2024年10月スタートのドラマ「全領域異常解決室」。
藤原竜也さんが主演をつとめる完全オリジナルストーリーになっています。
最先端科学でも解決できなオカルト色が強い不可解な異常事件を解決していく本格ミステリードラマ。
ミステリーとオカルトがおりなす世界、興味がありすぎる~♪
今回は第5話の詳しいネタバレをご紹介します。
わかりやすく相関図でもまとめているので気になる方は見てみてくださいね。
全領域異常解決室基本情報
全領域異常解決室の基本情報です。
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— 『全領域異常解決室』フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@zenketsu_fujitv) September 17, 2024
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放送局 | フジテレビ系 |
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放送時間 | 10月9日スタート 毎週水曜日 夜10:00~10:54 |
出演者 | 藤原竜也、広瀬アリス、ユースケ・サンタマリア、成海璃子、小宮璃央、小日向文世、柿澤勇人、福本莉子、迫田孝也。ほか |
主題歌 | TipTap/清水美依紗 |
あらすじ | 不可解な異常事件を全領域異常解決室・通称全決という世界最古の捜査機関が解決していく本格ミステリー。全決とは大和朝廷時代からあり内閣官房直轄の機関。ある日警視庁音楽隊のカラーガードだった天野小夢は全決の出向を命じられる。そこには室長代理の輿玉雅がいた。 |
公式HP | https://www.fujitv.co.jp/zenketsu/ |
全領域異常解決室5話の相関図
全領域異常解決室5話をわかりやすく相関図にしました。
全領域異常解決室5話のあらすじ
全領域異常解決室5話のあらすじです。
東京のあちこちで爆破予告が相次ぎ、ヒルコから犯行声明が出された。これまでの4件は全て爆発の1時間前にマスコミに向けて予告があり、そのすぐ後に警察に爆発物の場所を伝える電話があったため、未遂に終わっていた。
「全決」と警察による捜査会議では、現場の映像を確認すると、全ての場所に謎の女性・豊玉妃花(福本莉子)が現れていた。雨野小夢(広瀬アリス)らは彼女がヒルコではないかと推測。一方、興玉雅(藤原竜也)はマスコミに予告している人間と警察に通報している人間は別だと話す。
そんな時、新たな爆破予告が届く。今回は爆破まで30分の猶予しかない。すぐに爆破場所を伝える電話が警察に入り、一同は現場へと向かう。
その頃、現場では人々の避難が始まっていた。そこに薬剤師・生嶋未智(星野真里)がやってきて…。
未智は爆発物が入ったカバンを見つけるが、逃げ遅れた子どもを助けようとして、爆風に巻き込まれ病院へと搬送される。病院では、幸い命に別条はなかった未智の取り調べが行われていた。現場から5キロほど離れた薬局で働いていた未智は、爆破予告のニュースを見た直後に薬局を飛び出し、公衆電話からどこかへ電話をかけていた。なぜ爆弾の位置が分かったのかと問われた未智は「私には《千里眼》の能力がある」と話す。そして、そこに未智の娘で小学1年生の未琴(諸林めい)もやってきて…。
引用:全領域異常解決室HP
全領域異常解決室5話ネタバレ
全領域異常解決室5話の詳しいネタバレになります。
爆破予告事件プロローグ
スタジアムの外ではパトカーの音がひびき、パニックになっている人達がスタジアムから次々と非難してくる。
コインロッカーに時限爆弾が仕掛けられている。
残り時間は46秒。
小さな女の子をかかえた女性が階段を駆け上がっていく。
すると階段付近で爆発が起きた。
生嶋親子
5時間前にヒルコから爆弾をしかけたという犯行予告が出ていた。
テレビの前でお絵描きをしている6歳の生嶋未琴。
母親の生嶋未智は出かける支度を終え、そろそろ時間でしょと娘の未琴に声をかけ2人は家を出る。
未智は別れ際に未琴に何かあったらすぐ連絡してと伝えた。
ランドセルを背負った未琴は友達と合流し歩いていく。
そんな未琴の姿を未智は不安そうに見つめるのだった。
未智の仕事場は調剤薬局。
マスクをし白衣を着て仕事をしていると待合室から爆破予告があったとテレビの声が聞こえてくるのだった。
第一等級異常事案に格上げのヒルコ
内閣官房国家安全審議官室では直毘がビックデータの解析からヒルコに対する国民の不安が50%を超え、第一等級の異常事案に格上げが決まったと宇喜之に話している。
全決への最高レベルの解決要請。
宇喜之は話す。
なんだかこのビックデータと言うものは恐ろしいですね。
AIにはじき出された分析結果にわれわれの意思決定が委ねられていることにあらためて気付きました。
すると直毘。
ご安心ください。
予算をかけ官民一体で作りあげたシステムです。
主幹をつとめたテムスホールディングスからは通信履歴やカードの利用状況など膨大なデータを提供してもらっています。
宇喜之がタブレットでテムスホールディングのHPを見ていると、CEOには寿正(ことぶきただし)という名前。
それを見ながら宇喜之は呟く。
人の営みを高みから眺める。
まさに神の視点ですね。
直毘は防犯カメラに映った豊玉姫花の写真を手に取って言う。
何度も現場で確認されている謎の女です。
雨野さんが人形町の神社で接触したと言う報告は受けていますが行方はわかっていないんですか。
まだ見つかっていませんと答える宇喜之だった。
爆破予告の後に設置場所を連絡!?
