2024年注目の春ドラマから「約束」のネタバレと感想です。
今回は第10話・最終回「未来」辿り着いた、16年目の真実になります。
第9話では有村たちが確保され、有村は尾藤誠の死について恵に話し謝罪します。そして連続殺人事件では実行犯は井出尚哉ではないと葵たちは確信し、真犯人確保のため事件を洗いなおしました。ラストシーンでは真犯人として飛鳥桃が登場しました。
今回の第10話が最終回、なぜ飛鳥桃が一連の殺人事件を起こしたのか犯行動機が明らかになります。
人生の結末を知ることはできない
どんな最後かいつ結末が来るのか
それを知らずにただ運命のページを
めくり続ける
約束~16年目の真実~基本情報
約束~16年目の真実~の基本情報です。
放送局 | 日本テレビ系 |
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放送時間 | 毎週木曜 夜11:59~ |
出演者 | 中村アン(桐生葵)、横山裕(香坂慧) |
主題歌 | Butterfly effect/野田愛実 |
あらすじ | 16年前、望野町という穏やかな街で二人の遺体が発見される。それは口の中にビー玉を詰められているという異様な遺体だった。殺人犯として主人公葵の父親が逮捕され、葵はすべてを失い望野町を去ることに。そして現在、葵は16年前の真相を探るために故郷に戻ったがその途端事件が発生する。 |
公式HP | https://www.ytv.co.jp/yakusoku_drama/ |
約束~16年目の真実~相関図
約束~16年目の真実~の第10話をわかりやすく相関図でまとめてみました。
約束~16年目の真実~第10話選択のネタバレ
では、第10話のネタバレいってみましょう。
すれ違いざまに飛鳥桃と言っていた香坂
本部に送検される井出が香坂の横をすれ違った時、香坂は井出に飛鳥桃とささやいていた。
それを聞いて井出は振り向き、俺だ!俺だ~!と叫んだのだった。
不破玲も桃の母も桃が殺していた
井出尚哉の雑貨屋では桃が葵に襲いかかっていた。
桃は私との約束を破ったでしょ!と言うが葵は約束?と覚えてない様子。
私は葵のことずっと思ってたのにと言う桃。
葵は言う。
桃の事信じたいと思ってた。一度疑った時もアリバイが見つかってどこかほっとして。
それを聞く桃はうっすら笑みを浮かべている。
玲ちゃんも桃のお母さんも全員桃が?桃が殺したの?と葵は聞く。
桃はそう、と答えながら葵にスタンガンを向けた。
井出尚哉は桃の協力者だった
望野署では香坂達が葵が桃と話しているのを携帯を通して聞いている。
急いで井出の雑貨屋に向かう木崎と夏目。
矢吹は一連の犯行が飛鳥桃なら男は一体と言うが、すかさず香坂が井出尚哉ですと答える。
おそらく井出は犯行の知らせを飛鳥桃から聞き、後で現場にかけつけ、その後わざと目撃され犯行時刻を警察に誤認させ飛鳥桃を庇っていたと。
そして香坂は矢吹に井出をすぐ本部から呼び戻してくださいと言い矢吹はすぐ本部に連絡をした。
木崎と夏目が井出の雑貨屋に到着するが既に葵と桃の姿はない。
矢吹の一声で飛鳥桃捜索に向け緊急配備を行う望野署。
拉致監禁される葵
葵は桃に連れ去られ椅子に座らせられ縛られていた。
目を覚ますと桃がおはよう、何から話そっか?お腹すいてない?キッチンでもあればなぁ、こんなとこでごめんねとのんきな事を言っている。
葵は約束って何?と聞く。
桃は言う。
私のことなんて話してもしょうがないよね。母親からも虐待されてたりとかそういうベタな感じだし、動物とかも普通に殺してたし。
葵は、私に執着してたんでしょ?どうして関係ない人たちを殺したの?と少し声を荒げる。
