私のこと考えてくれてと返した。

明律大学では女子部の後輩から花束を受け取る寅子・久保田・中山。

記者も来ている。

学長たちは来年度の女子部志願者がすごいことになりそう、問合せがひっきりなしでと大喜び。

祝賀会も豪華に派手にやるから記者の皆さんも来てくださいねと終始ご機嫌なご様子。

記者の竹中も来ていたがおもしろくねぇなぁ~とつぶやいていた。

寅子が帰宅すると、家の前ではよねが寅子を待っていた。

寅子はお茶をだし、来てくれてありがとう、私も会いに行こうと思ってたんだけど行けなくてごめんなさいと謝った。

よねは言った、私の口述は完璧だったと。

口述試験の日、試験官がそれで君、弁護士になってもそのトンチキな格好は続けるのかねとよねに言いい、よねはトンチキなのはどっちだあんたらの偏見をこっちに押し付けるなと言ってしまったのだ。

でもよねは自分を負けずにいつか必ず合格してみせると寅子に言うのだった。

寅子も力強くうんとうなずく。

はるがよねに食事をすすめるが仕事があるからと丁寧に断るよね。

はるはそんなよねにいつでも遊びにいらしてくださいねと言葉をかけるのだった。

寅子が玄関先までお見送りすると、よねは悪いが祝賀会には行けない、そして言うのが遅くなったがおめでとうと告げるのだった。

寅子は少しせつなそうな顔でありがとうといい、よねが見えなくなるまで立っていた。

そして、今にも泣き出しそうな悲しい声でいつもの歌を口ずさみ、皆で海に行ったことや女子部の仲間と過ごした日々を思い出していた。

明律大学祝賀会。

ある記者が、さすが日本で一番優秀なご婦人方だ、男性でも難しい高等試験に合格したのですから、そういっても過言ではないと思いますと言う。

寅子ははて?と言うと、私はずっと一番になりたくて頑張ってまいりましたが、自分がこの国で一番優秀だとは全く思いませんと続けた。

それを聞いた記者は謙虚でいらっしゃると言う。

寅子またしもてはて?謙虚?

そして寅子は言う。

昔から私は自信過剰・負けず嫌い一言多いと言われてきましたが、この場に私が立っているのは私が死ぬほど努力を重ねたから。でも高等試験に合格しただけで自分が女性の中で一番だなんて口が裂けても言えません。志半ばであきらめた友、そもそも学ぶことができなかった・その選択肢があることすら知らなったご婦人方がいることを私は知っているのですから。でも今、合格してからずっとモヤモヤとしていたもののこたえがわかりました。私たちすごく怒っているんです。法改正がなされても結局女は不利なまま、女は弁護士にはなれても裁判官や検事にはなれない、男性と同じ試験をうけているのにですよ、女ってだけでできないことばっかり、ま、そもそもがおかしいんですよ、もともとの法律が私たちを虐げているのですから。生い立ちや、信念や、格好で切り捨てられたりしない、男か女かでふるいにかけられない社会になることを私は心から願います。いや、皆でしませんか、しましょうよ、私はそんな社会で何かの一番になりたい、そのためによき弁護士になるよう尽力します、困っている方を救い続けます、男女関係なく。

話していくうちにどんどん勢いが強くなる寅子のその言葉には熱い思いがみなぎっていた。

会場をしらけさせてしまった寅子の演説だったが、穂高がすばらしい、すばらしい演説だ、

と拍手をすると皆も続けて拍手。

乾杯まで無事行うことができた。

翌日、寅子の記事を書く新聞はないように思えたが一社だけは寅子の記事を掲載していた。

男女関係ない社会を目指すというタイトルで彼女たちの今後の活躍に期待したいと締めくくられている。

それは竹中の記事だった。

寅子の記事を見つけてはしゃぐ直言だった。

寅子の記事を集めては喜んでいる寅子大好き直言パパが本当にかわいいですね。

虎に翼第6週「女の一念、岩をも通す?」の感想

第6週はやむを得ない理由で弁護士をあきらめなくてはならなかったり、よねが試験官の理不尽な質問で嫌な思いをしてしまったり、悲しいことや腹立たしいことが多かったです。

とらちゃん同様に私も放送を見ながら怒ってました。

最後のとらちゃんの演説にはその時代の女性の思いや怒りがたっぷりこもっているような感じがひしひしと伝わってきて、どっぷり感情移入してしまいました。

それぞれ別の道を歩んでいった女子部のみんながまたそろえる日があるといいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次