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朝ドラ「虎に翼」第8週のネタバレと感想【相関図でわかりやすくさくっとネタバレ】

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2024年4月からはじまった朝ドラ「虎に翼」。

第7週では弁護士として一人前になるものの、女性と言う理由からかなかなか依頼をもらえない寅子。

そして花岡から婚約者を紹介された寅子はついにお見合いを決意するものの、これまたなかなか思うように相手が見つかりませんでした。

しかし、昔から寅子に想いをよせていた優三さんと晴れて結婚する流れとなりましたね。

第8週目は前週からじわりじわりと近寄ってきた戦争というものに寅子たち家族も巻き込まれていくようです。

目次

虎に翼の基本情報

虎に翼の基本情報です。

虎に翼ポスター画像
出典:NHK虎に翼公式HP
放送局NHK
放送時間毎週月曜~土曜 朝8:00~8:15
出演者伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智
主題歌 さよーならまたいつか!/米津玄師
あらすじ昭和のはじめにできた日本初の女性専門法律学校。その卒業生から初の女性弁護士が誕生します。主人公の寅子もその1人として日本中から注目されあこがれの存在に。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった1人の女性の人生が描かれます。
公式HPhttps://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

虎に翼第8週「女冥利に尽きる?」の相関図

虎に翼第8週に関係する人たちを相関図にしてみました。

虎に翼猪爪家相関図第8週
出典:NHK虎に翼公式HP
虎に翼寅子の仲間相関図第8週
出典:NHK虎に翼公式HP

虎に翼第8週「女冥利に尽きる?」あらすじ

虎に翼第8週「女冥利に尽きる?」のあらすじです。

結婚した寅子(伊藤沙莉)は手伝いとして働くよね(土居志央梨)とともに子の親権を義父と争う女性・両国満智(岡本玲)の依頼を引き受ける。弱い女性の味方になろうと奮闘する寅子だったが、満智のうそを見抜くことができず自分の甘さを痛感することに。そんな中、寅子は久保田(小林涼子)が弁護士を辞めることを知る。自身も子供を授かるが、無理をしすぎて倒れてしまう。限界を感じて弁護士を辞める決意をした寅子はやがて、娘・優未(ゆみ)を出産。幸せな暮らしを営んでいたが、優三(仲野太賀)の元に召集令状が届く。

NHK虎に翼公式HP

虎に翼第8週「女冥利に尽きる?」36話~40話までのネタバレ

「女冥利に尽きる」とは

女に生まれた甲斐があるということ。

その立場にいるものとしてこれ以上の幸せはないという例え。

虎に翼第8週のネタバレです。

虎に翼(36)5月20日(月)放送のネタバレ

虎に翼第8週両国満智の裁判
出典:NHK虎に翼

昭和17年1月

ラジオからは戦況が流れている。

それを聞きながらはるは手帳をつけていた。

「家族に滋養があるものを」と。

寅子は優三と穂高に結婚の挨拶に行っていた。

結婚の知らせには驚いたよという穂高。

お式もあげなかったものですからご報告が遅れてすみませんという寅子。

穂高はまさか寅子君と…えぇっと

おや優三の名前が出てこない様子(笑)

優三は終始笑顔で自分から名を名乗る。

穂高はこんなご時世目出度いしらせはいいもんだね、仕事の方がどうだい?と聞く。

結婚してから立て続けに依頼がありまして答える寅子。

これからも婦人弁護士の先頭にたってがんばってくれたまえよ。お父上の工場も群からの注文が途切れず順調と聞いている、何もかも順風満帆じゃないか君と穂高はうれしそうに話す。

はいと答える寅子だった。

食事中の猪爪家。

戦時中の影響が食卓にも現れている。

はるは今日もかぼちゃでかさましのご飯でごめんなさいねというと、直言ははるさんが作ったものならなんだっておいしいよと。

せめてお腹いっぱい食べられればねというはるだった。

寅子の元に離婚したい女性がやってきた。

自分と子供をほったらかし夫は外で借金ばかりつくってきて辛いと言う。

引き受けた寅子にたいして、よねは女側から離婚するのは至難の業、どうやって戦うつもりだと聞く。

寅子は話していたら梅子さんのことを思い出してしまって、とこまで何ができるかわからないけど力になりたかったと。

しかし後日その女性は夫に赤紙が届いたから離婚をやめると言ってきた。

いつもの場所でランチを食べる寅子、よね、轟。

民事の案件はどんどん減っていくかもしれないなと言うよね。

寅子にまた新たな依頼人がやってきた。

それは身重の女性・両国満智。

半年前に歯科医師の夫が4歳の男の子とお腹の子を残して亡くなってしまったという。

両国満智は子供たちを養育するため職を探すが見つからず、夫の友人で同じ歯科医師である男から亡き夫の診療所に自分の出張医療所を作ってそこの借り賃を支払うことで子供たちを養うのはどうかと提案をされそれを受けた。