桃は、そこは気になるよね、う~ん、簡単に言うと葵の代わりに他の人を殺して補ってたって感じと言う。
犯行の動機を語る桃
桃は犯行の動機について語る。
全てのきっかけはあの不破君の映画シナリオ。
葵がサスペンスの主人公ってどんな感じなんだろうってドキドキして読んで…。
突然首を絞めて殺してその口にビー玉を詰める、なんていうんだろう、美しいっていうか感動的っていうか新しい世界が目の前にぱぁって広がった気がして。
終盤主人公が首を絞められるでしょ?その時に葵の苦しそうな顔が思い浮かんで、興奮して。
いい映画のシナリオって文字を読んでいる感覚が無くなるっていうかその情景が頭にうかんでくるんだよね。
本当に感動して、殺人衝動っていうのかなそこから葵に夢中になって。
葵の苦しむ顔がいつも頭から離れなくなってやってみたいなって。
それでまずは私なりに練習してみようって思って葵の面影が少しでもある子をターゲットにして殺そうって。
私でも殺せるやり方を研究して計画練って実行した。
私人当たりいいからさあまり警戒されなくって、結構簡単で、最後はロープで。
ビー玉を詰めてみたら想像以上に美しいの。
すごく達成感もあってだからもう1回やろうって決めた。
それを聞いた葵はどうして不破君の妹を?と聞く。
桃は玲ちゃんはちょっと葵に似てる雰囲気あったでしょ?そういうことと答えた。
葵、それだけの理由で…。不破君がそれでどれだけ苦しんだか!
16年前の不破玲殺害時の状況
葵の怒りをよそに、桃はシレっと言う。
でも別にあの日殺す予定じゃなかったんだよね。ほら夏祭りの日。お店が終わって片付けだけでも参加しようと思ってお店に向かったら…。
回想
葵と不破玲が言い争っている。
それを少し離れたところから見ている桃。
葵が不破玲にダメだって家出なんてと言いながらもみ合う。
不破玲は関係ないでしょ、ほっといてと葵の首をつかんでいる。
現在
当時の出来事を思い出しながら、桃は言う。
葵の首に玲ちゃんの手がかかるのを見て、そうしたら気持ちがうずいてきちゃって、でもビー玉は持ってるけど凶器はなくって。
また回想
家出を止めようとする葵に不破玲が言う。
葵さんはいいよね、家に帰ったら優しいお父さんが待ってて。と。
現在
桃は言う。
それを聞いたその時に思いついたんだ、葵の家庭をゆすぶってみたいって。
もし葵のお父さんが殺人容疑で疑われるようなことがあれば、葵は見たことのない表情を見せてくれるかもしれない。
私を頼ってくれるかもしれないってイタズラ心が芽生えて、葵の家の庭からロープ取って急いで戻って。
不破玲を手にかけている回想
桃は玲の首にロープをかけ背負うようにして首を締める。
不破玲は息絶え地面に横たわる。
現在
桃は言う。
後は前の時と一緒の段取りで、ビー玉詰めてその後指切りして。
命無駄にしないからね、この練習は必ず活かすからって遺体に言って。
そう、でね、問題はその後!葵あの後すぐ戻ってきたでしょ。
私、あのルーズリーフに書かれた暗号見つけたの、そしたら。
回想
不破玲の携帯の着信音がなる。
鞄から取り出し見てみると兄である不破翔からの着信。
玲ちゃんいるのと葵がやってくる
桃は慌てて携帯をしまい竹藪に隠れた。
現在
桃は言う。
やばかった、ぞくぞくした、私の作品が葵に見られる、その反応をまじかで見ることができる、そう思ったら興奮が止まらなくて。
でも私、1個だけやらかしちゃってて、ミサンガが切れて落ちてることに気づいて、ダメじゃん、私だってバレるじゃんって。
回想
桃は、地面に落ちている棒を拾い、葵の背後から葵を棒でたたき気絶させる。
ミサンガを拾い、気絶している葵にごめんねという桃。
現在
桃は言う。
けっこうバタバタしてたけどでも最高だった。
