2024年春ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」第6話「ついに手にした権力」が放送されました。
第5話では海斗と大友の理事長選になるかと思いきや、皇一郎の鶴の一声で理事長選は中止となり、病院経営を救うため多くの融資を取り付けた方を理事長に任命するということになりました。
戦いは見事海斗が制し理事長になりました。
いよいよ亡き海斗の父・智信が長年にわたり構想をねってきたプロジェクトが動き出します。
Re:リベンジ-欲望の果てに-基本情報
Re:リベンジ-欲望の果てに-の基本情報です。
放送局 | フジテレビ系 |
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放送時間 | 毎週木曜 夜10:00~10:54 |
出演者 | 赤楚衛二(天堂海斗)、錦戸亮(大友郁弥)、芳根京子(朝比奈陽月) |
主題歌 | WHY?/Stray Kids |
あらすじ | 日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」。理事長の息子海斗(赤楚衛二)は、父との仲違いから医師にはならずに週刊誌の記者として出版社で働いている。父親が事件に巻き込まれたと聞いた海斗は天堂記念病院を訪れるが、理事長の座を狙って権力争いが起きようとしていた。 |
公式HP | https://www.fujitv.co.jp/re-revenge/index.html |
Re:リベンジ-欲望の果てに-の相関図
Re:リベンジ-欲望の果てに-の第6話をわかりやすく相関図でまとめてみました。
Re:リベンジ-欲望の果てに-第6話のネタバレ
では、Re:リベンジ-欲望の果てに-第6話のネタバレいってみましょう。
亡き智信の秘書だった高村が戻ってきた
新しいスーツを着た緊張した面持ちの海斗が理事長席に座っているとノックの音が聞こえる。
父智信の秘書をやっていた高村が入ってきた。
高村は亡き智信の後を継いだ海斗の秘書として尽力してくれることになった。
海斗と高村はしっかり握手をし、高村は海斗にご立派になられましたね、全力で理事長を支えさせてもらいますと言うのだった。
理事長就任の挨拶をする海斗
理事会議室では海斗が理事長就任の挨拶をする。
そして今後の天堂記念病院存続のため、亡き父智信の夢でもあったプロジェクト・心臓血管外科プロジェクトを成功に導くべく多額の融資を取り付けていることや、これまでの閉鎖的な経営体制を打破し一丸となって天堂記念病院の信頼を取り戻していきましょうと告げた。
新院長となった小笠原が率先して拍手をし皆もそれに続き、理事全員から拍手をもらったことで海斗も笑顔になっている。
大友だけは目をあわさずに手をたたいていた。
ナースステーションでは若くして理事長になった海斗の噂話が聞こえてくる中、看護師長が陽月にこれでみさきちゃんの手術もできるようになるかもねと声をかける。
だといいんですがという陽月に、きっと大丈夫、待った甲斐があったわねと励ます看護師長。
陽月はありがとうございますと言い、明るい表情で仕事を続けた。
そこへ意思の若林がやってきて何か変わったことはありませんでしたかと看護師長に聞く。
看護師長は特に何もありませんでしたと答え、若林は陽月の妹美咲の病室へ行く。
佐竹がきてから暗い表情の美咲
若林が病室に入るが美咲は暗い表情。
そんな美咲をどうしたの?なにかあった?と気遣う若林。
美咲は先日やってきた佐竹のことを思い出し呼吸が荒くなっていた。
そこへ変わりましょうかと大友がやってきた。
美咲はまた佐竹のこを思い出し、大友に何かを言いたげ。
そこへ陽月がやってくる。
大友は陽月に生食の交換をお願いしますといい美咲にじゃあねと告げ病室を出ていった。
手術のことを美咲に告げる陽月
陽月は新しい点滴を用意しながら美咲に言う。