警視庁ではヒルコ連続爆破事件の捜査をしている。
パソコンで防犯カメラの映像を確認している小夢とのの子と北野。
興玉はその近くで缶コーヒーを飲んでいる。
小夢がいました!と大声。
豊玉姫花を発見したのだ。
皆が小夢のパソコンに集まってくる。
のの子がこれで池袋・押上・品川に続いて全ての爆破予告の現場に現れたことになりますと話す。
しかし、犯行予告が出る前には現場で確認されず、騒ぎになった後でやじ馬の中に現れていることから荒波が推測する。
恐らく爆弾を仕掛けた仲間がいるんだろう。
ヒルコに心酔するバカどもは大勢いるからな。
すると興玉。
一番の疑問はヒルコの狙いです。
なぜ犯行予告を出してそのすぐ後に爆弾のある場所を警察に連絡しているのか。
北野が世の中を混乱させるのが目的なのではと言うがのの子はだったら実際に爆発させた方が効果的だろと言う。
荒波が興玉の前に立ち全決さんの結論はどうなんだ?と聞く。
ヒルコ達仲間割れ?
興玉が答える。
マスコミに爆破予告している人間と警察に設置場所を通報しているのは別の人間なんじゃないんですかね。
荒波が言う。
なんだよそれ。
仲間割れでもしてるっていうのか。
それに対して興玉。
わかりません。
ただ僕は警察に通報してきた人間に注目しています。
マスコミへの予告がWeb上で行われるのに対し、警察への通報は電話です。
興玉は電話の録音を再生するとボイスチェンジャーがかかった声。
「爆弾が仕掛けられたのは水道橋の遊園地」
興玉が続ける。
これこそが神の声、神の慈悲なのかもしれません。
小夢は考え込み、捜査一課のメンバーは首をかしげる。
荒波が豊玉姫花の写真を見てこの女を見つければ全てがわかると言うとのの子があんたが逃がさなければねと小夢に言う。
小夢は謝る。
すみません。
でも手をかざされただけでホントに溺れたように息ができなくなったんです。
荒波がお前までヒルコが神だって信じてるんじゃないだろうなと言うと、小夢がそういうわけじゃないですけどと口を濁す。
ママチャリ絵爆発現場に向かう生嶋未智
突然花園管理官が入ってきてヒルコから新しい爆破予告だとテレビをつけると新しい爆破予告をキャスターが読み上げている。
今回は昼12時に爆発すると予告。
今までは爆発まで1時間あったのに今回は30分しかない。
設置場所の通報はまだない。
通信指令室と電話をつないだまま待機する捜査一課のメンバーたち。
数分が経過し、荒波が苛立つ。
さらに時間が進み捜査員たちは焦る。
もし通報がこなければどこかで犠牲者が出ることになる。
するとのの子がいつも通り公衆電話から通報がきましたと声をはる。
「爆弾が仕掛けらたのは府中のスタジアム」
市民の非難が最優先だ!と捜査員たちはすぐ現場へ向かう。
荒波が女は必ず来る!絶対に逃がすなとのの子達に指示を出した。
府中のスタジアムでは人々の避難が進む。
ママチャリで生嶋美智が急いで向かう姿。
間一髪子供を助ける生嶋未智
次々とスタジアムには警察車両が到着。
機動隊と爆発物処理班も到着。
車両から降りる三木本。
残り5分をきっている。
われわれは見捜索エリアを先行する。
すると孫とはぐれてしまったんですと三木本に女性がすがりつき探してくださいと言う。
三木本はその女性の肩に手を置き話す。
大丈夫です。
全員非難が済んでいます。
お孫さんも安全な場所にいるはずです。
三木本は爆発物の捜索に向かった。
残り時間は後1分。
スタジアムの外には自転車でかけつけた生嶋未智。