すると亡き夫の両親が両国満智が夫の友人の妾になったとご立腹、著しき不業績を理由に親権を取りあげようとしているのだった。

しかし、両国満智は義理のご両親から満足に援助が得られず仕方なく提案にのったという。

話を聞いたよねは孫を手に入れるためにわざと援助しなかったのではないかと推測。

寅子もよねが言う通りだと思っている。

そのことを優三に話すと、優三は、とらちゃん深呼吸!決めつけて突っ走ると思わぬへまをするからと。

寅子は突っ走ってなんていませんというと、そぉ?それならいいんだけどと少し心配そうな優三。

裁判の日、両国満智はつわりでつらそう。

よねは4歳の息子と遊んでいる。

両国満智は何もうまくいかない、私にはもう息子達しかいないのと弱弱しく言う。

裁判の結果は寅子たちの勝ち。

両国満智は寅子にお礼を言う。

そこへやってきた義理の両親、その父親が近寄ってきて、私には孫はいなかった、そう思うようにする。息子は結婚後私と疎遠になった病にふせっていたのも亡くなってからしらされたくらいでねと言った。

それを聞いた両国満智はお父様達には伝えるなと言われてと答えた。

事務所に戻った寅子はもう一度調書を調べてみると、お腹の子は計算上亡くなった夫との子ではないとわかる。

数日後両国満智はお礼の菓子を持ってやってきた。

その姿は依頼に来た時とは違い華やかな装いになっている。

両国満智が帰る時に寅子はお腹のお子さんについてなのですがと疑っていることを聞こうとする。

よねは裁判はもう終わったからやめておけと寅子をとめる。

しかし、両国満智はひらきなおったような態度で言った。

いやだ先生、もしかしてお気付きになってなかったの?てっきり目をつむって下さてるのだとばかり。やっぱり女の弁護士先生って手ぬるいのね。

寅子はじゃぁと言うと、両国満智はお腹の子も上の子も神田医師の子だと言う。

そして続ける。

先生もご存じのはずですよ、女が生きていくためには悪知恵が必要だってこと。これからもがんばってくださいね、ふふと少し小ばかにしたように笑って事務所を出ていった。

雲野が言った。

これは明らかな過失。失態だ。私も若い頃に同じ過ちをおかしてね、調書の読みが足らず、有罪の証拠となった自白が強要されたものであった疑いに判決が確定してから気がついた。

冤罪だったかもしれないと未だに悔み続けている。君の失態が誰かの人生を狂わせたことを忘れていかんと。

寅子は申し訳ありませんでしたと頭を深く下げ、よねも続いて頭を下げた。

虎に翼(37)5月21日(火)放送のネタバレ

虎に翼第8週優三の布団に入る寅子
出典:NHK虎に翼

自宅の居間で新聞片手にぼけっとしている寅子。

そんな寅子にはるは、急に休みなんかとってゴロゴロしてるんだったらお使い頼まれてちょうだいと寅子に登戸火口の直言へ届け物を言づけた。

直言の工場は軍からの注文が続き順調に稼働を続けていた。

寅子は帰ろうとするが優三が待ってと呼び止め、2人は河原へ。

土手に座ると優三は近所の農家さんからいただいたと手羽元の焼き鳥を寅子と二人で食べようと言う。

先日の両国満智の裁判で落ち込んでいる寅子のことを、おいしいものを食べたら少しは気も晴れるよと気遣う優三。

そして言う。

全てが正しい人間なんていないから。とらちゃんだって僕と社会的地位のために結婚したろ?ちなみに僕はとらちゃんが高等試験に合格するか、いや、あきらめるかするまで受験を続けようと決めていた。

え!?と少し驚く寅子。

私があの時試験に落ちていたら?と聞く寅子に優三は次の年も勉強を続けていただろうねぇ~。つまりぼくはとらちゃんに自分の人生をゆだねていたんだと優しく笑いながら言った。

そして、このように人間にはいい面とわるい面があって、守りたいものがそれぞれ違うと言うか、だから法律があると思うんだよねと付け加えた。

2人は焼き鳥を食べおいしいと笑う。

幸せなひと時。

優三は言う。

嫌なことがあったら、またこうして2人で隠れてちょっと何かおいしいものを食べましょ。とらちゃんもずっと正しい人のままだと疲れちゃうから、せめて僕の前では肩の荷をおろしてさと。

そう言ってくれる優三をじっと見つめながらだんだんと笑顔になる寅子は、優三の肩にことんともたれかかった。

その夜、それぞれの布団に入り語らう2人。

寅子、優三さんはどんな弁護士になりたかったの?

