全領域異常解決室  3話 ネタバレキャストがわかる相関図 豊玉姫花の正体はヒルコ!?

2024年10月スタートのドラマ「全領域異常解決室」。

藤原竜也さんが主演をつとめる完全オリジナルストーリーになっています。

最先端科学でも解決できなオカルト色が強い不可解な異常事件を解決していく本格ミステリードラマ。

ミステリーとオカルトがおりなす世界、興味がありすぎる～♪

第2話は集団失神はキツネのたたり？と思いきや地面から発生したガスが原因でした。

ケサランパサランと言う謎の生き物も魅力的でしたね～。

今回は第3話の詳しいネタバレをご紹介します。

わかりやすく相関図でもまとめているので気になる方は見てみてくださいね。

全領域異常解決室基本情報

全領域異常解決室の基本情報です。

全領域異常解決室3話の相関図

全領域異常解決室3話をわかりやすく相関図にしました。

全領域異常解決室3話のあらすじ

全領域異常解決室3話のあらすじです。

都内の高層マンションの庭園に、空から物体が落ちてくるという怪事件が起きた。その中には何者かの左足と小型機の一部も含まれていた。「全決」の興玉雅（藤原竜也）は、これは「タイムホール」…過去や未来と繋がる異次元媒介装置によるものかもしれないと話す。そして、今回もヒルコから犯行声明が出され、興玉と雨野小夢（広瀬アリス）は事件の究明に乗り出す。

DNA鑑定の結果、発見された左足は研究者・真鍋哲（神保悟志）のものだった。真鍋は重力理論の世界的権威で、タイムホール研究の第一人者だった。しかし、４年前、小型機での移動中に機体ごと失踪していた…。警視庁の荒波健吾（ユースケ・サンタマリア）らは落とした可能性のあるマンション高層階の住戸をくまなく調べたが、事件に繋がるものは何も見つからなかった。

興玉は、ある騒動について話をする。４年前、真鍋と主任研究員・常見真紀（山口紗弥加）は、タイムホールに繋がる時空制御に成功したと発表。だが一ヶ月後、常見がデータを捏造していたことが発覚し、真鍋は常見を解雇。タイムホールの研究も打ち切った。常見はそのまま姿を消し、真鍋の小型機が失踪したのはその１カ月後だった…。興玉と小夢は、真鍋らがいた研究室へ赴く。現在の室長・片桐凛太朗（森下能幸）らに話を聞いていると、そこに常見から電話がかかってきて…。

引用:全領域異常解決室HP

全領域異常解決室3話ネタバレ

全領域異常解決室3話の詳しいネタバレになります。

空から白骨化した左足がふってくる

子供たちが高層マンション下の庭で遊んでいる。

ボールを追いかける子供の目の前にぼろぼろの靴が落ちて来る。

母親たちもそれに気が付き危ないと上を見上げるといろいろなものがバラバラと落ちてきて、その場にいる人たちは悲鳴を上げながら逃げた。

鉄くずやタイヤのようなものまで落ちている。

子供が靴を拾い上げてなんか入ってると取り出すそれは白骨化した人の足だった。

そんな様子を豊玉姫花は離れたところから見ていた。

やっぱりバターシュガーだったかとクレープを食べながら言い、騒がしい現場の方を見ながら微笑んだ。

降ってきた足は4年前のもの!?