スタジアムの階段を一目さんにかけ降りていき手当たり次第にロッカーを開け、爆発物を発見。
残りは46秒。
あたりに誰もいないことを確認しその場を去ろうとするが女の子のおばあちゃ~んと泣き叫ぶ声。
残り20秒。
生嶋未智は慌てて女の子にかけより抱き上げ階段を駆け上がる。
残り5秒。
踊り場を回る。
爆発し、爆風で未智が吹き飛ばされる。
大丈夫ですかと三木本が駆け寄る。
未智は抱きかかえた女の子に怪我がないことを確認し安堵して気を失った。
そこへかけつける小夢と興玉。
興玉は未智を見ると額には大量の汗をかいていた。
未智は爆弾のありかをわかっていた!?
生嶋未智が運ばれた病室前。
医者は脳には異常がないが今日は念のため入院してもらうことになりますと告げる。
未智は言う。
それは困ります。
ひとり親で小学1年生になる娘もいますし。
もう帰ります。
すると看護師が言う。
未琴さんですよね。
今学校に連絡してまもなくこちらにつく予定なので安心してください。
未智は不安そうな表情を浮かべる。
廊下で様子を見守っていた荒波とのの子、興玉と小夢がはいってくる。
荒波が声をかける。
警視庁の荒波です。
子供の命を救ったんです。
警視総監賞ものですね。
たまたま通りかかっただけです、何か?と未智。
興玉が汗が気になりましてねと話す。
あなたは白衣を来ていましたし、てっきりスタジアムで働いている医療従事者だと思いました。
でも何であんなにひたいに汗をかいていたんだろうって。
すると小夢。
身元を調べさせてもらいました。
生嶋未智さん。
爆発現場から薬5キロ離れた調剤薬局で働いていますよね?
仕事場で話を聞いてきましたと興玉。
職場の同僚の方の話によれば待合室のテレビで爆破予告のニュース速報が流れた後、貴方は急に駆け出していったそうですね。
そして5キロも離れたスタジアムまで自転車で走り現場へ到着。
たまたま爆弾の近くに子供を見つけて救出した。
調剤薬局を出た時間から類推するとかなりのスピードで自転車をこいだ。
汗もかくわけです。
そこまで急いだ理由は何だったんです?
まるでそこに爆弾があることを知っていたかのように思いますけど。
未智は急に用事を思い出してと話す。
また興玉。
確かに人は急に用事を思い出すこともあるかもしれません。
でも急いでいたのにどこに電話したんです?
電話?ととぼける未智にのの子が未智が公衆電話から電話をかけている防犯映像を見せる。
そして荒波。
調度警察への通報時間と一致します。
しかも映像を見る限りスマホのアプリでボイスチェンジャーを使っているようにも見受けられます。
また興玉。
あなたが通報したんですよね。
なぜ爆弾があそこにあると分ったのですか?
未智。
偶然です。
ほんとに偶然分かったんです。
次々と行方不明者を探し出していた生嶋未智
それを聞いた興玉がさらに興味深い情報が出てきましたと続ける。
2年前栃木県日光の山中で当時行方不明になった児童を発見し保護している。
さらに1年前保土ヶ谷市で家出していた少女を自殺直前に保護。
2ヶ月前には近所で迷子になったお年寄りが電車にひかれそうになったところを保護したそうですね。
これも全て偶然ですか?
未智はそうですと答える。
だとしたら神がかってますねと興玉。
その力の秘密を教えていただけますか。
荒波が爆弾の場所を知っていたと言うことはしばらく署の方に拘留することもできるんですよと言う。
まってくださいと未智が言う。
また荒波。
なら教えてください。
なぜあなたは爆弾の場所を知っていたんです?