結局あの時が一番興奮したかな。
あはっ、玲ちゃんに感謝だねという桃。
いい加減にして!と叫ぶ葵。
え?もう聞きたくない?そんなに怒んないでよ。
叩いたことは謝るからと悪びれもせず言う桃。
葵の父が逮捕された時の桃
葵は、わざと父を巻き込んだの?と聞くと桃はそうだけど…それも驚いたんだと言い、続ける。
葵のお父さんが本当に逮捕されるなんて、そりゃ疑いの目が向いたら面白いな~と思ってロープを置いていったりしたけど、すぐに警察に連れていかれちゃってそのまま逮捕されちゃって、あれなんだったんだろう、私の知らないところで何かあったんだろうなぁって。
で、そのままお父さん死んじゃって、全部解決って感じになっちゃって。びっくりしたよ。
ちょっと神様何やってんの!?って。
でもね、私も反省したのだってそのせいで葵が町をでていっちゃったから、それが予想外だったから、悲しくてだから殺すのはこれでおしまいそう思った。
母親を殺した桃
桃は言う。
でも、最後にママだけは殺しておかないとと思って。
私に暴力ふるう母親を殺せばいいんだってその時ようやく気づいたんだ。
これって成長だよね。
さっきまで母親だったのにそこにはただの醜い死体が転がってて笑っちゃったよ。
でもさすがに身内の遺体ってなると自分が疑われるから処分しなきゃって思って。
そしたらね、ちょうどその時に救世主が現れたの。
井出尚哉と葵が言う。
桃はそう、彼がちょうど来てくれたのと言う。
桃を庇った理由を話す井出
望野署では香坂が本部から連れ戻した井出を取り調べている。
香坂は井出に言う。
飛鳥桃が桐生さんを拉致しました。行き先に心当たりは?
井出はわからないと言う。
香坂、今更庇うことに意味はない。
井出、桐生葵を殺したら彼女は壊れる、空っぽになる。
なぜ飛鳥桃を庇った?と聞く香坂。
井出は答える。
俺を救ってくれたから。
事件の1年くらい前、親に見捨てられ施設ではいじめられ、どこにも居場所のない俺に彼女は話しかけてくれた。
それ以来何度も食事をくれて互いに親からの虐待の話とかして、店にもときどき行くようになって、彼女はこの世界に俺の居場所を作ってくれた。だからあの夜…。
桃に呼び出され店に向かうと桃が母親を殺していたことを回想しながら話し続ける井出。
俺が救わなきゃって思った。母親に立ち向かった彼女を救わなきゃって。
井出に協力してもらったことを話す桃
葵と桃のシーンに戻る。
桃は井出に協力してもらっていたことを葵に話す。
桃はどうせどこかに生めるなら葵の家の庭がいいなってリクエストして。
だって葵がこの町にもどってきたら見つけてもらえるかもしれないでしょ。
いつか帰ってきて遺体を見つけますようにって、私、家の掃除までしてたんだから。
彼は全部思い通りに動いてくれた。
桃の回想
井出にこの間はありがとう、何かお礼ができるといいんだけどと言うと、井出はミサンガが欲しいと言う。
桃はこれでいいの?と言ってミサンガを渡した。
現在
過去を思いだしながら桃は言う。
見返りももとめてこないし、もともと捨て犬にエサあげるくらいの感覚で相手してたのに。
桃は映画のシナリオの続きも井出君いお願いして書いてもらって、彼がウチに送ってくれたと言うのだった。
取調室の井出の供述
井出と話をする香坂
香坂はその後も桃の犯行を庇い続けたとのは?と井出に言う。
井出は答える。
今更見捨てられない。俺が守らなきゃって、だから桐生葵を牽制して真実に辿り着かないようにしたり、俺がすべての罪をかぶってでも彼女を…。
捕まれば彼女は死刑になる、生きててほしかった、笑っててほしかった、ほんの、ほんのちょっとなんだよ、ほんのちょっと何かが欠けてるだけで、彼女は!