規制線をくぐり現場の庭に入っていくヒルコ専従班の荒波とのの子と北野。

荒波がここにヒルコが潜んでるかもしれねぇってことかと言う。

するとそこには全領域異常解決室の興玉と小夢も来ていた。

勝手に何やってると荒波が興玉に言う。

興玉はヒルコから犯行声明が出たので知らべていると言い、小夢は謝罪しながら氷川長官から許可が降りていることを伝えた。

それを聞いた荒波はチッと舌打ち。

興玉が小夢に皆さんに捜査状況の報告をと指示。

なんでお前たちからと荒波が言うと、いつも教えてもらってますから恩返しですと皮肉っぽく興玉は答えた。

小夢が報告する。

落ち来てたのは左足です。

死後数年はたっているだろうと。

足と一緒に落ちてきたものの中にIDカードがありました。

真鍋哲。

国立先端技術産業機構の研究者です。

真鍋さんは4年前小型機で岩手花巻空港に向かい、その途中で機体ごと失踪しました。

それから…。

足と一緒に落ちてきた資材は小型機の一部みたいです。

のの子がちょっと待ってよそれってと口を挟むと北野がきらきらしながらさらにかぶせてくる。

4年前に消えた飛行機と体の一部が空から降ってきたってことですか！

荒波はそんなバカな話があるかと否定的。

それを聞いた小夢も同調。

ですよね。

誰かがこのマンションから落としたとしか。

タイムホールかもしれない

興玉が言う。

タイムホールかもしれませんね。

タイムホール？と小夢が言うと、相変わらず勉強不足ですねと興玉が言うお決まりのくだり。

そして興玉は説明する。

タイムホールとは時空をゆがめてつなげることで過去や未来とつながる異次元媒介装置の事です。

真鍋哲先生といえば重力理論の世界的権威で、タイムホール研究の第一人者だったことでも有名です。

もしかいたら彼は小型機に乗って上空でタイムホールに入り4年後に空から地上に降ってきたのかもしれない。

ロマンがありませうね。

実はこれまでのヒルコの神隠し事件の種明かしもタイムホールかもしれませんね。

神隠しにあった人々は時空のかなたかも。

ふざけるのもいい加減にしろと荒波。

興玉は幼馴染の方が神隠しの被害者でしたねと謝った。

荒波たちは帰って行った。

宇喜之は人間じゃない!?直毘は正体を知っている？

国家安全担当審議官室では直毘が話している。

ビックデータではヒルコを好意的に捉える人の割合が増えてきています。

それを聞いた宇喜之が言う。

カルトや危険思想に加担する人々はいつの時代にもいましたけど、SNSが登場してからさらに顕著になりました。

愚かな人間に情報発信をさせる道具を与えたからです。

直毘は宇喜之を見る。

宇喜之はあっ、失礼と謝り、人間を見下しているわけではないんですと部屋を出ようとする。

直毘が言う。

ヒルコの神隠し以降、全決の出動要請が増えていることを鶴岡総理が気にされていました。

おっしゃることがあるならば包み隠さずと宇喜之。

直毘が言いにくそうに答える。

いや、その…機密費削減のため全決の解体が議論されるようになった矢先にヒルコが現れ、にわかに全決の存在意義が強まるようになったわけでして。

すると宇喜之。

我々全決がヒルコと結託して事件を起こしていると？

直毘は言う。

もちろん私は信じています。

あなた方を疑うなんてとんでもない罰当たりですから。

それを聞いた宇喜之は直毘審議官に信じていただければ安心ですと言い、ヒルコの正体を突き止めるよう急ぎますと去っていった。

タイムホールは捏造だった!?