千里眼を持つ未智
未智が静かに言う。
千里眼です。
私には千里眼の能力があるんです。
信じられないのはわかります。
でもこのことは誰にも言わないと約束してください。
興玉はなんだかうれしそうに信じます、そして誰にも言わないと約束しますと未智に言った。
興玉の説明。
古今東西千里眼の能力者にまつわる話は尽きません。
ブラックボックスの中を見分ける透視や遠く離れたお宝を見つける力など様々な逸話が残っています。
日本では明治期の御船千鶴子が有名です。
海中に落ちたダイヤを見つけたり、三井財閥の命を受け、吸収の山中で炭鉱を発見したこともある。
でも有名になるにつれインチキだと言われるようになり最後は服毒自殺を図った。
人知を超えた能力を持つと不幸になる典型です。
今の時代に千里眼なんて言われてもと小夢。
また興玉。
頭ごなしに否定するのはよくありませんね。
アメリカでは千里眼の能力が備わったサイキック捜査官が活動していますし人体に千里眼の能力が備わっている可能性は否定できません。
荒波が言う。
彼は超常現象専門の捜査官なんでこういうことを言いますが我々警察は千里眼ですはいそうですかというわけにはいかないんですよ、貴方はヒルコの何を知っている?
娘の未琴が到着
北野が未琴を連れて入ってきた。
お母さん!と駆け寄る未琴。
未智もまた大丈夫よと未琴にかけより両肩をさする。
興玉はそんな未琴を見つめていた。
未琴には2人の男性が付き添ってきた。
1人は未琴の副担任の林友則と未智の友人の下平光。
下平は本人曰く未智と交際中だとか。
未智が下平さんどうして?と聞く。
下平が答える。
連絡がつかないから心配になって職場に電話したんです。
それで入院されたって聞いて。
今日は仕事切り上げてきたので付き添います。
未智はそんなと申し訳なさそう。
しかし下平は未琴ちゃんも心配でしょうしと話す。
林が言う。
学校の方は大丈夫ですので安心してください。
お休みするようならご連絡だけいただければ。
未智がいえ、すぐ退院ですし、未琴も普通に登校できますのでと言う。
すると荒波。
すみません。
お二人ともお引き取り下さい。
でも私はと言う下平におかえりくださいと荒波は警察手帳を見せると2人は出ていった。
そして荒波がお二人には警察がつきますので安心してくださいと未智に言うが興玉がいえ、僕たちがつきますと未琴にゆっくりと近づく。
興玉は未琴の前に立つと右手を差し出し握手を求め挨拶をする。
未琴は未智の顔を見る。
そして未智は興玉を見る。
未琴はゆっくりと興玉の方に手を伸ばすが興玉に手が触れた瞬間に何かを感じ未琴は手をひっこめてしまう。
しかしもう一度ゆっくりと手を伸ばし興玉と未琴は握手した。
興玉が目を閉じて何かを感じ取っている。
新たな爆破予告
すると北野が新たな爆破予告ですと飛び込んでくる。
テレビを付けるとキャスターがヒルコからの予告を読みあげる。
新たな爆弾を設置した。
午後4時に爆発する。
これは神の御業である。
興玉は未琴に目を向ける。
時計を見ると午後4時まであと15分しかない。
設置場所の通報はまだ。
小夢が知っているなら教えてくださいと未智につめよるが、未智は一日に何度も力を使うと負担が大きすぎてと言う。
しかし小夢。
このままだと犠牲者がでます。
教えてください!