優三、そう言われると特にはないんだけど、でも弁護士になったら法律の本をだしてみたかった。僕が法律を学ぶ楽しさを知ったように誰かにも伝えられたらなって。

寅子、あら本ならそのうち出せるわよ。有名弁護士佐田寅子を育てた佐田優三の法律教本なんてどう?

2人で笑いながら優三、それはいいかもね。

しばし見つめあう2人。

すると寅子はころころころぉ~っと優三の布団に転がりこむ。

目を見開く優三。

くすくすと笑いながら2人はおでこをくっつけあって眠りについた。

ある日の夕方。

仕事から帰った直言と優三。

直言は、とらはとらは?と。

はるは、まだなのと直道や花江も皆そわそわしている。

そこへ寅子が帰ってきた。

はるが先生はなんておっしゃってたの?と聞く。

笑みを浮かべて大きくうなずく寅子。

皆わぁ~っと大喜び。

寅子は妊娠したのだった。

もう1人の身体じゃないんですからね、仕事仕事じゃいけませんよ、雲野先生にもちゃんと話さないとというはる。

寅子は、ご心配なく。久保田先輩は妊娠中も出産後も弁護士としてご活躍ですから。時期を見て雲野先生にもお話しますと言った。

そんな寅子に、とらちゃんのしたいようにやったらいいよ、僕も全力で支えるからと声をかける優三だった。

妊娠がわかってからの寅子は毎日眠くてだるく、胃の調子もあまりよくない状態。

そんな折、久保田先輩に出会う寅子。

2人は竹もとにお茶しに行く。

ごめんなさいねお仕事中にと言う久保田先輩。

話し方がすっかり変わってしまった久保田にちょっと面食らっている寅子。

それに気が付いた久保田は、ご婦人らしいしゃべり方をしろと先輩方に注意されてしまってと言う。

そして久保田は今度夫の実家がある鳥取に家族と移り住むことになり、弁護士の仕事もやめることになると思うと寅子に告げる。

先輩の中山もしばらくは子育てに専念するそう。

久保田は続けた。

婦人弁護士なんて誰も望んでなかったんだ。結婚しなければ半人前。結婚すれば家の事も弁護士の仕事も満点を求められる。絶対満点なんて取れないのにと。

しばらく1人で考える寅子。

仲間たちをの事思い浮かべながら。

もう私しかいないんだと呟き今月末で閉店する竹もとを後にした。

実はそんな寅子の隣の席には桂場がいた。寅子たちのやりとりを聞いていた様子で寅子が去った後、一点を見つめ何かを考えながらくし団子を豪快にもぐもぐ食べた。

事務所にはよねに聞いてある依頼人がきていた。

その女性の名は麦田さつき。亡くなったご主人にかわり、軍隊におさめる天幕用の布地を制作する工場を営んでる。

出来上がったものは本来全て統制会社におさめなくてはならないが、闇取引で売ってしまい、警察の耳に入り摘発されてしまった。

麦田は言う。

過ちをおかしたことはわかっているが子供たちを残してはいけない。よねさんから先生なら相談にのってくれると聞いて、と土下座をする麦田さつきだった。

寅子はその案件を受けることにしたと雲野に告げ、承諾をもらう。

雲野もまた言論弾圧を目的として逮捕された大勢の新聞記者や編集者の弁護を引き受け、忙しい毎日を送っていた。

そして寅子には弁護士をやめてしまった久保田に変わって、婦人雑誌の連載という仕事もまわってきていた。

これ以上忙しくしてどうするというよねに、仕方ないじゃない私がやるしかないんだからという寅子。

もう私しかいないんだというおもいを背負って、夜も遅くまで多くのご婦人から寄せられた悩み相談を読む寅子だった。

とらちゃんのやりたいようにやればいいよって優三さんは本当に最高の旦那さんですよね。

虎に翼(38)5月22日(水)放送のネタバレ

虎に翼第8週直道の出征
出典:NHK虎に翼

戦争で亡くなった人の葬儀についてラジオで放送されている。

そんな中、暗い顔で涙をこらえた花江がはるのもとに。

はるは花江を抱きしめる。

どっと泣き出す花江。

直道の出征が決まったのだった。

皆で食事をする猪爪家。

直言もこんなごちそうは久しぶりだなと言う。

直道は、おかあさん無理したんじゃないのと。

はるはそんなことあなたは気にしなくていいのと答える。

直道はおちょこでお酒を飲みそして言う。