全領域異常解決室に荒波と興玉と小夢。

事件についてわかったことを話す荒波。

DNA鑑定の結果、左足は真鍋哲のもので間違いない。

小型機のパーツも4年前の当該機と一致。

建物と落下地点の位置や方角から考えると落とした可能性があるのは西側の10階以上という計算になった。

条件に合致する住居はもちろん周辺の部屋も調べたが遺体や小型機などに繋がるものは一切見つかっていない。

じゃぁやっぱり空から足が降ってきたことに…と小夢。

捏造疑惑については調べたんですかと興玉。

4年前タイムホールにつながる時空制御に成功したと国立先端技術産業機構が世界中を驚かせた。

その発表会見に参加していたのがチームリーダーだった真鍋哲ともう一人主任研究員の常見真紀だ。

だが1ヶ月後、常見が研究データを捏造していたことが発覚。

真鍋は常見を研究チームから解雇し、タイムホールの研究を打ち切った。

常見は謝罪会見に追い込まれたが、その場で改ざんを否定した。

会見では研究から外された無念を訴え、常見はそのまま姿を消した。

真鍋の小型機の事故はその1ヶ月後だ。

常見は今も行方不明。

4年前から家族とも音信不通。

興玉がもしかしたら彼女も真鍋先生のようにタイムホールに入ったかもしれませんね、そのうち空から降ってくるかもと話すが、そんなわけないだろと荒波は否定。

小型機は爆破されていた

真鍋はただ殺されただけだと資料をテーブルに出す。

科警研の調べで落下物から微量の硝酸カリウムが検出された。

それは火薬の原料。

4年前の小型機の事故は爆発物による意図的な殺人だった可能性が浮上した。

落下物からは海水と藻類の成分も検出したことから飛行機は爆破され海に落ちたと考えられている。

小夢がなぜ海の中にあったものが空から？と疑問を投げかける。

荒波は分らんと言い、そういうことですかと興玉は考え込んでいる。

荒波がこっちはこれで全部だ、そっちはどうなんだ？また内調使っていろいろ調べてるんじゃないのか？と興玉に聞く。

興玉が資料を取り出して話す。

真鍋先生はさまざまな企業から出資してもらっていましたがその中に海外の投資コンサル会社も含まれていました。

この会社は某国指導部とつながりが強い。

いわゆるスパイ企業で日本の最先端技術を盗んでいた可能性を指摘されています。

それを聞いた荒波。

捏造により研究は打ち切り出資金が無駄になりこの企業は真鍋を恨んでいた。

真鍋がそいつらに殺害された可能性も否定できないってことか。

落下現場から少し離れたところでは黒い車に乗るスーツ姿の男が落下現場を見ていた。

真鍋から研究室を引き継いだ片桐

国立先端技術産業機構に話を聞きに行っている興玉と小夢。

片桐が話す。

今回の件はホントに驚きました。

まさか足が見つかるなんて。

真鍋先生から研究室を引き継がれて今はどんな研究を？と小夢が尋ねる。

片桐は答える。

重力理論のコンピューターシミュレーションを応用してマクロ経済の分析などを行っています。

地に足を付けた研究ですよ。

それで今回の片桐先生の事件、タイムホールが関係していると思われますか？と興玉も尋ねる。

片桐はタイムホールなんてものは存在しませんとはっきり言い切る。

興玉はじっと片桐を見つめる。

女性研究員古庄がコーヒーを持ってきた。

すると興玉が古庄さんもタイムホールの研究に参加されていたのですか？と尋ねる。

残念ながらと答える古庄。

そして続ける。

常見さんの捏造のせいで散々でしたから。

片桐が彼女は常見さんと仲が良かったのでマスコミの取材が殺到したんですと付け加える。

その後常見さんと連絡は？興玉が聞くと、古庄はないです、あの人はもう赤の他人ですと冷たい表情で答えた。

電話が鳴り古庄はデスクに戻った。

常見から電話がくる

片桐が警察の方にも聞かれましたが、誰も彼女の居場所は知りませんと話す。

古庄が片桐先生お電話ですと声をかけるが、片桐は来客中だから折り返すと伝えてと返す。

すると古庄。

それが…相手は常見真紀だと。

小夢は驚き、興玉は冷静にスピーカー設定にしていただけますかと依頼した。

片桐がスピーカーにして電話機に向かって片桐ですと言う。

すると常見。

警察が私を探しているでしょうから今から言う住所を伝えてください。

住所を告げる常見。

慌ててメモをとる片桐。

いまいらっしゃってるお二人だけで来てくださいと常見は続ける。

興玉が常見に聞く。