未智は苦しそうにしていると未琴が未智の手に触れる。
すると未智は場所をさぐりますと小夢たちに言い、地図ある?と未琴に聞く。
未琴がうなずくとすぐランドセルから地図を出しペンダントを握りしめ地図の上にたらす。
何ですこれ?と北野が言うと、ダウンジングに近い方法ですかと興玉。
未智は地図の上でペンダントを動かし懸命に場所を探す。
地図の上に手を置いている未琴の指がある地点で反応し未智に目くばせ。
そして未智はここです、ここに爆弾がありますと皆に言った。
しかしにわかには信じがたいと荒波が考える。
興玉が彼女を信じてくださいと言い、未智は急いでください!と急かす。
荒波はのの子と北野に湾岸中央署に連絡、大至急建物から非難させろと指示を出して3人は現場に向かう。
未琴はベッドに倒れこんでしまい未智に何かをささやいている。
すると未智が言う。
私達も行きます。
連れて行ってください。
娘だけ置いていけないので一緒に。
行きましょうと興玉。
千里眼の持ち主は未琴だった
爆弾が仕掛けられている現場には爆弾処理班などが次々と到着。
非難が優先だと人々の非難を行う。
興玉たちも現場に到着。
興玉が爆弾の場所は?と聞くと、未琴が未智に耳打ちし、案内しますと未智。
未智と興玉が車の外に飛びさす。
小夢も行こうとするが、興玉が言う。
絶対にその子から目を離さないで。
誰にも渡さないでください。
小夢は呼吸があらく辛そうな未琴に付き添った。
この辺りでしたと未智は興玉を案内し、2人はゴミ回収カートの中を一緒に探す。
爆発物処理班の三木本がやってきて、危険です!早く非難してくださいと声をかける。
興玉のスマホに小夢から着信。
興玉さん、なんか爆弾の場所がかられたって未琴ちゃんが。
それを聞いた未智が、未琴もうやめて!あなたの体がもたない!と叫んでいる。
未琴は隣の建物に連れて行ってと声を絞り出している。
未智が駄目、未琴!もう間に合わないと叫ぶ。
未琴がこのままだと大勢死んじゃうと苦しそうに言う。
どういうこと?と小夢。
すると興玉。
雨野さん、未琴ちゃんが千里眼の持ち主です。
彼女が言う場所に向かって。
僕もそこに行きます。
未琴を止めに行こうとする未智だが、三木本に危ないですからと無理矢理非難させられてしまう。
空中で爆発する爆弾
小夢は未琴をおんぶして隣の建物に向かう。
興玉も全速力で走る。
隣の建物のロビーには爆弾騒ぎなど知らない大勢の人達でにぎわっている。
未琴をおぶった小夢が辺りを見渡し爆弾を探していると、未琴がそこと指さす。
そこにはバックに入った時限爆弾があった。
残り時間1分17秒。
小夢は警察手帳を掲げて叫ぶ。
ここに爆弾があります!
急いで非難してください!
爆発します!
早く逃げて!
最初は状況が飲み込めなかった人たちもパニックになり非難し始めた。
興玉が小夢と未琴の元にやってくる。
小夢が慌てて言う。
興玉さん、もう間に合いません!
逃げましょう。
興玉はその子を頼みますと爆弾を持って走る。
残り10秒。
非常扉から屋上へとでる興玉。
爆弾を空へと向かって投げる。
爆弾は空中で爆発し、興玉は爆風で吹き飛ばされた。
生嶋未智がさらわれた!
現場近くに設置された医療用設備のベッドで目を覚ます興玉。
未琴を抱いた小夢が入ってきて、未琴ちゃん点滴してもらったら寝ちゃいましたと話す。
興玉が起き上がる。
お母さんはと聞く興玉に、荒波さんが事情聴取をするって言ってましたと未琴をベッドに寝かせながら小夢が答える。
そして続ける。
治療が終わったら興玉さんに聞きたいことが山ほどあるって。
でしょうねと興玉。
そして言う。
未琴ちゃんは本物の千里眼の能力者です。
その力を使いこれまで何人もの人を救ってきました。
今回の爆弾予告事件では爆弾の場所を千里眼で導き出しそれを、母親から警察に連絡してもらい人々を救っていた。
ただ千里眼を使うと体に相当な負担があるようですね。
