誘拐の日第11話ではサンユンとジョンマンがロヒとミョンジュンに協力してくれて良い方向に進んでいくかと思いきや自分勝手なヘウンの通報により広域捜査隊にミョンジュンが捕まってしまいました。
ロヒがミョンジュンに思いをぶつけるシーンやおじさんと泣き叫ぶ姿は本当に涙なしでは見られなかったです。
誘拐の日も今回の12話でとうとう最終回。
ロヒとミョンジュンの心温まる愉快なやり取りが見れなくなると思うと寂しい。
真犯人は誰なのか、ロヒとミョンジュンはどうなってしまうのでしょうか。
誘拐の日基本情報
誘拐の日はチョン・ヘヨンの小説が原作の韓国ドラマです。
2023年9月13日開始から日本でも同時配信された作品です。
タイトル原題 | 유괴의 날 |
---|---|
タイトル邦題 | 誘拐の日 |
タイトル英題 | The Kidnapping Day |
話数 | 全12話 |
放送期間 | 2023年9月13日~10月19日 |
放送局 | ENA |
制作 | ASTORY |
日本配信 | Amazon Prime Video |
演出・監督 | パク・ユヨン |
脚本 | キム・ジェヨン |
メインキャスト | ユン・ゲサン、チョン・ユナ、パク・ソンフン、キム・シンロク、キム・サンホ、ソ・ジェヒ、カン・ヨンソク、キム・ドンウォン、ウ・ジヒョン |
ミョンジュンはシングルファザー。
小児白血病の娘にかかる高額な手術費用を用意するため、前妻ヘウンの提案をやむなく受け入れ病院長の娘ロヒを誘拐することにしました。
しかし、まさに誘拐しようとしていた娘ロヒが自らミョンジュンの車の前に飛び出してきて気を失います。
ロヒは目を覚ますも記憶を失っていたのでした。
身代金目的の誘拐がとんでもないことに巻き込まれていくハメに。
誘拐の日 第12話最終回 登場人物と相関図
- キム・ミョンジュン(ヒエの父・誘拐犯):ユン・ゲサン
- チェ・ロヒ(院長の娘):ユナ
- ソ・ヘウン(ミョンジュンの前妻):キム・シンロク
- パク・サンユン(刑事):パク・ソンフン
- モ・ウンソン(医師でチェ・ジンテ院長に投資):ソ・ジェヒ
- ジェイデン・チョ(エックスキャピタル本部長):カン・ヨンソク
- チェ・ジョンマン(サンユンの後輩):チョン・スンウォン
- チェ・テクギョン(大叔父の会社の弁護士):ウ・ジヒョン
- パク・チョロン(警備会社社員):キム・サンホ
- チェ・ドンジュン(ロヒの大叔父):オ・マンソク
誘拐の日第12話「誘拐の日」のネタバレ
では、第12話のネタバレいってみましょう!
逮捕されたミョンジュン
ミョンジュンが捕まったことが大々的に報道される。
そしてロヒは無事で健康状態も良好だと。
テレビを見ていたロヒの大叔父は大激怒。
ジェイデンを連れてこいとチェ弁護士に怒鳴りつける。
すると、大叔父にロヒから電話がかかってきたのだった。
その目的はサンユンを釈放するため。
ヘウンがヒエの元を去る
ヘウンはヒエに1人で大丈夫か、稼いでくると言って出ていこうとする。
すると、ヒエがパパの代わりに一緒にいて、ちゃんと言うこと聞くし好き嫌いもしないで食べるからと言う。
そんなヒエに向かってヘウンは誰も信じないで、誰も信じなければ傷つかずにすむ、ママのことも誰も信じるなと厳しく突き放して出ていくのだった。
ヒエは泣いてしまう。
釈放されたサンユン
ロヒの大叔父の力によって保釈されたサンユンはチェ弁護士と合流しロヒの家へ向かう。
ロヒは2人に今からが始まりだよと言い、おじさんに関する記事が次々と出てくる、おじさんが裁判にふりにならないように、頃合いを見てより刺激的な表現を使ってより大きな話題で注目をそらすと続けた。
そして殺人事件の捜査をやりなおすべきだと言うのだった。
ノートパソコンを持ち去るヘウン
ヘウンは偽の警察官になりすまし、家の中から証拠のノートパソコンをうまく持ちさってしまった。
そしてジェイデンに渡す。
ジェイデンはその場でUSB(ロヒのネックレス)を差し込み確認し、これで元は取れたなと納得した様子。