待ってください。

なぜ我々が来てることを？

常見が答える。

タイムホールを使えばそれくらいの予知はできます。

それと片桐先生、まだ古庄さんが研究員を？

片桐がええ、それが？と言う。

すると常見。

彼女には気を付けてください、タイムホールが捏造だとマスコミに嘘の情報を流したのは古庄さんですから。

そういって電話は切れた。

研究室全員の視線が古庄に集まる。

古庄はまさか、違います！と言う。

片桐もまた古庄をじっと見つめる。

すると小夢が片桐のメモを見て何かに気が付く。

常見が告げた住所は足が降ってきたマンションだったのだ。

常見の家にいる豊玉姫花

マンションに向かう興玉と小夢。

インターホンを鳴らすとエントランスの自動ドアが開き、小夢は中に入る。

興玉はスマホから芹田に何やらオーダーをする。

エントランス前には黒い車が止まっていた。

常見のマンションは足が落ちてきたマンションとは反対側の方角。

そのことから警察の聞き込み対象には引っかからなかったのだ。

部屋の前で小夢がチャイムを鳴らす。

そんな中興玉は玄関横の扉を開けて勝手に見てる。

すると玄関扉が開き中から女性が出てくる。

その女性はエプロン姿の豊玉姫花だった。

どうぞと中に招き入れる。

小夢はすぐに入るが、興玉は何かを考えていた。

2人はダイニングに通されるが常見の姿はない。

小夢が常見さんは？と豊玉に聞くと、少しここでお待ちいただくようにとと答える豊玉。

小夢が豊玉に誰なのか尋ねると、豊玉姫花は派遣されているハウスメイドだと答えた。

それを聞いていた興玉は少し笑みを浮かべた。

小夢は常見さんはどこに？と聞くと、豊玉姫花。

多分あちらのお部屋にいると思います。

ずっとこもりっきりで私もお会いしたことはないので。

では失礼いたします。

豊玉は帰っていく。

腰にはサメのぬいぐるみのキーホルダーがついていた。

常見は事件に関係あると見ている小夢

すると小夢。

このマンションに常見さんが住んでいるのは偶然とは思えません。

彼女が絶対に事件に関与しています。

興玉はずかずかと寝室に入っていく。

ガチャっと扉を開けて興玉は中に入る

何やってるんですか、勝手に入るなんて違法捜査ですよと小夢は慌てる。

興玉は僕は警察官じゃありませんと言い、ふと棚に目をやると小皿の上には豊玉神社のお守りと指輪が置いてある。

するともうひとつの部屋からダウンジャケットを来た常見が出てきた。

小夢は慌てて挨拶をする。

常見は2人を呼んだのは聞きたいことがあったからだと言い、落ちてきた機体のパーツに爆発物の痕跡はありましたか？と聞く。

小夢は捜査状況は教えられないと言うも興玉は研究室を見せていただいたらお教えしますと条件を出す。

常見さんは今もタイムホールの研究をマンションで続けているんですねと興玉は言うが、小夢はマンション内で研究なんてと信じられない様子。

すると興玉が電気メーターがあり得ない速度で回っていましたと理由を話し、恐らくこの部屋には一般家庭には似つかわしくないラボがある、そうですよね？と常見に聞く。

常見は爆発物の痕跡は？と再度尋ねる。

機体のパーツから硝酸カリウムが検出されましたと興玉は答える。

やはりそうでしたかと常見は言い、どうぞと研究室の中へ案内した。

マンションで研究を続けていた常見

小夢は寒っと思わず声にだしてしまう。

興玉は淡々と話す。

4年前の重力理論の応用によってタイムホールを実体化したはずです。

でもここにはそうしたことを実現する光学機器が一切ない。

その代わりに高性能のゲーム機がつまれてお手製のスーパーコンピューターを作られたようですが。

常見が言う。

物質的なタイムホールの開発には膨大なコストが必要です。

個人の研究では限界があり、データのみに対応するタイムホールの実現にシフトしました。

興玉がまとめる。

つまり過去や未来の人と音声や文字データでやり取りができるようになるということですか？

おっしゃる通りですと常見。

物質的なコンタクトは不可能ですが、情報は過去や未来から得ることは可能です。

小夢がへぇ～、そんなふうに未来が予知できたら株も競馬も儲け放題ですねと言う。

すると常見。

私はただ時空をこえて真鍋先生に聞きたいんです。

なぜあのとき私に捏造などという濡れ衣を着せて辞めさせたのか。

それが最も解明したい疑問です。

真剣なまなざしで興玉を見る常見。