それを聞いた小夢。
信じられません。
でもこんな小さい体で頑張ってたなんて。
また興玉。
予知の力で人々を救う。
それが彼女の宿命ですから。
未琴が目を覚ます。
大丈夫?と声をかける小夢。
そこへ荒波が入ってきて生嶋未智を見なかったか?と言う。
荒波さんが事情聴取をしてるのでは?と言う小夢に、探しているが見当たらないという荒波。
僕らも探しますと興玉が言い。
すると未琴に携帯が鳴る。
お母さんからだと未琴。
お母さん?と未琴が出ると、ボイスチェンジャーの声で母親は預かっていると言う。
興玉が電話を代わり、目的は?と聞くと、今すぐ娘を新木場の旧アクアビルに連れてこいと言う。
そして続ける。
分ってると思うが、絶対に全決だけで来い。
警察に用はない。
そして電話は切れた。
警察では手に負えない領域に突入
心配そうな未琴。
小夢は大丈夫絶対に救い出すからねと未琴を励まし荒波に電話しようとする。
それを止める興玉。
警察に手に負えない領域に入ってきてます。
ない言ってるんです?人がさらわれてるんですよ!警察に任せるほうがという小夢をさえぎって興玉が続ける。
目の前で起きてる。
常識と言う概念を取り払って考えてください。
じゃぁどうするんです?と小夢。
興玉が答える。
未琴ちゃんの保護が最優先です。
彼女を全決に届けてからわれわれだけで救出に向かいます。
すると未琴が、駄目、私も行くと布団から出る。
興玉が未琴に視線を合わせて話しかける。
君もそろそろわかっているはずだ。
自分がどれだけ重要な存在かということが。
君の命を最優先する。
でも未智さんが…と言いかける小夢に雨野さんちょっと今黙っててください!と興玉。
言葉を失う小夢。
私はどうなってもいいからお母さんを助けるという未琴。
それに対して興玉。
相手はヒルコだ。
君は消される。
人間のために一柱が消えるかもしれないんだぞ。
すると未琴。
分ってる。
でもお母さんを助ける。
あなたにだって大事な人はいるでしょ。
興玉は分ったと答えた。
宇喜之に応援を要請する興玉
小夢はまた言う。
警察に連絡しましょう。
私達だけで行っても。
興玉が応援を呼びますと言う。
応援?また芹田さんですか?と小夢。
興玉は宇喜之に電話をかける。
興玉です。
市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)を保護しました。
この後すぐヒルコとの直接対話があるかもしれません。
武力行使に備えた戦闘要員の派遣を要請します。
宇喜之は神妙な面持ちで言う。
分りました。
なんとか間に合わせます。
興玉君も気を付けて。
いってらっしゃい。
行ってきますと興玉は電話を切った。
ヒルコ信者だった三木本と林と下平
タクシーで指定された現場に到着する興玉と小夢と未琴。
半開きになったシャッターから建物の中に入るとシャッターが閉じる。
そこには1台のワンボックスカーが止まっている。
中からは三木本と林と下平が出てきた。
社内には縛られている未智の姿。
お母さんと未琴が駆け寄ろうとするが未智が来てはダメと言わんばかりに首をふる。
三木本が動くな!遠隔式の爆発装置だとスイッチを見せる。
未智の足元には爆弾が設置されている。
ここにヒルコがいるの?と小夢。
三木本が言う。
俺がヒルコだ。
僕もヒルコ。
あっ、私もヒルコです。
と林も下平も続いて言う。
未琴が前に出ようとした興玉の手を引っ張って止め、じっと見つめている。
林と下平が小夢と興玉を縛り座らせる。
興玉が言う。
全員ヒルコの狂った思想に取りつかれた熱狂的な支持者たちでしょう。
ヒルコの支持を受け、生嶋さんに近づき親子を監視してきたのですね。
ヒルコの狙いは最初から千里眼の能力者だった。
恐らく未智さんの周辺で千里眼の能力が発揮されていることを知り、彼女を監視しながら今回の連続爆破未遂事件を起こした。