おれにはわかる。日本はこの戦争に勝って、子供たちにとってもっともっといい国になっていくって。

そんな直道に立派に戦ってらしてねと笑顔で言う花江。

なおと、なおはる、あれ歌ってくれよと直道がリクエストする。

2人は元気に歌いそれを笑顔で見つめる直道。

出征の日。

おれにはわかる、おまえが元気な男の子を産むとと寅子に言う直道。

それを聞いた寅子は、おにいちゃんがそう言うなら女の子だねと皆笑う。

直道はなおととなおはるにおかあさんを頼んだよと言う。

涙をこらえていた花江は何も言わずに直道に抱きつき涙を流す、また、直道も花江を抱きしめ涙を流し、俺寝られるかな、花江ちゃんが隣にいなくてと。

そんな直道に花江は、大好きよ、直道さん、絶対帰ってきてねと言うのだった。

事務所へ行くと雲野から穂高からのご指名で講演の依頼がきていると言われる。

場所は母校の明律大学。

がんばりますという寅子。

講演の日、女子部の教室で待機している寅子。

女子部での懐かしい日々を思い出しながらもう私しかいないんだと言う思いがのしかかる。

講演の時間になり穂高に出迎えられる。

その隣には桂場もいた。

桂場は怒りがしみついたすごい顔をしているぞと寅子に言う。

寅子はご心配なく、少し疲れているだけですからと歩こうとするが倒れこんでしまった。

ベットで目を覚ます寅子。

穂高が付き添ってくれていた。

講演を心配する寅子に穂高は私と桂場くんとで無事すませたよと。

寅子は妊娠の事、久保田も中山もやめてしまって、自分もとても辛いけど、やめていった仲間の分もがんばらなければと思っていることを穂高に話す。

すると穂高は、仕事なんかしている場合じゃないだろ、結婚した以上君の第一の勤めは子を産み、良き母になることじゃないのかねと言う。

寅子は私が今ここで立ち止まれば婦人たちが法曹界に携わる道が途絶えることになってしまいますが違いますかと聞く。

穂高はうん、そうだねと。

寅子、だから私せめて出産ぎりぎりまで働きたいんです。出産後もなるべく早く復帰して世の中を帰るべくなるべく早く法廷に立ちたいんです。

穂高、いやいや、世の中そう簡単には変わらんよ。雨だれ石を穿つだよ佐田君。君の犠牲は決して無駄にはならないよ。

寅子、つまり先生は、私は石を砕けない、雨だれの一粒でしかない、無念のまま消えていくしかない、そうお考えですか?

穂高、人にはその時代時代ごとの天命というものがあってね、

寅子、こうなることがわかっていて、私を女子部に誘ったのですか?私たちに世の中を変える力があると信じてくださったのではないのですか?

穂高、だからね、また君の次の世代がきっと活躍、

寅子、私は今私の話をしているんです。

穂高、落ち着かないか、あまり大きな声を出すとお腹の中の赤ん坊が驚いてしまうよ。

寅子は怒りまじりの真剣な眼差しで穂高を見つめそして小さく笑いなんじゃそらと呟く。

次の瞬間ささっとベットから降りて家族が心配しますのでこれで失礼しますと医務室を出ていく寅子。

扉を開けるとそこには桂場もいた。

しかし何も言わずに寅子は立ち去った。

その夜、寅子は帰ってきた優三に、事務所でもらったの、こっそり2人で食べちゃいましょと飴を出す。

2人で笑顔で飴をなめた。

いつもの場所でランチをする寅子とよねと轟。

轟は赤紙が来たと言いお弁当を口にかきこむ。

よねは今なんて?と聞き返す。

轟、だから赤紙だ、法曹の道を極めたいところだがいたしかたない、佐賀に帰る。

寅子はおめでとうございますと。

轟はありがとうと答える。

よねは、死ぬなよ、轟と言う。

すると轟は、ふん、俺を誰だと思ってるんだ。佐田、これから男たちはどんどん兵隊にとられていく、お前の仕事がもっと増えていくぞと言う。

寅子はそうねとぎこちなく答えた。

じゃまた会おうと言い去っていく轟。

よねは私もやれるだけのことはするから、おまえは1人じゃないと寅子に言う。

事務所に戻ると穂高がきていた。

雲野が佐田君、君講演会で倒れたんだってと寅子に言う。

寅子は申し訳ありませんと頭を下げる。

穂高は寅子に先日はすまないことをしたと謝った。

俺にはわかるのキュートな直道さんがとうとう戦争に行ってしまった~(涙)