すると興玉が常見さんは真鍋先生がまだ生きているとお考えなのですか？常見に聞く。

常見が答える。

可能性はあります。

当時の研究ではタイムホールの実現には瞬間的なエネルギーと速度が必要だと考えていました。

また興玉。

つまり真鍋先生は殺されたのではなく硝酸カリウムによる爆発と小型機の落下速度を使って自らタイムホールの実証実験を行ったということですね。

常見。

成功していれば真鍋先生が未来で生きている可能性があると考えます。

インターホンがなり外に荒波たちがいる。

ちくったんですかと小夢に言う興玉。

憤慨する荒波

全決に戻る興玉たち。

荒波は教えてもらわなきゃ困るんだよ！ああいうことは！と声を荒げる。

警察より前に被疑者に接触するなんてあり得ないことだからな。

すみませんとあやまる小夢。

やめない荒波。

だいたい捜査情報ほしいならお前らが来るのが筋だろう！

何で俺たちが呼び出されなきゃいけない。

興玉は悪びれる様子もなく言う。

真鍋先生と常見さんが交際していたことは判明したんですか？

荒波とのの子が顔を見合わせる。

何で分かった？とのの子。

すると興玉。

指輪です。

真鍋先生と同じ指輪を常見さんが持っていました。

のの子が続ける。

もともと真鍋と常見が交際していると言う噂は研究室内でもあったらしい。

常見に確認したところあっさり認めた。

すると小夢が推理する。

もしかして恋愛感情のもつれで真鍋先生は常見さんが邪魔になったから常見さんを研究から外したんじゃないでしょうか。

それを恨んで常見さんが小型機に爆弾を仕掛けたとか。

すると荒波に電話がかかってくる。

港区でまた遺体の一部、右手が見つかったのだった。

古庄の右手が降ってきた

現場に向かうと右手があるが、白骨化はしていなかった。

しかも女性の手。

小夢が爪を見てこのネイルどこかでと考えると、興玉が昨日コーヒーを出していただきましたねと話す。

古庄の手だった。

指紋が一致し、古庄の手に間違いないことが判明。

鑑識によると切断されたのは昨日の深夜。

海水で濡れていてわずかに藻も付着していた。

どういうことです？と小夢。

わからんという荒波。

そしてのの子。

研究室を捜索したところ古庄のロッカーから硝酸カリウムが見つかった。

それと研究室の同僚によると昨日の深夜に古庄から「タイムホールが見つかった」と一言メッセージが届いてたらしい。

北野が入ってきて言う。

古庄の自宅のパソコンを調べたところ、昨日の夕方常見の住所をメールで何者かに伝えていたことがわかりました。

相手は？と荒波。

これからアカウント情報を調べますが宛名などはありませんでした。

行きましょうと興玉が急に立ち上がる。

どうしたんですか？と小夢が聞く。

興玉は言う。

古庄さんがメールを送った相手は恐らくスパイ企業に雇われた人間です。

常見さんが狙われるかもしれません。

さらわれてしまう常見・興玉・小夢

常見の研究室では、仮想空間を常見のアバターが歩いている。

先生？真鍋先生！聞こえたら返事をしてくださいと呼びかける常見。

常見はVRゴーグルを外し、寂しそうな表情を浮かべる。

常見は外に出てきて真鍋の落下現場で立ち止まり空を見上げ、握っていた指輪を切ない表情で見つめていた。

すると突然男たちに取り押さえられ黒い車に押し込まれてしまう。

タクシーでマンションに向かう興玉と小夢。

マンション前の黒いワゴン車を見つけ、あのワゴン、前に来た時も見張っていましたと興玉は車に駆け寄る。

小夢も後を追おうとするが何者かにハンカチで口をおさえられ気を失ってしまった。

小夢は目を覚ますが手足を縛られていた。

拳銃を持っている2人の男。

アタリを見渡すと興玉と常見も拘束されている。

常見があなたたちはスパイ企業に雇われた人間ですねと言うと黙ってろと言う覆面の男。

興玉は従った方が得策ですよと言う。

誰かが入ってくる。

それは片桐だった。

覆面の男が言う。

4年前常見の捏造が発覚しタイムホール計画は消えわれわれの依頼主は多額の投資金を失った。

だが本当はこの女は捏造なんてしていなかった。

違うそいつはただの嘘つきだ！という片桐。

また覆面の男。

じゃぁ何で来た！

常見を殺されたくなかったら来いと伝えたはずだ。

それで来たってことはこいつには命を懸けても助ける価値があるってことだろ。

つまりこの女は本当にタイムホールを実現できる。

そうだな？