ヘウンもこれで取引は終了と念を押して去っていく。
防犯カメラの映像からわかった新事実
殺人があった日の防犯カメラの映像を法科学研究院(日本でいう科捜研みたいなところ)の分析官にさらに詳しく調べてもらったところ、その映像からは入った人と出てきた人が違うことがわかった。
入っていく警備員は男性、出ていく警備員は女性だと。
チーム長は早速ヘウンを捜査対象にし位置の把握をしろとサンユン達に言うのだった。
しかし、ロヒはそれだけじゃ物足りない、ヘウンを追い詰めながら自ら来させるようにしないといけないと提案する。
事件当日ロヒは誰かに眠らされていた
ロヒが手術台に横になったのは20日。
そして目覚めたのは翌日の21日。
しかし、ロヒの父は二日もロヒを実験室に放置することは一度もなかったことから、20日と21日の間に誰かが来ていてロヒを眠らせたことがわかった。
そして、ロヒはその人の顔を思い出したと言う。
それはヘウン。
麻酔がキレる時の記憶だと言い逃れされる恐れもあるから、まずはネックレスとパソコンを探してと依頼するロヒだった。
逮捕されるジェイデン
すべて確保したのでこれからシンガポールに戻りますと電話で話すジェイデン。
そこへサンユン達警察が現れる。
ジェイデンをネックレスを盗んだ罪、窃盗罪で逮捕しにきたのだった。
しっかり令状を持って。
毒を飲まされるジェイデン
捕まったジェイデンのもとに本社からリチャード・チェと名乗る男がやってくる。
リチャードはジェイデンにコーヒーどうぞと差し出す。
ジェイデンはリチャード・チェんことをボスが自分を釈放する手続きのために来た男だと思っている。
ほどなくして苦しみだすジェイデン。
リチャードが差し出したコーヒーには毒が入っていたのだった。
リチャードは苦しむジェイデンに兄が死にましたと告げる。
リチャードはホヨンの弟だったのだ。
上から交代しろと言われましたといって去っていくリチャードだった。
被疑者の1人は女性だと報道される
その頃ヨンイン署の署長が記者会見を開いていた。
署長はもう1人の被疑者は女性だと推測される、目撃者でもあるロヒの記憶をもとに追っていると会見で述べるのだった。
その会見を見ていたヘウンは焦って何でも屋の探偵事務所に駆け込むが誰もいない。
壁の血痕から殺されたと理解する。
お願いしていた偽造パスポートを探すが見当たらない。
ひとまず机の上にあった自分の写真だけをもって出ていくのだった。
国外脱出をあきらめないヘウン
ヘウンは別の男に偽造パスポート作りを依頼した。
男はパスポートを渡すが、どこもかしこも警察が見張っていてこんな日はどんな手を使ても国外にでることは難しいと言い、出られそうな日を連絡するから何日かじっとしてろと言うのだった。
焦るヘウンのもとに非通知で電話が入る。
ロヒからだった。
祖父の家でヘウンを待つロヒ
ロヒたちはヘウンが実験されていた場所、祖父の家でヘウンを待つ。
チェ弁護士はヘウンが来るかなというが、ロヒは追われてるとわかれば正面突破してくるはず、そして警察が証拠を握っているかどうかも気になっているはずだと。
ロヒのもとへヘウンがやってくる
ヘウンがタクシーでロヒが待つ祖父の家に到着。
それを別の場所から見守るミョンジュン・サンユン・ジョンマン。
庭でお茶を飲みながらヘウンにこっちですというロヒ。
ヘウンは向かってくる。
警察がいることも理解して「こんにちは。誤解は解いて間違った情報は正さないと」と防犯カメラに向かって言うのだった。
ロヒとヘウンの駆け引き
ロヒとヘウンの会話が始まる。
ヘウンはロヒに何を思い出したのかと尋ねると、ロヒは当日ヘウンを見たことを思い出したと答える。
ロヒはヘウンが家に来ていた防犯カメラの映像を出して、おじさんはおばさんではなく私を選んだと挑発する。
ヘウンはミョンジュンは自分を絶対に見捨てられないといい、映像はどうでもいいはずのものだから、それでは私を殺人犯にできないと自信満々。