この病院で手術ができるかもしれないよ、手術したらきっと元気になる、学校にも行けるようになるよ、だからがんばろうねと。
美咲はうんと言うがすぐ暗い表情に変わるのだった。
レイスキャピタルと聞いて何かを考える高村
海斗は高村と智信の墓参りに来ていた。
高村は智信さんよろこんでいると思います、海斗さんと大友さんが力をあわせてプロジェクトを進めることが智信さんの願いでしたからと海斗に言う。
墓地からの帰り高村は予算表を拝見したが、あれだけの設備を整えるとなると相当な融資が必要ですが、どちらで融資をお受けになるのですかと海斗に聞く。
海斗は投資会社のレイスキャピタルから融資をうけると答える。
高村は少し不思議顔でその投資会社とはどちらでお知り合いに?と聞くと、海斗は会長が開いた説明会で知り合ったと話す。
高村はあぁそうですかとまだなんだか腑に落ちない表情。
スクープ記者木村と大友
大友は地下駐車場で黒いワゴンの助手席に乗り込む。
その車には大友が智信殺害の件でネタをリークしていたスクープ記者の木村が乗っていた。
木村は大友先生が睨んだとおりでしたよと言う。
大友は木村にいろいろ調査を依頼している様子で、今回はレイスキャピタルの件を調査させ、記事にしてもらっていたのだった。
木村はさらに続ける。
このネタは融資を受ける天堂記念病院にとって非常に大きなスキャンダルになるでしょうねと。
ありがとうございますという大友。
木村は本当にうちで記事にしちゃっていいんですよねと言うと大友はうなずくが、ただもう少しだけ待ってくれませんかと言った。
レイスキャピタルの件で海斗を理事長からおろすべきと皇一郎に進言する大友
ホテルの一室。
大友は皇一郎に木村が書いたレイスキャピタルの記事を見せながら言う。
数日後に週刊誌から記事がでます。このような会社と天堂記念病院が深いつながりがあるとわかれば再び世間から厳しい目が向けられることでしょう。全ての責任はレイスキャピタルの内情を十分に調べず融資を取り付けてきた天堂海斗理事長にあります。騒ぎが大きくなる前に責任をとって理事長の座からおりていただくべきではないでしょうかと。
皇一郎は言った。
こうなることを見越して一度は身をひいたのか?例え理事長の椅子を一次的に取られてもあやつが自滅するのを待ってから奪い返せばいいと。
大友はご想像にお任せしますと答えた。
豪華な鉄板焼きのお店で木下と食事をする海斗
シェフが目の前でステーキを焼いてくれる素敵な鉄板焼きのお店で食事をする海斗と木下。
木下はさすが理事長ともなると違いますね言う。
海斗、だろうと得意げ。
木下、なんか遠くの世界に行ってしまった気がするなぁ。
海斗、実は高村さんに予約してもらったんだ。席の指定からコースの指定、何から何まで全部。
木下、やっぱり、先輩がこんないい店知ってるはずないなと思ったんですよ。
海斗はおぉいと突っ込みながら、今の俺があるのは木下のおかげだからさ、感謝してると告げる。
木下は、こないだはすみませんでしたと口づけをしたことを思い出しながら謝る。
海斗は覚えてたんだと。
木下はギリ記憶ありますねと言いながらワインを一気に飲み干す。
海斗はずいぶん酔っぱらってたもんなと目の前の前菜を食べる。
木下は酔っぱらってましたけど、あの時言ったことは嘘じゃありませんからと真剣な眼差しで海斗を見つめる。
海斗はその顔を真面目な表情で見つめ返していると携帯がなり、木下に許可を得て電話に出る。
レイスキャピタルの内情を知る海斗
それは高村からの電話だった。
高村はレイスキャピタルが気になって少し調べてみたら、実はその投資会社は違法に資金を集めている可能性があると告げた。
海斗は席に戻り木下に電話の内容を伝える。
そして、そんな会社とつながりがあると世間に知られたらプロジェクトが頓挫すると。
木下はそのファンドって最初は大友が接触していたところですよね、大友はその会社が怪しいと気が付いていたのかも、だからあえて手をひいたのかもと言う。
海斗はどういうことだよと聞く。