泣き出す井出に香坂は言う。
あなたが個人的な感情で庇った結果、彼女は犠牲を生み続けた、そのどちらにも同情の予知はない。
そう言い泣いている井出を残し、香坂は取調室を出ていった。
葵が町を出て行ってからの桃
桃、葵がいなくなった後は何にも感じなくなって、5年前かな、葵の様子を見に都心まで行ってみた。
すごいよ葵は、刑事になったんだもんね。
でもなんて言葉かけていいかわからなくって、気づくかなって近くで1人殺してビー玉詰めてみたんだけど、まぁそんなうまくいくわけないよね。
葵は桃にそれでまた殺害を繰り返した?と言うと桃はうんと答えた。
そしてさらに桃は言う。
そしたら思いが通じたのかな。
葵がこの町に戻ってきてくれた。
うれしかったぁ~、私はこの町で葵を殺したかったんだって再確認した。
だからまた興奮して、また殺して。
もう遺体を隠すのはやめて葵に見てもらおうと思って、そのあと他の作品も見てもらいたくなって井出君に通報してもらった。
桃が葵を殺さない理由
葵、どうして?私がターゲットなら最初から私を殺せばよかったでしょ!
すると桃。
何言ってんの殺さないよ、私達親友でしょ、親友を殺せるわけないでしょ、やっぱりだ、すっかり忘れてるんだね、あの日の約束。私が映画シナリオを読んだ直後くらいかな。
回想
葵と桃は学校帰り2人で歩いている。
桃、あぁ~あ、葵とずっと一緒にいられたらな。
葵、何を急に。どこにいても親友でしょ。
桃、親友?
葵、そう、いつまでたっても親友だから
現在
桃は言う。
親友って言ってくれて私嬉しくて。
また回想
桃は葵、私絶対いい作品にするから。この町で最高の作品を作り上げる、だから楽しみに待てってね、約束、と葵に言う。
そして2人は指切りをした。
現在
桃が葵の腕をつかみ葵を見据えて言う。
私、葵を殺すてって約束したんだよ。
いつか不破君のシナリオに沿って最高の作品を作り上げるって約束したでしょ。
だからその日のために練習してきたんだよ。
ずっと苦しかった、葵を殺したいけど親友を殺すことなんてできない、分るでしょう!?
わかるわけないでしょ!という葵。
桃、それなのに葵は親友の私に軽蔑するような眼を向けて逮捕しようとして、待ってるって約束したのに‼と発狂する。
その後すぐ冷めた表情になり、葵を見下ろし、だったらもう親友じゃないね、殺していいねと言う。
そういう桃を葵は睨む。
葵の居場所を特定する香坂
望野署では桃と葵の捜索が続いている。
夏目や木崎は桃はレンタカーを借りているから捜査範囲を広げた方がというが、香坂は飛鳥桃はこの町で全てを終わらせるはず、彼女は桐生さんとともにこの町にいると言う。
飛鳥桃をプロファイリングしながら結末の手がかりは映画シナリオにあるのかもしれないと香坂は考える。
そして、映画シナリオの結末の主人公の感情や以前の記憶から北見が丘にいると目星をつけた。
桃逮捕のニュースを見る同級生たち
桃が連続殺人犯の犯人であることがニュースで報じられている。
そのテレビを驚きと悲しみの表情で見ている恵。
不破翔も桃に店の前を通りすぎてどこかに向かって歩いている。
葵の首を締める桃
桃は、葵悲しいよ。もう終わりが来るなんてと言いながら葵の首にロープを巻きつけ、私を裏切った葵が悪いんだよという。
そんな桃に葵は言う。
全てを許すことが友情なんかじゃない。あなたは多くの命を奪い犠牲を生んだ!私の大切な人だって!その痛みがあなたにはわからないの?