チェ院長の殺人について語るロヒ
ロヒは言う。
「おばさんは病院まで行ってパパをおどしていたのでは。
パパは口止め料として大金を渡したけど、おばさんの恨みは消えず逆に欲望が大きくなっていきさらに要求したのでしょう。
パパは母親の次におばさんが邪魔だった。
だから事件当日防犯カメラをはずしておばさんを招き殺すつもりだった。
そして、おばさんを殺してママを殺した罪もなすりつけようとしていた。」
ヘウンは創造した物語だと言って笑う。
ヘウンの生い立ちをかたるロヒ
物語にはもっと脚色が必要だとロヒはヘウンの生い立ちを話しはじめる。
本来はミョンジュンが養子になるはずだったのに欲を出して自分が養子になった。
でも幸せだったのも束の間。
パクチョロンに切られてHIV保菌者になり、養子縁組は解消され、その後養子になった家でも暴力を振るわれたりして施設を転々とし、パクチョロンの支援で高校を卒業できた。
どんどん狂気じみていくヘウン
ロヒは疑問があるとヘウンに聞く。
おじさんはおばさんになんの迷惑もかけてないのにどうして利用したのと。
ヘウンは自分がうけた実験や苦痛差別は本来ミョンジュンがうけるべきものだった、それを代わりに自分が受けたのだからミョンジュンは代償をはらうべきだと言うのだった。
ロヒの挑発に乗り昔のことを思い出しどんどん狂っていくヘウン。
もう無理、我慢できないと大騒ぎ。
ヘウンに追い打ちをかけるロヒ
ロヒはおじさんとヒエを捨ててくれてありがとう、おかげで新しい家族ができたとヘウンに言った。
するとヘウンは、また私から全てをうばうつもり、ミョンジュンとヒエは私のもの、捨てるのも拾うのも私の勝手なのと身勝手なことをいう。
ロヒは、ヒエに人殺しの母親なんていない方がましなのではと言うと、ヘウンは人殺しはあなたの父親でしょ、父親が母親を殺して私まで殺して濡れ衣を着せようとしたの、実験に没頭する父親を消してやったのは私だから頭をさげろとまくしたてた。
ロヒはそれを聞いて本当に?とニヤリとした。
とうとうヘウンは殺人を自供したのだ。
ヘウンはハッと我に返る。
サンユン達警察がヘウンを逮捕に向かう
サンユン達はそれぞれの場所からヘウンを確保しに走る。
チーム長も広域捜査隊も飛び出す。
ロヒは次はおばさんが罰を受ける番だというも、ヘウンは逃げられない場合は最高の復讐をしようと思っていたと自分の手を切り、自分の血をロヒに飲ませようとする。
サンユン達が取り囲み銃を向けるがヘウンはロヒを人質にして銃をおろせ、来るなと叫ぶ。
見守っていたミョンジュンがやってくる
そこへミョンジュンがやってきた。
ヘウンはどうしてここにと。
ミョンジュンはヘウンにゆっくりと近づきながら語りかける。
やめるんだと。
ミョンジュンの目に映るヘウンは少女の姿だった。
頼むからやめてくれ、俺と一緒に行こうと
ここに何もかも捨てて一緒に行こうと優しく語りかける。
誰も愛してくれなかったあんたもきっと憎むよねと応じないヘウン。
それを聞いてミョンジュンは、いや違うよヘウン、お前を一度も憎んだことなんてない、今もこれからもと言うのだった。
持っていたナイフを放すヘウン。
ヘウンを抱きしめるミョンジュン。
ただ誰かにあいされたかっただけと大泣きするヘウン。
誘拐と殺人事件の収束
サンユンが記者会見で殺人事件の犯人は養子縁組を解消された女性で、誘拐事件の計画者でもあると発表した。
動機はチェ院長の財産が目当てといい、ロヒの天才児プロジェクトについては一切触れずに事件を収束させたのだった。
誘拐裁判
検察は子供にケガがなかったにせよ、誘拐の意図はあきらかだからとミョンジュンに懲役10年を求刑した。
ロヒが意見を述べるために証人席に座る。
ロヒはあらかじめ用意してきた紙を読み上げていたが、途中で読むのをやめて、どうすればおじさんを釈放できますかと判事に聞く。
そしてロヒは言うのだった。
おじさんといた時間は私には特別な時間でした。
釈放が無理なのはわかる誘拐したのは事実だから。
でも誘拐って何ですか?