木下は融資を受けた後にその不祥事が発覚すれば契約を取り付けた海斗の責任問題になるからですよ、そしてそれを理由に理事長の座から追放することができるからですよと説明する。
海斗はそこまで見越して動いていたのかと言うが、木下は相手は大友郁弥ですよと返す。
そして木下は海斗に行ってください、私なら大丈夫ですからと海斗を気遣う。
海斗はこの埋め合わせは必ずするからと去っていく。
木下は海斗が去っていった方を見て寂しそうな表情をした。
理事長室に戻った海斗はレイスキャピタルの阿川に電話をするも繋がらない。
陽月からプロジェクトの件聞いたよ、美咲も喜んでます、応援してるねとメッセージが届いた。
それを見た海斗は眉間にしわをよせ理事長椅子にドサッと座り込み額に手を当ててうなだれる。
皇一郎にレイスキャピタルの件を謝罪する海斗
海斗は食事中の皇一郎にレイスキャピタルの件を謝罪しに行った。
そして、すぐにあの会社との契約を撤回し新たなパートナーを探すと伝える。
それを聞いた皇一郎、既にプロジェクトのための医療機器の手配はすませているんだろう、支払いまでにパートナーは見つかるのかと言うと、海斗はそれは…と何も言えなくなってしまう。
皇一郎は続ける。
資金はショートし、ブランドイメージは失墜、今度こそ天堂記念病院はおしまいだ、どう責任取るつもりだと。
海斗はまたしてもそれは…と答えられなくなってしまった。
皇一郎はどう責任取るつもりかと聞いているんだと大きな声で海斗に問う。
海斗は皇一郎に近づき深く頭をさげ申し訳ありませんでしたと言う。
すると皇一郎はよくそこまで腰がまがるもんだ、許しを乞うために必死で頭を下げる人間の姿はいつ見ても愉快だなぁ~とかすれた声でひぃやぁっはっはっと笑う。
海斗はぽかんと顔をあげる。
レイスキャピタルの内情を既に知っていた皇一郎
すると皇一郎は安心しろ、元よりあのような会社とは契約はしておらんと言う。
秘書の永田が説明する。
本契約前に会長のご判断で破棄しておりました。ですので天堂記念病院とレイスキャピタルとのつながりはありませんと。
皇一郎、契約先の調査など当然ことだ、お前はこのような事態になるまで気が付かなかったようだがな、大友先生は見抜いておったぞ。そして今回の責任をとるためにおまえを理事長の座からおろすべきだと言ってきよった。もっとも本契約にはいたっていないと伝えたら珍しく目をまぁるくしておったがな。
そしてまた永田。
新しい融資元です、事前の内部調査もすんでおりますとリストを海斗に渡す。
皇一郎は今回の件、私がいなかったらどうなっていたことだろうな、やはりお前にはまだ理事長の座は早かったかなと言う。
海斗は、いえ、そのようなことはと答える。
皇一郎はまた海斗に問う。
今後私がお前に求めるものが何かわかるかと。
そして立ち上がり成果だよといいながらエビチリのソースがついたスプーンで海斗のほっぺをぺたぺたとたたく。
さらに、今回の代償に見合った成果をだしなさい、よいなと海斗に言うのだった。
海斗はご満足いただけるよう最大限努力いたしますとまた頭を下げる。
その姿を見た皇一郎はまたしても笑い席に座り中華料理をほぉばった。
木村に新たな調査を依頼する大友
大友はスクープ記者木村と電話で話していた。
木村はまさか本契約にいっていなかったなんて、これじゃ記事にしようがないですよと。
大友は当然理事長に責任を求めることはできませんと言う。
木村は、会長は大友先生のさらに先をいっていたってことですかと聞くと、大友はあえて天堂海斗を泳がせ、弱みを握る所まであの男は目論んでいた、ただ、今回の件はまだ裏があるように思えてなりませんと答えた。
そしてまた木村にあることを調べてもらえないかと依頼するのだった。
大友を悪く思わない様子の高村
理事長室に戻る海斗と高村。
高村はまずはプロジェクトを進めることができることを喜びましょうと前向きに言う。
海斗はしかしこれで会長に大きな借りをつくってしまいました。それに、大友先生もこの件を独自で調査しており、私に責任をとるように会長に進言したようですと言うと、高村は大友先生が?と少し不思議そうに言う。