虎に翼(39)5月23日(木)放送のネタバレ

虎に翼第8週よねと険悪なムードでお別れしてしまう寅子
出典:NHK虎に翼

穂高から雲野達には妊娠のことが伝わっていた。

よねは「は?」と。

雲野、まさか山田君にも話してなかったのか?

岩井は無理をして子供に何かあったらどうすると寅子に言う。

すみませんと謝る寅子に雲野は君の仕事は私と岩井君で引き継ぐと言った。

岩井もご婦人の弁護士がここに来るとわかった時からこうなる日が来ることは予想していたよと話す。

雲野は寅子に、佐田君、弁護士の仕事を休んで子育てに専念することも大事なことなんじゃないのかなと言う。

穂高も私もそう思うんだ、弁護士の資格は持っているわけだから、仕事への復帰はいつだってできるんじゃないのかねと付け加えた。

寅子はそうですか、ありがとうございますと静かに答えた。

よねは何も言わずに事務所を出ていく。

そんなよねを見ることができない寅子だった。

よねに会いにカフェー燈台に行く寅子。

マスターはこのご時世、まじめな商売はあがったりでさ、軍歌のレコードをかけて、喫茶と町のよろず法律相談で細々と生きてるってわけと言う。

よねは女性の相談にのってあげている様子。

一段落したのを見計らってよねに声をかける寅子。

妊娠を黙っていたことを謝り、そして無責任だっていいたいんでしょ?とよねに言う寅子。

よねは言う。

勝手に使命感に燃えて、やめていった仲間の思いをなんてくだらないと思っていた。別に結婚したければすればいい、子供が産みたきゃ産めばいい、勝手にしろ、いちいち悲劇のヒロインぶりやがって、自分一人が背負ってやってるって顔して恩着せがましいくせに、ちょっと男どもにやさしくされたらほっとした顔しやがって。お前には男に守ってもらうそっちの道がおにあいだよと。

それを聞いた寅子は涙をこらえながら、じゃぁ私はどうすればよかったの?とよねに問う。

そんな寅子に背を向けて知るかというよねもまた涙をこらえていた。

そして続ける。

心配ご無用、女の弁護士はまた必ず生まれる、だからこっちの道には二度と戻ってくるなと。

言われなくてもそのつもりよと寅子は立ち去った。

家に帰った寅子ははるに今日法律事務所に辞表を出してきました、ごめんなさい。お母さんが言う通り歩いても歩いても地獄でしかなくて、私なりにがんばりました。けれども降参です。

はるはそう、着替えてらっしゃいと言った。

そして、寅子がその場にいなくなってから深いため息をついた。

部屋にもどった寅子は法律の本を片づけながら泣いしまった。

新聞を読む直言。

そこには学生の徴兵延期停止のことが書かれていた。

お腹の大きくなった寅子は庭で洗濯物を干している。

うれしそうにお腹に語りかける優三。

花江と二人のんびり裁縫をする寅子。

花江はこんなこと言ったらだめなんだけど、とらちゃんがいてよかった、直道さんがいないと寂しくて泣いちゃうことがあってと言うと、寅子はこれからは私がいるからと花江を励ました。