答えろ！

すると片桐。

そうだ！

だから常見さんには手を出すな。

小夢は目を見開いて片桐を見る。

すると興玉が笑い出す。

そうですか。

やっぱりタイムホールはあったんだ。

真鍋を殺したのは片桐だった

小型機に爆弾を仕掛けて真鍋先生を殺害したのは片桐先生ですね。

あなたは真鍋先生が常見さんに濡れ衣を着せて首にしたことをどうしても許せなかった。

好きだったとか？と小夢が言うが、興玉は否定する。

いや、そんな安い感情ではありませんよ。

狂気にも似た純然たる研究者としてのリスペクトでしょう。

片桐は話し出す。

真鍋は常見さんを追い出した後もこっそり研究を続けていた。

そしてある日私に言ってきた。

爆薬が必要だ、タイムホールを通るために使うと。

つまり捏造なんてなかったんだ。

あいつは天才の常見さんをつぶして、人類の大発見を自分だけの手柄にしようとしていた。

万死に値する！

だから私が飛行機に爆破装置を仕掛け天罰を与えたんです！

声高らかに笑う片桐。

小夢はあっけにとられている。

常見は涙を流す。

古庄を殺したのも片桐

古庄さんを殺したのもあなたですねと興玉は片桐に聞く。

片桐は答える。

彼女はもともと常見さんの才能に嫉妬していた。

ただ私は知らなかったんです。

体に爆弾を巻きつけている片桐

片桐は言う。

遺体はバラバラにして海に捨てました。

そして彼女のロッカーに硝酸カリウムを入れ、タイムホールが見つかったとメールをした。

小型機の爆破は古庄さんの仕業で彼女はタイムホールに消えたと言う筋書です。

けれどまさか右手が出てくるとは。

あれはどうことです？常見さん！

真鍋の足も古庄さんの手もあなたですよね？

教えてください。

タイムホール利用したんですよね？

常見が言う。

不合理な仮説です。

片桐は真顔になり上着を脱ぐと、体中に爆弾が巻き付けられている。

起爆装置を握り言う。

爆破装置を持ってきました。

ボタンを推せば33.93㎏の火薬が141メガジュールのエネルギーを生み出します。

ほんとのことを教えてください。

タイムホールが完成したんですよね？

じわりじわりと片桐は常見に近寄りながら続ける。

私は研究費を横流ししてあなたを支えてきました。

私には最初に知る権利があるはず。

常見は冷たく言い放つ。

そのような優先順位はありません。

教えろ～！と叫ぶ片桐。

黙ってるならボタンを押す。

死を免れるためにはタイムホールを使うしかない。

一緒に時空を超えましょう。

常見が言う。

冷静な判断ができないとは、あなたこそ研究者失格ですね。

片桐は叫び起爆装置のボタンを推そうとする。

また空間がゆがんで見える小夢

小夢は顔を手で覆う。

爆発しない。

小夢がゆっくり顔を上げて片桐を見る。

片桐は動きをとめ全身を小刻みに振るわせて苦しみだす。

片桐の顔の周囲がゆがんで見える。

小夢は驚きの表情で片桐を見ている。

すると興玉が立ち上がり片桐を制圧。

常見も平然と立ち上がる。

小夢はえ!?なんで？。

覆面の男が爆破装置を確保。

覆面を取るとそれは芹田だった。

芹田は小夢に謝りながらすぐ外しますと駆け寄る。

お怪我はないです？と小夢を気遣う芹田。

もう一人の男・村柱が言う。

気絶の時に使ったのは俺がハーブから抽出したやつなんで体に害はないっす。

誰？と小夢。

すると男。

村主虎飛矢（すぐりこびや）っす

コビーって呼んでください。

全決の非正規雇用の人間っす。

芹田が笑いながら、まぁ私と同じような感じですよ、ハハハハハと笑う。

片桐を自供させるために芝居だった

小夢はわけがわからないといった顔で興玉にどういうことですか？と尋ねる。

興玉が答える。

常見さんを尋ねたとき怪しげなやからがいたので芹田さんとコビーに頼んで常見さんを見守ってもらっていたんです。

思った通り彼らはスパイ企業に雇われた人間たちでした。

古庄さんから情報を入手した彼らは常見さんを拉致しようとしましたが2人が救った。

そこでこちらから計画を提案したんです。

片桐さんから自供を引き出すために芝居をしましょうって。

雨野さんはまた警察にちくるかもしれないと思い寝ていただきました。

おかげでこうして片桐さんから自供を引き出せました。

どうぞ荒波警部を呼んでください。

片桐が怪しいと思った理由

全決に荒波と小夢。

小夢が言う。

そもそもなんで片桐が怪しいと思ったんですか。