海斗は高村にひとつお願いしたいことがありますと言った。
悪化する美咲の症状
病院では苦しそうな美咲が病室から運び出され処置室へ向かっていた。
美咲、美咲と声をかける陽月。
若村先生状況はと慌ててやってきた大友が聞き、若村が状況を答える。
処置室に海斗もはいってきた。
小笠原は今すぐ手術が必要な状態だがまだ病院の設備が整うには時間がかかると言うと、海斗は私がメーカーに直接交渉し必要な機材を優先的に手配しましょうと言う。
すると大友が問題は他にもありますと口をはさむ。
美咲の心臓の状態から手術を強行するのはあまりにもリスクが高いと。
それを聞いていた若村は、しかしこのこままではいずれ心筋梗塞で命を落とす可能性もひていできませんと。
陽月は涙をこらえながらベッドの美咲を見る。
大友はまずは検査をかさね手術以外の選択肢もふくめ慎重に検討するべきかとと言う。
小笠原もいずれにせよ設備が整うまで手術はできません、今はしっかり様子を見ましょうとその場をおさめる。
大友をプロジェクトからはずす海斗
海斗は大友に少々お時間よろしいですかと声をかけ2人は理事長室に行く。
大友はご用件はなんですかと聞くと、海斗はレスキャピタルの件といえばわかりますよねと。
そして続ける。
あなたにはプロジェクトからはずれてもらいます。私情で病院をおとしめようとする医師に信頼して患者をまかせられないと。
大友は強行で手術を続けようとしているのなら考え直すべきです。今の彼女の体力では耐えられるはずがないと言う。
それを聞いた海斗は、他の医師も同じことを言うでしょうか?
どういう意味ですかと大友。
海斗はあなたの代わりならいくらでもいる、話は以上です、おかえりくださいと告げる。
部屋を出ていこうとする大友に向かって海斗は美咲ちゃんは私が必ず救って見せますと言う。
新しい医師を探す海斗
高村が理事長室に入ってきて、頼まれていた心臓血管外科医の候補者リストを渡す。
海斗が目を通していると本当にいいんですかと聞く高村。
海斗は私の方でリストを拝見して選定します、その後交渉に入ってくださいと言うのだった。
高村は承知しましたと部屋を出ていった。
病室では美咲がベッドで眠っていた。
陽月が付き添っている。
そこへ海斗がやってきて、陽月はどうしたらいんだろう私には何もできないと言う。
心配そうな陽月に海斗は必ず救って見せるよ、大丈夫、大丈夫だから俺を信じほしいと言うのだった。
新しい心臓血管外科医・岡田千尋
赤いハイヒールでコツコツと音をたてて病院に入ってくる女性。
大勢の医師や看護師が出迎え案内する。
彼女は岡田千尋。
これまでの経歴から海斗がスカウトした新しい心臓血管外科の医師だ。
海斗は美咲の病状について手術が可能かどうか早速聞くが、岡田は過去に海外で同様の数値での手術を行い成功させましたと答える。
それを聞いた海斗は笑顔でうなずきながら先生のような経験豊富な方ならそう言っていただけると信じていましたと言うと岡田は突然あまり時間がないかもしれませんと言う。
理由を説明する岡田。
国際メディカルセンターが来月同じ症例の患者の手術を行うそうです。この手術は国内ではまだ例がないので、美咲さんの手術を成功させれば天堂記念病院にとって大きな成果となり世間の注目を集めるでしょう、しかし先を越されては意味がないと。
それを聞いた海斗はわかりました、一刻も早く手術できるように進めましょうといい、手術認可書に理事長印を押すのだった。
プロジェクトが動き出すことを説明する海斗
理事会議室では海斗が理事達を集め説明していた。
天堂記念病院の命運を握る心臓血管外科プロジェクト、その第一例として、当病院に入院している朝比奈美咲さんの手術を行うことで決定いたしました。手術に必要な医療機器は近日中に手配が完了する予定です。なお手術はこちらの岡田先生が努めますと岡田を紹介した。