そして未琴ちゃんが能力者だとわかり保護に動いた。
千里眼の能力を悪用するつもりで?と小夢。
三木本が話し出す。
ヒルコ様は神だ。
そんなちっぽけなことはしない。
また興玉。
ヒルコの狙いは未琴ちゃんをこの世から消すことです。
自分の邪魔になる能力者を一人一人消すことがヒルコの当初からの狙いですよ。
すると林がさすが全領域異常解決室、話が早くて助かりますと未琴を抱き上げる。
未琴がお母さん!お母さん!と叫んでいる。
下平が未智を興玉たちの近くに座らせて爆弾をその側に置く。
三木本が言う。
娘をヒルコ様に渡すのが俺たちの役目だ。
これでついにヒルコ様にお会いできると林。
あなたたちとはここまでですと下平も嬉しそうに話す。
三木本たちは未琴を連れワンボックスカーに向かっていく。
乗り込む前に立ち止まり興玉たちの方を振り向き、修理固成と言い爆弾のスイッチを推そうとする。
興玉と小夢は目を閉じる。
やってきた豊玉姫花
すると足音が聞こえる。
入口から豊玉姫花が入ってきた。
三木本たちの前に立つ。
三木本があなたがヒルコ様?と聞く。
うっすらと笑みを浮かべる豊玉姫花は三木本たちに手をかざす。
周囲の空間が歪み3人は呼吸困難に陥る。
豊玉姫花は三木本が落とした起爆用スイッチを拾い上げ小夢に近づいてくる。
恐れおののく小夢。
豊玉姫花は小夢の背後から顔を近づける。
小夢は絶体絶命。
泣き出しそうな顔になる。
すると結束バンドが切れる音。
小夢の体は自由になったのだ。
続いて豊玉姫花は興玉の結束バンドも切った。
遅かったですね豊玉さんと興玉。
豊玉姫花はごめん、生ドーナツの店に並んでたと謝った。
その姿を呆然と見つめる。
そこへ芹田もまた雨野さ~ん、大丈夫ですか?と自転車で走り込んで来る。
何がなんだか訳が分からない小夢ははいと返事をする。
そして芹田がヒルコは?と聞くと、興玉が答える。
信者だけでいないようです。
監視してこちらの戦力を図ったのかもしれない。
すると豊玉姫花。
もういいよ。
どっちみち私の存在もバレてきてたし。
あの、どういうことですか?と小夢。
すると興玉。
説明は後。
今は2人の安全確保が先です。
未琴を助け出す興玉と芹田。
未琴と未智は抱き合って安心する。
2人を見つめている興玉と芹田と豊玉。
豊玉が言う。
宇喜之っちが特別保護の用意するって。
芹田が振り返り三木本たちを指さして、あっ、息と言う。
豊玉はあっ!やばっ!と慌てて術を解いた。
3人はせきをしているものの意識は朦朧。
興玉、芹田、豊玉が三木本、林、下平の額にそれぞれ手を当て唱える。
「事戸を渡す」
三木本、林、下平の頭から黒いチリのようなものが立ち上っていく。
小夢はそれを唖然としてみている。
興玉が振り返り雨野に言う。
雨野さん、もういいですよ。
警察に連絡を。
そして興玉は美智と未琴に言う。
この後の警察の取り調べですが僕の言う通りにしてください。
今回の事件の真相
警視庁。
荒波とのの子から事情聴取を受ける未智と未琴。
三木本と林と下平は取り調べを受けている。
ヒルコ専従班ではのの子が小夢に事情聴取などの報告している。
生嶋未智は友人だった下平のスマホを見て爆破計画や設置場所が分ったと証言している。
それに気付いた下平から誘拐されたって。
つかまった3人は全員ヒルコ信者で連続爆破事件に加担したことは認めている。
押収したパソコンやスマホからも計画の内容やヒルコを称賛する書き込みが見つかっている。
ヒルコの目的は?と聞く小夢。
のの子が答える。
誰も供述しない。
ヒルコに忠誠を誓っているからかそれとも本当に何も知らない可能性もある。
荒波が立ち上がって聞く。
なぁ、腑に落ちないんだが、生嶋未智と娘の未琴はお前らに救出されたと言っている。
だがあの3人はそのとき何が起こったのか一切何も覚えてないらしい。
本当にお前ら2人だけで爆破装置を持った男3人を制圧したのか?