興玉は答える。

最初の違和感は常見さんから電話があったときです。

中央区と聞いた時東京都と書いていました。

常見さんはどこにいるか分らないのに。

中央区なら札幌や大阪、福岡、千葉市の可能性だっていあった。

この人は常見さんの居場所をしっているのだとわかりました。

そして常見さんの研究室。

世間と隔絶した人がどうやって資金を得ていたのか。

片桐さんが陰でサポートしていることは想像できました。

そもそも真鍋先生が消えて一番得をしたのは研究室を引き継いだ片桐さんです。

当初は出世のためとも考えましたが、常見さんへのサポート体制を見て研究者としての使命を全うしているのではないかと感じたわけです。

ファフロツキーズ現象

足が降ってきた理由はまだ解決していないと荒波。

興玉が続ける。

あれはファフロツキーズ現象ですよ。

空から魚やカエル、血、コイン、カメなどが降ってくる現象のことです。

1989年オーストラリアでは800匹の魚、1981年ギリシャではカエル、1890年イタリアでは血の雨、2009年日本の石川県ではオタマジャクシが降っています。

竜巻によって舞い上がったものがふったり、輸送機から落下したなどの理由が考えられます。

海中にあったとされる真鍋の足は海底近くの海流の影響で海面に浮き出しそれが竜巻によって空まであがり落下したと考えられます。

小夢が言う。

でもそれが常見さんが住んでいるマンションの前にたまたま落ちますか？

興玉は可能性としてはゼロではないと答える。

古庄さんの右手もファフロツキーズ現象でしょうねという興玉にそんなの強引すぎますよと小夢は言う。

荒波もあり得ないだろうと言うが、なら他に説明できますか？私の考えを結論とするほかないですよねと興玉。

さらに興玉。

それとも警察はタイムホールの存在を信じると言うことですか？と言うが、荒波と小夢は何も答えることができなかった。

後日、警察が開いた会見でも今回の事件はファフロツキーズ現象ということで発表したのだった。

常見はタイムホールを使って未来から情報を得ている!?

国家安全担当審議官室では直毘が話す。

実は常見真紀は片桐から受け取った資金には一切手をつけていませんでした。

ではどうやって研究資金を？と宇喜之。

直毘が答える。

投資です。

わずかな元手を短期間で莫大な額に。

すると宇喜之。

タイムホールを使って未来から情報を得ていたと？

どう思われますと直毘。

投資の才能があったのでしょうと宇喜之はさらっという。

そういって立ち去ろうとする宇喜之に直毘が言う。

それおともうひとつ重要なことが。

内調の捜査で常見がヒルコと名乗る人物から2ヶ月前にメールを受け取っていたことがわかりました。

内容は？と宇喜之。

直毘が答える。

新しい神になりませんか？あなたにはその資格があります。

宇喜之の表情が険しくなる。

直毘が常見は無視して返信していませんでしたと言う。

新しい神ですか…ふざけやがってと怒りを押し殺して宇喜之が言う。

未来からのメッセージ

常見のマンションを訪ねている興玉と小夢。

興玉が言う。

4年前タイムホールを見つけた後スパイ企業が技術の独占を狙いあなたを拉致しようとしていたことが明らかになりました。

その直後真鍋先生はあなたの改ざんを発表。

プロジェクトから外した。

僕は思うんですけども、スパイ企業があなたをねらっていることを真鍋先生は気付いたんじゃないでしょうかね。

そしてあなたを守るために研究から外した。

つまり真鍋先生はタイムホール研究よりも常見さんの方が大事だったのです。

以上が今回全領域異常解決室が導き出した結論です。

常見は目に涙を浮かべ、視線を落としいろいろと考えている。

そして言う。

憶測はいりません。

私は真鍋先生に直接答えを聞き出します。

自分の力で。

常見はそういって立ち上がり研究室にまたこもった。

常見はＶＲゴーグルを手に取り装着しようとするとスマホが鳴る。

真鍋からメッセージが入っているのだ。

開いて見ると事件が落ち着いた頃だねとメッセージが入っている。

真鍋先生ですか？とメッセージを打ち込む常見。

するとまた真鍋からメッセージ。

まず、おめでとうと言わせてほしい。

君が発見したタイムホールは実証された。

2032年11月3日、我々は再会する。

常見はスマホを抱きしめ声を上げて泣いた。

ハウスメイドの正体は!?