ごめんね、私にはそういう感覚ないからと桃は答える。
許すわけない、あなたを許さない、絶対に許さないと葵。
桃、こんな私でもあの頃の友情だけは尊いって思えた、大切にしたいって思えた、宝物だった、葵、さようなら。
葵のもとに香坂達が駆けつける
首を絞める桃、しかし、突然誰かにつき飛ばされる。
いったぁ~!何すんの!と倒れこむ桃。
香坂や望野署のメンバーが間一髪で駆けつけた。
香坂がすぐに葵の首からロープを外す。
木崎が飛鳥桃、観念しろ!と言う。
桃はあ~あ、はぁもう台無し。もういいや、サイアクとなげやりに。
不破翔もやってくる
するとそこに不破翔が現れどうして、どうしてだよ!?と桃に言葉を投げかける。
桃はしれっと答える。
不破君は関係ないよ、たまたま玲ちゃんだっただけ。
不破翔はナイフを出し桃に襲いかかる。
葵はそれを止める。
葵の手から血が流れる。
不破翔は葵になんでだよ?と言う。
葵は言う。
私だって許せないよ、だからこそこんな形で終わらせるべきじゃない。
不破君が罪を犯すことを玲ちゃんは望んでなんかない。
命を奪われた人たちためにも彼女は裁かれなければならない。
桃を逮捕する葵
香坂が傷を見て葵にハンカチを差し出す。
そして香坂はこれはあなたが突き止めた真実ですと葵に手錠を渡す。
桃は私を助けてくれたんだねと葵に感動している様子。
そんな桃に、逃げることは許さない、山名恵里香、不破玲他6名の殺人容疑であなたを逮捕しますと葵は辛そに言う。桃はそんな葵を見れたことに満足しているような感動しているようなうっすら涙を浮かべた表情をするが手錠をかけられる瞬間真顔になるのだった。
全ては終わり屋上で考え込む葵
屋上で1人考え込む葵。
そこに何を考えてるんですと香坂がやってくる。
葵は言う。
ずっと桃の側にいたのに、早く気づけていれば…。何かが変わっていたのかもしれない。
香坂が言う。
飛鳥桃は完全な二面性を持ち、身内さへ平然と殺すシリアルキラーです。近くにいる人間程気づけなかったはずです。映画シナリオによって殺人欲求が目覚め主役であったあなたにそれが向けられた。もし主役が別の人物ならターゲットも変わっていたでしょう。それだけのことです。
葵は香坂に尋ねる。
悪魔だったんでしょうか?それとも、何か少し違っていれば彼女を救えたんでしょうか?
香坂が答える。
それはあなたが背負うべきことではない。多くの犠牲者を思い、これ以上の悲しみが生まれないよう、大切な人を失わないよう強く生きる。見るべきは未来です。
天草にも事件解決を報告する葵
葵は取調室で天草にも一連を報告した。
天草は、葵と桃の近くにいたのに結局何もしてやれなかったと悔む。
葵は言う。
見返りとか利害とかそんなことで一緒にいたんじゃない。何かを期待したんじゃない。それが親友でしょ。ちゃんと罪を償って。
うなずく天草。
みんな待ってるからねと葵。
天草はありがとうと言った。
一条に会う葵
不破玲殺害現場に花を添える葵。
すると電話が鳴る。
葵はうれしそうな顔。
一条からだった。
一条と会う葵。
一条は葵に言う。
ちゃんと礼を言いたくてな。俺の信頼を回復させてくれただろ?おかげで不起訴になった。
葵、それは香坂さんの手柄。
一条は葵に言う、この町に戻ってきてくれてありがとな。
葵、それは…おじさんの手柄と笑う。
そして一条は有村から葵にわたしてほしいと父康男からの手紙を預かっていると言う。
一条は葵に手紙を渡して言う。
今更だろうと思うが、いまだに捨てずに保管していたのは彼の中のかすかな良心だったのかもしれない。康男は最後まで葵の事を考え続けていた。葵、16年間申し訳なかった。
それを聞いた葵はおじさんには感謝していますと言った。
するとガラガラッと扉があく音。
木崎や夏目、香坂がやってきた。
木崎が課長~と言って入ってくる。
もう課長じゃないだろという一条
大変でしたよ一条さんが居なくなってからという夏目。
すると木崎、ま、ウチは俺を筆頭に精鋭揃いですからね、見事事件解決ですと言う。
夏目は最後は香坂さんの活躍でしたけどねと話す。