他に協力者がいたんじゃないのか。
のの子も言う。
お前警察官だよな。
何があったか本当の事を言えよ。
小夢が答える。
私と興玉さんだけで制圧しました。
相手の隙をついて連携プレーです。
雨野と荒波。
私は警察官ですと小夢はまっすぐな視線で言った。
未智と美琴の今後について
全領域異常解決室では宇喜之が生嶋未智に言う。
警察の方も事情聴取通りと言うことで無事に着地しました。
千里眼の話は表に出ないのでご安心ください。
ただ、娘さんが再び狙われる危険がありますので、今後は別の土地で生活していただきます。
えっ!?という生嶋未智。
宇喜之が続ける。
内閣情報調査室という信頼できる国の期間が管理する特別保護プログラムです。
新たな人生を生きていただくような形になります。
もしくは未琴さんをわれわれ保護の下で育てることもできます。
その場合お母さんには今後一切危険は及びません。
これまで通り自由な人生が保証されます。
どちらを選ぶかはお任せ…
即答で未琴と一緒に暮らしますという未智。
未琴と一緒なら何でもいいです。
分りましたと宇喜之。
そして話す。
大人になればああいう特殊能力は消えることが多いです。
ですからあまり心配しなくて大丈夫ですよ。
すると未智。
ごまかさなくていいです。
自分で生んだんです。
あの子が他の人とは違う特別な存在だということは分っています。
でも私の娘です。
必ず私が守ります。
宇喜之はうなずいた。
全決の建物の前で猫の背中を撫でている未琴に興玉が話しかける。
お母さんは君と一緒に暮らすそうです。
いい親にめぐり合えましたね。
困ったことがあったら連絡してください。
僕らはずっと見方ですから。
未琴は分ってるとうなずいた。
未智と未琴は内閣情報調査室が用意した車に乗り込み固く手を握り合った。
八百万(やおよろず)の神々は人生を繰り返し人間界で暮らしている
2人を見送った後、全決に戻ろうとする興玉を小夢がじっと見つめている。
興玉と小夢は全決に戻り自分達のデスクに座っている。
興玉が何から話したらいいですか?と聞く。
こっちだって何から聞けばいいかわかりませんよと小夢。
でしょうねと興玉。
そして小夢。
生嶋未琴ちゃんあの子は何ものなんです?
興玉が答える。
彼女は市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)です。
何ですそれ?とと興玉の方を見る小夢。
興玉が説明する。
重要な神の一柱。
古来より予知能力を使い国の災いを鎮めてきました。
あの子が神様だってことですか?と目を見開いて聞く小夢。
また興玉。
あの子だけじゃありませんよ。
やおよろずの神々が今もこの世界で暮らしています。
彼らは何度も何度も新たな人生を繰り返し皆それぞれの時代の人間の姿をしてごくごく当たり前に生きてきました。
風邪もひくし二日酔いにもなるし失恋し泣いたりもする。
それが神です。
彼らの中には人知を超えた能力を持っている者もいます。
神がそれらの能力を使い起こした不可思議な事件。
それを人間たちに気付かれないように丸く収めるのが全領域異常解決室の本来の仕事でした。
でした?と小夢。
興玉は言う。
ヒルコの登場で全てが変わった。
僕らは今謎の神ヒルコとの戦争状態にある。
全領域異常解決室5話考察とメモ
私が気になったことを書いておきます。
見方だった豊玉姫花!
なんと今までヒルコなのか?という怪しい雰囲気だった豊玉姫花は見方でしたね。
ではなぜ、豊玉神社で小夢と遭遇したときに小夢に術をかけたんだろう?
ちょっとしたいたずら?
気になる。
宇喜之は豊玉の正体を隠しておきたい感じでしたが、そんなことお構いなしに豊玉はモリモリ自由気ままに動いてましたもんね。
サメの神様なんだろうなと思ってますが、武力系の神様なのかな。
武力行使に備えた戦闘要員って結局芹田と豊玉だけ?
興玉が宇喜之に武力行使に備えた戦闘要員の派遣をお願いしてましたが、結局来たのは芹田と豊玉だけ。
これだけなんですか?
宇喜之も興玉もはかなり大変なことになりそうですよぉな感じだしてましたけど、興玉・豊玉・芹田の3人で叶う相手なんですかね?
ヒルコがラスボスなわけだから、きっとすんごく強いんですよねっていう期待感あるんですけどね。
ヒルコの正体は寿正!?
豊玉姫花が見方となるとじゃぁヒルコは誰なの?ってなりますよね。
ビックデータシステムを作っている会社のHPを宇喜之がじっと見てましたね。
そこにあったCEO寿正説どうですか?
ま…まさか大どんでん返しの宇喜之さんじゃないですよね!?
全領域異常解決室5話感想
おおぉぉ~、今回はなんかすごかったですね。
不思議な力を持っている人が本当にいるってことが皆の前で明らかになりました。
見てて鳥肌たちましたよ。
いよいよこれから今までわからなかったことが紐解かれ事態は大きく展開していくんだなって感じですね。
ワクワクする~。
まとめ
今回は2024年10月から始まった「全領域異常解決室」第5話のネタバレと感想をお伝えしました。
見逃してしまった人、あそこってどうだっけ?とちょっと確認したいことがある人など、いろいろな方のお役にたてるとうれしいです。