私をだまして脅して自由を奪うのが誘拐なら、私が誘拐された期間は生まれた瞬間から2023年5月21日までです。
おじさんといた時間は一番自由でいられました。
ミョンジュンはそれを聞いて優しく微笑むのだった。
モ院長に実験についてわかったことをつたえる
裁判を傍聴しに来ていたモ院長にロヒは約束通りチェ院長の研究についてわかったことをつたえる。
実験が成功したか知りたいならこれが役に立つと思うとメモを渡し、幸せな天才なんていません、母親の想像する未来がビョルには何の意味もないのかもしれないと言うロヒだった。
お守り代わりの孫の手
家に戻ると、チェ弁護士は孫の手をロヒに渡す。
ミョンジュンからロヒに絶対に渡してくれと頼まれたと。
孫の手には親孝行のロヒへと書かれていた。
そのメッセージを見て孫の手をぎゅっと抱きしめて大泣きするロヒだった。
罪をかぶっていたパク・チョロン
チェ院長を殺した罪をかぶっていたパクチョロンはユンジョンドを殺したからといって減刑をもとめなかった。
ヘウンのために犠牲をはらい、その娘に5000万ウォンも出したことがサンユンには理解できなかった。
しかし、そのお金はパク・チョロンの妻の保険金、どうしても必要な時に使うべきお金だと思っていたと。
サンユンは後悔していませんか、もう重荷をおろしてくださいと言う。
パクチョロンは涙をこらえながらありがとうございますと答えた。
パク・チョロンの回想
パクチョロンは思い出していた。
チェ院長を殺してしまったヘウンに呼び出された時のことを。
どうしようと怯えながら言うヘウンに自分がなんとかするから、着替えて先に行きなさいと。
その時、いろいろ後片付けをしているところをロヒに目撃されていた。
ロヒを実験台に連れていき、注射で眠らせのはヘウンだった。
ミョンジュンの面会に来るロヒとチェ弁護士
また来たのかしょっちゅう来るなというミョンジュン。
ロヒにカチューシャをもらい髪をとめたらスッキリして喜んでいるミョンジュン。
ロヒはヒエが退院したら国際学校に転校させるという。
ミョンジュンはロヒにも学校に行って一番足りない社会性を学べと言う。
もっともだと言わんばかりに隣でうなずくチェ弁護士。
サッカーの練習があるからもう行くぞと立ち去ろうとするミョンジュンを呼び止めて、
ロヒがごめんね。それとありがとう。と言うのだった。
するとミョンジュン嬉しそうに感謝しきれないだろとロヒのほっぺをつねる。
ろひ、孫の手でミョンジュンの頭をたたく。
しばしのじゃれあいタイムを楽しむ2人。
ヒエと一緒に学校に行くロヒ
車から降りて学校へ行く姉妹のようなロヒとヒエをチェ弁護士はうれしそうに見送る。
教室で新しい友達だと紹介されるロヒ。
自己紹介で大人びた事を話し始めて子供たちはポカン、先生も少し困惑。
それを見て、ミョンジュンの言葉を思い出したロヒは、自分にはちょっと社会性がないから助けてくれるとうれしいと言い換えにっこり笑うのだった。
シンガポールへ行くモ院長
モ院長はロヒにもらったメモを見てシンガポールにやってきた。
そこはグレインジ国際学校。
教員に案内されて入った教室では、ホワイトボードに難しい数式を書いている女の子の後ろ姿が。
教員がエレナと呼び、振り向いたその子は・・・
ロヒにそっくりな女の子だった。
感想
終わってしまいました~(涙)。
ヘウンがチェ院長を殺した真の犯人だったんですね。
ヘウンの狂気ぶりが本当に怖かったです。
ヒエとミョンジュンを身勝手にも自分の所有物のように扱ったり、元はと言えばおいしいところを持っていきたかった自分が蒔いた種なのに悪いことは全て他人のせいにするとか性格がかなりまがってましたね。
それもこれも愛に飢えていたからなのかな。
ロヒとミョンジュンの新たな生活をもう少し見たかったですが、とりあえず2人にとっては一番良い終わり方だったのはないでしょうか。
ロヒにとってはお守り代わりの孫の手、最後にまた出てきて泣けましたね。
しかし、最後の最後で新たな謎です。
ロヒにそっくりなエレナはロヒの姉妹なのかそれともクローンとか??
結局チェ院長の実験が成功だったのかどうかもよくわからないんですよね。
ロヒのお母さんはロヒを守るためなのか本当のことをデータに入れるとか言ってチェ院長の実験の邪魔をしようとしていたし。
シーズン2を節に願ってしまう私でした。