木崎はばぁ~か、俺の活躍あってこそだろ、なぁ香坂と香坂に振る。
香坂は少し沈黙の後冷めた表情でそうですねと答えた。
それを見た一条は、おっ!香坂も成長したもんだと言った。
ちょっとそれどういう意味ですかと木崎。
康男から葵への手紙
葵へ
この手紙が葵のもとまで届くかどうか正直分らない。
俺は自分の心を落ち着けるためにこれをしるしているのかもしれな。
俺は刑に服する。
けれど葵にだけは潔白だと信じてほしい。
つらい思いをさせてすまない。
本当は心に傷を負った葵のそばにいてやりたかった。
どうかゆっくりと心の傷を癒してほしい。
仲間を大事にしてほしい。
自分を大事にしてほしい。
そしてもし心に余裕が生まれたら望野町に心を寄せてほしい。
父さんはこの町が好きだ。
のどかで人が絆で結ばれていて、楽しい思い出がたくさんあるこの町が。
いつかまた葵が心から笑える日が来ることを願っている。
そして真実が明らかになる日を信じたいと思う。
その手紙を読んだ葵は、お父さん、お父さんの言う通り真実明らかになった…約束果たしたよ、と空を見あげて言うのだった。
本部に戻る香坂
望野署では香坂が荷物を整理している。
すると矢吹がやってきて、私も本庁に戻ることになりました、君とはつくづく縁があると言う。
香坂は少しはにかんだような表情でうなずく。
その様子を葵が見ている。
葵が香坂に本部への復帰おめでとうございますと声をかける。
香坂は言う。
1人でできることなど知れています。チームに助けられました。あなたにも。
そうですねという葵。
香坂、桐生さん、本部へ来ませんか?
葵、え?
香坂、今の私なら多少の無理も通せるはずです、あなたが望むなら推薦します。
葵、私はこの町を守りたい。それが私の責務だと思っています。
香坂、そうですか。
葵、寂しいですか?
香坂、まさか。あなたこそ本当はまだ私とバディでいたいのでは?
葵、プロファイリングですか?
香坂、ご想像におまかせします。
葵、またいつか
微笑む香坂。
不破翔や恵と会う葵
一連の事件が解決し、不破翔、尾藤恵、葵の同級生3名が集まっていた。
不破翔は言う。
この町のことを何か記録しておこうと思う。まっすぐな希望の物語にしたい。と。
恵はシナリオが出来たら私達に真っ先に見せてよねと言う。
もちろん、じゃあいつかこの町でと不破翔。
それを聞いた葵は約束だねと言うのだった。
葵と香坂のバディ復活
3ヶ月後、とある事件の現場。
香坂が到着するとご苦労様ですと葵がいる。
葵は香坂に、応援要請を受けて参りました、望野署捜査第1係桐生葵ですと挨拶する。
うなずく香坂。
香坂、状況は
葵、数人で聞き込みを実施中ですがまだ有力な情報は何も。ただ、
香坂、ただ?
葵、犯人はこの地区の土地鑑がありこの付近に逃げ込んだ可能性が高いと思っています。
香坂、私もそう思っています。返り血を浴びていることを考えると夜が更けるのをじっと隠れて待つでしょう。
葵は目をつぶり事件状況を考える。
葵と香坂は2人で並び歩き進んでいく。
葵の最後の言葉
「この町は私の過去だ。全てを失ったその後で人に支えられ、守られ、明るさを取り戻していく…そしてこの町は私の未来だ。」
というのが葵の最後の言葉でした。
約束~16年目の真実~第10話の感想
16年前に高校生が書いた映画シナリオひとつが原因でこんなに複雑にいろいろ絡み合って被害者が増え長引いてしまうなんて信じられないと言う感じです。
身勝手な理由で簡単に人の命を奪っていき殺したことに全く罪悪感も抱かない桃には背筋が凍りました。
友人にはそういう部分を隠すことができていたことにも驚きです。
感情が欠落している桃に特別な感情を持って庇い続けた井出でしたが、桃にとっては捨て犬にエサをやるような感覚だったと、これまたなんだか井出が聞いたらなんて思うのか。
とりあえず、二つの事件が解決して関連する人達各々が前に進めるという後味すっきりドラマでよかったです♪
まとめ
今回は約束~16年目の真実~第10話・最終回のネタバレと感想をご紹介しました。
深夜帯のドラマでしたが、すごく見ごたえがあって個人的には好きなドラマでした。