まだ帰ってない小夢たち。

ダイニングでティーカップを下げながら小夢が言う。

片桐がスイッチを推そうとしたとき、周りが一瞬ゆがんで見えました。

あれは何だったんですかね？

私にはそんなことはなかったですと興玉。

また小夢。

じゃぁその後急に苦しみだしたのは何です？

取り調べで急に息ができなくなったと片桐は供述しています。

日頃の不摂生がたたったんじゃないですかと興玉。

あんな都合のいいタイミングで？と小夢。

また興玉。

ならヒルコの、神のみ業とでも？

分らないことがあってもいいじゃないですか。

全てを知ろうとするなんて人間の傲慢です。

ハウスメイドが入ってくる。

小夢がこの前の人とは違うんですねと声をかける。

この前？とハウスメイドの女性はよく分らない様子。

こちらを担当してるのは私だけですがと言う。

小夢が表情を曇らせ考え込む。

それを見ている興玉。

豊玉姫花について気が付く小夢

翌朝の全決では小夢が何かを考えこんでいる。

徹夜なんかして、体に悪いったらありゃしないとカップを差し出す興玉。

小夢が言う。

思い出したんです。

シャドーマンの時、すれ違った人も空間がゆがんだように見えました。

あの時の女性はメイドの人でした。

たまたま一緒だったってことですかと興玉。

小夢がプリントアウトした写真を興玉の前に置く。

シャドーマン事件の時も狐憑きの時も防犯カメラの映像には豊玉が写っている。

この女性は3つの事件に関わっていると言う小夢。

そしていう。

彼女がヒルコです。

豊玉と宇喜之

オフィスビルの中庭でドーナツを食べている豊玉姫花。

するとそのすぐ後ろにスーツ姿の男性が落ちてきた。

すごい音がして周りからも悲鳴が上がる中、豊玉姫花は全く動じず、ゆっくり振り向く、そして上を見上げると窓ガラスが割れている。

あらららららとだけ言う豊珠姫花。

すると宇喜之があまり派手に動かないでください、そろそろ気付かれますよと立っていた。

いよいよ対決か、全領域異常解決室とという豊玉姫花だった。

全領域異常解決室3話考察とメモ

私が気になったことを書いておきます。

宇喜之は人間ではない!?

宇喜之は「愚かな人間に情報発信させる道具を与えたからです」といっていますが、宇喜之はまるで自分は人間じゃないような言いっぷり。

そしてそれを受けた直毘もまた「あなた方を疑うなんてとんでもない罰当たりですから」と言ってました。

直毘もまるで宇喜之を人間ではないことを知っているかのような口ぶりでしたね。

人間じゃなかったらなんなんでしょう？

豊玉姫花は神様？ヒルコ!?

日本の神話「海幸山幸」によるとサメって神様なんだそうですよ。

しかも豊玉姫ってもともとの正体はサメで海の女神なんですって。

豊玉姫花・サメのキーホルダーってこれはもう神様じゃん。

でも今回のラストでは小夢ちゃんが豊玉姫花こそヒルコですって言ってますが、う～ん。

でもヒルコも神様なのか。

謎ですね。

全領域異常解決室3話感想

虎に翼の小橋こと名村辰さんがでてた～。

ちょっとテンション上がってしまった。

今後も芹田さんと一緒にちょこっとでもいいから出てほしいな。

今回のストーリーで何かちょっと見えてきたような。

豊玉姫花、宇喜之、興玉、そして小夢。

前世からの繋がり!?なんなの～‼

まとめ

今回は2024年10月から始まった「全領域異常解決室」第3話のネタバレと感想をお伝えしました。

見逃してしまった人、あそこってどうだっけ？とちょっと確認したいことがある人など、いろいろな方のお役にたてるとうれしいです。