昭和19年春 寅子の家は空襲に備えて道路を広げるため、家の地所を軍に引き渡した。

家から荷物を運び出す寅子たち。

娘の優未をおんぶしている寅子と花江とはるは名残惜しそうに家を見ながら、亡くなっちゃうんだね、家もこの景色も全部と寂しそうに言った。

直言は最後に写真でもとろうと家の前で家族写真を撮った寅子たちだった。

虎に翼(40)5月24日(金)放送のネタバレ

虎に翼第8週両国おにぎりをひとつずつ食べる寅子と優三
出典:NHK虎に翼

寅子たちは直言の工場の社員寮に引っ越した。

そこに寅子の女子部の後輩・小泉が訪ねてきた。

小泉は女子部が閉鎖されることになったと言う。

寅子は高等試験は受けるんでしょと聞く。

すると、今年は高等試験自体が行われないらしく、先輩の後に続けず申し訳ありません、高等試験が再開された暁にはまた必ず挑戦するつもりですと頭を下げる小泉。

寅子が築いた女性法曹の道は完全に途絶えてしまったのだった。

しかし、日々の生活の中で寅子は思う。

家族とともにまずはこの戦争を乗り切ろうと。

そう思っていた矢先に優三の出征が決まる。

直言は出征前に何かしておきたいことはあるかいと聞く。

優三は明日少しだけとらちゃんとお出かけさせてもらえたらと答えた。

2人で河原を散歩する寅子と優三。

お弁当をあける優三は優未におちちあげなくちゃいけないんだからとらちゃんが全部おあがりと言う。

そんな優三に向かって突然土下座をしごめんなさいと謝る寅子。

私のわがままで、私なんかと結婚させてしまって、普通の結婚生活を送らせてあげられなくて、あと高等試験をあきらめずに続けてくださいってちゃんと説得しなくて、あとあと

怒涛のように話す寅子に優三、まってまって、落ち着いて、深呼吸して、吸って~、吐いて~、とらちゃん、どうしちゃったの?と聞く。

寅子は答える。

私自分が弁護士として出世したいばかりに、優三さんの優しさにつけこんで結婚して、でもすぐやめて、優三さんに甘えて子供作って、結局優三さんは戦地にいって大好きな優未とは離れ離れになって、だから、私にできるのは謝ることくらいで。

優三、「はて?」と寅子の真似をする。

ふざけないでと笑う寅子。

一緒に笑う優三はとらちゃんの「はて?」は便利なんだねと言い、とらちゃんが僕にできることは謝るんじゃないよ、とらちゃんができるのは、とらちゃんが好きに生きることですと。

そして続ける。

また弁護士をしてもいい、別の仕事をはじめてもいい、優未のいいお母さんでいてもいい、僕の大好きな、あの、何かに無我夢中になってるときのとらちゃんの顔をして、何かをがんばってくれること。いや、やっぱりがんばんなくてもいい、とらちゃんが後悔せず、心から人生をやりきってくれること、それが僕の望みです。

それを聞いた寅子。

なんでそんなこと言うんですか、もう帰って来ないみたいな、もう会えないみたいなこと言わないでと言う。

優三は笑いながら、ごめん、そんなつもりじゃなくて、帰ってくるから、とらちゃんと優未のもとに、必ずと。

そして、よし、とらちゃん、食べてとお弁当に入っていた二つのかぼちゃ饅頭を渡す。

寅子はその一つを優三に渡し、おいしいものは一緒にとひとつずつおいしいぃ~と笑顔で食べる2人だった。

出征の日。

優未のおしめを変え、もう少しだけといいずっと優未を抱っこする優三に、寅子は手作りのお守りを差し出す。

作ってくれたのとうれしそうな優三。

寅子は、虎は千里往って千里還る、五黄の虎生まれの私が力を込めたおまもりですと言った。

心強いなぁとしみじみ言う優三。

出征前、しんみりする寅子に変顔をする優三。

とらちゃんみたいにいかないなという優三にらしくないことしちゃってという寅子。

そして寅子にありがとうね、とらちゃん、と優三は言った。

猪爪家の皆にはとらちゃんと優未を頼みますと。

そしてはるはどうぞご無事でと。

なおととなおはるには、優未と遊んでやってねと言い、では、行ってまいりますと深く頭を下げ優三は旅立った。

優未をはるにお願いし優三の後を走って追いかける寅子。

行こうとする優三を呼び止め変顔をする寅子、優三もそれに答えて変顔からの泣き顔からの笑顔、そして行ってきますと今度こそ行ってしまった。

虎に翼第8週「女冥利に尽きる?」の感想

順調に弁護士の依頼を受け始めたと思ったら、嘘を見抜けず後々後悔する裁判となってしまったり、直道や轟が戦争へ行ってしまったり、妊娠したり、弁護士をやめることになってしまったり、出産したり家を軍に渡さなくちゃならなくなったり、最終的には優三さんまで戦地に行ってしまったりと言う大きな出来事がモリモリの第8週でしたね。

よねとの最後の別れ方が寂しすぎて、もう少しなんとかならなかったのかなという気がしてなりません。

花江ちゃんのピンク色のお着物がどんどん地味なお色になっていって…

一生懸命育てた息子や愛する旦那さんがお国のためにと戦地に行く。

戦争って本当になんだかなぁですね。

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