院長の小笠原は手術は大友先生が行うのでは?と聞くが海斗は岡田先生は経験も豊富で美咲さんとよく似たケースの手術でも成功を納めていますと説明する。
そして、皆に向かって、海斗は言う。
総合的に見て今回は岡田先生が適任であると判断しました。この手術が成功したあかつきには岡田先生にはこのプロジェクトのリーダーを担っていただく予定です。各科のご協力よろしくお願いいたしますといい大友を見てに少しにやりとする。
大友は無表情で見返し少しして目をそらした。
手術の記事を木下に依頼する海斗
海斗は今回の手術の件を特集で記事にできないかと木下に電話する。
木下は先輩の頼みですし、上に交渉してみますけどと言う。
海斗はありがとう助かるよと感謝を伝える。
そんな海斗に何か言おうとする木下だが何でもないですと言って節電。
電話を置き一点をぼぉっと見つめる木下だった。
手術をすることに納得できない様子の大友
海斗が理事会議室を出ると廊下で待っていた大友が海斗に本当に手術するんですねと言う。
海斗は先日お話しした通りです、あなたの医学的懸念も岡田先生は払拭できるとおっしゃった、これ以上議論する必要はありませんと言う。
大友は後悔することになりますよと言うが海斗はあなたがねと言ってお互いが反対方向に立ち去った。
佐竹と陽月の関係と美咲の陽月に対する思い
美咲は個室病棟に映っていた。
美咲の個室に入る海斗。
美咲に具合どうと声をかけると美咲は私手術するのと聞く。
やっとできるようになったんだよという海斗に美咲やイヤだ、手術したくないと言う。
海斗は怖いよね、俺も手術したことがあるからわかるといいながら美咲の手を握ろうとするが美咲が海斗の手をよけて言う。
私は手術しちゃダメなの、私のせいでおねえちゃんが幸せになれない、だって手術したらおねえちゃんまたあのおじさんとと言いながら佐竹が来た時の事を思い出す。
佐竹は美咲に言っていたのだ、君の心臓はおねえちゃんがおじさんと寝たお金で動いているんだよだから感謝して生きなきゃねと言いながら乱暴に美咲の頭を撫で、なぁっと強く言っていたのだった。
それを聞いた海斗は愕然とした表情で美咲を見つめる。
美咲は続ける。
もうおねえちゃんに迷惑かけたくない、私のせいで郁弥君とも離れて、おねえちゃんを不幸にしてまで私生きたくないと。
陽月の美咲に対する思い
病室の扉近くに花をいけた花瓶を持った陽月がいた。
それに気が付く2人。
みさきはおねえちゃん私のせいでごめんねと謝る。
陽月はどうして謝るの、どうして美咲があやまるのと聞く。
美咲はだってずっと迷惑かけてと答えるが、陽月は迷惑なんかじゃない不幸なんかじゃないよと美咲に言う陽月。
それを聞いた美咲は今まで陽月がしてくれたことを思い出しながら、手術にお金がかかるから私のためにずっと働いて、いつもいつも自分の事よりわたしのために、ずっと私のためにおねえちゃんはがんばってくれた、私がいなかったらおねえちゃんもっと…
陽月は美咲の言葉をさえぎり強く抱きしめる。
そして言う。
私はね美咲がいてくれるから幸せなのと今までの美咲との生活を思い浮かべながら。
美咲がいてくれる毎日がなにより幸せなの、あなたが元気になって一緒の時間をずっと過ごせることが一番の幸せなのと。
陽月は手術うけよう、病気なおして楽しい事たぁっくさん一緒にしようと美咲に言うと、美咲はうん、ありがとうおねえちゃんと言うその表情は明るかった。
陽月と佐竹との関係を知った海斗
待合室で会話をする海斗と陽月。
陽月は軽蔑してるよね、手術代のこと、でも後悔はしてない、美咲を助けることに必死で他にお金を用意する手段なかったしと海斗に言う。
海斗はすげぇよ、俺は誰かのためにそこまでできるかって考えてた、そこまで強く思いあえる家族がいるって幸せなことだよ、ほら俺にはいないからさと話す。
海斗は一つ聞いてもいいかなと。
さっき美咲ちゃんが陽月と大友先生が離れちゃったって。
陽月は、ほんと勝手だよね、海斗がいなくなって大友先生の優しさに甘えた、それなのに、ずるいよね、
海斗はいいんじゃない、ずるくて、頼れる人がいるなら頼ればいいんだよ、手術はきっとうまくいく、陽月も美咲ちゃんもこれからきっと幸せになれる、だから大丈夫。
ありがとうと笑顔で答える陽月だった。
薄暗い資料室ではパソコンに向かい美咲のカルテを見ている大友の姿があった。
その表情は厳しいものだった。
いよいよ始まる美咲の手術
理事長室では海斗が理事長席に座り手を合わせ目を閉じ深呼吸している。
失礼しますと高村がまもなくお時間ですとやってくる。
うなずき海斗は立ち上がる。
今日は美咲の手術の日。
陽月は花火の刺繍をしたおそろいのお守りを美咲に渡す。
手術が終わったら一緒に見に行こうねと。
看護師たちが美咲ちゃん行こうかとベッドを動かし病室を出る。
手術室へ入る美咲に声をかける陽月。
美咲はおまもりを見せてにっこりする。
ベッドは手術センターに入っていく。
モニター室では海斗は院長小笠原たちが岡田先生を信じましょうと見守る。
手術が始まる。
理事会議室でも手術の様子がモニターで放送されていた。
その様子をじっとみる理事たちの中には大友もいた。
大友の電話がなる。
レイスキャピタルの件は皇一郎が仕組んだことだった
電話はスクープ記者の木村からだった。
木村は言う。
大友先生が言っていた通りでしたよ、レイスキャピタル社長の阿川と天堂記念病院の会長は7年ほど前からつながっていましたと。
会長はレイスキャピタルの実態を知っていて大友や海斗が接触するように仕向けたのだった。全ては最初から皇一郎によって仕組まれていたことだったのだ。
弱みを握るためだけにここまでするとは、例え誰が理事長になっても本当の意味で実権を手にすることはできないんでしょうねと言う木下に、えぇあの男が会長でいる限りと答える大友だった。
事態が急変する美咲の手術
手術は順調に進んでいるかと思われたが、突然血が吹き出し手術室があわただしくなる。
身を乗り出し不安げに見つめる海斗。
理事会議室でもこのまま止血に時間がかかるようですと危険ですねと言う声。
電話から戻ってきた大友も理事をかきわけモニターの前に行き食い入るように見る。
陽月は両手でお守りをにぎり祈り続けている。
Re:リベンジ-欲望の果てに-第6話3つの気になったポイント
Re:リベンジ-欲望の果てに-第6話で私が気になったポイントです。
①第1話で陽月が電話していた相手は結局誰?
佐竹と陽月の関係が明らかになった今回ですが、すると第1話で陽月が先ほど残りに全ては振り込みましたと言っていた相手は結局誰なんだろう?それが佐竹かなと思っていたんですが、佐竹には借金しているという感じではなさそうです。
それも美咲の心臓手術に関わる何かだと思ってはいるのですが。
え?もしかして寝たらお金貸してあげるよってことだったの?
②皇一郎という男が実は病院の最大のウミなのかも?
病院経営が大変な時でもホテルに住んで高級中華料理を食べてたまに食べてるスイーツも全て高級そう。
敏腕秘書は仕事からプライベートまでべったりだし、相当な給与支払ってそう。
皇一郎にかかっている経費がすごそうなんですけど。
③大友は最終的に海斗より皇一郎を引きずり降ろそうと思ってる?
皇一郎がいる限り病院経営はクリーンな状態にならないかもしれないですよね。
大友はやっぱり悪い人ではないと思うですよね。美咲のことも心底考えている気がするし、海斗への復讐のためでしょっていうくだりでも絶対にそうだとは言わないし。
智信には感謝していて、何かもっと思うところがあって、海斗を通り越して病院のために皇一郎を失墜させようとしているのかなとか。
Re:リベンジ-欲望の果てに-第6話の感想
それにしても相変わらず異様な雰囲気を漂わせている皇一郎、奇妙です、あのおじいちゃん。
そして、優秀な大友に対して、海斗のツメの甘い事と言ったらないですね。
おじいちゃんがおまえにはまだ理事長は早かったかなと言ってましたが、十中八九早かったと思います(笑)
高村さんが側でお仕えしてくれて少しパワーアップするのかしら。
今後の海斗の成長に期待です。